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August 11, 2018

「Twin City Liner」に2019年から新造船が就航します

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オーストリアでも「猛暑」が復活しました‥オーバーエスターライヒでは37.7度、ウィーンでも36.3度を記録しています。

日本の場合、エアコンが一般家庭にも広く普及していますが、ご存じのように、こちらではホテルでも完備していないところが多数。夜間の気温が下がらないのが、厳しいですね‥

今日は、こんな暑い夏にピッタリ‥「ドナウ川を航行する定期旅客船の話題」をお届けしましょう。

ウィーンとブラチスラヴァを結ぶ航路「Twin City Liner」(ツィンシティ・ライナー)に、2019年から新造船が投入されることが発表されました。

まず、新造船のご紹介の前に「Twin City Liner」のおさらいから‥

皆さまもご存じのように「Twin City Liner」はウィーンとスロバキアの首都ブラチスラヴァを結ぶドナウ川を運行する定期航路で、2006年6月から運行を開始しました。ウィーンとブラチスラヴァを最短75分で結んでいます。

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ドナウ川は推進が浅いため双胴船(カタマラン)が使用されています。最初の双胴船は、ノルウェーで建造されたもので、乗客・乗員106名を収容することができました。

ただ、初代の双胴船は接岸時に事故を起こしたこともあるようで、2008年に新しい双胴船が就航しています。

現在、就航している双胴船は、技術的な改良に加えて、客室設備もグレードアップしました。乗客・乗員109名に加えて、上席デッキにVIPキャビン(キャプテン・ラウンジ:定員8人)が設けられた他、サマーシーズン用のオープンデッキ12名分も設置されました。

その結果、定員も129名に増加しています。また、時代の要請を反映して、バリアフリー仕様(ユニバーサルデザイン)になっており、完全冷暖房。船内ブッフェも完備している他、ペットや自転車の持ち込みも可能です。

このブログでもお伝えしたことがありますが、2010年にはドナウ運河のシュヴェーデンブリュッケ橋とマリエンブリュッケ橋の間に、モダンなデザインの船着場「ウィーン・シティ」が建設されました。

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「Twin City Liner」は、3月から10月末までの運行で、ハイシーズンには1日5便運行されています。また、曜日と時間帯によって料金が異なるのが特徴です。ちなみに最も安い便は片道20Euroで利用することができます。

就航以来、160万人以上の利用者があり、前シーズンの利用者は約148000人、搭乗率は86%だったと発表されています。

今回、発表された新造船は、やはり双胴船ですが、定員が大幅に増えて250名となります。2017年にイギリスの造船所に2隻が発注されたようで、現在、建造が進められています。

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軽量化のため、船体にはアルミが使用されていますが、写真のように大きな窓が特徴で、船体も一回り大きくなります(全長が約6フィート、全幅が約8フィート拡大されるようです)。

新造船では、アッパーデッキがファーストクラスになります。そして、アッパーデッキ、メインデッキともに携帯電話やスマートフォン用の充電ステーションが設置されることになりました。

もちろん、船内ビュフェも設置されますが、2019シーズンからオンラインショップでチケット予約の際、料理のオーダーも可能になるそうです。

新造船も60km/hという高速で航行しますが、ドナウ川の環境保全と堤防保護のため、波の発生を抑止するデザインが採用されています。

具体的には、同船から25メートル離れると、波の高さは30センチ以下になりように設計されています。

技術的にもエンジンの改良などにより、燃費の向上とCO2排出量の削減が図られています。

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さらに運行の安全性を強化するため、航路を監視するレーダー装置なども強化されています。

現在の予定では、2019年3月のシーズン開始時から、在来船と置き換える予定になっています。

ウィーン-ブラチスラヴァ間は、今回ご紹介した「Twin City Liner」の他にも、鉄道、バスなどが運行されており、今後、ますます競争が激化することでしょう。ちなみに「Twin City Liner」のウリは、都心に発着することです。

Feriは、以前、ブラチスラヴァに行ったことがありますが、その時は、友人のマイカーで連れて行ってもらいました。

そのため、「Twin City Liner」は、乗船したことがありません。新造船が就航したら、一度、試してみたいものです。

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