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August 2018

August 31, 2018

U6の駅修復プロジェクト進捗報告

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今日で8月もおしまいですが、皆さまは、どのような1ヶ月をお過ごしになりましたでしょうか。

さて、今日は「Feriのバカンスシリーズ」をお休みして、「ウィーンの話題」をお届けしましょう。

9月からU6では、いよいよ「車内での食事禁止」が始まります。一方、Wiener LinienではU6の各駅、とくにオットー・ワグナーが設計した駅の修復プロジェクトを進めています。

すでにVolksoperの最寄り駅Währinger Straßeの修復は完了しているのは、当ブログでご紹介したとおりです。

現在、修復工事が行われているのが、Nußdorfer Straße駅です。

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現在、Floridsdorf方向のプラットホームは閉鎖されて工事が行われていますが、順調に工事が進み、9月3日から再び利用可能になります。

今回、Wiener Linienから工事最終段階を迎えたNußdorfer Straße駅プラットホームの写真をご紹介しましょう。床のタイルをはじめ、綺麗な姿に修復されていることがよくわかります。

なお、Siebenhirten方面のプラットホームに関しては、2019年の春から、修復作業が行われる予定になっています。

一方、9月10日から、Gumpendorfer Straße駅の修復工事が開始されることになりました。この駅もオットー・ワグナーの手による「歴史的な建造物」です。やはり3ヵ月間、列車を停車させずに工事を行うようです。

まず、Siebenhirten方面プラットホームへの階段を改修します。その後、2019年にFloridsdorf方面プラットホームへの階段改修に移る予定です。

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August 30, 2018

Rustにスポーツカーが大集合

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今日は「Rust余話」です。SEEFESTSPIELE MÖRBISCH2018を観るためRustに宿をとったFeri。宿泊したのは、昨日、ご紹介したHotel Katamaran。チェックイン後、さっそくブログネタを集めるために街中を散策しました。

今まで一番お世話になったホテルがSeeHotel Rust。前を通りかかったところ、道路に駐車規制が行われていました。玄関前を見ると、写真のような看板が掲げられているではありませんか。

どうやら「5.Sports Car Weekend Rust」というイベントが週末に開催されるため、参加者用にエントランス前の駐車場が予約されているようです。

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この催しですが、International Sports Car Clubという団体が主催している行事のようで、Sports Carとはうたっていますが、実際に参加しているのは、日本で言うところの「スーパーカー」が目立ちました。

8月の最終週に行っているようで、今年で5回目。ただ、今までFeriは、最終週にRustに来たことがなかったので、見逃していた可能性があります。

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自慢の愛車に乗ってRustへ馳せ参じて、オーナーさん同士が親睦を深めるといった趣旨の行事のようです。

当然、こちらの催しですから、SeeHotel Rustでは、大規模なパーティも開催されたようです。

乗り物全般に興味のあるFeriですが、この手のSports Carには、正直、余り興味がありません。

そのため、どのくらい珍しい車なのか、どの程度のお値段なのかなどは、皆目見当がつきませんでしたが、まぁ、「富裕層の道楽」といった雰囲気が漂っていましたね。

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August 29, 2018

レストラン跡がホテルになりました

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今日は、2016年11月にご紹介した「姿を消したレストラン さて、跡地は?」の「続報」です(オリジナルの記事はこちらから)。

Feriは、SEEFESTSPIELE MÖRBISCHに行く時、臨時船で向かうのが定番パターンなので、Rustに宿をとります。

ただ、Rustは「世界の観光地」なので、宿泊料金が高いのが玉に瑕。もちろん、比較的安いペンションなども多数ありますが、人数や宿泊数の制約があり、Feriの事情とマッチしません。

今まではSeeHotel Rustを使うことが多かったのですが、今回、新しくできたホテルが、比較的リーズナブルな値段だったので、試しに使ってみることにしました。

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地図で場所を確認すると、どうやら、以前、このブログでご紹介したレストラン跡に建設された可能性が高いことがわかり、ますます興味がわいてきました。

Wiener Neustadt近くに住む声楽家の友人と久しぶりに会ってから、Rustへ車を進めました。

案の定、かつてレストランがあった場所に、件のホテルはありました。初めて見たら、レストランがあったことは、想像もつかないと思います。

ちなみに左の写真は、2016年8月に工事が始まった直後のものです。

唯一、昔のままだったのが、隣接する公共駐車場。この駐車場には、ブログでもご紹介したこともあるキャンピングカー向けの給水施設などがあるため、昔の面影が残っています。

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ただ、ホテルの専用駐車場とつながっているため、ホテル前が、かなり広い印象です。

ホテルの名称は「Hotel Katamaran」。リゾートエリアのホテルらしく、シャニガルテンも充実しています。

また、各部屋にはベランダがついており、ここでくつろぐこともできます。SeeHotel Rustのようにプライベートビーチや温水プールなどの施設はなく、基本的に宿泊オンリーという感じです。まぁ、Feri向きです。

ただ、リゾートエリアなので、基本的に「ツィンのシングルユース」になるので、割高なのはやむを得ません。

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August 28, 2018

久しぶりのLungau 小さな街の「大きな変化」

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今日は久しぶりに訪問したLungauの「ある街の変化」についてご紹介しましょう。

オーストリアの場合、地方の街へ行くと、幹線道路が街中を縦断しているケースと、バイパスを作って街を迂回するケースがあります。

Lungauの場合、後者が多いようです。Feriが、毎夏、滞在していた「某街」も、市内中心部に入るには幹線道路から曲がる必要があります。

もちろん、市内中心部にもバスや物販用トラックも走っています。2年ぶりに訪れたところ、中心部の道路に「写真のような標識」が取り付けられていました。

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このブログでも、よくお伝えしたウィーンの繁華街Mariahilfer Straßeの一部に掲げられている標識と一緒です。

つまり歩行者優先で、車道を歩行者が歩いてもOK。そのため、自動車は20km/hの速度制限がかけられています。

この道路は、バイパスが出来るまでは、幹線道路だったのですが、現在では生活道路になっています。

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しかし、商店が並ぶ、この街、随一の「繁華街」です。

道路を良く見ると、従来は片側1車線だったのですが、歩道を広げて、なおかつ車道との段差をなくし、一部区間に関しては、車両は一方通行に変更しているではありませんか。

規模は全く違いますが、Mariahilfer Straßeと同じ発想です。なお、商店を利用するお客さまのために、路上駐車スペースも設けられています。

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August 27, 2018

日本人もビックリ アウトバーンの大渋滞

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日本では毎年、お盆のなどの帰省シーズンになるとニュースで高速道路の渋滞が話題になりますが、実は「オーストリアのアウトバーンで大渋滞にはまった」というお話です。まさに「こぼれ話」の面目躍如。

ご存じの方も多いと思いますが、こちらでは週末にバカンスの皆さまの入換があります。

イタリアなどに行っていたドイツ人などは、土曜日に自宅へ戻るのが一般的だそうで、日曜日は自宅で休養して、月曜からビジネスタイム‥という訳です。

今回、たまたまLungauから友人ご夫婦が住んでいるオーバーエスターライヒ州の町まで行く日程が、土曜日になってしまいました。

友人も「渋滞があるかもしれないよ」とアドバイスをしてくれたので、待ち合わせの時間よりも1時間ほど余裕を持って滞在先のLungauの某街を車で出発しました。

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まず、最初に引っかかったのはSt.Michaelのアウトバーン入り口です。タウェルントンネルなどの長大トンネルは別途、通行料金が必要なため、ここには日本でもおなじみの料金所があります。

