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August 02, 2018

アルコール規制強化の余波

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今日は、以前、お伝えしたプラーター周辺での「アルコール禁止規制の続編」をお伝えしましょう。

このブログでもご紹介したように2018年4月27日からプラーター(Praterstern)周辺で飲酒が禁止されました(詳しくはこちらから)。

飲酒可能の「最後の日」となった4月26日には、規制強化に反対するグループが、"Letzter Tag Saufen am Praterstern"と銘打った抗議集会(ミニデモ)を実施しています。

その後、3ヵ月間の間に当局も予想しなかった自体が発生したようです。今回、規制の対象となったのは、地図をご覧になるとわかるようにプラーターや駅を中心としたエリアです。

また、この規制対象エリアには住宅はほとんどありません。

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規制が強化されたエリアで飲酒をした場合は、罰金が科せられる上に、警察の徹底した取り締まりにより、実際に飲酒をする人はいなくなったようです。

しかし、今まで、このエリアで飲酒をしていた人たちが、どこへ行ったか‥

皆さまならば想像がつくと思うのですが、プラーターの規制対象エリアに隣接した地区に移動して、今までどおり飲酒を楽しんでいるのです。

移動した皆さんの多くは、どうも、このエリアを拠点としているホームレスのようです。
隣接エリアは住宅街。当然、住民の皆さまからは、「プラーターの飲酒規制の結果、かえって自宅周辺の環境が悪化した。なんとかしてくれ」という声が一斉に上がりました。

規制対象エリアは、駅や公園があるため、トイレもそれなりに完備していますが、隣接する住宅立地には、そういった設備はありません。その結果‥以下、自粛‥

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余計に環境が悪化しているようです。対策として、周辺エリアにあるベンチを撤去したらどうかという案も検討されているようですが、これは根本的な解決にはなりません。

そこで、対象となるホームレスの皆さんに対して、収容施設の提供や心理的なケアが必要だという意見も出ています。

当初、プラーターでの飲酒規制は、1年後に評価をすることになっていましたが、地域住民を中心に、それでは遅すぎるという声が上がっています。

この間、市長が交代したことも、対応の遅れにつながっているとか‥

一般の人でしたら、禁止エリアでの禁酒も、さほど抵抗がないかも知れませんが、対象者がホームレスとなると、話は違ってきます。

マスコミの見出しでも「問題は変わった」という表現が使われています。ある意味、当局の「詰めの甘さ」が、こういった事態を引き起こしたのかも知れません。


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