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September 05, 2018

オーストリア航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記

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今日は「オーストリア航空日本線の話題」をお届けしましょう。

今回の日本線再就航で話題を集めたのが、ビジネスクラスとエコノミークラスの間に新設された「プレミアムエコノミークラス」。

同社のホームページから購入すると、割安なエコノミークラスに比べて、結構な金額になります。

という訳で、Feriにはご縁がないと思っていましたが、先日、マイレージサービスの特典航空券でウィーン-成田間に搭乗した際、有償アップグレードで搭乗する機会がありました。

日系航空会社でも、当日、空席がある場合、空港でエコノミークラスからプレミアムエコノミークラスへ有償アップグレードできるケースがありますが、オーストリア航空の場合、Web Check-inの際、選択できるようになっています。

当初は、おとなしくエコノミークラスで日本へ行く予定でしたが、特典航空券で出費が少なかったこともあり、片道だけ利用してみることにしました。

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ただ、既に通路側は埋まっており、選択できる座席が少なく、最前列の10Eになってしまいましたが‥

日本線に投入されているB777-200ERのプレミアムエコノミークラスの座席配置は、横2―4―2で、3列。定員は24名です。

余談になりますが、通常、ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスの境は、トイレやギャレーなどにするケースが多いのですが、オーストリア航空の場合、ビジネスクラスの席数を確保するため、プレミアムエコノミークラスの前に1列だけビジネスクラスがあります。個室みたいな雰囲気で、ちょっと変わっていますね。

なお、オーストリア航空は、日本線はプレミアムエコノミークラスが好調と発表しています。

参考までに日本航空が国際線で使用しているB777-200ERの場合、横の座席配置は2-4-2ですが、5列設定されており、定員は40名です。

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全日空の場合、国際線ではB777-200ERは運用していませんが、ストレッチタイプのB777-300ERの場合、横の座席配置は2-4-2で3列。定員は24名です。

当日、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスは、ほぼ満席でしたが、隣のF席は空席のまま出発しました。これはラッキー。

最前列席なので、個人モニターは肘掛けに入っています。そのため、若干、小型。これはやむを得ません。AVシステムに関しては、画面をタッチして操作する方式ですが、シートの肘掛け下にコントローラーが内蔵されています。

このコントローラーで照明、AVプログラムの音声などをコントロールすることができます。さらにゲームのコントローラーも兼ねています。ただ、AVプログラムの選択は、コントローラーではなく、画面をタッチして行う方式のようです。

シート幅、シートピッチはエコノミークラスよりも広くなっており、その分、肘掛けにドリンクなどを置くスペースがあります。ただ、狭いので、注意して使う必要はありますが‥

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また、USB電源に加えて、AC電源も肘掛けからとることができます。そして、備え付けのヘッドホンは、ビジネスクラスと同じノイズキャンセリング式のもの。

この他、フットレストも付いています。個人的な感想ですが、座席そのものについては、日系航空会社のプレミアムエコノミークラスの方が、工夫されており、居住性は良いと思います。

ちなみにオーストリア航空の場合、シートの最大幅48.3cm、最大リクライニング角度40度だそうです(Feriが測った訳ではありません)。

欧米の航空会社では、離陸前に上級クラスではウェルカムドリンクがサービスされることがありますが、今回、プレミアムエコノミーでも実施されていました。しかも、ガラスのグラスで‥ これはちょっとビックリ。

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ただし、ノンアルコールでしたが‥ そして、客室乗務員からのご挨拶もありました。

もちろん専用のアメニティキットも席に置かれています。ブランケットなどもエコノミーとは仕様が違うような気がしましたが、これは確認した訳ではないので、明言できません。

離陸後、客室乗務員からメニューが配布されました。

オーストリア航空の場合、ビジネスクラスにはスカイシェフという機内食の専門スタッフが搭乗していますが、プレミアムエコノミークラスは通常の客室乗務員が担当です。

OS51便の場合、最初の食事は「昼食」になりますが、メインディッシュは3種類の中から選択式でした。Feriが搭乗した時は、「鶏ムネ肉のソテー」、「牛味噌煮込み」、「エビカレー」でした。