この料金所通過で渋滞が発生。過去、20年近く夏にLungauに通っていますが、この料金所で大渋滞にはまったのは初めて。

通常は自動販売機で精算するのですが、時間がかかるためか、当日は有人で対応していました。ちなみに普通車は6Euro。

料金所を通過してアウトバーンに合流してからもタウェルントンネルでの渋滞が危惧されたのですが、意外なほど順調。

ただ、タウェルントンネル前のレストプラッツは大混雑でFeriは入ったものの、駐車スペースがなく、すぐに出てしまいました。

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しかし、タウェルントンネルは順調に通過。このままSalzburg方面に行けると思ったので、トイレ休憩のため、タウェルントンネル出口付近のレストステーションに立ち寄りました。

ここは広いので車を止めることはできましたが、ビックリしたのはトイレの行列。日本でもおなじみですが、女性の行列が50メートル以上できていました。

こちらでは緊急時には、女性は男性のトイレを使うケースもありますが、今回も、そんな場面に遭遇。何となく嫌な予感が。

その後、アウトバーンに戻って20分ほど走ったところで、渋滞にはまりアウトバーン上で停車するはめになりました。

ほとんど動きません。渋滞の理由が事故なのか、工事による車線規制なのかわからないため、不安が募ります。

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August 26, 2018

SEEFESTSPIELE MÖRBISCH2018「GRÄFIN MARIZA」鑑賞記(下)

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今日は昨日に引き続きSEEFESTSPIELE MÖRBISCH2018「GRÄFIN MARIZA」の後半をお届けしましょう。オペレッタにご興味が薄い皆さまにとっては、申し訳ございません。

Feri、お気に入りの「カールマンもの」ですから‥

さて、2幕は「マリッツァ邸の大サロン」という設定ですが、舞台装置は同じです。元々、大きな舞台なので、細かい場面転換は必要ないと判断したのでしょう。なお、大道具の奥では、場面によって若干、細かい転換を行っています。

マリッツアがタシロを呼びつけるという定番の演出。

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そして、リーサに恋したジュパン男爵とのやり取りが始まります。デュエットの場面は、舞台が広い分、厳しいものがありますが、ここはバレエ団が派手な電飾衣装で登場し、2人の回りを踊ることで、華やかな雰囲気を醸し出していました。

そして、マリッツア邸でのパーティへ。ここはバレエ団が大活躍。「シカゴの侯爵夫人」の曲も入って、華麗なパーティを演出。オペレッタの場合、同じ作曲家の曲を「別の作品」から引用することがありますが、このあたりは「演出の腕の見せ所」といったところでしょうか。

VOLKSOPER版が、シャンペンタワーなど枝葉の演出にこだわっていたのと対照的です。

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大舞台なだけに、人数の多いバレエ団は華がありますね。また、バレエ団の踊りについては、オペレッタでは定番の演出、リフレインが結構入っていました。これはご機嫌。さらに花火も打ち上げられて、華やかさが最高潮に。

舞台はマリッツアが、ポプレスク侯爵の策略で、タシロがリーサと二股をかけていると誤解する場面へ。

タシロを罵倒する場面は、ちょっとおとなしかった感じ。Julia Kociさんの場合、ハンガリー女性らしい感情の起伏が激しい役は似合わないのかもしれません。

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タシロとリーサが兄姉だったことが、わかり再びタシロへの恋心が燃え上がるマリッツア。パーティも最高潮になってお開き。暗転で、3幕へ。このあたりの盛り上げ方は、中々、工夫されていました。

3幕は定番どおり「マリッツア邸のサロン」です。

夜通し呑み明かしてダウンしているポプレスクとジュパン。

彼らを起こしに来るマリッツア。定番の「ばら色のハンガリー娘」を3人で歌う場面です。ここではバレエ団も加わって華やかな舞台に仕上がっていました。

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August 25, 2018

SEEFESTSPIELE MÖRBISCH2018「GRÄFIN MARIZA」鑑賞記(上)

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今日は「オペレッタの話題」をお届けしましょう。

終盤を迎えたSEEFESTSPIELE MÖRBISCH2018。トレーラーが中々良かったので、是非、観たいと思っていた作品です。

諸般の事情で、観賞が遅くなりましたが、やっと願いが叶いました。しかし、この記事を皆さまがご覧になる時には、すでに公演は終了‥

Feriが観たのは、23日の目標日でしたが、こちらでのテレビ放送が、公演終了後となったためか、集客に苦戦している感じでした。

前回2004年に上演され、Feriも観賞しましが、こちらは、コミカルな演出と内容で、ある意味、Serafinさんが率いていた時代のMÖRBISCHらしい楽しい仕上がりでした。


インダントがPeter Edelmannさんに交代しましたが、クリーエ紙の“新インテンダント、レトロルックの演出で無難な船出“といったコメントが、正に的を射ている作品に仕上がっていました。Feriが観た日のキャストをご紹介しましょう。まず、

指揮はVOLKSOPERでもおなじみのGuido Mancusiさん。

-Gräfin Mariza(伯爵令嬢マリッア):Julia Kociさん

-Fürst Populescu(ポプレスク公爵): Horst Lamnekさん

-Baron Kolomán(コローマン・ジュパン男爵):Andreas Sauerzapfさん

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-Graf Tassilo(タシロ・エンドレディ・ヴィッテンブルク伯爵):Roman Payerさん

-Lisa(リーサ):Rinnat Moriahさん

-Karl Stefan Liebenberg(カール男爵):Julian Loomanさん

-Fürstin Bozena(ボジェナ侯爵夫人):Melanie Hollidayさん

-Penižek,Kammerdiener(ペニジェク):Franz Suhradaさん

-Tschekko,Marizas Diener(チェッコ):Peter Horakさん

-Manja(マニャ):Mila Janevskaさん

-Ilka von Dambössy:Verena Te Bestさん

いわゆるセカンドクルーでした。ただ、Julia KociさんはFeriお気に入りの歌役者さんなので、かえって良かった感じです。本当は2回観れば、ダブルキャストの両方を比べることができましたが、今回は、1回だけだったので、Premium組の仕上がりはわかりませんでした。

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August 24, 2018

楽しい電話機を発見

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仕事が立て込んでしまい、なかなか「夏期休暇」を取れなかったFeriですが、短いですが、やっと休みを取ることができました。

まぁ、忙しいのは、ある意味、結構なことなのですが‥

夏休みで、ウィーンを離れて某ホテルへ宿泊したところ、部屋に面白い電話機が‥

懐かしいですね。Feriにとって「電話機」といえば「ダイヤルに指を入れて回すもの」なので、定番デザインです。

が、この電話機ですが、ダイヤルは回りません(笑)。そう、プッシュ式なのですげ、デザインが「昔の電話機」になっているのです。

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そのため、ダイヤル式電話機では考えられない「#」も付いています。しかし、凝っているのは、ちゃんとダイヤルを回す際、「ここまで回す」という指留め(正式名称は知りませんが)まで付いていること。

