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April 2019

April 30, 2019

オペレッタとオーストリアにはまった「Feriの平成時代」

201904300012恐らく、今日は多くのブログやホームページ、SNSで「平成」にまつわる記事が沢山エントリーされると思います。という訳で、Feriも便乗です(笑)。

今まで、改元は天皇陛下が崩御されて行われていたため、厳かな雰囲気はありましたが、華やかな雰囲気はありませんでした。

今回は、現在、生きている日本人が初めて経験する、事実上の譲位。

そのため、こちらのミレニアムに近い盛り上がりを見せているような気がします。新元号で盛り上がっても「不謹慎」という声は皆無でしょうし、逆に、経済効果を狙っているフシもありますので‥

ところで、こちらに長く住んでいる友人は、元号というものを意識していません。当たり前ですが、日常、西暦以外を使う機会がないのですから、当然ですね。

201904300003しかし、ウィーンと日本で二重生活をしているFeriの場合、日本国内の仕事では、現在も西暦に加えて元号を使うケースも多く、元号か変わることには、感慨深いものがあります。

しかし、今年限り「国民の祝日」となった4月30日と5月1日に仕事を休んでいる人がどれくらいいらっしゃるのかが気になります。サービス業は、ほぼ全て通常営業でしょうし、商品を供給する会社(工場)や物流も営業しているはずです。

インターネットで日本のニュースを見ると「10連休」を連呼して、多くの人が移動している光景が報道されますが、現役世代で10連休をとっている方は、どの程度、いらっしゃるのでしょうね。

このような歴史的出来事であるにもかかわらず、休むことができない「今の日本」に疑問を感じることがあります。

さて、Feriは、昭和時代に某大学の電気工学部を卒業して、社会へ出ました。入学当初はエンジニアを目指していたのですが、オイルショックの末期にあたり、製造業の求人は限りなくゼロ‥

同期の仲間も、教職や営業などエンジニア以外の仕事に就きました。Feriは、学生時代からお世話になっていた某出版社に、そのまま就職することになりました。

この出版社に入社直後、偶然、「ヨーロッパへの扉」が開かれました。上司の代理として出席した某大手旅行代理店の行事で行われた抽選会で、何とユーレイルパスが当選したのです。ちなみにFeriはくじ運が良くありません‥

もちろん、会社の権利ですが、社長や上司が「せっかくだからFeriさん使って良いよ」という温かい言葉をいただき、就職早々、夏に取材名目でヨーロッパへ出かけることになりました。

201904300014この時、ウィーンを含むオーストリアを訪問したのが、「オーストリアの深みにはまる」きっかけでした。

その後、ヨーロッパに魅了され、毎年、夏に休暇をいただいて、オーストリア、ドイツ、スイス、イタリアなどを巡っていました。

務めていた出版社は月刊誌を出していたので、まとまった休みをとると、先輩や同僚に大きな迷惑をかけます。

そんな中、旅費は時前ですが、取材名目で休暇を取らせてくれた社長や上司がいなかったら、ここまでオーストリアにはまることはなかったと思います。

ただ、この時期は、クラシック音楽に興味はあったものの、劇場が夏期休暇の時期だったため、現地でのオペレッタ、オペラ観賞とは無縁でした。

そう言えば、この間、平成2(1990)年に、ドイツ統一により、ドイツ民主共和国(東ドイツ)がなくなりましたが、昭和時代に東ドイツに行ったFeriとしては、想像もつきませんでした(写真は当時の東ドイツでお土産物として購入したドイツ民主共和国の国旗)。

月日は流れて昭和が終焉を迎えた頃、長年お世話になった出版社を退職し、全く新しい仕事に就きました。友人の紹介で、産業教育の分野へ転身しました。

201904300013新しい会社に就職したのは、平成元年7月。もちろん、就職した直後は休暇など取得できませんので、前の会社を辞して、新会社へ就職するまでの短い期間にオーストリアを訪れました。

忘れもしないオーストリア航空日本就航直後のことです。帰国便でオーストリア航空のA310に搭乗しました。長距離国際線でA310に搭乗したのは、後にも先にも、これ1回です。

 ところで、産業教育(社員教育)は、実施時期の変動が激しく、ピーク時はほとんど休みはとれません。反面、お盆の時期や年末年始は、全く仕事がなくなります。

そこで会社としても、その時期、まとまった休暇取得を奨励していました。ある意味、メリハリの付いた働き方です。

大正生まれの父親が、膵臓がんで亡くなったのは平成4(1992)年のこと。その後、再び母との同居が始まりました。

平成9(1997)年、Feriの直属上司が独立開業することになり、Feriにも声がかかりました。ゼロからの新会社立ち上げは色々な意味で興味があったので、上司と一緒にお世話になった会社を辞して、新会社の立ち上げにかかわりました。