日本からお越しのお客さまの場合、帰国便となるため「牛味噌煮込み」のオーダーが多かったような気がします。へそ曲がりのFeriは、「Crvettencurry」をお願いしました。

日系航空会社では配膳の際、メインディッシュをその場で、選択するパターンが多いですが、オーストリア航空では、客室乗務員が事前にリクエストを訊いていました。これは席数が少ないために可能なのかもしれません。そのため、サーブはスピーディーでしたね。

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食事前のドリンクサービスは通常のエコノミークラスと同じで、この時はプラスチック製のカップが使用されていました。これは、エコノミークラスと同じサービスカートを使っている関係のようです。そのため、おつまみもエコノミークラスと全く同じです。

そして、昼食が運ばれてきましたが、プレミアムエコノミーでは食器は陶器やガラス製、カトラーも金属製となっていました。

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つまり、食事内容だけでなく、サービス内容そのものも変えているのです。日系航空会社の場合、食事は基本的にエコノミーと同じで、ドリンクなどが若干異なるという例が多いだけに、これは意外でした。やはり見た目は重要ですね。

また、OS51便の場合、2食目は朝食となりますが、こちらもプレミアムエコノミークラスは2種類からのチョイスになっていました。メインディッシュは「スクランブルエッグ/七面鳥のブルスト」か「ブルーベリーパンケーキ」でした。

ただ、Feriは朝食の時間、化粧室に行っていたため、自席へ戻れず、選択はできませんでしたが‥

実際に搭乗してみて感じたことは、プレミアムエコノミークラスの運用について、日系航空会社とは基本的な考え方に違いがあるということです。

主にシートの改良で差別化を図っている日系に比べて、オーストリア航空の場合、機内食をはじめとするサービス全般でワンランク上を目指しているようです。

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どちらが乗客の支持を集めるのかは、何とも言えませんが、これはお客さまの国民性も影響しているような気もします。
そう言えば、Feriは今まで日系以外のプレミアムエコノミークラスに搭乗したことはなかったので、他のエアラインがどのような考え方で運用しているのかは、わかりません。

そう簡単に搭乗する機会はないとは思いますが、興味はありますね。


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Comments

Zum ersten Mal,probiere Ich die Premium economy class.Bisher die Reisen waren in der Business class
durchgefuehrt.Ich fliege seit Oeffnung der Route
Wien Tokio Wien.WAs wichtig fuer mich ist der Komfort des Sitzplatzes.Nach Ihre Angaben,er ist
nicht so gut wie Sie erwartet hat.Der Vorteil ist
dass Wien direkt erreichbar ist.

Posted by: Shinji Fujiki | July 08, 2019 17:15

Feriさん、お久しぶりです。オーストリア航空について書いてられるので一言。

今年の正月、二回目のウィーン旅行を行いました。その帰国の際のオーストリア航空のカウンターでのことです。

スーツケースを預けようと係員の指示に従ってカウンターに並びました。私の前には白人のおばさんが手続き中で、カウンターの女性と長々と話をしていました。ようやく話が終わったらしく、その方のスーツケースがベルトコンベヤーで中に引き込まれて行き、その係員は席から立ち上がっておばさんを出口までエスコートしていきました。随分丁寧な応対をするものだなと思って、私はその様子を眺めていました。

次は、私の番です。出口から戻ってきた女性係員は、私のスーツケースを手に取ると隣の無人のカウンターに持っていき、そこの計量台に載せると「OK」と言って自分の担当のカウンターに戻ってしまいました。そして、私の次で順番待ちしていた白人客の荷物の取り扱いを始めました。

私は無人のカウンターの前で、スーツケースは計量台に載ったまま、ほおって置かれました。

これは一体どういうことでしょう。「東洋人客は乗るな」という意味でしょうか?私はそのように受け取りました。帰国後、あまりにもおかしな対応だと思い、ネットで検索してみると「オーストリア航空で露骨な人種差別をされた」という書き込みを多く発見しました。ウィーンでは、このような態度を取る人が未だ多くいるのでしょうか?信じられません。