カラフルな色使いであると同時に、遊び心一杯の電話機です。つい、どんな会社が作っているのかが気になるFeri。さっそく、電話機の裏を見て銘板を探しました。

AEI Communicationsという銘板が付いていたので、ネットで検索したところ、AEIは、アメリカ・カリフォルニア州ミルブレイで創業したホテルの電話システムを専門に手がける通信システム会社であることがわかりました。2010年に旧Teledexmanagement とG-Tek Electronicsによって設立されたそうです。

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August 23, 2018

街路樹雑感

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早いもので、8月も、まもなくおしまい。気になるのは2018/19シーズンの新演目。9月中旬にPremiumを迎えるVolksoperの「Die Csárdásfürstin」については、夏休み前に稽古が始まっていることでしょう。

どんな仕上がりになるか、正直、楽しみよりも、心配が先に立つ、今日この頃です‥

さて、今日は「街路樹にまつわる話題」をお届けしましょう。

皆さま、ご存じのようにウィーンは、日本の大都市に比べると「小さな街」ですが、「ウィーンの森」に隣接するなど、自然が豊富な場所です。

また、市内にも公園が整備されている上、街路樹も比較的多く植えられています。

先日、街路樹を見ていて、ふと、気づいたことがあります。それは、比較的、街路樹が植えてあるスペースを広くとっているところが多い‥ということです。

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もちろん、ウィーンでも場所によっては、スペースの狭い場所も存在しますが、全体的にゆとりある植え方になっているような気がします。

実際、写真のように歩道の半分くらいのスペースを、街路樹ように割いているところもあります。

2枚目の写真はRingですが、広い歩道や自転車専用レーンを確保しつつ、街路樹のスペースも十分確保しています。

まぁ、Ringの場合、元々、城壁跡という性格上、スペースがあったことも要因だろうとは思いますが‥

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この話を日本の友人にしたところ、友人が住んでいる街の写真を送ってくれました。新しく開発した戸建て住宅を中心とした住宅地なので、当初から街路樹などを十分に配置してあるそうです。

確かに写真を見ると立派な街路樹が植わっています。

ただ、友人の話によると、「歩道のスペースを確保するため、場所によっては街路樹のスペースがかなり狭いところがある」とのことでした。

そのため、最近では、街路樹の根が歩道側に進出し、歩道が盛り上がって、歩きにくい箇所が多数、存在するようです。このあたり、道路設計の考え方が出ているような気がします。

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August 22, 2018

「会議は踊る」、美食は武器?

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今日は「美食が外交交渉で大きな武器になる」という興味深い話題をお届けしましょう。

このお話は、日本オーストリア食文化協会の方から伺ったものです。

日本では映画が有名だった「会議は踊る」。そして、Feriにとっては印象深かったVolksoperのオペレッタ版「会議は踊る」。

オペレッタ(映画もそうですが‥)では、主人公はロシア皇帝アレクサンドルI世と手袋店を経営するクリステルの「はかない恋」を中心にしたお話でしたね。Volksoperのオペレッタでは、Robert Meyerさんが出演したので、宰相メッテルニヒの存在感が際立っていましたが‥

オペレッタでは、ウィーン会議に出席した各国代表も非常に個性的なコスチュームで登場。見事な踊りと合唱で、舞台に華を添えていました。各国代表のキャスティングも見事でした。

舞台の冒頭、開催地になったことを喜ぶ市長に対して、財務大臣は膨大な会議の費用を嘆く場面がありましたが、実際にも大変な出費だったそうです。

というのは、各国の代表は夜な夜な大宴会を開くのですが、この晩餐会費用も開催国のオーストリア持ちだったからです。人様のお財布で晩餐会(大宴会)をするのですから、各国代表は笑いが止まりません。

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恐らく財務大臣は、この晩餐会の費用も頭に入っていたことでしょう。また、舞台の中盤でも財務大臣が、会議費用が膨大になっていることを嘆く場面もありますが、これは、大宴会の費用が予想以上だったからかもしれません。

オペレッタでも、昼の会議では、各国のエゴがぶつかり合い、話がまとまらない場面が出てきましたね。

さて、オペレッタには描かれていませんでしたが、「ウィーン会議」では、「夜の部」も含めて敗戦国であるフランス代表Charles-Maurice de Talleyrand-Périgord(シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール)の天才的外交手腕が炸裂します。

まず巧妙に立ち回って会議への出席を実現。そして、敗戦国であるフランスの戦争責任の大半を回避させることに成功します。

一方、夜な夜な開催される晩餐会も、時が立つにつれマンネリ化してきました。まぁ、何となくワンパターンの晩餐会ですからね。

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August 21, 2018

オーストリアの皆さまは「サマータイム」がお気に入り?

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今日はFeriの○回目の誕生日ですが、今年も、仕事が多忙を極めているため、大きなイベントはなく、平常モードです。トホホ‥

今日は「サマータイムの話題」をお届けしましょう。

2年後の2020年には、東京でオリンピック・パラリンピックが開催される予定ですが、問題は、その開催期間。

1964年の際は、「東京の夏は暑い」ということで、10月開催になった訳ですが、今回は「大人の事情」で、オリンピックは7月24日から8月9日までに決まっています(この期間で開催することが誘致の条件でしたね)。

東京はちょうどいちばん暑い時期。今年は最高気温35度を超える猛暑日も多く、熱中症の危険性が叫ばれています。
実際、熱中症にかからないまでも、この暑さでは参加するアスリートが、オリンピックにふさわしい「最大のパフォーマンス」を発揮できるかと言われれば、疑問ですよね。

「大人の事情」で、開催時期の変更ができないため、突然、出てきたアイデアが「サマータイムを導入して、時間を2時間早めよう」というものです。

しかし、時計を2時間早めたところで、今度は逆に、各競技が佳境になったところで最高気温になるのではないか‥と指摘する専門家もいます。

最も「東京の夏」は、朝から晩まで暑い訳ですから、サマータイムの導入は、あまり効果がない上に、社会生活に混乱を招くとして反対する人が多いですね。

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さて、サマータイムと言えば、ヨーロッパ。ご存じのように、オーストリアでも、現在はGemeinsame europäische Sommerzeit(中央ヨーロッパ夏時間)が適用されています。今年の実施期間は、3月25日から10月28日までとなっています。

しかし、そのヨーロッパでも「サマータイム見直し」の議論が進んでいます。

日本でも報道されていると思いますが、欧州委員会では、サマータイムに関する調査を行っています。

ヨーロッパでは1970年代からサマータイムが定着していますが、近年、サマータイムの利点とされていたレジャー活動の活性化や、夜間のエネルギー消費を減らす効果を疑問視する声が広がってきたことから、廃止を訴える声が高くなっています。

そこで、欧州委員会では、今後、サマータイムの廃止是非を巡る検討を進める材料とするため、オンライン調査(パブリックコメント募集)を行いました。

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August 20, 2018

中古車や機器も販売します‥MA48

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最初に興味深いニュースから。ロシアのプーチン大統領が、8月18日、シュタイアマルク州で行われたオーストリアのKarin Kneissl(カリン・クナイスル)外務大臣の結婚式に出席しました。

結婚式は個人的なイベントですが、ロシアの大統領が招待されたとなると、話は大事になります。こちらのマスコミも、あらぬ誤解を招くので、オーストリアの外交にとってマイナスになる‥という意見が多いようです。

なお、結婚式にはSebastian Kurz首相をはじめとする閣僚やVIPも、多数、出席したようです。しかし、結婚式にプーチン大統領を招いて、実際に来てしまうのですから、たいしたものです。