新会社の立ち上げが終わった頃、母は街中で転倒し、大腿部骨折という怪我を負ってしまいます。

手術も無事おわり、リハビリも順調に進んだことから、母親に自信を付けさせるため、平成10(1998)年のクリスマスに母をウィーンとザルツブルクへ連れていくことにしました。

201904300007両親はクラシック音楽のファンで、Feriの就職後、何回か海外オペラの来日公演チケットをプレゼントしたことがあります。それが行き先をオーストリアにした理由です。

この時点では、劇場でオペラなどを全く見たことがなかったFeri。さすがに予備知識ゼロで国立歌劇場での鑑賞は敷居が高かったので、Volksoperでオペレッタ観賞を組み込みました。

今と違ってチケットを直接買う手段が限られていたため、クレジットカード会社の海外チケット予約サービスを利用しています。

この時、観たのが「Die lustige Witwe」。Robert Herzl氏の演出による舞台ですが、正に「滝に打たれたような衝撃」を受けました。

“世の中に、こんなに楽しい舞台芸術が存在するのか”というのが率直な感想です。仮に、この時、Volksoperへ足を運んでいなければ、ここまでオペレッタに傾倒することはなかったことでしょう。

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April 29, 2019

「小さな親切、大きなお世話」野生動物の赤ちゃんに注意

201904270004今日、4月29日、日本は国民の祝日「昭和の日」。昭和生まれのFeriとしては、昭和が遠くなっていくようで、複雑な気持ちです。

恐らく、明日30日は「平成最後の‥」というフレーズが日本中で聞かれることでしょう。ところで、現在の天皇誕生日である12月23日は、今後、どういう扱いになるのか、興味深いところです。

ちなみに、皆さまご存じのように、現在、「文化の日」となっている11月3日は「明治天皇の誕生日」(昔は天長節と言っていたようですが…)。逆に大正天皇の誕生日である8月31日は、休日にはなりませんでしたね。

さて、今日は「ウィーンの野生動物にまつわる話題」をお届けしましょう。

ご存じのようにウィーンは自然が豊かな都市です。とくに「ウィーンの森」に面したエリアでは、自然公園内で野生動物を見かけることがあります。

201904270003ちょうど、この時期は野生動物もベビーラッシュ。市内でも野生動物の赤ちゃんを見かけることが増えてきます。

そこで、ウィーン市は住民に野生動物との接し方について、注意を促しています。

野生動物の赤ちゃんを見つけると、つい何か援助をしたくなるのは、世の東西を問わないようです。

201904270002しかし、これが結果として、野生動物を危機に陥れることになるのです‥正に「小さな親切、大きなお世話」。

野生動物の親は、巣に子供を置いて餌をとりに出かけることがあります。ところが、その間に人が手を出してしまうと、結果として子供の自立を妨げてしまうと専門家は指摘しています。

実際、2017年には400羽以上の鳥がウィーンのアニマルレスキューに保護されていますが、実は、その大部分は人の助けを必要としない幼鳥だったというデーターがあります。

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April 28, 2019

Volksoper「マイ・フェア・レティ」再び

My_fair_lady_003日本では、いよいよ「平成」から「令和」への改元をまたぐ「怒濤の10連休」が始まるようですが、皆さまは、どのような予定を立てていらっしゃるでしょうか。

ちなみにFeriは、諸般の事情があって、「謎の平常運転モード」です 😞‥

さて、今日はVolksoperの定番ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の鑑賞記をお届けしましょう。

今まで、FeriはVolksoperで何回も「マイ・フェア・レディ」を観てきましたが、やはり「定番」だけあって、変なオペレッタよりも遙かに楽しめます。

ちなみに上演回数は250回を超えています。

本作品は、Robert Herzlさんによる演出が、現在も継続されている点も大きなプラス材料。回り舞台を上手に使い、テンポの良い展開が特徴です。舞台装置もFeri好みの写実的なもの。

Feriが観た当日の指揮は David Leviさん。主な出演者は、以下のとおりです。

 -Eliza Doolittle:Johanna Arrouasさん

-Henry Higgins:Kurt Schreibmayerさん

My_fair_lady_004-Oberst Pickering:Josef Luftensteinerさん

-Alfred P. Doolittle:Gerhard Ernstさん

-Mrs. Higgins:Marianne Nentwichさん

-Mrs. Pearce:Ulli Fesslさん

-Freddy Eynsford-Hill:Ben Connorさん

-Mrs. Eynsford-Hill:Regula Rosinさん

My_fair_lady_001-Harry:Marco Di Sapiaさん

-Jamie:Oliver Lieblさん

-Butler :Ernst Krisplさん

-Mrs. Higgins' Zofe:Susanne Litschauerさん

-Erster Obsthändler: Marian Olszewskiさん

-Zweiter Obsthändler: Martin Dablanderさん

-Dritter Obsthändler: Heinz Fitzkaさん

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April 27, 2019

気になるペントハウス

201904260002今日は「建物の話題」をお届けしましょう。

最近では、色々と変わったデザインの建物が増えつつあるウィーン。これも時代の流れでしょうかね。

さて、オーストリアを代表する清涼飲料メーカーAlmdudler (アルムドゥードゥラー)は、本社がウィーン19区(Grinzinger Allee 16)にあります。

