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December 03, 2018

やっと観賞 「Die Csárdásfürstin」セカンドクルー編

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今日は久しぶりに「オペレッタの話題」をお届けしましょう。

Volksoperのオペレッタは、通常、新演出の祭、Premiumに出演するメンバーの他に、予備のクルーを準備するのが一般的です。

いわゆるカバー(代役)として機能する場合もありますが、定期的にメンバーの入換を行うことも多く、出演者の変更により、作品の魅力が変わることも多々、あります。

かつては、Premiumに新人を起用する場合、セカンドクルーにはベテランを配することもありました。また、全員が入れ替わることは少なく、一部のメンバーだけが交代するケースもあります。

今シーズン、Premiumを迎えたFeriお気に入りの作品「Die Csárdásfürstin」も、当然、セカンドクルーが編成されています。

ただ、Feriの日程が合わず、今まで観ることは叶いませんでした。9月から上演が始まった「Die Csárdásfürstin」ですが、そろそろ終盤。12月1日の公演は、セカンドクルーで行われることがわかったので、出かけることにしました。指揮は、Alfred Eschwéさん。

主な出演者は、以下のとおりです。なお、括弧内はPremiumに出演した皆さんです。

-Leopold Maria, Fürst von und zu Lippert-Weylersheim(レオポルト・マリア):Wolfgang Gratschmaierさん(Robert Meyerさん)
-Anastasia Komtesse Eggenberg(アナスタシア):Johanna Arrouasさん(Juliette Khalilさん)

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-Anhilte, seine Frau(アンヒルデ):Sigrid Hauserさん

-Edwin Ronald, beider Sohn(エドウィン):Lucian Krasznecさん

-Eugen Baron Rohnsdorff(オイゲン):Christian Grafさん

-Boni Graf Káncsiánu(ボニ):Michael Havlicekさん(Jakob Semotanさん)

-Ferenc Ritter Kerekes, genannt Feri Bácsi(フェリ・バチ):Axel Herrigさん(Boris Ederさん)

-Sylva Varescu(シルヴァ):Ursula Pfitznerさん(Elissa Huberさん)

-Sándor von Kiss(公証人):Nicolaus Haggさん

ご覧のようにタイトルロールのSylva Varescu以下、Leopold Maria 、Anastasia 、Boni、Feri Bácsiが変わっています。

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演出はPremiumの時と変わっていませんので、あとは出演者の仕上がり次第という感じです。

まず、タイトルロールSylva のUrsula Pfitznerさんですが、メイクの関係もあってElissa Huberさんと雰囲気もそっくり。ちょっとお芝居が派手な感じでしたが、歌の仕上がりはまずまずといったところです。

ただ、冒頭のシルヴァ登場の歌「ハイヤ、ハイヤ、私の故郷は山の中」については、正直、残念な仕上がりでした。後半は、徐々に調子が出てきたような感じがしましたが、

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Feriは「ハイヤ、ハイヤ、私の故郷は山の中」でお客さまの心をつかめるかどうかが、本作品の鍵だと思っているので‥

Boni のMichael Havlicekさんは、日本公演(旧演出)でも出演しているので、覚えている方も多いと思います。旧演出では、はつらつとした青年貴族の雰囲気がよく出ていて、当たり役でした。

現在の演出では、はつらつさを抑えている感じなので、彼の良さが十分発揮できていたかというと、ちょっと疑問。しかし、歌やダンスの仕上がりはJakob Semotanさんよりも良かったと思います。

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Anastasia はJohanna Arrouasさんに変わりましたが、まぁ、いつもながらの仕上がりです。ほぼ期待通り。彼女は背が高いのでダンスシーンはきれいに決まりますね。

Feri個人としては、Juliette Khalilさんの方がお好み‥というところでしょうか。

Leopold MariaはWolfgang Gratschmaierさんですが、本演出では奥さまのAnhilteに完全にコントロールされている旦那(尻に敷かれている)ことになっているので、Robert Meyerさんよりも適任かもしれません。

Sigrid Hauserさんの引き立て役にはピッタリという感じでした。

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そして、最も関心があったのが、Feri Bácsiに起用されたAxel Herrigさん。本演出では「粋なおじさま」という設定ではなくなっているので、その点を踏まえると、真面目さが前面に出てしまうBoris Ederさんよりは、よい気がします。

「怪しげなオヤジ」という雰囲気は見事に体現していました。歌、ダンス、お芝居ともに申し分ない仕上がりです。


が、しつこいですが、Feriがお気に入りの「粋なおじさま」でなくなってしまった段階で、本作品のキーパーソンであるFeri Bácsiの魅力は半減しました。これは歌役者さんの責任ではなく、制作陣の問題ですが‥

Edwin のLucian KrasznecさんはPremium組ですが、出演回数を重ねたことで、だいぶこなれてきました。

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さて、気になるお客さまの入りですが、7割ほど。それなりに反応は良かったのですが、テレビで「暗い」というイメージがついてしまったためか、12月の繁忙期(しかも週末)にもかかわらず、この状態は、正直、頭が痛いところでしょう。

前演出の場合、「大人の粋」がベースにあったため、間接的な表現で気持ちを現していたところが、気に入っていました。

今回は3幕のAnhilteとFeri Bácsiの再開場面など、直球勝負の演出ですからね。こういったハイテンションのFeri Bácsiには、正直、憧れません。

演出家の趣旨は理解できますが、「戦争の影」を色濃く出し過ぎてしまい、明るく、華やかな雰囲気が消えてしまったのは、本当に残念です。

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