写真は新婦とダンスをしたプーチン大統領。

さて、今日は「ウィーン市が行っている中古品の販売」にまつわる話題をお届けしましょう。

ウィーン市では、市が保有している車両や機器の検査や保守を定期的に行っています。

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しかし、古くなったものに関しては、運用効率(修理して使い続けるよりも、新しいものに交換した方が、コストパフォーマンスが良い)の観点から新しいものに置き換えられます。まぁ、これは、どこでも実施していることだと思います。

ユニークなのは、ウィーン市がリプレイス対象となった古い車両や機器を、個人を対象にオークション形式で売却していることです。

出展されている実物を見ることができる内覧会は、8月20日と21日の両日(8時から13時)に、開催されています。

会場は、アウトバーンA4沿いにあるMA48(Abschleppgruppe, 11., Jedletzbergerstraße 1)の施設です。

ただ、当局により整備された中古車や機器が販売される訳ではないので、実際に現地を訪問して、購入に値するかどうかを購入者が判断することが推奨されています。

中には修理に手間のかかるジャック品のようなものが出展されている可能性もありますね。

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August 19, 2018

U6の話題 乗車マナー向上と食事禁止続報

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今日は「ウィーン地下鉄U6の話題」を2つお届けしましょう。

○プラットホームに乗降指示マーキング(Bodenmarkierung)を設置
U6のイメージ改善を進めているWiener Linienですが、「車両の改善(遮光フィルムの導入、通風改善)」に加えて、駅のプラットホームに「乗降指示マーキング」(Bodenmarkierung)を設置するとになり、

まず、乗降客の多いWestbahnhofに導入されました。

日本の皆さまにはおなじみの「この手のマーキング」。しかし、Feriは、ウィーンでは初めて見ました。

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U6はピーク時には2分30秒間隔で運転していますが、遅れの要因となるのは、乗降時の混雑。

これはいずこも同じですね。そこで、乗客の乗降をスムースに行うため、プラットホームに乗車するお客さまの待機レーンを設置するとともに、降車優先を明示したという訳です。

まぁ、日本では当たり前のことですが、こちらでは、今まで、お客さまの「常識」に任せられていましたので‥

日本のように放送で注意を促すことはしていないようですが、このような表示を見ると、ウィーンも日本に近くなってきたような気がします。

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○地下鉄内食事禁止プロジェクト続報
U6では9月からの車内食事禁止プロジェクトのスタートに合わせて、利用者からオンラインによるアンケートを実施していました。このほど、その結果が発表になりました。

オンラインアンケートに参加した利用者は51216人で、37453人(3分に2以上)が「全地下鉄路線での食事規制に賛成」と答えました。

また、36484人に回答者が「ピザ、ハンバーガー、ケバブといったファストフード」の禁止を支持しています。更に、28431人は、「車内での食事の全面禁止」に賛成しました。

禁止に賛成する理由としては、食品の匂いに加えて、「車内の汚れ」が上位に上がっているそうです。

そして、2018年9月からU6の車内で食事禁止プロジェクトのフェーズ1が開始されます。乗客にアピールするため、正式なピクトグラムも決まりました。

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August 18, 2018

ウィーン市が「世界で最も住みやすい都市」に選ばれました

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今日は「世界で最も住みやすい都市の話題」をお届けしましょう。

イギリスの経済誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit:EIU)が毎年発表している「世界で最も住みやすい都市ランキング」で、ウィーンが2018年版で第1位になりました。

ちなみに、前年まで7年連続首位だったのはオーストラリアのメルボルン。ウィーンにとって「初の快挙」です(コンサルティング会社Mercerの調査では1位になっています)。こちらのニュースでも、大々的に取り上げていました。

調査は、世界140都市について、政治的安定性、社会的安定性、犯罪、教育、健康医療制度の利用しやすさなどの項目を評価し、順位付けしたものです。

EIUの調査担当責任者は、“ウィーンが首位を獲得したのは、「治安の改善」を反映した結果だ”と述べているそうです。

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Feriは詳しいことは知りませんが、政府が発表している犯罪統計によるとオーストリア全土でも、年年、犯罪件数は減少しているそうです。

今年上半期でも、前年同期比で約10%減少というデーターが公表されています。今回、1位に輝いたウィーンについても、今年上半期では犯罪件数が14.7%も減少しています。

ただ、内容を見ると、殺人事件の件数は逆に増えているというデーターもあります。

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一方、ウィーンでは、フランスやドイツ、イギリスのように、最近、イスラム系過激派などによるテロ事件は、発生していません(現時点では1985年のウィーン国際空港での銃乱射事件が最後だそうです)。このあたり、「治安の改善」については、判断が分かれるところでしょう。

「政治的安定」については、現在は国民党(ÖVP)と自由党(FPÖ)の連立政権で、自由党の大臣が過激な発言をして色々と物議を醸し出していますが、現在ではEU内での評価は高まっていると言われています。

それは、中東・北アフリカからの難民・移民殺到で混乱するヨーロッパの政界の中で、クルツ首相は厳格な難民・移民管理を主導し、国境の閉鎖などを他の加盟国に先駆けて実施したことが、支持を集めている背景にあるという見方もあります。

ウィーン市議会は、国政と異なり、現在も社会民主党(SPÖ)が、第1党を堅持しており、手厚い社会関連政策を実施しています。

正直なところ住民の負担も多いですが、それなりに住民からの支持を得ており、これが「社会的安定性」の評価向上につながっているようです。

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August 17, 2018

謎のピクトグラムシリーズ AED装備車

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日本では「お盆休みが終わった」という方も多いのではないでしょうか。海外へお出かけの方は、今週末あたりに帰国するケースも多いようですが‥

考えてみると、日本では今夏は「平成最後の夏」なのですね。昭和世代のFeriとしても、感慨深いものがあります。

さて、今日は「医療機器を搭載した自動車の話題」をお届けしましょう。

最近は公共交通機関にはAED(自動体外式除細動、Automated External Defibrillator:AED)を搭載するのが一般的になってきました。

また、このブログでもお伝えしたようにウィーンでは、積極的に街頭にAED設置(オーストリアではDefibrillatorを略してDEFIという名称が多いようです)を進めています。

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このブログでも何回かお伝えしているように、従来は薬局などに設置されていたAEDですが、最近では街頭に広告装置と一体化したAEDが数多く見られるようになりました。

また、AEDの所在を示す案内看板も取り付けられるようになりました。以前は市の中心部が多かったのですが、最近では周辺部にも設置されたことがニュースになっています。

先日、Feriが贔屓にしている某ホイリゲが夏休み休業に入る前に出かけたのですが、その道すがら、写真のような自動車を見かけました。

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まぁ、形は普通の商用車(ミニバン)なのですが、良く見ると運転台横のボンネットにAED搭載を示すステッカーが貼ってあります。このピクトグラムはISOで規定されているものなので、同一デザインです。

キーワードは車体に描かれている社名。Jürgen Schmidt GmbH

ちょっと調べたところ、いわゆる家事代行会社で、ハウスケア、庭のメンテナンス、各種清掃、冬期の除雪(ウィーンらしいサービスですね)などを行っています。また、清掃業務に関しては、オフィスも対象となっています。

