« 速報 2019年2月、ANAが羽田-ウィーン線を開設 | Main | リンツ市が都市交通にロープウェイを検討中 »

October 17, 2018

Wiener Linienの自動運転バスArma見学レポート

Img_2018_09_0371

このところ、オーストリアでは、季節外れの暖かさが続いている地域もあります。先日、オーバーエスターライヒ州に住む友人から、“休日にアッターゼーへ行ったら、泳いでいる人がいたよ”というメールを頂きました。

10月中旬に泳いでいる人がいる‥これは、びっくり仰天。しかも、ダイバーではなく、普通のスイマーだったそうです。

さて、今日は、このブログでも取り上げた「Wiener Linienが実用化の向けてテスト中の自動運転バス」の話題です。

本来は実験フィールドのSeestadtまで出かけて行って見学するのがベストですが、今回は9月に行われた「WOW」と「StreetlifeFestival2018」で現車を見たので、その結果を踏まえたレポートです。

自動運転バスArmaはフランスのANAVYA社が開発したもので、「AUTONOM SHUTTLE」という名称がついています。

WOW会場では、実際に特設コースで一般のお客さまを乗せて、デモンストレーションを実施していました。

Img_2018_09_0558

第一印象は、「小さい」ということです。イメージとしては、ロープウェイのちょっと大きいゴンドラのような感じです。

側面中央に両開き式のドアが設置されていること、前後が基本的に同じ形状であることからも、そのような印象を受けました。

車体は、全長7.75メートル、全幅2.11メートル、全高2.65メートル、空虚重量は2400kgです。15kwのモーター2台を搭載しており、120‰の勾配を登ることもできます。

搭載しているバッテリーの容量は33kw/hで、理論的には9時間使用できます。そして、90%までの充電時間は8時間と説明されています。

Img_2018_09_0356

最高速度は25km/hですが、ウィーンでテスト中の車両は20km/hに抑えられています。これは、法令の関係と思われます。

Feriは、実際に乗車した訳ではありませんが、車内はドアの向かいと前後にシートが設置されており、ウィーンの場合、定員は11名(座席定員のみ)となっています。メーカーの標準仕様では、立ち席を入れると15名が乗車できます。

全自動運転バスなので、車体の至る所にカメラやセンサーが搭載されています。

そして、カメラやセンサーから得られた情報を分析して、進路に障害物がないかを確認し、屋根上に搭載されたGPSアンテナで位置情報を入手して、自動運転している訳です。

Img_2018_09_0358

充電用のプラグはライトの脇に取り付けられていました。実際に会場でも、運転をしない場合は、充電していましたね。

興味深かったのは、実際にお客さまを乗せて走っているところ。ドアが閉まって出発する時は、非常にゆっくりしています。さらに車体の向きを変えるときも速度を抑えていましたが、直線に入ると一気に加速。

その後、カーブにさしかかると、スムースに減速。なかなか見事な走りぶりでした。地上側(道路)にセンサーがないにもかかわらず、車載センサーだけで、これだけ見事に走る姿を見て、時代の流れを感じたFeriでした。

Img_2018_09_0559

ところで、「AUTONOM SHUTTLE」ですが、メーカーとしては住宅団地、大規模リゾート施設、キャンパス、空港、病院、工業団地などでの運行を想定しているようです。小型なのは小回りをきかせることと、多頻度運転を考慮しているのでしょう。

そのように考えると、地下鉄駅から住宅が建ち並ぶ街まで若干、距離がある上に、広いエリアに住宅や企業、商業施設が分散しているSeeStadtには最適な乗り物かもしれません。

また、ウィーンで実用化される場合、現在、ASTAXが運行されているような路線が最適なような気もします。

今回はWOWの会場で撮影した動画をお目にかけることにします。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

街角の話題, in 乗り物 |

« 速報 2019年2月、ANAが羽田-ウィーン線を開設 | Main | リンツ市が都市交通にロープウェイを検討中 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 速報 2019年2月、ANAが羽田-ウィーン線を開設 | Main | リンツ市が都市交通にロープウェイを検討中 »