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December 26, 2018

謎のE-Scooterが増殖中

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オーストリアでは12月26日も祝日(Stefanitag)なので、お休みです。そのため、このまま年末休暇に入ってしまう人も多いようです。

さて、今日は「レンタルの乗り物にまつわる話題」です。

昨年の今頃、ウィーンで話題になったのは「マナー違反が目立つシェアバイク」でした(悲惨な実態は2017年12月22日の記事をご覧ください)。


最終的に、乗り捨てによる「公害」が酷かったため、社会的に強いバッシングを受けて、乗り捨て方式のシェアバイクは、ウィーンから、ほとんど撤退してしまいました。

そして代わって登場したのが、シェア電動スクーターです。しかし、商才のある頭のいい人はいるものですね。

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実は、Feriは、最初、E-Scooter(電動スクーター)を街角で見かけた時、何かのイベント用(ゼグウェイを使った観光ツアーなど)か、個人が所有するものだと思っていました。

しかし、その後、街中の至る所で電動スクーターが置かれている(専用のスタンドに置いてある訳ではないので、事実上の放置)のを見て、どうやら、シェアバイクに代わる新しい乗り物が出てきたことに気づきました。

最初にサービスを開始したのは、アメリカに本社を置くLime社。同社は2017年、シリコンバレーで誕生したベンチャー企業で、ヨーロッパではチューリヒ、マドリードに続いて3番目の導入となりました。

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使い方はスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、このアプリで最寄りの電動スクーターを見つけて利用します。

利用料金は、基本料金が1Euro、毎分15Centとなっており、登録したクレジットカードで支払うシステムです。

電動スクーターはゼグウェイが製造しているようで、最高速度は24km/hです。ただ、10km/h以上になった場合、制動距離を考慮した運転が求められます。また、航続距離は50kmと紹介されています。

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専用ステーションではなく、路上で借りることができるため、シェアバイクのような「違法乗り捨て」が蔓延することが懸念されますが、これを防止するキーワードが「電動」。

つまり、定期的な充電が必要です。そのため、運営会社が毎晩、市内に置かれている電動スクーターを回収し、センターで充電。翌朝、再びデリバリーするというシステムが採用されています。

そのため、今回は市当局からも好意的に受けとめられており、新しい公共交通機関として認められています。

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なお、電動スクーターを利用する場合、交通事故防止のため、自転車専用レーンの走行が義務づけられており、歩道の走行は禁止されています。

ただ、Mariahilfer Straßeのように歩道と自転車道が共用の場合は、歩行者優先で運転しなければなりません。

同社に続いて、Bird社もウィーンでサービスを開始しました。ウィーンは、パリ、ブリュッセルに続き3番目の導入都市です。

使い方はLime社の場合と同様、スマートフォンにインストールした専用アプリでレンタルします。利用時間は7時から21時で、1区、4区、5区、6区、7区、8区、9区で利用することができます。21時以降、スタッフが改修し、充電、清掃、メンテナンスを行い、翌朝、再び市内にデリバリーします。

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また、問題発生時にはスタッフがすぐに現場にかけつける他、ルールを遵守しない利用者については、サービスを停止することを宣言しています。

料金はLime社と同じですが、同社ではウィーン市に1台ごとに1日当たり1Euroを寄付することを発表しています。

-実際、Adventの時期、市内で両社のE-Scooterを沢山見かけましたし、実際に利用しているお客さまもいらっしゃいました。

定期的に運営会社が回収することで、トラブルを避けるというアイデアは、なかなか良いですね。

ただ、非常に静かであるため、接近に気づかず、ご年配の歩行者との接触事故なども発生しており、今後、利用者のルール遵守が普及の鍵を握ると思います。

しかし、日本では、「この手の乗り物」については、警察の規制が厳しいので、公道への導入は難しそうな気がします。

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街角の話題, in 乗り物 |

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