以前にもご紹介したことがありますが、玄関がボトルデザインになっているという「ユニークな建物」です。

201904260003また、ガラス張りで中が見えるのですが、日本式の1階が商談室になっているのか、Barのような雰囲気です。

同社はハーブソーダを製造・販売しており、最近では、伝統的な商品以外にも新しいテイストの商品を開発しているのは、皆さまもご存じのとおり。お酒を召し上がらない方には、最適な清涼飲料かもしれません。

オーストリアの中でも知名度の高いブランドです。

さて、話を本社社屋に戻すと、先日、ちょっと離れたところから、社屋を見ると、屋上に妙な建物が建っていることに気づきました。

201904260004写真をご覧になるとわかるように「山小屋風のペントハウス」です。どうも木でできているようで、ごていねいに煙突まで付いています。

正面玄関に面した妻は、左半分がガラス窓になっているようで、右側は金属製の壁です。

近代的なデザインの社屋の屋上に建っている不思議なペントハウス。一体、どのような用途で使用するものなのでしょうか。

Almdudlerのボトルには、皆さまもご存じのようにチロル風の民族衣装をお召しになった男女が登場しています。
ある意味、チロルが原風景ということなのでしょう。

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April 26, 2019

遮音壁の設置が始まりました

201904240010今週末から日本では、平成から令和への改元をまたいだゴールデンウィークが始まりますが、東京では日本オーストリア修好150周年を記念した展示会が始まりました。

一つは、23日から東京都美術館で始まった「クリムト展 ウィーンと日本 1900」。注目作品は、旧約聖書に登場する女性を官能的に描いた「ユディトI」でしょうか。

201904240009こちらの新聞でも、展覧会の模様が右のように大々的に取り上げられています。

そして、24日からは新国立美術館で、「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道」が始まりました。

日本に居ながら、クリムトの作品を鑑賞できる貴重な機会と言えるでしょう。

さて、今日はクリムトとは無縁の「遮音壁の話題」です。

このブログでも建設工事中の様子を逐次お伝えしているHernals駅に隣接するアパート。

201904240003前回、このブログでご紹介した時に、「S Bahnに面した側に遮音壁が設置される」という内容をご紹介しましたが、いよいよ、その「遮音壁の設置工事」が始まりました。

通常、ÖBBが設置する遮音壁は外部が金属製で、内部に吸音材が入ったタイプです。Hauptbahnhof周辺には車両基地などがあるため、この遮音壁が設置されているところも多いですね。

一方、今回はÖBBが設置するのではなく、アパートを建設している業者が設置するものです。

言葉で説明するより、写真をご覧になるとよくわかると思います。

201904240008さすがにアパートに取り付けるため、眺望と採光を考慮して透明になっています。恐らく強化ガラス製だと思われます。

「強化ガラス製の遮音壁」と言うと、このブログでも2015年3月24日の記事でご紹介したMargaretengürtel沿いに立つアパート「Theodor-Körner-Hof」の遮音壁(Lärmschutzwand)を思い出します(詳しくは「謎の透明壁‥不思議なアパート」<こちらから>をご覧ください)。

どうも基本的な構造は同じようです。

ご覧のように金属製のフレームを組み立てて、そこへガラス製の防音壁を取り付ける方式です。

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April 25, 2019

速報 VOLKSOPER2019/20プログラム発表

2019042400011昨年よりも発表が遅れていましたが、4月24日、やっと来シーズンのVOLKSOPERの公演プログラムが発表されました。

プレミアは9演目、再演は6演目、レパートリーは20演目となっています。

オープニングは9月1日の「VOLKSOPER FEST」と「HOMMAGE AN DAGMAR KOLLER」。そして、11月20日には「JAQUES OFFENBACH - SOIREE ZUM 200. GEBURTSTAG」が上演されます。。そして、11月20日には「JAQUES OFFENBACH - SOIREE ZUM 200. GEBURTSTAG」が上演されます。

○オペレッタ
プレミア
オペレッタの新作は2演目です。

König Karotte(Le Roi Carotte/にんじんの王、2019年11月23日プレミア)
オッフェンバックの作品ですが、あまり上演されることがない珍品。1872年1月に初演されました。1878年にはウィーンでも上演されたそうです。近年ではドイツのStaatsoper Hannoverで上演されているようです。今回、オッフェンバック生誕200年を記念して上演されることになりました。

今回、VOLKSOPERのイメージ映像が、Staatsoper Hannoverの舞台写真とイメージが似ているため、もしかすると「白馬亭にて」のように、他劇場で上演されたプログラムを移植する可能性もあります。

