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August 15, 2018

Summer in the City  ウィーンの「猛暑対策」

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連日、「酷暑」が続く日本と異なり、ウィーンでは、今週に入って最高気温が30度を下回る日も出てきました。

オーストリアでは、8月15日が「聖母の被昇天」の祝日ですが、この日を境に夏から秋へ雰囲気が変わることが多いものです。

今日はウィーン市が行っている「猛暑対策の一つ」をご紹介しましょう。

日本では、猛暑日にになると、熱中症対策のため、「水分と塩分の補給」がテレビなどで盛んに推奨されますが、「水分の補給」は、こちらも同じ。

ウィーンの水道事業を統括するMA31では、ウィーン市内に980ヵ所の水飲み場(Trinkbrunnen、「飲料用の泉」良い表現ですね)を設置しています。

日本では、最近、街頭の水飲み場はほとんど見かけなくなりましたが、こちらでは健在です。

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また、一般的にヨーロッパでは「水道水を飲むのはリスクが高い」と言われているため、ミネラルウォーターを飲む方が多いですが、ウィーンはちょっと事情が違います。

ウィーンに限りませんが、オーストリアの水道には、アルプスから直接、取水しているため、非常に高品質の水が供給されています。

そのため、配管がしっかりしていれば、水道水を飲んでも全く問題はありません。このブログでもお伝えしましたが、MA31では、高品質の水道を維持するため、多額の費用をかけて、水道管のメンテナンスなどを行っています。

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また、今年は春先に雨が多かったこともあり、「水源地の貯水量は豊富だ」と発表されています。

さらに、MA31では盛夏の期間中、常設の水飲み場に加えて、「Mobile Trinkbrunnen」(移動式水飲み場)を人が多く集まる場所に仮設しています。

この設備は、以前、このブログでもご紹介したことがありますが、3メートルの高さを誇る円筒形のユニットで、飲み水のみならず、簡易シャワーもついています。

どうやって水を供給するかというと、何と消火栓にユニットをかぶせて、消火栓から水道水を供給するシステムをになっているのです。

このシステムですが、2008年、ウィーンで開催されたサッカーのヨーロッパ選手権(Fußball-Europameisterschaft 2008)の際、ファンゾーンに設置されたのが始まりです。

その後、夏の期間、大規模イベントや人が多く集まる居場所に仮設されるようになりました。消火栓さえあれば簡単に仮設できるため、設置、撤収も簡単です。正に「Mobile Trinkbrunnen」です。

今夏は、以下の10ヵ所に設置されています。

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-1., Graben
-1., Heldenplatz
-1., Rathausplatz
-1., Universitätsstraße
-13., Schönbrunner Schlossstraße
-15., Märzpark
-4., Resselpark
-21., Donauinsel, Schulschiff
-2., Praterstern (観覧車の近く)
-2., Praterstadion (地下鉄出口)

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ウィーン市はインターネットを活用した情報発信に熱心ですが、実は市が提供している地図に水飲み場の場所が掲載されています。

この地図を見ると、自分がいる場所の近くに水飲み場があるかどうかが、すぐにわかります。さて、水道水飲用のキャッチフレーズは“健康的なウィーンの水はアルプスから‥それは最高の選択肢です“。

という訳で水飲み場の設置だけでなく、各種イベントでも“水道水を飲みましょう“というキャンペーンを張っています。

写真はMist Festに展開したMA31のブースです。当然、水道水の試飲キャンペーンを実施していました。

日本でも水道局が水道水の品質が高いことを盛んにアピールしていますが、日本では、何故かガソリンよりも単価の高いミネラルウォーターの方が人気がありますね。

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