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March 19, 2019

新型車内券売機を拝見

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昨日から当ブログを掲載しているココログが、リニューアルに伴う大規模なメンテナンスを実施していました。
メンテナンスが長引き、19日中の更新ができませんでした。管理者画面にもアクセスできなかったため、ご案内もできず、ご心配をお掛けしました。
この他、仕様が変わったため、見づらくなっているようです。今後、修正しますが、しばらくはご容赦ください。
さて、今日は「路面電車内の券売機の話題」をお伝えしましょう。
ご存じのようにウィーンの路面電車は、信用乗車方式で、原則として乗車前にチケットを購入することになっています。しかし、停留所周辺に券売機が設置されているところは、ごくわずか。そこで、役に立つのが街角にあるタバコ屋さんです。
Feriも時々、利用しますが、タバコ屋さんで市内交通のチケットを購入できるシステムは、便利ですね。ただ、タバコ屋さんも営業していない日や時間帯があります。
こちらでは、基本的に乗務員は運転専任なので、チケットの発券をはじめとする料金授受は一切行いません。
201903180002という訳で、路面電車車内には券売機が設置されています。
従来の券売機は、コイン線用で、1回券(大人と子供の種類は選択は可能)だけしか発券できませんでした。
また、時々、故障していることも多く、万が一、乗車して、券売機が使用不能だったら万事休す。こんな時に車内改札があったら、目も当てられません。
このブログでも、以前、Wiener Linienのプレスリリースを転用する形で、2018年2月に新型車内券売機の導入をご紹介しましたが(詳しくはこちらから)、先日、Feriはやっと実物を見ることができました。
201903180001
Feriが見たのはULFに搭載されていたもので、写真を見ればわかるようにかなり大型です。操作は15インチのタッチ式スクリーンで行うようになっています。
ただ、その分、多機能になっており、発券できる券種も増えているようです。
また、決済方式も、従来のコインに加えて、クレジットカードや電子マネーにも対応しています。そのため、向かって右側にはPINコードを入力するためのテンキーがついています。
ユニバーサルデザイン化を進めているWiener Linienらしく、液晶画面の下には点字の説明が取り付けられている他、音声ガイダンス用のイヤホン端子も組み込まれていました。
そして、このディスプレイにはドイツ語と英語に加えて、フランス語、イタリア語、スペイン語、ハンガリー語、ロシア語、チェコ語、スロバキア語、クロアチア語、スロベニア語に対応しています。
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アジア系の言語が入っていないのは、残念ですが、最近の情勢を鑑みると、気をつけないと中国語が入りそうです。ただ、クレジットカードはJCBも使えますので、ご安心ください。
基本的には、地下鉄の駅に設置されている多機能自動販売機の車載版というイメージでした。
ただ、紙幣が使えないところが、駅に設置されている券売機と異なる点でしょうか。これは、偽造紙幣の使用を防止するための機構が必要なため、あえて取り付けなかったのでしょう。
Wiener Linienの本音としてはキャッシュレス化したいのだと思いますが、さすがに現時点では、コインまで排除はできないというところでしょうか。
201903180004なお、この券売機で使用できるコインは2Euro、1Euro、50Cent、20Cent、10Cent、5Centです。ちなみに、従来は10Centまでしか対応していませんでした。
ところでコイン投入口の左側をよく見るとブランクスペースがあるので、一応、紙幣の使用も想定している可能性はあります。
Feriは、通常、事前にチケットを準備して乗るので、今回も新型車内券売機を使うチャンスはありませんでした。本当は使いたかったのですが‥
ただ、Wiener Linienでは、現在、スマートフォンなどを活用したチケットレス化を進めており、以前よりも券売機の需要が低下している可能性はあります。
確かに保守の手間がかかる券売機よりも、IT技術を使った電子チケットや自宅でプリントする方式の方が、コストは削減できますからね。
2018年2月のプレスリリースでは、現車での運用テスト後、順次、在来型の券売機と置き換えるという話でしたが、置き換えが進んでいるようには感じません。さて、どうなることやら‥
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Comments

1)新型券売機も、車内購入割増付き運賃でしょうか?
2)2018年1月から、市内バス(1A-数字二桁A,Bの系統)では運転士による乗車券発売を中止しましたが、レポートはありましたか?
3)ウィーンの新型券売機とほぼ同機能のものは、グラーツのトラムでは三・四年程前に全車に設置されました。こちらは車内発売割増はなく、種々割引対応や、24時間券、週間券(使用開始曜日は任意)、一ヶ月券にも対応しています。(バスは引き続き運転士による発売を継続)
4)「老婆心」ながら、車内券売機故障で検札が有った時も「杓子定規」の対応となるのでしょうか?
5)種々状況が異なるとはいえ、チューリヒのトラムは全停留場に多機能券売機が設置されています。(車内発売は一切なし)グラーツも、車内とほぼ同じ券売機が中央駅等いくつかの停留場に設置されています。ウィーンでは、路上に券売機を設置することは感性に合わないのでしょうか?

Posted by: セメリンク | March 20, 2019 15:00

セメリンク様

新型券売機では試していませんが、ウィーンの場合、車内での購入も、自動券売機を使っているので基本的に同一料金です。また、地上の券売機については、グラーツと異なり、地下鉄網が整備されているため、地下鉄駅の券売機で代行できると考えているようです。

このあたりは、交通網の違いが施策に反映されているのだと思います。

Posted by: Feri | March 21, 2019 04:33

路面電車の車内券売機(旧型)で1回券を買うと、通常の料金より高くなります。
以前、24時間券の期限が切れているのに気付き、あわてて購入したことがありましたが、20セントほど高額でした。
WIENER LINIENのサイトには、以下のようにあります。
Einzelfahrschein "1 Fahrt WIEN"
Wenn Sie das Ticket in der Straßenbahn kaufen, kostet es EUR 2,60 (Vollpreis) bzw. EUR 1,40 (ermäßigt).
https://www.wienerlinien.at/eportal3/ep/channelView.do/pageTypeId/66526/channelId/-47277
ちなみに、1 Fahrt WIENは2,40で、1 Fahrt WIEN ermäßigtは1,20です。

Posted by: | March 21, 2019 10:01

コメントをいただきました方。ありがとうございます。

私の勘違い、および確認不足でした。失礼しました。

Posted by: Feri | March 21, 2019 11:30

コメントをいただきました方。ありがとうございます。

私の勘違い、および確認不足でした。失礼しました。

Posted by: Feri | March 21, 2019 11:30

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