この会社のモットーは「質の高いサービス」だそうで、お客さまの様々な要望の応えることができるスキルを持ったスタッフを擁しているとか‥

当初、Feri、医療機器であるAEDを搭載しているところから、医療関連機関の自動車ではないかと思ったのですが、ハウスサービス全般を扱う会社と知って、ちょっとビックリ。

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August 16, 2018

政府観光局がイラストコンテスト開催中です

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今日は、オーストリア政府観光局からのお知らせです。

2019年、日本とオーストリアは修好条約締結150周年を迎えます。

両国の交流が今後ますます盛んになることを願い、オーストリア政府観光局はイラストコンテストを開催中です。

グランプリ作品はオーストリア政府観光局が製作するオリジナルトートバッグの図案に採用されます。

また、グランプリ受賞者には、日本・オーストリア間の往復ペア航空券が贈られます。

募集するイラストの内容は、旅行先としてオーストリアを魅力的にアピールし、日本とオーストリアの末永い友好を想起させるもの。

作品のサイズは縦20センチ、横20センチ、解像度350dpi、上限2MBのJPEGファイルで、200文字以内のコメントを添えてください。

締め切りは8月20日(月曜日)です。

詳しい応募要項などはオーストリア政府観光局のウェッブサイトをご覧ください。

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August 15, 2018

Summer in the City  ウィーンの「猛暑対策」

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連日、「酷暑」が続く日本と異なり、ウィーンでは、今週に入って最高気温が30度を下回る日も出てきました。

オーストリアでは、8月15日が「聖母の被昇天」の祝日ですが、この日を境に夏から秋へ雰囲気が変わることが多いものです。

今日はウィーン市が行っている「猛暑対策の一つ」をご紹介しましょう。

日本では、猛暑日にになると、熱中症対策のため、「水分と塩分の補給」がテレビなどで盛んに推奨されますが、「水分の補給」は、こちらも同じ。

ウィーンの水道事業を統括するMA31では、ウィーン市内に980ヵ所の水飲み場(Trinkbrunnen、「飲料用の泉」良い表現ですね)を設置しています。

日本では、最近、街頭の水飲み場はほとんど見かけなくなりましたが、こちらでは健在です。

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また、一般的にヨーロッパでは「水道水を飲むのはリスクが高い」と言われているため、ミネラルウォーターを飲む方が多いですが、ウィーンはちょっと事情が違います。

ウィーンに限りませんが、オーストリアの水道には、アルプスから直接、取水しているため、非常に高品質の水が供給されています。

そのため、配管がしっかりしていれば、水道水を飲んでも全く問題はありません。このブログでもお伝えしましたが、MA31では、高品質の水道を維持するため、多額の費用をかけて、水道管のメンテナンスなどを行っています。

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また、今年は春先に雨が多かったこともあり、「水源地の貯水量は豊富だ」と発表されています。

さらに、MA31では盛夏の期間中、常設の水飲み場に加えて、「Mobile Trinkbrunnen」(移動式水飲み場)を人が多く集まる場所に仮設しています。

この設備は、以前、このブログでもご紹介したことがありますが、3メートルの高さを誇る円筒形のユニットで、飲み水のみならず、簡易シャワーもついています。

どうやって水を供給するかというと、何と消火栓にユニットをかぶせて、消火栓から水道水を供給するシステムをになっているのです。

このシステムですが、2008年、ウィーンで開催されたサッカーのヨーロッパ選手権(Fußball-Europameisterschaft 2008)の際、ファンゾーンに設置されたのが始まりです。

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August 14, 2018

ÖBBがArlberg線で大規模工事実施

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日本は「お盆休み」で、通常とは異なる「人の移動」が多いと思います。

鉄道や航空機、道路の混雑が「風物詩」として報道されるのが「日本の常」。へそ曲がりのFeriなどは、“昨年の映像を使い回しても、誰も気づかないのではないかなぁ‥“と思ったこともあります。

このブログでは、Wiener Linienが実施中の「地下鉄の大規模改修工事」にまつわる話題をお届けしていますが、今日は「ÖBBの工事情報」です。

8月17日8時00分から9月3日16時10分まで、大規模改修工事のためアールベルク線のÖtztal-Bludenz間(91km)が閉鎖されることになりました。

皆さま、ご存じのようにアールベルク線はオーストリアとスイスを結ぶ幹線です。Feriも最近はご無沙汰ですが、その昔はスイスからオーストリアの移動でお世話になっていました。

スイスとオーストリアを結ぶ幹線で、RailJetやNightjetも運行されれる路線を2週間も、終日、線路閉鎖して、工事を行うとは、ÖBBも大胆なことを行うものです。

当然、運休区間にはオーストリアお得意の代行バスが運行されます。特に現在、ÖBBホールディングスは、傘下にPostBusを擁しているため、バスの手配はお手のもの。代行バス(系統番号SV400)が運行されます。

Rote Linie(赤系統):Ötztal-Bludenz間の長距離列車停車駅に停車する代行バスです。この区間で乗車、下車する乗客用のバスです。ただし、列車への接続は考慮されていません。

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Grüne Linie(緑系統):こちらはÖtztal-Bludenz間は無停車(所要時間70分)で、長距離列車と接続するダイヤで運行されます。

ただし、鉄道よりもバスの方が、時間がかかるため、チューリッヒ、ブレゲンツからBludenzへ向かうRailJetとICは出発時刻が早くなります。

Gelbe Linie(黄系統):Ötzta-Landeck-Zams間のローカル代行バスです。

この他、一部のRailJetに関しては、出発時刻が変更になる関係で、これを補完する列車が運行されます。

RJ 168:22時06分着、REX 22時17分発、Bregenz 22時48分着
RJ 866:23時09分着、SB 23時21分発、Bregenz 00時05分着
RJ 760:00時07分着、SB 00時23分発、Bregenz 01時07 分着

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August 13, 2018

次も考えています 発電も色々

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日本では、このところの「酷暑」で、一時の節電ムードはどこへやら。テレビでも、盛んに「命の危険があります。ためらわずエアコンを使用してください」と視聴者に警告しているとか‥

しかし、そうなると電力供給が重要になってきます。

今日は「ウィーン市が取り組んでいる発電にまつわる話題」をお届けしましょう。

オーストリアは、水力発電と火力発電で電力をまかなっていますが、最近では風力発電や太陽光発電も増えてきました。

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火力発電については、燃料を自国で産出できないこと、CO2排出の問題などもあり、依存度を下げたいと思っているようです。

また、多様な発電方法を採用している点にも注目されます。一つは「ゴミの埋め立て地から出るガスを活用した発電」です。

ゴミの埋め立て地からは、メタンガス(バイオガス)などが発生しますが、これを回収して、発電に利用しようというものです。

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この取り組みは1994年から行われているそうで、2013年までに約2億立方メートルのガスが抽出され、約3億4500万キロワットの電力を生み出しています。

この発電量は、年間約138000世帯の電力需要をまかなうことができるそうです。

ゴミを発電に利用する方法としては、バイオマス発電がありますが、こちらはゴミを焼却する際の熱を利用して電気を起こす発電方式であるのに対し、こちらは自然発生するバイオガスを利用する点が異なります。

なお、バイオガス発電の過程で出る温水は、90度に加熱された上で、地域に供給されています。こちらでは冬場はスチーム暖房が一般的ですが、そのエネルギーにしている訳です。