Feriさんの見解を伺いたく思います。

Posted by: ウィーン大好き | July 12, 2019 08:48

ウィーン大好き様

それは不愉快な経験だったと思います。私自身は、オーストリア航空で、そのような経験をしたことはありません。

ただ、航空会社の場合、マイレージ会員資格によって、明確にサービスが区別される傾向が強いので、会員資格が低いと、ぞんざいに扱われるケースはあるかもしれません。

ただ、通常、上級会員の場合は、一般のカウンターではなく、専用カウンターなので一緒になるケースは少ないと思います。

次回からは全日空のウィーン線をご利用になったらいかがでしょうか。日系なので、日本人のメンタリティにあったサービスを受けることができます。

Posted by: Feri | July 14, 2019 07:13

ご回答ありがとうございます。

私はたまにしか旅行をしないので、会員資格などとは無縁の存在です。今回はカウンターにあったバーコード読み取り装置を自分で操作して、急場を切り抜けました。

このオーストリア航空便はフランクフルトまでで、フランクフルトから全日空便に乗り継ぎました。

興奮が続いていたこともあり、機内で全日空のスチュワーデスさんにこの件を話しました。この話を聞いてスチュワーデスさんは驚かれることを私は予想していたのですが、逆に「ありがちなことですねー」といった眼つきで私をご覧になるので、私は一層驚きました。

スチュワーデスさんは、むしろ私が自分でバーコード読み取り装置を操作したことに驚き、羽田でスーツケースが間違いなく出てくるかの方を心配してられました。

この件があって以来、それまで毎晩のように聴いていたウィーンフィルのレコードも聴く気がしなくなりました。

あの一見優雅で楽し気な演奏の背後に、とてつもない意地悪さが潜んでいるのではないかと思うようになりました。

Posted by: ウィーン大好き | July 15, 2019 09:23

ウィーン大好きさん様

状況をお知らせ頂き、ありがとうございます。ウィーン空港の場合、省力化と時間短縮のためらしいですが、自分で預け入れ手荷物の手続きをするシステムが導入されています。

通常は、自動チェックイン(もしくはWebCheck-in)で、搭乗券を出し、その後、自分で手荷物の預け入れという手順かと思います。心配だったのは、乗り継ぎの場合、ちゃんと預け入れ手荷物が最終目的地まで送られたかということです。

なお、こういったトラブルもあるためか、欧州内路線では、やたら機内に手荷物を持ち込むお客さまが多いですね。

私は系列の違う航空会社を使う関係で、フランクフルトでは、必ずウィーンからの預け入れ手荷物を受け取り、その後、再度、日経航空会社のカウンターでチェックインというパターンです。

会員資格は上級でも、手続きが面倒なため、預け入れ手荷物のスルーチェックインは拒否されます。ちなみに、日本からウィーンへ戻る際、日本の地上係員は時間をかけてやってくれます。

ウィーンは、基本的に観光立国なので、市内では観光客には一応、親切ですが、基本的には外国人には冷たいところもあります。ただ、懐に飛び込んでしまうと対応がかわります。京都の「一見さんお断り」に近い雰囲気のところもあるような気がしています。

まぁ、これに懲りずに、お越し頂ければ幸いです。

Posted by: Feri | July 15, 2019 09:58

ご返信ありがとうございます。今回の旅行の所感は、「やはり、ナチズム発祥の地だけのことはある」というものでした。

私とウィーン音楽との関係は60年以上に及び(幼稚園児のくせにクラシック音楽を聴くと周囲の大人を驚かせていた)、そう簡単に諦める気はしません。

むしろ表面的には見えにくいヨーロッパの本当の姿を垣間見たのではないかという気さえしています。これを契機にウィーン文化の正体を探ってやろうというチャレンジングな気分も湧いてきています。

それでは、また。

Posted by: ウィーン大好き | July 15, 2019 11:32

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