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October 20, 2018

犬を飼うのも大変です 動物福祉法による規制が強化

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今日は「ペット飼育のお話」です。

当たり前ですが、Feriはウィーンではペットを飼っていませんが、犬や猫を飼っている方が多いですね。

このブログでも、時々ご紹介していますが、こちらの犬は躾が行き届いていて、レストランやホイリゲ、カフェへの入店も許可さえています。しかし、最近では、飼い主自身の問題で躾の行き届いていない愛犬が増えて、トラブルに発展するケースも多くなっています。

そこで、ウィーン市では、特定の犬種に限って飼い主にライセンス制を導入しました。

今回、この延長線上の政策として、動物福祉法の強化が打ち出されました。規制強化の目的は、トラブルの防止に加えて、子供に危害を加えないようにすることです。今日は、この内容をご紹介しましょう。

動物福祉法の改正点は、以下のとおりです。なお、これはリストに掲載されている犬種を飼う場合です。

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-屋外での口輪とリートの義務化(ドッグランなど特定の運動場では除外):口輪の装着に違反した場合は200Euroの過料と6時間の強制訓練が課せられます。2年以内に2回、違反した場合は、ライセンスが取り上げられます。なお、口輪をしていなかったため、人が咬まれた場合、即刻、該当する犬の飼育が禁止されるようです。

-公共の場所で散歩をさせる場合、飼い主にはアルコール制限が適用されます。違反した場合は、1000Euroの過料。

-警察が飼い主の適性を判断し、問題がある場合は、即刻、犬の飼育禁止を命じることができます。また、犬の飼育が禁止された場合、同じ家庭内でも犬を飼うことはできなくなります。

-ライセンスを持たない人への譲渡は禁止されます。

-飼い主のライセンスは2年毎に、テストを受けて更新する必要があります。

Img_2013_06_5900

今回の動物福祉法の強化で注目されるのは、警察が全面的に取り締まりに当たるという点です。

日本でしたら「司法コストの無駄遣いだ」という批判が出そうな案件ですが、ウィーン市の場合、市民の安全を守るという観点では、法令を遵守しない飼い主は、犯罪者と同じなのでしょう。市当局の意思が反映されているような気がします。

また、飼い主がライセンス試験を受験するためには、10時間にわたる犬の訓練トレーニングを受講することが義務づけられているようです。

ウィーン市では、オーストリアでは他の市に先駆けて2010年、特定の犬種について飼い主のライセンス制を導入しました。ウィーン市の発表によると、ライセンス制の導入により、犬に咬まれた人は70%減少しています。

現在、ウィーン市で、飼い主がライセンスを取得する必要がある犬種は以下のとおりです。

Img_2013_09_0227

-Bullterrier
-Staffordshire Bullterrier
-American Staffordshire Terrier
-Mastino Napoletano
-Mastin Espanol
-Fila Brasileiro
-Mastiff, Bullmastiff
-Tosa Inu
-Pitbullterrier
-Rottweiler
-Dogo Argentino (Argentinischer Mastiff)

Feriは、犬については詳しくありませんが、日本犬では土佐犬が入っているところから、闘犬などに使われる気性の荒い犬が選定されているような気がします。

ちなみに、このリストに掲載されている犬種は、他の犬種と交配させる場合も、ライセンスが必要だそうです。

なお、今回、掲載した写真は、ライセンスの対象となっている犬種ではありません。ご了承ください。


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