使えるものは、何でも使う‥という発想ですね。

なお、バイオガスが発生して、危険なイメージがある埋め立て地ですが、バイオガスは地中に埋めたパイプなどを通じて回収されるため、地上には出てきません。実際、写真のように地上は公園として整備されています。

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August 12, 2018

水難事故発生、レスキュー隊出動

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日本では「お盆休み」の真っ最中だと思いますが、皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。Feriは通常どおり、各種業務に勤しんでおります。

今日は「水難事故救助訓練の話題」をお届けしましょう。

日本では、夏になると、毎年、海や川、湖で水難事故が発生しますね。

ご存じのように、現在、オーストリアは海に面した場所はありません。そのため、水難事故は河川か湖ということになります。

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こちらも、連日の猛暑で、水辺でのレジャーは大人気。そうなると、気になるのは水難事故の発生です。

8月2日、ウィーン市長Dr. Michael Ludwigさんが、水難事故の救助活動訓練を視察し、その模様がウィーン市から発表されていました。

日本では、海の事故は海上保安庁、河川や湖の事故は警察と消防が担当していますが、オーストリアの場合、基本的に警察(Polizei)と消防救助隊(Rettung)が担当します。

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今回、訓練が行われたドナウ川の場合、「Berufsfeuerwehr auf der Donau」という救助隊も組織されています。

想定は、ドナウ川上のボートで火災が発生し、搭乗者が川に投げ出されたというものです。

事故を発見した警察のパトロールボートが、ただちに消防救助隊と救急隊に通報。

数分で、消防の水難救助隊員4名がボートに乗り込んで、転覆したボートに接近。要救助者を収容。警察のボートに要救助者を引き渡し、岸へ向かいます。一方、火災が発生したボートの消火も別の部隊が行います。

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川に投げ出されて溺れた心停止状態の要救助者については、消防救助隊が収容後、直ちに救急隊員が待つ岸壁へ。そこで、救急隊員による蘇生が行われました。

日本では、消防だけでなく、警察にもレスキュー隊が組織されていますが、ウィーンの場合、警察は監視と支援を担当し、救助は消防救助隊、更に要救助者に対する医療行為は救急隊と明確に役割が別れていることがわかります。

公開された公式写真を見ると、市長が関係者から説明を受けているだけでなく、ダミーを使った蘇生訓練では、点滴を持ってダミーの横に立っていました。訓練を見学するだけでなく、自分も参加するのですね。

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August 11, 2018

「Twin City Liner」に2019年から新造船が就航します

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オーストリアでも「猛暑」が復活しました‥オーバーエスターライヒでは37.7度、ウィーンでも36.3度を記録しています。

日本の場合、エアコンが一般家庭にも広く普及していますが、ご存じのように、こちらではホテルでも完備していないところが多数。夜間の気温が下がらないのが、厳しいですね‥

今日は、こんな暑い夏にピッタリ‥「ドナウ川を航行する定期旅客船の話題」をお届けしましょう。

ウィーンとブラチスラヴァを結ぶ航路「Twin City Liner」(ツィンシティ・ライナー)に、2019年から新造船が投入されることが発表されました。

まず、新造船のご紹介の前に「Twin City Liner」のおさらいから‥

皆さまもご存じのように「Twin City Liner」はウィーンとスロバキアの首都ブラチスラヴァを結ぶドナウ川を運行する定期航路で、2006年6月から運行を開始しました。ウィーンとブラチスラヴァを最短75分で結んでいます。

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ドナウ川は推進が浅いため双胴船(カタマラン)が使用されています。最初の双胴船は、ノルウェーで建造されたもので、乗客・乗員106名を収容することができました。

ただ、初代の双胴船は接岸時に事故を起こしたこともあるようで、2008年に新しい双胴船が就航しています。

現在、就航している双胴船は、技術的な改良に加えて、客室設備もグレードアップしました。乗客・乗員109名に加えて、上席デッキにVIPキャビン(キャプテン・ラウンジ:定員8人)が設けられた他、サマーシーズン用のオープンデッキ12名分も設置されました。

その結果、定員も129名に増加しています。また、時代の要請を反映して、バリアフリー仕様(ユニバーサルデザイン)になっており、完全冷暖房。船内ブッフェも完備している他、ペットや自転車の持ち込みも可能です。

このブログでもお伝えしたことがありますが、2010年にはドナウ運河のシュヴェーデンブリュッケ橋とマリエンブリュッケ橋の間に、モダンなデザインの船着場「ウィーン・シティ」が建設されました。

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「Twin City Liner」は、3月から10月末までの運行で、ハイシーズンには1日5便運行されています。また、曜日と時間帯によって料金が異なるのが特徴です。ちなみに最も安い便は片道20Euroで利用することができます。

就航以来、160万人以上の利用者があり、前シーズンの利用者は約148000人、搭乗率は86%だったと発表されています。

今回、発表された新造船は、やはり双胴船ですが、定員が大幅に増えて250名となります。2017年にイギリスの造船所に2隻が発注されたようで、現在、建造が進められています。

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August 10, 2018

番外編 エアバスA350XWB搭乗記

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今日は「飛行機の搭乗機」をお届けしましょう。

最近、ヨーロッパの航空会社で日本線に力を入れているフィンエアー。各国の航空会社が乗り入れを希望する羽田へは就航していませんが、何と夏ダイヤでは成田-ヘルシンキ間がダブル・デイリー(毎日2便)。

この区間にはJALも飛んでいるため、何と、毎日3便が飛んでいます。その他、愛知、関西、福岡の各空港からヘルシンキへのフライトが設定されています。

そんなフィンエアーの最新鋭機材がエアバスA350-900です。正式にはエアバスA350 XWB (Airbus A350 XWB) 型と言いますが、同機はA300型やA330型/A340型の後継機としてエアバス社が発売した新世代中型ワイドボディ旅客機です。

ちなみにXWBとは、「eXtra Wide Body」の略です。エアバスのワイドボディ機は、A300からA340まで、真円の胴体断面を採用していました。

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ところがA350XWBは、ダブルバブル断面を採用し、キャビンの快適性が向上されました。ちなみにキャビン部分の半径は2.98mで、エコノミークラスの場合、9列配置が可能です。

一方、貨物室部分は従来のエアバス社ワイドボディ機と同じ半径2.82mとなっています。

A350XWBには、機体サイズにより800型(最終的に開発は中止)、900型、1000型があります。フィンランド航空が採用しているのは、900型です。アメリカ・ボーイング社のB787のライバルに当たる機材ですが、A350XWBの方が若干、大きいのが特徴。

そのため、日本航空のようにボーイングB777の後継機として採用する航空会社もあります。

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前置きが長くなりましたが、先日、日本へ行く際、チケットの値段が安かったため、フィンランド航空を利用しました。ダブルデイリーなので、正規航空券でも結構、安い値段で出る日があるようです。

日本航空のB787型には何回か登場しているので、比較する意味でも興味深いフライトとなりました。同社は2015年10月、ヨーロッパの航空会社で初めてA350XWBを受領しました。

ちなみに現在、日本線にはA350-900以外にA330-300も使用されています。フィンエアでは、A340の後継機としてA350-900を導入しています。四発機よりも双発機の方が、燃費が良いという理由です。

