« 市庁舎で非常用電源テストが行われました | Main | 屋根の上に鳩が一杯 »

January 13, 2019

煙突掃除職人さんのオフィス

20181227img_3792

今日は「煙突掃除職人さんにまつわる話題」をお届けしましょう。

日本では縁がありませんが、こちらでは「お正月の縁起物」の一つに煙突掃除職人さんがいます(その他は、「豚と四つ葉のクローバー」です)。

「煙突掃除職さん人」が幸福をもたらす象徴となった訳ですが、火事の原因を取り除き、かつ大変な作業をする必要がなくなるというところから来ているとも言われています。

という訳で、ウィーンにあるRauchfangkehrer-Museum(煙突掃除職人博物館)でも大晦日には、煙突掃除職人さんが伝統的なユニフォームでブタ君を抱えて登場しました。

Img_2018_12_0308

何となく微笑ましい写真ですね。それにしても、こういった博物館が存在すること自体、ウィーンらしいと思いますね。

以前、このブログでもお伝えしましたが、ウィーンで煙突掃除職人ギルドが設立されたのは、1447年のこと。ある意味、伝統と格式のある職業です。

ギルドが設立された当時、制服を着用していた職業は警察官、消防官、軍人に加えて煙突掃除職人だけだったと言われています。それだけ国家からも厚い期待を寄せられていたことがわかります。

当然、職人も高いブライドをもって作業にあたっていました。

Img_2018_12_0307

先日、市内を歩いている時、16区で煙突掃除職人さんのオフィスに出会いました。

当然、ギルドのメンバーなので、看板は伝統的なもの。看板に書かれた「Zum Glück seit 1447」の文字に重みを感じますね。

現在、ウィーンには100社の業者さんが活動しており、このオフィスも、その内の一つでしょう。

もちろん用事が無いのでオフィスには立ち寄りませんでしたが、玄関ドアの奥には暖かそうな暖炉が見えました。

20190108_x201_00001

興味深いのは、オフィスの営業時間です。月曜日から木曜日までが8時から14時まで、金曜日が8時から12時までと、一般の企業に比べると短くなっています。

恐らく現場での作業があるために、オフィスの営業時間が短いのかも知れません。

煙突内に可燃性の煤が付着していると火災が発生する可能性があります。そこで、定期的な清掃が不可欠なのです。

一般的にストーブや暖炉を多用する冬が終わったタイミングで煙突掃除をするのが一般的です。

Feriがお借りしていたアパートでも、住民用掲示板に「○月○日、煙突掃除があります」といった煙突掃除会社からの案内が掲出されます。

この時期は暖房器具を多用するので、煙突掃除職人さんの出番は少ないですが、春の息吹を感じる頃になると、きっと仕事のオファーが増えるのでしょうね。

そんなことを考えながら、このオフィス前を後にしました。今後、機会があればRauchfangkehrer-Museumも見学してみたいと思います。


※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

日記・コラム・つぶやき, in 街角の話題 |

« 市庁舎で非常用電源テストが行われました | Main | 屋根の上に鳩が一杯 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 市庁舎で非常用電源テストが行われました | Main | 屋根の上に鳩が一杯 »