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January 17, 2019

“Noah's Train”がウィーンを出発

Rff_noahs_train_2_20190114

今日は「鉄道による貨物輸送の話題」です。

ヨーロッパでは温室効果ガス低減の観点から、トラックによる貨物輸送を鉄道や船舶に転換する「モーダルシフト」に力を入れています。

また、国によってはモーダルシフトを加速させるため、高層道路のトラック通行に規制を設けているケースもあります。

実際、日本では考えられないくらい鉄道による貨物輸送が行われており、現在でも拠点間輸送のみならず、工場の専用線から貨車で貨物を搬出する例も多くみられます。

そのため、今でもオーストリアでは貨物輸送が主流の路線も健在です。

Rff_gruppenfoto_20190114

このような中、さらにトラックから鉄道による貨物輸送を推進しようという活動も行われています。

その一環として、先日、鉄道による貨物輸送がクリーンであることをアピールする“Noah's Train”がWestbahnhofにやってきて、関係者による出発式が行われました。

この列車ですが、貨物輸送用の海上コンテナに、動物をモチーフにしたアートを描いたものです。

“Noah's Train”は、鉄道による貨物輸送が、気候変動の課題に対して本質的な対応策であることをオーストリアとヨーロッパの人々に伝えることを目的としたRail Freight Forward(RFF)という鉄道貨物関連会社が加盟する組織が運行しているものです。

Rff_noahs_train_1_20190114

Rail Freight Forwardでは、2030年までにヨーロッパの鉄道貨物輸送を、30%まで増やすことを目指しています。

現在、BLS Cargo、CD Cargo、CFL Cargo、DB Cargo、GreenCargo、Lineas, LTE Group、Mercitalia、Ost-West Logistik、PKP Cargo、Rail Cargo Group(ÖBBの貨物輸送部門)、SBB Cargo、SNCF Logistics、ZSSK Cargoなどが加盟しています。

ヨーロッパの場合、陸続きである上に、構想道路網が完備しているだけに、モーダルシフトを、更に推進するのも大変だと思います。

そういう意味で、各国国民の支持が重要になると判断しているのでしょう。ちなみに、皆さまは、日本国内の輸送分担率をご存じでしょうか。何と自動車が90%を占めているそうです。

ÖBB広報提供の写真には、カラフルに塗装された貨車が写っていますが、出発式の様子を見ると専用機関車も用意されたようです。

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