日本では、ほとんど資料がない作品ですが、「西洋比較演劇研究」という資料に「オッフェンバックの《にんじん王》初演における「風刺」--第二帝政と第三共和政の狭間で」(執筆:森 佳子氏)という記事が掲載されていたことがわかりました。Feriは、Premiereまでに、この資料を是非、見たいと思っています。

-Der Zigeunerbaron(ジプシー男爵、2020年2月29日プレミア)
ヨハン・シュトラウスの名作オペレッタの1つ。前演出(2005/06シーズン)では、フィナーレで全員が戦死して英霊としてウィーンに戻ってくるという演出が物議を醸し出しました。今回の演出はPeter Lundさんが担当します。

指揮にはAlfred Eschwéさんの名前が挙がっています。Homonay伯爵はMarco Di Sapiaさん、バイリンカイはEric Laporte さん、ザッフィにはKatrin Adel さんが起用されます。主役のカップルは、客演のようです。

再演
GRÄFIN MARIZA(伯爵令嬢マリッツア):2020年1月~2月に8公演
こちらも比較的暗い舞台ですが、それでも後半は明るくなる上に、ハッピーエンドなので、Feriは、そこそこ気に入っています。問題はマリッツアとタシロに誰が起用されるかだと思います。

DIE LUSTIGE WITWE(メリーウィドウ)」:2020年4月~5月に8公演
前シーズン、あまりにも集客が悪く、正直、Feriもびっくりしました。きれいな舞台で、演奏も良いのですが、なぜ、かつてのような人気が出ないのか、疑問です。
一つは、退廃的な貴族を演じるダニロにあるのかもしれません。こちらもハンナと共に、誰が起用されるかがポイントでしょう。

レパートリー 3作品の上演が決まりました。比較的お客さまを呼べる演目がラインナップされた点が評価できます。
DIE FLEDERMAUS(こうもり)

Orpheus in der Unterwelt(地獄のオルフェ):2019年9月~10月に5公演

DIE CSARDASFÜRSTIN(チャールダーシュの女王)」:2019年11月~2020年1月と2020年5月~6月に15公演

MEINE SCHWESTER UND ICH(姉さんと私):2020年3月~4月に7公演

反面、2018/19シーズンで上演されていた「Gasparone(ガスパローネ)」、「Der Opernball(オペラ舞踏会)」、「Eine Nacht in Venedig」(ヴェネチアの一夜)」、「Axel an der Himmelstür(アクセル、天国の扉の前で)」は外れました。

「ヴェネチアの一夜」はが外れたのは、ちょっと残念ですが、Jörg Schneiderさんが出演されなくなったので、魅力半減。という訳で、外れた演目は予想どおりでした。

ただ、シーズンを通して上演されるのは「DIE FLEDERMAUS(こうもり)」だけで、それ以外の演目は、期間限定方式になっています。これも出演者の確保が難しいことが要因だと思われます。

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April 24, 2019

S45で大規模改修工事実施

201904230002イースターも終わり、ウィーンは春本番です。寒暖の差が激しいオーストリアでは、気温が上がると一気に花が咲きます。

そんな中、日本・オーストリア修好150周年を記念した「Kirschenhainfest」が4月24日(本日)、Donauinsel の「Kirschenhain」で行われています。

このブログでもお伝えしたことがありますが、ウィーン市内には日本とオーストリア友好の証として桜が植えられています。

特にドナウ川の中州(Donauinsel)には、1996年、日本から寄贈された桜を植えた「Kirschenhain」(桜の森)が作られ、2002年から「桜まつり」(Kirschenhainfest)が、日本の関係者も多数参加して、毎年、行われています。

今年は修好150周年ということで、例年よりも大規模な行事が組まれています。

201904230001さて、今日はウィーンの「S Bahnの話題」をお届けしましょう。最近ではWiener Linienとの連携を深め都市交通としての機能を強化しているS Bahn。

Feriも愛用する路線がHandelskaiとHütteldorfを結ぶS45です。以前よりも運転間隔が短縮され、利便性が向上しました。

車両は4024型もしくは4020型が1ユニットで運用されています。

ちなみに、Heiligenstadt-Hütteldorf間は、120年前に建設された路線で、現在は毎日200本の列車が走っています。

S45の駅舎にはオットー・ワグナーが設計したものも多く、風情のある佇まいがウィーンらしいところです。

201904230003今回、ÖBBでは、安全運行を推進するためS45で改修工事を実施しています。レールの交換を始め、架線の更新などが行われています。合わせてHernals-Hütteldorf間では、トンネルと高架橋の検査も実施。

特に4月20日0時30分から、4月23日4時00分までは、Vienna Hernals-WienHütteldorfの間で、列車の運行を停止して大規模改修工事が行われました。

この期間は、大型重機を使った工事が行われるため、ÖBBでは騒音が増加するとアナウンスしていました。ÖBBでは、工事に関する詳細な情報を提供する電話窓口も開設しています。この他、工事の関係で、運転間隔も15分に変更されました。

