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November 29, 2018

入管法改正に思う

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本ブログは、基本的に政治の問題は取り上げませんが、今日はFeriが気になった「日本の話題」をお届けしましょう。

11月27日、外国人労働者の受け入れ拡大を目的とした入管法改正案が衆議院で可決され、参議院へ送付されたというニュースが入ってきました。

深刻な人手不足に直面する経済界の要望に応じた法案の改正ですが、日本でも色々な意見があると思います。

特定技能1号は、一定の日本語力や技能があれば得ることができ、通算、5年間滞在できる制度だそうです。農業や介護、建設など日本で人手不足が深刻な14業種が対象になっていると報じられています。

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インターネットの政治関連サイトを見ると、色々な意見が出ていますが、実際、日本の中で、国民が本格的に外国人労働者の受け入れについて、考えたのでしょうか。

こちらに住んでいる日本人の中には、近い将来、日本が「周回遅れのドイツ状態」になることを危惧する方もいらっしゃいます。

最近、他民族国家だったオーストリアが外国人に対して、不寛容になったという見方があります。それは、日本ではあまり報道されませんが、従来から行っていた同化政策では、対応が不可能になったという背景があります。

実際、治安の悪化が進んでおり、今まででは考えられなかった犯罪も発生するようになりました。

元々、オーストリアは、外国人の就労ビザの取得はハードルが高い国です。収入証明なども必要で、国に依存するリスクの高い外国人(極端な低所得層)を受け入れないという施策をとってきました。

そのため、長期間、オーストリアで生活をしているFeriの友人も、毎年、面倒な手続きをしています。

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日本政府は否定していますが、日本は事実上、世界第4位の「移民大国」に変化しましたが、厳格な規制が徹底しているとは言えない気がします。

実際、Feriの実家は千葉県の某市にありますが、25年前に移ってきた時は、ほとんど外国人の姿は見かけませんでしたが、今では、子持ちのイスラーム系、インド、アフリカ系の方が増えてきました。

今回の入管法改正案では、「家族の帯同を認めない」ことになっていますが、外国人同士が日本で結婚し、子供が生まれた場合は、どうするのでしょうか。

日本人と同じ権利が得られますから、産休や育休もとることができますし、出産に関する補助も日本人と同じように支給されるでしょう。

こちらでも、子供さんを次々と産んで、産休を連続して取得し、一定の給与をもらっている外国人の方もいるようです。その分、同僚の負担が増えますから、複雑な心境でしょう。

シンガポールのように、理由の如何を問わず、妊娠したら国外退去という施策をとるという話は入ってきません。

その他にも、様々な運営上の問題点があると思いますが、こういった問題を国会で徹底的に議論するには、正直、時間が不足しているような気がします。

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なぜ、政府が、これまで「外国人労働者の受け入れ」に前のめりになっているのでしょうか。

また、マスコミもヨーロッパで起こっている深刻な問題を、国民に知らせようともしません。何か「大人の事情」がありそうです。

こちらには東南アジアからドイツ語の専門教育を受けた介護職の方が、多数、働いています。日本流では「専門職」ですね。

基本的に愛想が悪い、こちらの介護職よりは評判は良いようですが、ドイツ語のトレーニングを受けているとは言っても、微妙なニュアンスは伝わらないようで、何か急を要する場合は、どうしても、こちらの介護職の方が頼りになるという話を耳にしたことがあります。

そう言えば、2020年の東京オリンピックのボランティアの応募8万人を越えましたが、44%が外国人という報道もありましたね。これで円滑な運営ができるのかどうか、素朴な疑問がわいてきました。

気になるのは、就労期限が迎えた外国人労働者にお引き取り頂くことができるかどうか‥という点です。一度、入国しなおかつコミュニティに隠れてしまうと、探すことも困難なようです。

現在、日本でも多くの外国人が住んでいる街がありますが、そういった街で発生している問題点(医療、教育など)を整理した上で、その対応策を多角的に検討した上で、真摯な議論をしてもらいたいと思っている人は多いと思います。

いずれにしても、わずかな審議時間で、採決に持ち込み、後は政令でというのは、ちょっと乱暴な気がしますね。
本来ならば、「総選挙で民意を問う」くらい、重要なテーマだと思います。

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