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September 12, 2018

路面電車の停留所雑感

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今日は「ウィーンの路面電車停留所での出来事」をご紹介しましょう。

ウィーンは現在でも路面電車が活躍していますが、問題は「乗り降り」ではないでしょうか。

Ringのように歩道に面して軌道が敷設されている場合は、乗客は歩道に設置されている停留所から問題なく乗降できます。

また、道路中央に軌道が敷設されている場合でも、Währinger Straßeのように、車道上に停留所が設置されているケースもあります。これは、日本でもおなじみのスタイルですね。

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問題なのは、道路の幅が狭く、車道上に停留所を設置することができない場所です。ウィーンでは、こういったケースが比較的多いように感じます。

この場合、路面電車が停留所に到着した時だけ、車道が停留所になります。乗車するお客さまは、歩道から車道に出て、乗車します。降車したお客さまは、その逆ですね。

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興味深いのは、こういった停留所の多くは、停留所の車道が歩道と同じ高さになっていることです。つまり、乗客が歩道から車道へ移動する場合、段差はありません。

そのため、道路を走る自動車は、停留所手前で坂を登る形になります。そして、停留所通過後は、逆に坂を下る訳です。そのため、車道には「注意」の標識が描かれています。

この構造には副次的なメリットもあります。それは、自動車が速度を落とさざるを得ないことです。速度制限のある路地に入る際、道路に設けられている「ハンプ」と同じ効果が期待できる訳です。

日本では、基本的に自動車のスムーズな運行を優先しますが、こちらでは、歩行者や路面電車利用者が優先されている訳で、基本的な考え方の違いが現れています。

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では、路面電車が停留所に停車中、自動車はどうするのかというと、停留所手前で停車することが義務づけられています。

ただ、信号などはありませんので、ドライバーが停留所に路面電車が停車していることを視認して、一時停車措置をとります。

一応、乗客も自動車の停車を確認してから車道にある停留所に出ますが、車の危険を感じることは少ないようです。

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しかし、以前、Feriが市内の某停留所を通りかかった際、停留所に停車していた路面電車の横を自動車が通過。降りた女性のお客さまが、そのドライバーに罵声を浴びせていた場面を目撃したことがあります。

その声の大きさに、Feriも思わずびっくり仰天。これは明らかにドライバー側のミスですが、幸い、自動車とお客さまが接触する人身事故に至ることはありませんでした。

こちらの方は、こういった場合、はっきり自己主張しますが、これもお国柄の違いでしょうかね。


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