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October 21, 2018

2シーズン目のVolksoper「GASPARONE」

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今日は久しぶりに「オペレッタの話題」をお届けしましょう。

昨シーズンの最後にPremiereが行われたカール・ミレッカーの作品「GASPARONE」。

当然、2018/19シーズンも継続上演となりました。前シーズンは1回しか観ることができなかったので、再見ということで‥

当日の指揮は、Andreas Schüllerさん。出演者は、以下のとおりです。

-Carlotta(カルロッタ):Julia Kociさん(PremiumはMara Mastalirさん)

-Baboleno Nasoni(パポーレ・ナゾーニ、市長):Gerhard Ernstさん

-Sindulfo(シンドゥルフォ、パポーレ・ナゾーニの息子):David Sitkaさん

-Der Fremde(よそ者、実はシチリア総督):Sebastian Geyerさん

-Luigi(ルイージ、よそ者の連れ):Christian Grafさん
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-Benozzo(ペノッツォ、旅籠の亭主):Marco Di Sapiaさん

-Sora(ソーラ、ペノッツォの女房):Johanna Arrouasさん

-Massaccio(密輸業者):Wolfgang Gratschmaierさん

-Petruccio(密輸業者):Josef Luftensteinerさん

-Benito(密輸業者):Franz Suhradaさん

-Calvazzi(密輸業者):Daniel Ohlenschlägerさん

Premiereとは、カルロッタが変わっただけで、あとは同じメンバーです。今回は舞台全体を見渡すことができるBALKONだったので、前回とは違った印象になりました。やはり、見る場所を変えて観賞することも、楽しみの一つですね。

まず、演出はPremiereの時と同じ。場所や時代が特定できないような「抽象的な演出」なのですが、作品の内容を考えると、これで良いのかもしれません。

舞台には電飾の枠が付いているのも、架空のお話をイメージさせているのかもしれません。

なお、途中、海をバックに芝居が行われる場面がありますが、正面から見ると、奥に青い海が広がっており、非常に綺麗な印象です。Feriは、基本的にオペレッタは「綺麗な舞台」が好きです。

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Premiumの時も書きましたが、本作品はオペレッタですが「聴かせるアリア」が多数、含まれている作品です。通常、オペレッタでは重唱が多いですが、ソロのアリアが多いというのも特徴。

オーケストラの演奏は、なかなか良かったと思います。カルロッタ以外はPremiumメンバーなので、ある意味、こなれてきたという印象です(通算13回目)。

カルロッタのJulia Kociさんは、歌唱力には定評があるので、良い仕上がりでした。後半は、彼女の本領発揮と言ったところでしょう。

Mara Mastalirさんは雰囲気はピッタリですが、歌唱力で比べるとJulia Kociさんの方が上だと思います。

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この他、パポーレ・ナゾーニ、市長のGerhard Ernstさんが、例によっていい味を出していました。

身分を隠したシチリア総督のSebastian Geyerさんは、前シーズンよりも、歌・お芝居がこなれてきた感じがしました。なかなか良い仕上がりです。

ところで、3幕で、市長の指示でオーストリア連邦軍が客席に現れまるが、お客さまに手配書を配っているのをPremiereの時は見逃してしまいました。

ところで、Feriが気になったのは、「お客さまの入り」。シーズン開始直後というのに、ガラガラ‥平土間にも空席が目立っており、BALKON、GALERIEに関しては、最前列も含めて、ほとんどが空席という状態。

実際、Feriの隣は埋まっていたのですが、両側が開いていたため、開演前に皆さん、席を移動していました。

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120周年を迎えたVolksoperですが、この時期、観光客の皆さんが沢山訪れているにもかかわらず、お客さまが来ない。

その理由は、ずばり「演目」です。「GASPARONE」と言っても、すぐにわかるのは音楽通かオペレッタ通。一般のお客さまからすれば、「何、これ?」状態。そうなると、来場するのは地元の熱心なファンだけ。

とは言っても、お値段もありますから、2回、3回と来るお客さまは少ないことでしょう。

一見さんを呼び込むためには、誰もが知っているような定番オペレッタを入れておくことも「商売」という観点から見ると、大切なような気がします。

正直、こんなに空いているオペレッタは久しぶりでした。


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オペレッタ, in フォルクスオーパー |

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