ウィーンの「OLYMPIAPARK」
今日は「公園の話題」をお届けしましょう。
2020年の7月から8月にかけて、東京でオリンピックが開催されますが、今年のような酷暑になったら、どんな展開になるのでしょうね。
1964年の東京オリンピックは記憶にない人が大多数だと思いますが、Feriは、当時、渋谷区に住んでいたため、半分、地元みたいなものでした。という訳で、マラソンを学校単位で応援に行ったりして、東京オリンピックに関しては、色々と思い出もあります。
ところで、東京には駒沢オリンピック公園がありますが、実はウィーンにも「OLYMPIAPARK」という公演があるのをご存じでしょうか。
場所は19区です。実は、たまたま地図を見ていて、「OLYMPIAPARK」という名称を発見。どんな公園なのか、非常に興味がわいてきました。
皆さまもご存じのように、オーストリアでは冬季オリンピックは開催されていますが、夏季大会の開催実績はありません。
しかし、実は1964年大会にウィーンはブリュッセル、デトロイトとともに立候補。しかし、東京にあえなく敗れました(投票結果は東京、デトロイトに続く第3位)。
という訳で、そんなウィーンにある「OLYMPIAPARK」を訪ねてみました。大通に面した公園ではなく、住宅街の中にある中規模な公園でした。
子供さん用の遊具施設やドッグランエリアなどがある、こちらとしては、ごく一般的な公園。別にオリンピックに立候補したことと関係があるような「もの」を発見することができませんでした。
こういう時に役立つのが、公園の入り口に立っている案内看板。ここには、「公園のいきさつ」が書かれていることが多いのです。
入り口にある案内板には「Bebabbt nach dem ehemaligen Olympia Kino,welches 1950-1971 in der Sieveringerstrasse 25 bestand.」と書かれていました。
キーワードは「Olympia Kino」。1950年から1971年まで営業していたオリンピック・シネマという映画館が近くに存在しており、この映画館の名前をとって「OLYMPIAPARK」と命名したようです。
ウィーンの公園は、通常、人物の名称を付けるケースが多いのですが、まさか、このような展開とは、Feriも想像もしていませんでした。
公園の名前になる暗いですから、どんな映画館だったのか、興味がありますがね。さすがに資料は少なかったのですが、ちょっと調べたところ、客席数は571席の劇場だったようです。
さて、「OLYMPIAPARK」では、子供さん向けのフリーマーケットなども行われるようで、その時は、子供さんで大賑わいになるとか‥
Feriが訪ねた時も、小学校の課外活動で児童の皆さんが、来園していました。
ところで、公演と言えば「ピクトグラムの宝庫」の1つ。ここでも4つのピクトグラムを見かけました。目新しいものはありませんが、住宅街の中にある公演らしく、「22時から6時までは静かに」、「スケートボード禁止」が掲出されていました。
ところで、オリンピックの方ですが、1964年の候補地敗退後も何回かウィーンにオリンピックを誘致しようという動きはあったのですが、如何せん、日本と異なり、住民の関心が薄く、実際の立候補には至っていないようです。
最近は、多額の費用がかかる国際的なイベントを回避する傾向が強くなっているので、オーストリアは夏季オリンピックに立候補することはないと思います。
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