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July 20, 2018

ハイキングではマダニにご注意

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今日は「マダニ媒介性脳炎の話題」をお届けしましょう。

このブログでも、以前、Feriが「マダニ媒介性脳炎(ドイツ語ではFSME:Frühsommer-Meningoenzephalitis)の予防接種を受けた話題をお伝えしたことがあります。

マダニ科のダニは吸血の際、様々な病原体を伝播させます。その一つがダニ媒介性脳で、ヨーロッパからアジアまでの温帯地域で、標高1,400mまでの地域で流行している病気です。

Feriが時々、散歩で訪れる「ウィーンの森」も例外ではありません。

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ハイキングが盛んなオーストリアでは、子供から大人までダニ媒介性脳炎に感染する危険性があるため、オーストリアでは保健省が予防接種を受けるように勧めており、マダニの活動が活発になる頃には、写真のような看板が市内に掲出されます。

日本では、特殊な予防接種ですが、こちらでは一般的な要望接種で、地域の保健所や予防接種センターなどで手軽に受けることができます。

FSMEの予防接種ですが、初回免疫の後、1ヵ月以上3ヵ月未満に2回目の接種が必要で、それまでは不活性ワクチンの効果がありません。

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そのため、初回接種の際、Feriもドクターから2回目の接種が終わるまでは「ウィーンの森に入るな」ときつく注意を受けました。

さらに2回目の免疫後、9ヵ月~12ヵ月後に3回目の接種をすることで、免疫が確立されます。

ちなみにFeriが接種したのは、Baxter-Immuno 社(現在はPfizer社)のFSME-IMMUNというワクチンです。なお、3回目からはワクチンの種類が変わり、ENCEPUR(0.5ml)になりました。

通常、3回の接種で免疫ができるのですが、この時、担当ドクターから注意を受けたのが、“次は3年後の接種だ”ということ。

さらに、その後は5年毎に接種が必要で、これを行わないと免疫が維持できない訳です。

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ただし、60歳を過ぎると、免疫力が低下するためなのか、3年毎になります。

ウィーンで接種したワクチンは、中部ヨーロッパ脳炎、ロシア春夏脳炎双方に有効だという説明を受けました。

ちなみに、ワクチンを接種しない場合の一般的な注意としては、ダニに刺されないように、長袖・長ズボンを着用し、靴は足を完全に覆うものを履くことです。特に素足のサンダルなどは危険です。

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今日、この話題を再び取り上げたのは、最近、ショッキングな出来事があったからです。

実は、最近、ウィーンに住むFeriの友人が体調不良で、ドクターにかかったところ「マダニ媒介性脳炎」と診断されました。

友人は、6月に日本に一時帰国し、その後、こちらに戻ってから体調がすぐれませんでした。本人は、当初、“疲れがたまっているからではないか‥”と考えていたそうです。

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友人は、ハイキングが好きで、こちらに戻ってからも散歩などを楽しんでいました。実際、Feriも、その友人からFSMEの予防接種を進められたほどなので、当然、本人も予防接種を受けていました。

ただ、件の3年間隔の接種を忘れてしまったようで、その結果、軽度の「マダニ媒介脳炎」にかかったようです。

本人も、ワクチンの継続接種を忘れていたことを悔やんでいました。

幸い、ある程度の免疫があったためか、大事には至りませんでしたが、やはり定期的な予防接種が重要なことを実感した出来事でした。

そう言えば、Feriも、3年後の接種を受ける時期を逃している可能性もあります。記録を調べて、近いうちに予防接種センターに出向かないといけませんね。


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