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April 23, 2019

ウィーンのキッチンから 「日清焼そば TERIYAKI」

201904210002今日は「ウィーンのキッチンから」をお届けしましょう。

今回は、お待たせしました「NISSIN Soba TERIYAKI Cup版」の試食レポートです。

現在、ウィーンでは一部のSPARで販売している「日清焼きそば」シリーズ。需要が少ないと、定番から消える運命にあるのは売り場面積が限られている店舗の常。

それだけに、ニッチな「日本風焼きそば」の存続が心配なFeri。

201904210003幸い2019年4月現在、まだ、店頭で棚を確保しています。また、それなりに商品も減っているところから、需要があるのかも知れません(単純に補充していないとすれば、危険領域ですが‥)。

今回、試食したのは「TERIYAKI(照り焼き)」です。カップ版の仕様は、以前、ご紹介したCLASSICと同じ。

ただし、区別するためフタの色がCLASSICの黄色、TERIYAKIは緑です。これは袋麺でも同じ。

今回、サイズをイメージしていただくため、500ミリリットルのBierと比べて見ました。カップの大きさがわかると思います。

201904210007緑色のプラスチック製カバーを取り外すと、アルミ製中蓋が出てきます。

ここには「ACHTUNG!」(注意)が、イラスト入りで描かれています。「Der Becher ist heiß.Bitte Vorsicht beim Abgießen.」という説明が‥

なお、説明文はドイツ語の他、フランス語、オランダ語でも書かれています。内容は、湯切りの際に火傷に注意することを促したもの。

とにかく「湯切り」という習慣のない皆さまにお召し上がりいただくわけですから、配慮は大切です。

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April 22, 2019

Theater an der Wien 2019/20プログラム

201904210001本日、4月22日から日本の安倍総理がヨーロッパとアメリカを歴訪しますが、4月25日、ウィーンへ立ち寄ることが発表されました。

ただ、オーストリアへの公式訪問ではなく、日本の総理として初めてスロバキアを訪問するために立ち寄ることになったものです。スロバキアでは、チェコ、ポーランド、ハンガリーを加えた「V4(ヴィシェグラード4カ国)+日本」での首脳会合が予定されています。

今回、政府専用機が従来のB747-400からB777-300ERに交代して初の任務。ウィーン国際空港に真新しいB777-300ER政府専用機が飛来する訳です。

通常、予備機を伴って運航されるので、2機が飛来すると思われます。

スロバキアの首都ブラチスラバには、ミラン・ラスチスラウ・シュテファーニク空港がありますが、地上支援などの関係からウィーン国際空港発着となったものと推察されます。

安倍総理は、会談終了後、同日(25日)、ウィーンを立ち、ベルギーのブリュッセルへ。

20190421000826日にはブリュッセルから大西洋を横断し、アメリカ・ワシントンD.C.へ。新政府専用機の初任務運用が世界一周になります。

それにしても、政府専用機を使うとは言え、ハードスケジュールですね。

なお、今回掲載した写真は、航空自衛隊が提供している新政府専用機B777-300の公式写真です。

201904210009さて、今日はアン・ディア・ウィーン劇場(Theater an der Wien)の2019/20年の公演プログラムが発表されたので、その概要をご紹介しましょう。

ご存じのようにアン・ディア・ウィーン劇場は、毎シーズン、原則として新演出の作品が上演されます。2020年はベートーヴェン生誕250周年にあたるため、シーズン後半は関連する作品が上演されることになりました。

オペラ

Rusalka(ルサルカ、Antonín Dvořák作曲)、2019年9月19日Premiere、9月中に5公演。

La clemenza di Tito(皇帝ティートの慈悲、Wolfgang Amadeus Mozart作曲)、2019年10月17日Premiere。10月中に5公演。

La Vestale(ヴェスタの巫女、Gaspare Spontini作曲)、2019年11月16日Premiere。11月中に5公演。

Halka(ハルカ、Stanislaw Moniuszko作曲)、2019年12月15日Premiere。12月中に5公演。シルヴェスター公演も、同作品に決まりました。

Salome(サロメ、Richard Strauss作曲)、2020年1月18日Premiere。1月中に5公演。

Egmont(エグモント、Ludwig van Beethoven作曲)、2020年2月17日Premiere。2月中に4公演。

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April 21, 2019

別館ができあがりました

201904200002今日は「復活祭」。世界のキリスト教徒にとって「復活祭」はクリスマスより重要な教会祝日です。

カトリック教徒が減りつつあるオーストリアでも、今日は各教会のミサには多くの信者が集まることでしょう。

さて、今日は、「高級アパート建設現場の続報」です。

Feriはデベロッパーの「回し者」ではないのですが、近くに馴染みのホイリゲがある関係で、比較的よく訪れる19区の高級アパート「Pfarrwiesengasse 23」周辺。

