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January 27, 2019

ガススタンドにも充電ステーションが‥

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今日は「電気自動車(EV)の話題」をお届けしましょう。

例のフォルクスワーゲンによるディーゼル車排気ガスデーター偽装問題発覚後、ドイツは一気にディーゼル車から電気自動車に前のめりになったのは、皆さまもご存じのとおりです。

ドイツでは、環境保護団体が大気汚染のひどい地区でのディーゼル車の走行禁止を求めて裁判を起こし、何と勝訴。その結果、1月からシュトゥットガルト市の中心部にも、最新型のディーゼル車以外は入れなくなりました。

多くのディーゼル車の持ち主は、合法的に乗っていた自分の車で、突然、走れない地区ができてしまった訳です。ちなみに、ドイツで登録されている全車両の4割がディーゼル車だそうです。

さすがに、オーストリアではディーゼル車の使用禁止には至っていませんが、電気自動車普及に向けてのインフラ整備は加速しています。

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このブログでもお伝えした街頭充電ステーションや有料駐車場の充電ステーションも、その一例。まず、オーストリア全土で、どのくらい充電スタンドが設置されているかというと、びっくり仰天。

Elektromobilität Österreich (オーストリア電気自動車協会、BEÖ)の発表によると、2018年末で4866箇所。2017年に比べて30%も増加しています。

これを見るとニーダーエスターライヒ州が最も多く1217箇所もあるのですね。ウィーンでも616箇所ですから、都市の大きさや国土の広さを考えると、5000箇所弱というのは、たいしたものです。

なお、BEÖの発表によると、オーストリアの電気自動車は、現在、約21000台です。

余談ですが、日本の場合、電気自動車(EV、PHV、FC)登録台数は、2017年度末で209220台だそうです。ただ、プラグインハイブリッド自動車が半数以上(103211台)を占めているとか‥

そして、日本の場合、充電スタンドの数は2017年1月末の時点で20000箇所以上(2017年1月時点で全国に登録されている充電スタンドの数は、普通充電が14491カ所、急速充電が7010カ所)となっています。

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さて、先日、16区の某ガススタンド前を取りかかったところ、何と構内に充電ステーションが設置されているではありませんか。ある意味、ライバル関係にあるエネルギーを供給しているのですから、驚きです。

何らかの補助金が出ている可能性がありますが、Feriが通りかかった際は、タクシーが充電中でした。

ちなみに、このタクシーを見て、またまたびっくり。ヒュンダイのロゴがついていました。以前、ウィーン市内で電気自動車などの展示会があった際は、見かけなかったヒュンダイの電気自動車。

知らないうちに開発し、ウィーンのタクシーにまで採用されているとは‥ 韓国のスピーディな製品開発には頭が下がります。

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ところで、電気自動車普及を妨げているのは、まず車両本体価格が高いこと。これは一部地域への乗り入れが禁止されたドイツでも大きな問題になっているようです。

そして、もう一つはエネルギー充填時間の長さ。急速充電を行っても1時間程度かかるのに対し、化石燃料の場合、満タンにするのに5分もかかりません。これで300km程度は走ることが可能なので、圧倒的に有利です。

充電時間の長さは、小まめな充電でカバーできる場合もありますが、車両本体価格が高いのは、如何ともしがたいと思います。画期的な技術革新で、内燃機関を搭載した乗用車並みの値段になれば、状況が変わるかも知れませんね。


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