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November 08, 2018

定年退職、長い間、ありがとうございました

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今日は「定年退職の話題」です。

Feriの友人には、すでに定年退職して、新しい人生を歩み出している仲間もいます。

定年退職という制度がない外資系金融機関に勤務していたFeriの友人は、自分で区切りをつけて退職しましたが、その際、外国人の同僚から送られてきたメッセージが“congratulations”だった言っていました。

日本の場合だと、「長年、お疲れさまでした」というメッセージになりそうですが、“congratulations”というのは、勤労観が関係しているのかも知れません。

なお、日本には、「欧米では、キリスト教の影響で、労働は“罰”なので、できるだけ働きたくないし、長い休みを取りたがる」という俗説がありますが、これは聖書の記述から逸れた「ある種の思い込み」で語られている話のようです。

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日本では「一億総活躍社会」というキャッチフレーズに代表されるように、「定年=リタイア」という図式は崩れてしまっているようですね。

さて、先日、Volksoperのオーケストラで長年、ヴァイオリニストとして活躍していたオーストリア人の「粋なおじさま」が10月末で定年を迎えて、引退しました。

40年以上、Volksoperのオーケストラでご活躍になっていた方なので、Volksoperでオペレッタが「最後の盛り上がり」を見せていた時期から奏者としてご活躍だったことになります。

もし、お時間が許せば、「オペレッタ全盛期のお話」をオフレコで伺ってみたいところです。きっと、色々なエピソードがあったことでしょう。

後任は、公募の結果、外国人女性ヴァイオリニストが就任したというお話です。別に全員がオーストリア人でなければダメという訳ではありませんが、外国人奏者の比率が増えてくると、ウィンナワルツ独特の「こぶし」が引き継がれるかどうか、ちょと心配な面もあります。

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とくに弦楽器については、オーストリア人の奏者は、ここ数年で定年を迎えると思われるご年配の方が多いので、気になってきました。

もちろんVolksoperでは国籍や性別で選別している訳ではないので、酷な言い方になりますが、「オーストリア人男性奏者がだらしない」ということでしょうか。

しかし、改めてVolksoperのWebサイトで弦楽器の奏者を確認すると、本当に女性が多いですね。ただ、管楽器については、オーストリア人の奏者が多いようです。

40年前と言えば、Feriが初めてオーストリアを含むヨーロッパを回った年です。その頃は、こちらの夏休み期間中の訪問だったので、劇場はお休み。FeriがVolksoper詣でをはじめるようになったのは、2000年位からです。それでも、劇場の皆さまを観客として18年も観ていることになります。

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とくにオペレッタにはまってからは、平土間の最前列が「指定席」と化していましたので、オーケストラメンバーからも「オペレッタの時にやってくる変なおやじ」として、良くも悪くも覚えられています。

普通、オペラやオペレッタの場合、どうしても舞台上の歌手の皆さまに目が行ってしまいますが、Feriの場合、オーケストラの演奏も非常に関心があります。日本では考えられない「毎日、劇場で演奏するサラリーマン」という職業に興味があるのかもしれません。

今回、定年退職を迎えた「おじさま」とも数え切れないくらい、その演奏を劇場で聴くことができました。本当に、長い間、ありがとうございました。

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