BUWOGというデベロッパーが建設を進めているもので、本館は2017年秋に竣工し、入居も始まっているのは、すでにご案内のとおり。

集合住宅(Apartment)とTown Hauseが同じ敷地に設けられています。

2019年2月16日の記事(詳しくはこちらから)で、別館が姿を現したところをご紹介しましたが、最近、近くを通りかかったところ、ほぼ完成していました。

201904200003写真をご覧になるとわかるように、すでに縦型大型クレーンも撤去されており、最終的な仕上げに入っていることがうかがわれます。

別館は、敷地の関係から本館に比べると4階建てとこぢんまりとしており、好感が持てます。

ちなみに2枚目の写真はStrauß-Lanner-Parkから見たものですが、左側が別館、右側が本館です。建物の「大きさの違い」がよくわかると思います。

各戸の床面積50平方メートルから150平方メートル。2部屋もしくは3部屋のアパートで、43戸が設けられています。

201904200001もちろん、敷地外からしか見ていませんが、そのデザインから上層階には広い居室が設けられているような感じがします。

本館の上層階よりは、眺望は劣ると思いますが、こぢんまりとしている分、居住性は良いかもしれません。

ところで、本館の地下には大規模地下駐車場が設けられていますが、そのアプローチ上に建設されたので、駐車場の工事に目処がついた段階で着工したような感じです。

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April 20, 2019

ウィーン市庁舎改修工事実施中

201904180002ノートルダム大聖堂の大火災は世界的なニュースになっていますが、改修工事が失火の原因になっているとも言われています。

ご存じのように、こちらの伝統的な建造物は、修復・改修工事に長時間必要であることから、常に工事を行っているケースが多いものです。

ウィーンでもシュテファンドームや市庁舎は、常に工事を行っている建造物の代表かも知れません。

もちろん、観光客の皆さんに目立たない場所で工事をしていることもありますが、工事の内容によっては、「見に来てガッカリ」というパターンになっていることもあります。

201904180001現在、市庁舎では中央の銭湯周辺に足場を組んで、大規模な改修工事を行っています。

この改修工事に合わせて、先日、尖塔の上部、103メートルに設置され、長年にわたってウィーンの街並みを見てきた「騎士の像」の状態がチェックされました。

正に足場を組まないとチェックは難しいですから、このタイミングを待っていたとも言えそうです。

201904180004地上からははっきりと見ることが難しいのですが、尖塔の上部には「騎士の像」が取り付けられています。

今回、市の専門家、構造エンジニア、鍛冶屋などの専門家チームが、実際に尖塔に上り、「騎士の像」の健康状態をチェックしました。

一時期、こちらでは酸性雨の問題などから、石でできた建造物や銅像の腐食が大きな問題になっていました。

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April 19, 2019

今シーズンの「Axel an der Himmelstür」

Axel_006今日は「フォルクスオーパーのオペレッタ鑑賞記」です。

フォルクスオーパーにしては珍しく、今シーズンはRalph Benatzky作曲の作品が2作、上演されています。

2016/17シーズンにPremiereが行われた「Axel an der Himmelstür」については、恐らく2019/20シーズンは「Meine Schwester und ich」が継続上演されるため、打ち止めになると思われます。

この手の珍しい作品は、一度、打ち止めになると再演は、非常に難しいような気がしています。という訳で「Meine Schwester und ich」と比べる意味もあって、観てきました。

指揮はLorenz C. Aichnerさん。主な出演者は、以下のとおりです。

-Gloria Mills, Filmstar(映画女優:グロリア・ミルズ):Bettina Mönchさん

-Axel Swift, Reporter(記者:アクセル):Andreas Bieberさん

Axel_003-Jessie Leyland, Sekretärin(秘書:ジェシー):Juliette Khalilさん

-Theodor Herlinger, Friseur(メーキャップ・アーチスト:テオドール):Peter Lesiakさん

-Cecil McScott, Filmproduzent(映画プロデューサー:スコット):Kurt Schreibmayerさん

-Kriminalinspektor Morton(刑事:モートン):Gerhard Ernstさん

-1. Herr / Autor / Randy Racebottom, Klatschreporter(第1の男、記者:ランディほか):Stefan Bischoffさん

-2. Herr / Aufnahmeleiter / Ausstatter / Bab Peppermint, Rechtsanwalt(第2の男、弁護士:バブ・ペパーミントほか):Jakob Semotanさん

-3. Herr / Komponist / Beleuchter / Tommy, Polizist(第3の男、警察官:トミーほか):Oliver Lieblさん

Axel_002-4. Herr / Regisseur / Meredith, Butler / Clark, Glorias Chauffeur(第4の男、グロリアお抱え運転手ほか):Jeffrey Treganzaさん

-5. Herr / Tonmeister / Prinz Tino Taciano(第5の男、プリンス・ティノ・タチアーノほか):Maximilian Klakowさん

演出はPremiereと時と変わっておらず、モノクロ映画をモチーフにしたモノトーンの舞台です。当時のハリウッド映画を強く意識した演出です。

グロリア・ミルズ、アクセルともにプレミア組なので、こなれていましたね。

Bettina Mönchさんはスタイルが良く映画スターというイメージにピッタリですが、Feriの個人的な感想としては、声があまりきれいではないような気がします。

このあたり、難しいところ。

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April 18, 2019

DBがWestBahnの車両購入か?

