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September 04, 2018

ÖBBが新しい長距離列車用車両を発注

Wagenfirstclassdesign

今日は、Feriお得意の「ÖBBの話題」をお届けしましょう。

多くの国が、上下分割方式で民営化されているヨーロッパの長距離鉄道。料金のディスカウントとともに、サービス向上はお客さま獲得の鍵を握ります。

先日、ÖBBから新世代の長距離列車用車両を発注していることが発表されました。

RailJet(8編成)とNightjet(13編成)車両はSIEMENSに発注されており、2019年4月から製造開始。20220年末までに完成する予定です。では、同社のプレスリリースを参考に、新世代車両の特徴をご紹介しましょう。

基本コンセプト
基本コンセプトは「快適性の向上」で、プライバシーの向上に加えて、車内で個性的な楽しみ方ができるようにデザインされています。

Wageneconomydesign

RailJet
公表されたイラストを見ると、従来の客室とは、かなり異なっています。編成の総定員は500名を越えるようになるらしく、写真のような新しいコンセプトの客席が新設される模様です。

ダブルシートと表現されていますが、ソファータイプの椅子が設置され、グループ単位でプライバシーが確保されます。完成予想イラストを見ると、バックレストがかなり高くなっており、中央部に大きなテーブルが設置されています。

従来のRailJetでも、向かい合わせ席には折りたたみ式のテーブルがせっちされていましたが、それよりもサイズが拡大されている印象を受けます。

2等車のイラストを見ると、背もたれの間が、大型荷物収納スペースにあてられていることがわかります。日本では大型トランクの搭載が問題になっていますが、ボックスシートを採用し、スペースを有効活用したというところでしょう。

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また、各座席には最近は航空機でも一般的になったUSB充電プラグが設置されるようです。

車両の外観が変わるかどうかが注目されますが、その点の発表はありませんでした。

しかし、日本では、このようなグループ席はイベント列車用車両では採用されていますが、定期列車では売りにくいためか、忌避される傾向があるようです。やはり旅行スタイルの違いもあるのでしょう。

なお、トップの写真が1等車、2枚目の写真が2等車です。ご参考までに、現在のRailJetの1等車車内を3枚目の写真でお目にかけます。

色使いも含めて、随分、雰囲気が変わるのがご理解頂けると思います。

Schlafwagendesign

Nightjet
Nightjetの車両については、従来ÖBBで使用されてきた寝台車と、ドイツ鉄道(DB)から移籍した車両が使用されていました。そのため、製造時期により車両のクオリティが異なっており、「当たり外れがある状態」でした。

他国内に乗り入れることを考えると、若干、アピール不足といった感は否めません。

そこで、今回、編成単位で新車を導入することにしたのだと思われます。7両編成の構成ですが、座席車2両、簡易寝台車3両、寝台車2両となっています。

ここでも、快適性を向上させるため、最先端のデザインが採用されます。

1人用のミニスイートが新設されます(JRのソロに当たる客室だと思われます)。さらにスタンダードとデラックスでは、シャワーとトイレが設置されると発表されています。

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従来から評価の高かった家族用コンパートメントも、継続採用されることになりました。

そして、今までRailJetだけに導入されていた無料Wi-Fiサービスが、新しいNightjet用車両にも採用されることになりました。

こちらについては、編成単位で製造されるため、車両の外観も統一されたコンセプトになると思われます。

しかし、車内については、RailJet、Nightjetともにカラーリングは統一されている点も注目されます。いずれ、続報があると思いますが、現車の落成が楽しみです。


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