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March 25, 2019

定点撮影 Hernalsのアパート工事

201903240006今日は、懲りもせず「定点撮影シリーズ」をお届けしましょう。
場所は、かつてFeriがお借りしていたアパートの最寄り駅であるS BahnのHernals駅に隣接するエリアです。

12月に訪問した際は、すでに躯体工事が急ピッチで進められていましたが、最近、所要があって訪問した際、工事の進捗具合が早いのに驚きました。

かつて、駅に隣接するエリアは小高い丘で、何も立っていなかったのですが、丘を崩して、平地にした上で、高級アパートが2棟、建設されています。それほど広大な敷地ではありませんが、2棟は別のデベロッパーが建設しています。

ちなみに左の写真は、工事が始まるかなり前のものです。まさか、この丘を崩して平地にしてしまうとは‥

面白いのは、このエリア、17区と16区の境にあたるため、住所がHeigerleinStrasse43(17区)とPaletzgasse40(16区)に別れている点でしょうか。

なお、基礎工事中の様子は2018年3月21日の記事をご覧ください。

こちらでは、別の場所で作ったコンクリートパネルを組み合わせて建設する方式が主体なので、基礎工事が完了すると、その後は、予想以上に早いペースで建設が進みます。

駅に近い方のアパートがトップの写真。ここはmigraというデベロッパーが建設中。6階建てのようで、既に躯体は、ほぼ完成しています。

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このアパートについては、1階は商業施設が入るような感じです。また、窓の形などから、一部はオフィスなどになるのかもしれません。

完成予想イラストを見ると、上層階(日本式の5階と6階)については、ルーフバルコニーがついた仕様のようです。Hernalsは「ウィーンの森」も近いので、眺めは良いでしょうね。

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どのような物件なのか興味があったので、同社のホームページをチェックしてみましたが、まだ、この物件に関する情報は出ていませんでした。こちらは、HeigerleinStrasse43です。

一方、Ottakring寄りのPaletzgasse40に建設されているアパートはARWAGというデベロッパーが担当。こちらはバルコニーが各部屋に付いているので、恐らくアパート中心の構造だろうと思います。

こちらも躯体は、ほぼ完成しており、足場でよく見えませんが、窓のサッシなどの取り付けも進んでいます。

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この物件については、同社のホームページで概要が紹介されていました。

6階建てで、総戸数は125戸。そのうち46戸は2~4室をもつファミリー向け物件のようです。やはり上層階にはルーフバルコニーが備えられています。

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地下には駐車場が開設される他、共用のトランクルームなどが設置されるようです。完成予想イラストを見ると、ルーフバルコニーがついている物件は、Feriが17区から5区に移ってから、近隣のアパートで見たものと雰囲気がよく似ています。

ところで、同社が提供している5階部分の平面図を見ると、地下はつながっており、共用になっているようです。また、共用の中庭(Innenhof)が設置されるのもウィーンらしいですね。

興味深いには、S45のHernals駅に隣接しているため、鉄道からの騒音を防止するため、防音スクリーンを線路側に設置する計画が明らかになっています。

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余談ですが、以前、日本で建設の専門家の方から、「気温が下がる時期はコンクリートの強度が下がるため、施工時に加熱して強度を確保することもある」というお話をうかがったことがあります。

こちらでは、壁などは基本的に別の場所で作ったコンクリートパネルを現場に搬入して、組み立てるため、強度不足の心配は少ないのでしょう。そのため、冬期でも建設工事を中断することなく、続けていたものと思われます。

もちろん、耐震基準が異なりますので、柱も細く、日本のアパートとは雰囲気が異なります。

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最近、ウィーンにお越しになった方は、感じるかも知れませんが、こちらでは、公営、民間を問わず、アパートの建設ラッシュが続いています。これは、旺盛なアパート需要を反映しているためです。

Feriの先輩は、地方へ引っ越したのち、しばらくはウィーン市内8区のアパートを貸していましたが、固定資産税などの負担が厳しいため、近年、売却しました。
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先輩もてっきり、お買いになった方がお住まいになると思っていたそうですが、何と室内を本格的にリフォームして、転売してしまったというお話を聞きました。

実は、このアパートですが、諸般の事情で、外部の改修工事が途中で中断されており、正直、外から見ると、あまり体裁は良くありません。

しかし、路面電車の停留所やU6の駅が近くあるというロケーションの良さから、転売がスムーズに運んだようです。

当然、Feriの先輩から購入した価格に加えて、リフォーム費用がかかっている訳で、転売の際は、それ以上の価格で売却したのでしょう。

どこくらい儲かったのかは不明ですが、こういうのを「商才」と言うのでしょうかね。

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