さて、ウィーンからヘルシンキまでもフィンエアの利用。機種はヨーロッパではおなじみのA320なので、別段、コメントすることはありません。

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August 09, 2018

謎のピクトグラムシリーズ 電車の業務用ピクトグラム

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最近、ウィーンでも夜の気温が高く、「20度を下回らない日」が14日間も続いています。まだまだ暑い日は続きそうです。

さて、昨日に続き「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。

ピクトグラムというと、普通、「一般の方を対象としたもの」というイメージが強いのですが、オーストリアでは専門のスタッフしか取り扱わない装置や機器にもピクトグラムが採用されているケースがあります。

今日は、そんな例をÖBBのピクトグラムでご紹介しましょう。

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まず、冒頭でご紹介した写真は典型的な「謎のピクトグラム」ではないでしょうか。

「○の右側にJのようなイラスト」。これはCityJetの運転台横に描かれていたものですが、「空転防止用の砂」を補給する点検口です。このフタを開いて、中に砂を補給するものです。

もちろん、スタッフ以外が勝手にフタを空けると困るため、フタにはロック機構が付いています。

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日本では、機関車には空転防止用の砂を撒く装置が取り付けられていますが、電車の場合は、あまり例を見ないと思います。こちらでは、比較的ポピュラーな装置です。

2枚目は比較的わかりやすいピクトグラムですね。「運転台前面窓用ウォッシャー液」を補給する点検口です。

運転室内部からではなく、外側から補給するシステムになっているのがポイントです。もちろん、これもイタズラ防止のために、フタにはロック機構が取り付けられています。

3枚目の写真は、2つのメンテナンス口の位置関係がわかる写真です。大きさも異なっているのがおわかりになると思います。「ウォッシャー液」用の点検口は、かなり上部についていますね。

このように専門のメンテナンススタッフしか使わないような部分にピクトグラムを採用したのは、最近かもしれません。

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August 08, 2018

謎のピクトグラムシリーズ 「地下鉄のゴミ箱」編

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日本では、関東地方に再び台風が襲来するようですが、心配ですね。

さて、今日は「ゴミ箱の話題」をお届けしましょう。最近、日本では街角のゴミ箱が、どんどん姿を消しているという話を耳にしました。

ゴミ回収に費用がかかるため、「ゴミは自分で持ち帰って下さい」という考え方なのだと思います。ただ、その結果、街中にゴミをポイ捨てする人も増えているという話もあります。

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こちらでは、「ゴミの回収」が雇用創出につながるため、このブログでもご紹介しているように、ウィーンでは街中にゴミ箱が数多く設置されています。

日本でも、鉄道の駅構内に関しては、ゴミ箱が完全撤去されるケースは少ないようですが、ゴミ処分を利用者自身の任せるのか、ゴミ箱で回収する方式をとるのかは、それぞれ、「運営する側の考え方」の違いが出ているような気がします。

前置きが長くなりましたが、今日はWiener Linienが設置している「地下鉄駅構内のゴミ箱についての話題」です。

以前から地下鉄駅構内、主にプラットホームにはゴミ箱が設置されていますが、年間5400万リットルのゴミが出るそうです。

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そのため、ゴミの収集と同時に分別収集が重要な問題になります。

そこで、今年からWiener Linienでは、全109駅にある5000個以上のゴミ箱について、分別収集を徹底するため、新しいピクトグラムを導入しました

このピクトグラムですが、ゴミ処理部門であるMA48と連携してデザインされているため、ウィーン市内全体で統一された形になっています。

分別収集は4分類で、「生ゴミ(食べ残しなど)」、「新聞を含む紙類」、「ペットボトル」、「アルミ缶」となっています。

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August 07, 2018

自動運転バスの試運転が成功

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今日は「乗り物の話題」です。Wiener Linienが中心になって開発を進めている「自動運転バスの続報」をお届けしましょう。

現車落成後、Leopoldau車庫構内で、Wiener LinienとAIT(Austrian Institute of Technology)が中心となって、3ヵ月間にわたり各種テストを行っていた自動運転バスですが、7月20日、Seestadtの公道で、実際に乗客(関係者ですが‥)を乗せて試運転が行われました。

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試運転は、Aspern Smart City Research 技術センターとU2駅間で行われ、成功裏に終了したと発表されました。

Wiener Linienでは、公共交通機関として自動運転バスの導入を目指して、各メーカーの協力を得て、技術開発を進めていますが、試運転の成功で、一歩前進‥と言ったところでしょう。

SeeStadtは新しい街で、道路も機能的に整備されているので、この手のテストには最高の環境かもしれません。

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このバスは、フランスのバスメーカーNavyaが製造したものですが、TÜV AUSTRIAやSIEMENS AG Österreichなどがプロジェクトに参加しています。

現在、ウィーンでは各種のバス路線がありますが、電気自動車の自動運転バスは、まず、幹線に投入するのではなく、郊外の地下鉄駅と住宅地を結ぶフィーダーに使用することを想定しているそうです。

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August 06, 2018

2019年のSEEFESTSPIELE MÖRBISCHは「Das Land des Lächelns」

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一時期、猛暑が落ち着いたオーストリアですが、8月に入って、暑さがぶり返してきました。特に今秋は、再び猛暑になるという予報が出ています。

猛暑になっている要因ですが、何でもアフリカの熱波がヨーロッパに停滞してためだとか‥

お隣のドイツも大変なことになっていますドイツもオーストリアと同じく、エアコンを備えている店舗は少ないので、レストランなどでは、店内を利用する人はおらず、皆さん、シャニガルテンで暑さを凌いでいるとか‥

日本よりも緯度が遙かに高く、本来であれば、夏も30度を超えることは少なかったのですが、最近は37度を超える日もあるようです。

そのため、ドイツの北部、東部は大旱魃で、農作物に甚大な被害が出ています。

さらに、スペイン南西部では46.6度、ポルトガル中部で46.4度といった気温を記録しています。北欧のヘルシンキですら、30度近い気温になっているのですから、やはり異常ですね。

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さて、例年、シーズンの公演が始まると、来シーズンのプログラムを発表するSEEFESTSPIELE MÖRBISCH。

さて、2019年はフランツ・レハールの作品「Das Land des Lächelns」(微笑みの国)に決まりました。なお、MÖRBISCHでは、直近に上演されたのは2001年です。

詳細が決まらないうちに、チケットを一斉発売するのがSEEFESTSPIELE MÖRBISCHの特徴。すでに、好評発売中です。早期予約は割引というオマケ付き。

最近、オーストリアでは、中国からの観光客が急増しているので、それを視野に入れたプログラムのような気もします。

ダイレクターのPeter Edelmannさんは、「私たちと一緒に遠く離れた中国へパスポートなしで旅をしましょう!」とPRしています。

現時点では、キャストなどは発表されていないので、何とも言えませんね。

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August 05, 2018

来春、「クリムト展 ウィーンと日本 1900」展が開催されます

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昨日、こちらのニキ・ラウダ(Niki Lauda)氏に関するニュースがありました。

最近、公の場に姿を見せなくなったニキ・ラウダ氏ですが、病気で入院していることが明らかになりました。しかも、肺に重大な疾患を抱えていたため、肺の移植手術を行ったことが病院側から発表されました。

手術はウィーン総合病院(AKH)で、ウィーン医科大学のドクターWalter Klepetko氏が執刀し、無事、成功したようですが、現在も厳しい状況が続いているようです。

