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March 13, 2019

ここからは乗車できません

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今日は「地下鉄乗り場の話題」をお届けしましょう。

皆さまもご存じのように、ウィーンの地下鉄にはチケットに乗車日時を印字する器械は改札口に備えられていますが、有人の改札口や自動改札機はありません。

いわゆる「信用乗車方式」が全面的に採用されています。そのため、出入り口は比較的自由に設定することができます。

しかし、一部の駅には「降車線用口」が設けられています。乗降用のプラットホームが分離されているOttakringのような終端駅の場合は、何となくわかりますが、それ以外の駅では不思議な気がします。

実は、これはプラットホームから地上へのアクセスが、エスカレーターに限定されている場合に存在するようです。

1枚目の写真は、かつてU1の終点だったReumannplatz駅のケースです。出口専用なので「Kein Zugang」という看板が掲げられていると同時に、こちらではおなじみの「手が前面に出ている」進入禁止にピクトグラムが描かれています。

なお、この出口の右側には通常の入り口(もちろん出口兼用)があるので、チケット売場の案内も含めて掲出されています。

この駅は、かつては路面電車や路線バスの乗換駅として利用者が非常に多かったため、このように専用の出口が設けられたのでしょう。

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なお、Reumannplatz駅のプラットホームは、上下線が同じプラットホームを使う島式なので、終点時代も降車線用のプラットホームは存在しませんでした。

2枚目の写真は同じくU1のSüdtiroler Platz駅のケース。先ほどの Reumannplatz駅は独立した出入り口でしたが、こちらは都心部に多いビルディングに設けられた駅への出入り口です。

向かった左側が降車線用口、右側が通常の出入り口となっています。表示については、全く同じ方式が採用されています。

今回は二駅だけのご紹介ですが、ウィーンの地下鉄には、このように降車線用口を設けている地下鉄駅が結構、存在します。建設に当たって、階段とエスカレーターの幅を広くとれない場合などに、この方式が採用されることがあるようです。

もちろん、エスカレーターを片側だけにすれば何とかなるのかも知れませんが、このあたりは、乗客の利便性を考慮した結果だと思います。

最も降車線用口と言っても、プラットホームへ下りる術がないだけですから、間違えて入っても、すぐに出てくれば問題はありませんが‥


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