« オーストリア航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記 | Main | 謎のピクトグラムシリーズ イノシシにご注意 »

September 06, 2018

健在 サーカス列車

120_jahre_volksoper

本編の前に、9月1日に行われたVolksoperのオープニング、「120 Jahre Volksoper Wien - Ein Fest im Arne-Carlsson-Park」のお話から‥

実は、当日、大雨になってしまい屋外でのコンサートが不可能になってしまいました。そこで、会場を劇場に移して、コンサートが行われました。

ただ、劇場のキャパシティを越えるお客さまが来場してしまったため、混乱したという話です。

この他、「120 Jahre Volksoper Wien」を記念した巨大なケーキも登場。来場者に振る舞われたそうです。

20180815_roncalli_04

さて、今日は「サーカスの話題」をお届けしましょう。

ヨーロッパでは、伝統的に各地を回るサーカス団が存在します。今夏、シュタイヤマルク州をドライブ中、小規模なサーカス団がMuruでテントを張って、興行している光景を目にしました。

そんなサーカス団の中でも、規模が大きく、オーストリアでも人気が高いのがドイツを本拠地に活動する「Circus Roncalli」です。

ウィーンでは市庁舎前広場で興業を行うことで有名です。入場料は結構、お高いのですが、こちらでは人気が高く、満席になる公演もあるという話です。

20180815_roncalli_03

その昔、道路が発達する前、サーカス団の移動は鉄道を使っていました。

大規模なサーカス団の場合、専用の貨物列車(臨時列車)を仕立てて、移動することが一般的だったようです。

その後、アウトバーンをはじめとする道路が整備されてからは、列車による移動は減っているという話を聞いていたのですが、先日、ÖBBのプレスリリースで「サーカス列車運行」の記事を見かけました。

20180815_roncalli_02

ヨーロッパでは上下分割方式で民営化された上に、旅客、貨物とも国を超えて運行できるシステムに切り替わりました。その結果、ÖBBの貨物部門がドイツ国内で貨物列車を運行するというケースも出てきた訳です。

今回、「Circus Roncalli」のInnsbruck公演に際して、ドイツの本拠地からInnsbruckまでの輸送をRail Cargo Groupが受注しました。

サーカス団は、基本的に各種機材を搭載したトレーラーや大型ワゴンを使うので、低床式の貨車50両にサーカス団の車両を搭載してInnsbruckへ向かいました。専用列車の重量は1200t、長さは700メートルだったそうです。

20180815_roncalli_05

Innsbruckには8月15日に到着。その後、トレーラーや機材を、トラクターを使って下ろし、会場となるOlympiaworld in Innsbruckへ向かいました。

なお、大規模なサーカス団である「Circus Roncalli」には、団内に専門のロジスティックチームがあり、荷下ろしや移動、設営は彼らが担当しています。

なお、Innsbruck公演は、8月18日から9月2日まで行われています。

2018年のツアーでは、今後、以下のスケジュールで公演が行われることになっています。

20180815_roncalli_01

- 9月12日~10月14日:Wien

- 10月19日~11月11日:Graz

- 11月16日~12月9日:Linz

オーストリア内の移動にも鉄道が利用されるケースが多いようです。

ÖBBでは、“200km以上離れた都市への移動では、鉄道輸送のメリットが多い”と言っていますが、実際、1200tにも及ぶ車両や資材を道路で運搬するとなると、隊列が長くなる上に、牽引するトラックの数も増えて、非常に大変でしょうね。

もちろん、オーストリアでのツアー終了後、ドイツへ戻る際にも、再び専用列車が登場することになるでしょう。

「サーカス団の専用貨物列車」‥21世紀の今でも、ロマンを感じますね。


※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

鉄道のお話, in 街角の話題, in フォルクスオーパー |

« オーストリア航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記 | Main | 謎のピクトグラムシリーズ イノシシにご注意 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« オーストリア航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記 | Main | 謎のピクトグラムシリーズ イノシシにご注意 »