ウィーンでは、肺の移植手術は、年間120症例ほど行われているそうです。移植された臓器は欧州中央臓器移植センターを通じて、割り当てられたことが発表されています。

ただ、家族からは公式のコメントはなく、詳しい症状や退院の見込みなどは、はっきりしていないようです。

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オーストリアでは3度のF1ワールドチャンピオンに輝いたニキ・ラウダ氏は、現在でも人気があります。ラウダエアの創業者でもあり、その後、ニキエアなども立ち上げた実業家としても知られていますね。

まだ69歳とお若いので、是非、回復して元気な姿を見せてもらいたいものです。

さて、ちょっと先の話になりますが、今日は日本で開催される「展覧会のお知らせ」です。

皆さんご存じのオーストリアを代表する画家グスタフ・クリムトの作品を紹介する「クリムト展 ウィーンと日本 1900」が来春、東京・上野の東京都美術館で開かれます。

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クリムトの作品と言えば、金箔を多用した装飾豊かな作品が有名ですが、今回、日本では過去最大級となる約20点の油彩画が展示される予定です。

その中には、クリムトは代表作の一つで、旧約聖書に登場する女性を官能的に描いた「ユディトI」(1901年)が、ベルベデーレ宮オーストリア絵画館から来日する予定になっています。

また、クリムトも初期には写実的な作品を多数、制作しておりアッターゼーの風景がなど、なかなか魅力的です。

左の写真は、クリムトが過ごしたアッターゼー湖畔にある展示館「GVSTAV KLIMT ZENTRUM」の様子です。

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August 04, 2018

リリプトバーンの水素機関車が落成

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今日は「Wiener Praterの名物アトラクションLiliputbahnの話題」をお届けしましょう。

Liliputbahnは、今年、開業90周年を迎えた「歴史ある鉄道」です。

このブログでも、以前、同鉄道が水素エネルギーで駆動する新しい機関車の導入を決めたことをお知らせしましたが、今春、現車が完成していました。

形式は1265 001ですが、愛称は「HyrdoLilli」。4月にウィーンで開催された国際会議「Transport Research Arena 2018」で、関係者に初公開されました。

Liliputbahnはミニチュア鉄道ですが、この機関車はオーストリア初となる水素エネルギーで駆動する鉄道車両です。

環境保全に熱心なオーストリアでは、このブログでもお伝えしているように電気自動車の導入にも力を入れています。何しろ電力に関しては、豊富な水力発電で確保することができますので‥

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そのため、鉄道では、電化が強力に推進されてきました。ご存じのようにÖBBの幹線は、全線、電化されています。

とは言ってもローカル線は、列車密度の関係から電化をするメリットが少なく、非電化のままで、ディーゼルカーが使用されています。

今回、試作された「HyrdoLilli」ですが、日本で開発された自動車と同じく、燃料電池内の水素と酸素の反応によって電力を作り、この電力でモーターを回す仕組みです。

気になる性能ですが、燃料電池の連続定格出力は8kw(瞬間最大出力10kw)で、85リットルの水素タンクとともに機関車に連結されているトレーラーに取り付けられています。

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August 03, 2018

U4 Heiligenstadt駅付近で大規模改修工事実施中

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今日はFeriおなじみの「U4改修工事レポート」です。

日本と異なり、夏休み期間中は、利用者が減少するため、Wiener Linienでは、この時期に大規模工事を実施しています。

全線にわたって大規模改修工事が行われているU4ですが、7月2日から8月26日まで、Spittelau-Heiligenstadt間で大規模工事が進められています。

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工事現場には一般人は入ることはできませんので、Wiener Linienが公開している広報写真で、工事の概要を把握するしか方法がありません。

Feriは、よくHeiligenstadt駅を利用しますが、プラットホームが大きく痛んでいるという印象はなかったのですが、写真を見てびっくり。線路のみならず、プラットホームも解体されて、全面的に新しくなっています。

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さすがに躯体すべてを新しくするというより、お客さまが利用する床部分に新しいコンクリートプレートを取り付けているようです。

お客さまが利用する床部分に新しいコンクリートプレートを取り付けているようです。型枠を組んで、コンクリートを流し込む方式ではなく、予め工場で製造された部材を使うプレキャスト鉄筋コンクリート工法(PC工法)を採用しているようです。

PC工法は、工場で部材を作るため、部材の品質が高いことに加えて、建設現場での手間が少なく、少ない作業員で工事を進めるため、工事期間の短縮にも寄与します。

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August 02, 2018

アルコール規制強化の余波

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今日は、以前、お伝えしたプラーター周辺での「アルコール禁止規制の続編」をお伝えしましょう。

このブログでもご紹介したように2018年4月27日からプラーター(Praterstern)周辺で飲酒が禁止されました(詳しくはこちらから)。

飲酒可能の「最後の日」となった4月26日には、規制強化に反対するグループが、"Letzter Tag Saufen am Praterstern"と銘打った抗議集会(ミニデモ)を実施しています。

その後、3ヵ月間の間に当局も予想しなかった自体が発生したようです。今回、規制の対象となったのは、地図をご覧になるとわかるようにプラーターや駅を中心としたエリアです。

また、この規制対象エリアには住宅はほとんどありません。

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規制が強化されたエリアで飲酒をした場合は、罰金が科せられる上に、警察の徹底した取り締まりにより、実際に飲酒をする人はいなくなったようです。

しかし、今まで、このエリアで飲酒をしていた人たちが、どこへ行ったか‥

皆さまならば想像がつくと思うのですが、プラーターの規制対象エリアに隣接した地区に移動して、今までどおり飲酒を楽しんでいるのです。

移動した皆さんの多くは、どうも、このエリアを拠点としているホームレスのようです。
隣接エリアは住宅街。当然、住民の皆さまからは、「プラーターの飲酒規制の結果、かえって自宅周辺の環境が悪化した。なんとかしてくれ」という声が一斉に上がりました。

規制対象エリアは、駅や公園があるため、トイレもそれなりに完備していますが、隣接する住宅立地には、そういった設備はありません。その結果‥以下、自粛‥

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August 01, 2018

「冷たい飲み物」雑感

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8月になりましたので、今日は暑い日には欠かせない「冷たい飲み物の話題」をお届けしましょう。

日本では、連日の酷暑で、冷たい飲み物や、氷が入った飲み物が売れていると思います。何しろ体温を上まわる気温ですからねぇ‥

今から、40年ほど前、初めてオーストリアを訪問したのは、真夏でしたが、冷たい飲み物というのは少なかったような気がします。

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駅の売店で販売しているミネラルウォーターも、日本のようにギンギンに冷えているというよりは、温まらない程度に冷やしているといった感じでした。もちろん、これは個人的な感じ方ですが‥

Feriが好きなBierは、昔から飲み頃に温度管理が徹底していましたが‥

また、日本では冷たい飲み物に氷を入れるのが一般的ですが、当時は、氷の入った飲料というのは見た記憶がありません。

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こちらでは、元々、氷を入れて飲むという習慣がないため、日本のように純度の高い氷(雑菌などが入っていない安全性の高い氷)がないためという話を耳にしたことがあります。最も、真偽のほどは確かではありませんが‥

とにかく「生活習慣が違うものだ」ということを、肌で実感したことを覚えています。

それからかなりの年月がたち、外国人が増えてきたウィーンでは、アメリカ系のファストフード店の展開にあわせて、「氷を入れた冷たいドリンク」も一般的になってきたようです。

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