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November 07, 2018

Wiener Linienの防犯対策

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このブログでは、政治の問題は取り上げませんが、今、話題になっているのはオーストリアが、12月にモロッコのマラケシュで開催される「安全で秩序ある正規移住のためのグローバル・コンパクト採択政府間会議」で正式に採択される「移民協定」(Migrationspakt)に参加しないと表明しました。

これは国連加盟国が、18ヵ月以上にわたり協議してきたもので、国連加盟国中、190ヵ国が、これまで「移民協定」への加盟意思を表明していました。

しかし、オーストリアの離脱声明がきかっけになり、他国にも加盟保留の動きが出てきています。もちろん、オーストリア国内にも「移民協定」に参加しないことに対して批判的な意見もあるようです。

さて、今日は「Wiener Linienの防犯対策」のお話です。

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残念なことに最近、地下鉄などで治安が悪化してきています。そこで、Wiener Linienでは、独自にセキュリティチームを組織し、警察と連携して駅構内や車内の巡回を行っています。

現在、80名のスタッフが所属しているそうですが、2019年末までには120名に増員されることになっています。

日本の鉄道では、鉄道警察隊が存在しますが、通常は民間の警備会社に業務を委託しているケースが多く、鉄道会社が独自でセキュリティチームを組織しているという話は耳にした記憶がありません。

このあたり、考え方の違いなのでしょうかね。

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ところで、最近、セキュリティスタッフに導入された装備がボディカメラです。写真のようにスタッフが身につけるベストにカメラが取り付けられており、巡回中の様子を録画するというもの。人間版のドライブレコーダーですね。

すでに警察やÖBBのセキュリティスタッフも使用しているそうですが、Wiener Linienでは今夏、試験的に導入しました。

これは、犯罪の抑止に効果があるようで、年末までに全面的に導入されることが発表になりました。これから、Advent、Sylvesterと賑やかな季節を迎えると、車内や駅構内でのトラブルが増えることも予想されます。

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それだけに、装備の拡充によって、スタッフの安全も確保しようという考えでしょう。

このほか、今年から地下鉄全駅で、監視カメラ(約2500台)の稼働がはじまり、駅構内の監視体制が強化されました。それでもいたずら書きなどが後を絶たないのですから、頭が痛いところです。

ご存じのように、駅構内が暗いと犯罪が発生しやすくなるため、Wiener Linienでは駅の照明をLED化して明るくする工事を行っています。

オットー・ワグナーが設計した地下鉄駅の改修工事では、昭明のLED化も同時に行われていますが、2019年末までには、全駅の昭明がLED化される予定です。

ところで防犯対策とは関係ありませんが、U6の車両に取り付けられている吊り手が写真のようなレインボーカラーのカラフルなものに取り替えられています。

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