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September 30, 2018

新演出の「Die Csárdásfürstin」雑感

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9月最後の話題は、今日は先日、Premium Reportをお届けしたVolksoperの新演出版「Die Csárdásfürstin」にまつわるお話です。

ブログでもお伝えしたように、Premium当日、オーストリアではORFⅢで、放送がありました。ただ、Premiumの時間差生中継ではなく、14日に行われたÖffentliche Generalprobe(公開ゲネプロ)時に録画したものです。

友人がORFⅢの放送を録画していたので、後日、友人に見せてもらいました。自分が生で見た舞台を、後日、映像作品、しかもフルバージョンで見るというのは、非常に珍しい経験。Feriも、初めてかも知れません。ちなみにFeriも、チラッと写っていました(笑)。

まず、Feriが勘違いしていた箇所が結構、多かったのが、ショック。言い訳はしたくありませんが、記録をとりながら観ている訳ではないので、自分の記憶に限界があることを再認識しました。

もう、記憶容量が一杯なのでしょうかね‥メモリーの増設もできないし、ちょっと悲しいFeri‥

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公開ゲネプロ当日も実際、ORFの中継スタッフやカメラも多数、見かけましたが、実際に放送された作品を見ると、Feriの知らないところにもカメラが多数設置されていたことがわかりました。中には無人のリモートコントロールカメラもあったようです。

ところで当日、テレビ放送を見た友人から、“暗い舞台だねぇ”という感想を頂きました。確かに、前演出に比べると、基本的に暗い舞台です。前演出の場合、1幕の劇場場面は暗かったですが、ロビーや楽屋は比較的明るく、変化を付けていました。

また、2幕のリッペルト侯爵邸については、抽象的な舞台装置で、背景は基本的にブルー。ただ、すごく明るいという訳ではありませんが‥ そして、3幕はグランドホテルのバーだったので、それなりの明るさです。

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その点、本演出は、舞台が全編にわたって暗く、スポットライトで歌手を際立たせる手法が印象的でした。ただ、実際にFeriが見た舞台では、「ものすごく暗い」という印象は受けませんでした。

その理由が録画を観てわかりました。当たり前ですが、劇場で舞台を観るときは、客室も真っ暗。そのため、暗さに目が慣れてしまっているのでしょう。

それに対して、テレビを観るときは、基本的に部屋の昭明が付いていますから、「明るい中で、暗い映像を見る」というパターン。当然、印象は随分変わってくると思います。

ただ、全体的に暗いのは事実で、これは「戦争の影」を意識しているのでしょう。

次に、当たり前のことですが、「生の舞台と映像作品は、全く別物」ということを再実感しました。特にテレビ作品では、収録時に音を調整しているため、歌手の歌、台詞、演奏のバランスがとれています。

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特に歌手をアップにする場合は、演奏とのバランスを重視しているようなので、失礼ながら、実際のステージよりも「素晴らしい歌手」に見えてしまう場合もあります。

興味深かったのは、実際の舞台では、それほど強くは感じなかったのですが、映像ではAnhilte のSigrid Hauser さんのしゃべりが強調されており、完全に(Leopold MariaのRobert Meyerさんを圧倒していました。

生では、しゃべりに関しては、ほぼ対等で、ここまですごくはなかったというのがFeriの率直な印象です。

しかし、生の場合、観ている場所も関係しますが、バランスが崩れるケースも多いということを再実感しました。

今回は、歌手陣が全員、ワイヤレスマイクを装着していたこともあり、録画では「歌手の歌唱力不足」は、全く気になりません。ただ、さすがに演奏との微妙なずれが発生した箇所は、そのままでしたが‥

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なお、演奏や歌に関しては、Premiumの方が仕上がりは上で、全体的にテンポも良くなっていました。その点は、ちょっと残念です。

Premium Reportで、お伝えできなかったことですが、今回は古い(古いように加工した)映像が使われる箇所がありますが、これはボニが1幕で映写機を持って登場してくることから、ボニが撮影した作品という位置づけなのかも知れません。実際、舞台でも映写機で自分が撮影した映像を映す場面も盛り込まれていました。

特に2幕のニューヨークは、シルヴァと同行したボニが撮影したというイメージなのでしょう。

また、ジャズ風に編曲された曲が多いのは、戦争に突き進むヨーロッパに対して、「明るい自由の国アメリカ」を対比したかったのかもしれません。これは、衣装にも現れていて、Stasiをはじめとする若手の服は、アメリカ風のデザインです。

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それにしてもウィーン子はカールマンものがお好きですね。最近のVolksoperのオペレッタで、Feri以上に盛り上がっている人が多かったのが、非常に印象的でした。

FeriもPremiumの時は、つい、つられて盛り上がってしまいましたが‥

ところでVolksoperでは、通常、Premiumメンバーの他に、セカンドクルーを準備しています。

Feriは、まだ観ていないのですが、もう一人のFeri BácsiはAxel Herrigさん。2008/09シーズンに「Guys and Dolls」でハウスデビューし、主にミュージカルに出演していました。

セカンドクルーが出演する公演を観た友人がいるのですが、話を聴いたところ、Boris Ederよりも良かったとのこと‥うぅーん、俄然、セカンドクルー編を観てみたくなりました。

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また、Volksoperでは、シーズンはじめのPremiumでは開演前に「おもてなし」が行われることがあります。

今回も大当たり。セクトやソフトドリンクは飲み放題。スタッフが回りながら進めてくれるので、つい杯が進んでしまいます。しかもセンメルサンドなどの軽食も食べ放題。

これだけで、文句が言えなくなります(笑)。お土産付きのPremiumもあるのですが、今回はFeriには関係のないファッション雑誌を配っていましたね。 

まぁ、前作、特にSándor NémethさんのFeri Bácsiに魅了されてしまったFeriとしては、大絶賛とは言えない仕上がりですが、最初から、この演出で観たら、そこそこの仕上がりという印象を持つかも知れません。

そういう意味では、お勧めできる作品ではあります。

ただ、本作品を観て「オペレッタはまる」かどうかは微妙ですが‥


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オペレッタ, in フォルクスオーパー |

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