201904170002今日は、先日、ご質問があった「WestBahnに関する話題」をお届けしましょう。

当初、2019年4月からMünchenへの乗り入れが発表されていたWestBahnですが、現時点では、具体的なダイヤは発表されていません。

変わって、4月に入ってオーストリアの複数のメディアが報じたのが、「DB(Deutsche Bahn)がWestBahnの車両17編成を3億Euroで購入したいというオファーをしている」というもの。

DBでは3月下旬の理事会で、輸送量増強のため、現在、WestBahnが使用しているダブルデッカー電車(4010型/4110型)の購入を検討。WestBahn側に約3億Euroでの購入を打診したようです。

201904170001実は同じタイプの電車は、すでにドイツ内(Ostdeutschen Eisenbahn、Westfalenbahnなど)でも使用されているため、導入に支障はありません。

オーストリアのメディアは、「DBは、2019年12月のダイヤ改正から投入したい意向である」とも伝えています。

一方、このDBの車両買い取りの情報を受けて、ÖBBも同社のダブルデッカー電車買い取りに色気を出しているという情報も‥

実際、どちらの会社がWestBahnのダブルデッカー電車4010型/4110型を購入するかは、現時点では明確になっていないようです。

もちろん、同社は、事業を廃止する訳ではありませんから、代替車両の導入が必要になってくる訳ですが、ここで、驚愕の情報が‥

201904170005現在、WestBahnが使用しているダブルデッカー電車4010型/4110型は、スイスのシュタッドラー・レール社(Stadler Rail)製。

ちなみに同社が開発したダブルデッカーは「KISS」というブランドで販売されており、スイス、ドイツなどでも使用されています。しかし、価格が高いのがネック。

そこで、代替車両については、何と中国の鉄道車両メーカーCRRC(中国中車、China Railway Rolling Stock Corporation)と交渉を行っているようなのです。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、CRRCは、ボンバルディア、アルストム、シーメンスの鉄道部門の売上合計を遥かに凌ぐ、世界最大の鉄道車両メーカー(国有企業)です。

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April 17, 2019

森林火災消火訓練が行われました

201904160003パリではノートルダム大聖堂で火災が発生して、大変なことになったようですが、火事は怖いですね。

今日は「森林火災消火訓練の話題」をお届けしましょう。

皆さまもご存じのようにウィーンは郊外に広大な「ウィーンの森」を擁しています。Feriが散歩で訪れる19区も、その一つ。やはり怖いのは森林火災です。

先日、連邦軍も参加した大規模な森林火災消火訓練がCobenzl周辺で実施されました。

オーストリアでも火災が発生した場合、基本的には消防当局が対応にあたります。しかし、大規模な森林火災が発生した場合、消防車が現場に急行できない場合もあるため、今回、関連する機関が参加した連携を深めるための大規模な訓練が行われた訳です。

今回は「ウィーンの森」で大規模火災が発生したという想定で、連邦軍のヘリコプター部隊も参加して、空中からの消火活動や救助活動も行われました。

201904160001参加したヘリコプターはシコルスキーS-70(ブラックホーク)と、小型のSA319(アルエットⅢ)が使われました。日本でも自衛隊のヘリコプターが森林火災の消火に「災害派遣」として参加しますが、同じパターンです。

なお、日本では消防防災ヘリコプターを所有している自治体がありますが、こちらの場合、消防当局はヘリコプターを所有しておらず、空中からの支援が必要な場合は、連邦軍が出動します。

こちらの訓練らしく、様々なシナリオが想定されており、森林の中で炎に囲まれた学生グループの救助、負傷した森林作業者の救助、空中からの消火活動などです。

空中消火はヘリコプターが吊り下げたバスケットから水を散水して行いますが、水はドナウ川で補給したようです。もちろん、地上の消防部隊も消防車を使って火災を制圧する訓練を行っています。

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April 16, 2019

またまた定点撮影 次はA-1が‥

201904150001今日は、このところ短期間でテナントが入れ替わっている「Schottentor地下のミニ商店街の続報」をお伝えしましょう。

2019年3月17日の記事で、Schottentorの地下停留所の商店街に進出した「Bushdoctor」が突然、撤退したという話題をお届けしました (詳しくはこちらから)。

その後、Feriが気になっていたのは「次に何が入るか」という点です。先日、Schottentorへ立ち寄った際、地下に下りてみると、新しいお店がオープンしていました。

