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January 22, 2019

Wiener Linienがパートタイム運転士プロジェクトを立ち上げます

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今日は「Wiener Linienが立ち上げた新しいプロジェクトの話題」です。

Wiener Linienでは、ネットワークの拡充に対応するため、地下鉄、路面電車、バスの運転士(運転手)を募集していますが、2月から地下鉄のパートタイム運転士(Teilzeit-U-Bahn fahrerInnen)導入のプロジェクトを立ち上げることになりました。このニュースは2018年12月にWiener Linienから発表されたものです。

つまり「副業として地下鉄の運転士ができる」という訳です。

2019年2月からパートタイム運転士の養成が始まりますが、数ヶ月の訓練は連続して行われるのではなく、モジュール式で行われることになっています。

一連の訓練を通じて、運転士候補は車両と路線に関する知識を習得すると同時に、運転技術、乗客への対応、応急処置、消火技術などを身につけることになっています。

そして、将来的には朝と夕方のラッシュ時やイベントでの列車増発時にパートタイム運転士を起用して、運転頻度の向上を図るようです。

Feriは、オーストリアの列車運転士の資格制度は残念ながら詳しく知りません。

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日本の場合、航空機や船舶、自動車では、自費(海外留学を含む)で免許を取得し、その後、プロになっている方もいらっしゃるようです。

しかし、こと鉄道に関しては、自費で動力車操縦免許を取得するのは、非常にハードルが高いという話を耳にしたことがあります。何しろ一般人を受け入れてくれる教習所が存在しませんから‥

一応、法令では鉄道事業者でなくても、動力車操縦者養成所(自動車教習所の鉄道版)を運営することは可能らしいのですが、実際には全て鉄道事業者が運営しています。

また、中小の私鉄では、自社内に動力車操縦者養成所を持たず、他社に運転士の養成を委託するケースも多いようです。そのため、鉄道会社に就職してから、養成所に入って運転士としての訓練を受けるしか方法がありません。

免許取得までの道のりも結構、厳しいようで、2010年に制作された日本映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」で、中井貴一扮する主人公が、免許取得に挑戦する過程が描かれていました。

また、費用も結構、かかるようです。千葉県にある「いすみ鉄道」では、過去に免許取得費用を個人持ちとして運転士希望者を一般公募したことがありましたが、そのとき提示された免許取得の個人負担費用は700万円だったと思います。

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Wiener Linienの場合、パートタイム運転士候補を、どのような立場で訓練させるのか、興味があります。

Wiener LinienのWebサイトには応募に関する情報が見あたらないので、マスコミのサイトを検索したところ、意外と応募基準は緩く、21歳で技術的に興味のある人なら誰でも応募できるそうですが、小さな子供がいる若い親を想定しているそうです。スーパーマーケットのパート従業員さんと同じ感覚ですね。また、訓練終了後は、週12時間の勤務が義務づけられます。

恐らく2月近くになると具体的な応募方法などが、紹介されると思います。

日本でも路線バスの運転手には、契約社員制度を導入しているケースもありますが、さすがに鉄道はありませんね。
まぁ、ウィーンに地下鉄は、それぞれ単一の路線で、車両も比較的統一されている上に、他社との乗り入れもありませんから、日本よりはハードが低いのかも知れません。

しかし、日本で、このような募集をかけたら、鉄道ファンが大挙して応募してきそうな気がします。続報があれば、いずれ、ご紹介します。

なお、Wiener Linienでは、この試みがうまくいった場合、パートタイム運転士を路面電車や路線バスにも拡大したいようです。

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