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November 05, 2018

ÖBBのダイヤ改正

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今日は「ÖBBのダイヤ改正」にまつわる話題をお届けしましょう。

2018年12月9日、ÖBBではダイヤ改正を実施します。今回は、昨年の「NightJet」の運行開始のような「目玉」はありませんが、その概要をご紹介しましょう。

ÖBBでは、2018年は2億5000万人以上の乗客が、同社が運行する列車を利用すると予想しています。

長距離列車関係
オーストリアでは毎日、約300本の長距離列車が運行されていますが、その半数以上が国際列車です。今回のダイヤ改正でも、国際列車の充実が図られます。

まず、ウィーン-ベルリン間で直通列車の運行が始まります。その内、1往復は昼行列車で、使用車両はドイツ鉄道のICE。Wienから、Linz、Nürunberg、Coburg、Erfurt、Halleを経由してBerlinへ向かいます。所要時間は7時間40分(ICE92列車:Wien10時15分発、Berlin17時58分着。ICE93列車:Berlin10時05分発、Wien17時45分着)。

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今までは、最低でも1回の乗り換えが必要でした。

もう1往復はNightJet(夜行列車)で、ダイヤはNJ490列車:Wien22時10分発、Berlin9時16分着。NJ491列車:Berlin18時40分発、Wien7時00分着。ただし、運行ルートは昼行と異なり、Ostrava、Wroclaw、Frankfurt(Oder)経由です。

なお、今までNJ490列車・NJ491列車はWien Hbf―Hamburg-Altona間(Nürunberg、Hannover Hbf経由)のNightJetでした。

時間帯から考えると、NightJetの方が便利そうな気がします。ただ、Feri個人としては、もう少し、遅い時間に出発して、早く到着すれば利用価値が高まると思うのですが‥

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次に、Zürich -Wien-Bratislava間の直通運転1日1往復、始まります。列車名は「Railjet Xpress(RJX)」。

ダイヤはRJX167列車がZürich14時40分発 、Bratislava21時51分着。RJX列車160列車Bratislava6時10分発、Zürich15時20分着です。 この両列車は、今までFlughafen Wien-Zürich間を結んでいたので、延長運転という形になります。

なお、新しい列車種別RJXは、この列車だけではなく、速達系のRailJetに命名されるようで、ÖBBによるとWien-Salzburg間を2時間22分で結ぶと発表されています。日本の「のぞみ」「はやぶさ」みたいなものでしょか。

国内の長距離列車ですが、東チロルとウィーンを結ぶ列車が新設されます。飛び地になっているBezirk Lienz(リエンツ行政管区)の中心都市Lienz-Wien間にRailJetが運行されることになりました。

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ダイヤはRJ359列車Wien Hbf14時25分発、Lienz in Osttirol Bahnhof20時06分着(Klagenfurt Hbf、Villach Hbf経由)。RJ534列車Lienz in Osttirol Bahnhof7時53分発、Wien Hbf13時35分着となっています。

従来、RailJetを使う場合、Lienz in Osttirol Bahnhof-Villach Hbf間はREXなどを使う必要がありましたので、1往復とは言え、便利になります。

この他、Salzburg-Klagenfurt間の輸送も改善されます(Klagenfurt20時45分発、Salzburg23時48分着の急行列車D899新設)。

ローカル輸送
先日、ご紹介したCityJetの新型TALENT3は、12月のダイヤ改正には間に合いませんが、2019年後半、Vorarlbergエリアに投入されます。

TALENT3ですが、前回はご紹介ができませんでしたが、車内の自転車置き場に、電動アシスト自転車用充電コンセントが設置されているそうです。つまり移動中に充電ができるという訳です。

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さらにÖBBでは、既に導入されているTALENT(電車)とDesiro(ディーゼルカー)の車内設備改良(座席、情報システムとFreeWi-Fiの新設など)にも取り組んでおり、今後、快適性が向上します。

各種サービス
旅行者には関係ありませんが、地元の方を対象としたÖSTERREICHCARDも継続して、されます。このカードは、いくつかのバージョンがありますが、特徴はカードを持っていると1年間、均一料金でÖBB全線を利用できるものです。

ちなみにベーシックのカードで、2等利用の場合、年間金額は1889Euro(現在のレートで25万円弱)です。一見、高そうに見えますが、1日当たり5.2Euro。つまり近郊区間で1往復すると「元が取れる」計算です。

長距離移動の他、日常的な通勤などにも使用できますから、頻繁に鉄道を利用するお客さまにとってはメリットがあると思います。

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現在、ÖBBでは、きめ細かい運賃調整を行っており、期日、列車指定の場合、かなり安く利用できます。このように安い運賃を簡単に検索できるようにWebサイトのリニューアルも進めています。

また、列車内では、それぞれのお客さまに快適に過ごして頂くため、RailJetにはFAMILIENZONE(子供さん連れのご家族用)、RUHEZONEN(お休みになる方向け)なども新設されています。

ÖBBも車内サービス向上に色々と力を入れていますが、これも多の交通期間との競争が激化していることが背景にあるのでしょう。

「ÖBBダイヤ改正概要」をダウンロード

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