「WOW」って何?
今日は「ちょっと変わったイベントの話題」をお届けしましょう。
先日、地下鉄に乗っていたら車内で「WOW」と大きなロゴが入った広告を見かけました(最初はWOOWかと思ってしまったFeriでした‥)。
正式には「Das Wiener forschungs-fest」という行事のようです。日本語に訳すと「ウィーン研究祭」という感じになるのでしょうか? 開催期間は9月14日から16日までの3日間。入場無料の文字が‥
何となく面白そうだったので、隙間時間を見つけて、ちょっと覗いてきました。会場の最寄り駅U2のStadion。まさかStadionで開催している訳ではないですよね。
U2のStadionに到着すると改札口にスタッフが待機しており、会場への案内をしていましたが、駅からも会場が見えました。
Stadionとは反対側にある「特設会場」で開催されていました。
まず、Feriの目を引いたのは、現在、Wiener LinienがSeestadtで試験を行っている「自動運転バス」。初めて実車にお目にかかることができました。
「Das Wiener forschungs-fest」の一環として、デモンストレーションを行っており、特設コースで一般のお客さまを乗せていました。
その隣では、前部に荷物を載せることができる「件の自転車」の試乗も行われていました。
試乗用に提供されていたのは、荷物用と乗用の2タイプ。実際、乗用の前部に子供さんを載せて、テストランをしているお父さんを見かけました。
道路を挟んだ反対側がメイン会場になっているようです。入り口では、スタッフがリーフレットを配布していました。
昔の乗馬クラブだったところ会場になっているようで、写真の大テントがメイン会場。それに加えて、元厩舎も会場になっていました。
リーフレットを見ると、青少年をメインターゲットにした体験型学習イベントのようです。
一言で表現すると、日本の学園祭のような雰囲気。ウィーン市当局、企業、学校などが参加しており、「健康的な生活」、「近代都市」、「仮想現実」、「生活支援」、「知的生産」、「プログラミング」という6つのテーマゾーンが設けられていました。
青少年に様々なジャンルに興味を持ってもらい、将来の職業選択の参考にしてもらおうという趣旨もあるようで、職業訓練などを行っている組織がバックアップしていました。
アプローチは変わっていますが、内容は「まじめなイベント」です。そのため、基本的に各ブースでは、単なる展示ではなく、色々な体験ができるように工夫されています。
もちろん、通常は一般の人が触れることがない、専門的な機材なども展示されていました。
時間を決めて、ワークショップも開催されており、物作りなども体験できるようでした。天文観測も体験できるようで、天体望遠鏡が設置されていました。
さらに、子供さん向けにはスタンプラリーなども行われており、決められたブースを回って、スタンプを集めると記念品がもらえるようでした。
Feriは、チャレンジしませんでしたが、ご年配の女性がスタッフからスタップカードをもらっている姿を見かけました。
ご存じのように、こちらでも入場無料(EINTRITT FREI)のイベントは大人気。天気が良かったこともあり、大勢の親御さんに連れられた子供さんが来場していました。
この手のイベントなので、野外で食事もできるようになっているのは言うまでもありません。
そして、何故かBarも昼間から好評営業中。こういった「真面目なイベント」でもアルコール飲料が提供されているところがオーストリアらしいですね。
子供さんは各ブースで熱心に色々なイベントに挑戦している間、親御さんは、野外でBierを飲んで一休み‥といった光景も‥もちろん、お食事はご家族一緒ですが‥
ブースに群がっている子供さんを押しのけて、各ブースで展示している内容を観察するのも大人げないので、Feriは、遠くから様子を見るだけに止めました。
ただ、見せ方については、なかなか工夫されており、本当は詳しくチェックしたかったブースもあったのですが‥
当日は、暑かったので、Barの魅力に負けて、昼間からBierを一杯。Festで飲むBierは、これまた格別(笑)。
なお、「Das Wiener forschungs-fest」ですが、毎回、同じ場所で開催されるのではなく、色々な場所で行われているようです。
※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります
Comments