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January 16, 2019

2018年の不正乗車率は2%以下でした

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今日は「Wiener Linienの不正乗車にまつわるお話」です。

日本では、主に路面電車で乗車に時間がかかるという問題が発生しています。これは、乗車時に運賃を支払う方式になっているのが要因です。

そこで、一部には、ウィーンなどでも導入されている信用乗車方式採用を訴える方もいらっしゃいます。

ただ、日本の場合、「無賃乗車=犯罪」という意識が低いこと、ウィーンのような高額な罰則金を法令で設定できるかという問題があるようです。

Wiener Linienでは、毎日、100名以上の係員が市内各所でチケットのチェックを行っています。また、不正乗車が判明した場合、理由の如何を問わず、罰金が請求されます。この当たりは徹底しています。

さて、昨年末、Wiener Linienが2018年の不正乗車に関連するデーターを発表しました。

昨年、係員のチェックを受けた乗客は570万人以上。その内、不正乗車が露見した乗客は1.9%でした。

ちなみに2017年は1.8%でしたので、若干、数値が悪くなっています。ちなみに2009年は3.3%だったことを考えると、2%以下というのは、良い結果だと思います。

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ちなみに罰金ですが、2018年1月からは105Euroになりました。その場で支払えない場合、2週間以内であれば115Euro、その後は145Euroとなります。

一回券の料金が2.4Euroですから、40倍以上の金額。日本円に換算すると13000円になる訳ですから、抑止効果があるのでしょう。

日本と異なり、市内の場合、均一運賃なので、「乗り越し」という概念がありません。チケットを持っているか否かで判断できるため、徹底した取り締まりが可能なのだと思います。

なお、ヨーロッパの各都市と比べてもウィーンは不正乗車比率が低いというデーターもあります。Wiener Linienの発表では、ハンブルクは4.5%、ベルリンは3%超、パリは5%、フランクフルトは6%だそうです。

ただ、今後、価値観の違う移民が増えてくると、不正乗車減少にも変化が出てくる可能性があります。この点、Wiener Linienも考慮していることでしょう。

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ところで、ウィーンの場合、市内交通のチケットはタバコ屋さんでも購入することができますし、最近ではインターネット経由で発券し、自宅でプリントアウトしたチケットを使用することもできるようになりました。

もちろん、スマートフォンを使ったチケットレスサービスも普及しています。そういった様々なサービスも不正乗車減少につながっているかもしれません。

Feriも、何度も臨時検札に遭遇していますが、ウィークリーパスや回数券などを所持しているので、全く問題ありません。正規のチケットを提示すれば、係員も笑顔で対応してくれます。

また、Wiener Linienでは、チケットをチェックする係員の「麺が割れる」ことを極端に警戒しており、現場写真の撮影は厳禁です。そのため、今回はWiener Linien広報提供の写真でご紹介します。

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Comments

お久しぶりです。移民に対しては低所得者向けパスとか、不正乗車は罰金の対象になると言う事を、キチンと認知してもらうのが一番の方法だと思うのですが、実際の所はどうなんでしょうか?まぁ、ベルリンやフランクフルトの様にウィーン同様の信用乗車方式を採用している所では不正乗車の割合が高くなっていますし、自動改札があるパリでも高いのは困った問題ですが、人口に占める移民の割合は違うので、比較はし難いのでしょうけど・・・また、悪さをする連中にもレベルの差があると思うので、そこも違いが出るのかもしれませんが。

あと、ありがちなのが切符の購入方法が分からないと言う事もありますが、日本語や英語の解説があれば何とかなりそう
ですが。

Posted by: おざきとしふみ | January 18, 2019 16:25

おざきとしふみ様

コメント、ありがとうございます。私の知っている範囲では、移民や難民に対してWiener Linienが特別な施策を打っているという話は聴いておりません。

ただ、こちらはキリスト教の国なので、ボランティアで、移民や難民を支援しているケースはあります。

そういった方々が、色々とアドバイスをしていると思います。

Posted by: Feri | January 18, 2019 20:10

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