201904150002今回は、皆さまもご存じ、オーストリアの通信会社A-1 のShopになっていました。

ただ、通常、A-1 Shopは、道路からもよく見える建物の1階(グランドフロア)に入居しているケースが多く、店内も比較的広いのが特徴。

ちょっと観察してみると、カウンターの下にはキャスターが付いており、簡単に移動できるようになっています。

しかも、床が一段高くなっているため、注意喚起のゼブラマークが‥ 下に回線などを通しているのでしょう。

何らかのキャンペーンに合わせて、開設した臨時店舗(もしくは案内所)ではないか‥と思います。

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April 15, 2019

シャニガルテンを準備中です

201904140005最初に「どうでもいい話」から‥ 4月6日、Volksoperで行われた「Meine Schwester und ich」のPremiereには、当たり前ですが報道関係者が取材に来ていました。その中にはORFもいて、Feriが座っていた向かい側の個室に陣取って撮影をしていました。

ちなみに、ORF取材陣の隣は、Harold Serafinさんご一行。

後日、Seitenblickeという番組で「Meine Schwester und ich」のPremiereの様子が、Robert Meyerさんのインタビューも交えて放送されました。その一場面に、何とFeriの姿が‥ハイビジョンなので、恥ずかしいぐらいはっきりと写っていました 😵
時間は短いですが‥

インターネット上に期間限定で公開されていますので、ご興味のある方は、探してみてください。

201904140004さて、今日は「シャニガルテンの話題」をお届けしましょう。

季節の良い時期になると、表で喫茶や食事を楽しみたくなるウィーン子。ウィーン子に限らず、厳しい冬があるオーストリアでは、皆さんシャニガルテン(オープンカフェ)がお好きです。

ウィーンに限らず、中庭があるレストランでは、自店の敷地を使ってシャニガルテンを営業するので、ビーチパラソルとテーブル、椅子の準備くらいで大丈夫です。

201904140003もちろん、時期によっては気温が下がる場合があるので、暖房設備を準備しているところが多いですが‥

一方、ウィーンの都心部のように中庭を持っていないレストランやカフェでは、道路の一部を借りてシャニガルテンにしているのは、皆さまもご存じのとおりです。

201904140006もちろん、公道の一部を使う訳ですから、勝手に営業するのは御法度。ちゃんと市当局に許可を申請し、所定の使用料を支払って、初めて使用許可が出る訳です。

当然、使用期間によって料金が異なるため、どのタイミングでシャニガルテンを開設するかは、オーナーの腕の見せ所となります。

今年は、2月に比較的暖かい日が続いたので、シャニガルテンを営業すれば人気を集めたと思います。

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April 14, 2019

公園の水飲み場で‥

201904130001 今日はFeriもお疲れモードなので「軽めの話題」です。

こちらの公園は色々と設備が整っています。特にある程度、規模の大きな公園になるとゾーニングがしっかり行われており、それぞれの立場で、公園での一時を楽しむことができます。

また、多くの公園には大型の水飲み場(水汲み場)が設置されています。形は消火栓に似ていますが、通常の消火栓と違うのは、ハンドルを操作すると、水が流れてくるところ。

ちなみに消火栓の場合、着脱式の専用ハンドルを使わないと、水は入手できません。

さて、先日、友人のアパートを訪問した際、ふと、窓から見える公園に目をやったところ、水飲み場で水をポリタンクに入れている親子連れを目にしました。

201904130003恐らく18リットル入りのタンクだと思いますが、これが2個。別にポリタンクに水を入れてはいけない‥というルールがある訳でもなさそうなので、問題になる行為ではなさそうです。

ただ、気になったのは、都市の真ん中で、なぜ、ポリタンクに給水をしていたか‥という点です。

郊外に出れば、バーベキューなどで、水が必要なケースもあるでしょう。それとも、これからバーベキューにでも出かけるところなのでしょうか。

まさか、自宅で使う水ではないですよね。この光景を目撃したのは、日曜日。しかも、「親子連れ」がヒントになるかもしれません。

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April 13, 2019

四旬節のウィーンから

2019041200054月21日のイースター(復活祭)を前に、4月上旬から四旬節に入りました。今日は週末なので、そんなウィーンの様子を、写真でお伝えしましょう。

教会の礼拝堂では、祭壇に幕がかけられており、十字架に掛けられたキリスト像を見ることはできません。

なお、祭壇の覆い方についても、教会ごとに特徴があって、興味深いものがあります。

201904120006一方、ウィーン市内でもOstermarktが始まり、多くの観光客で賑わっています。

先日、所用があって旧市街に立ち寄ったので、その際、久しぶりにAltwiener OstermarktとOstermarkt Am Hofを覗いてみました。

Altwiener Ostermarkt「最大のウリ」は、何と言ってもきれいに彩色したイースター・エッグを大量に販売していることでしょう。

手で彩色しており、そのデザインも千差万別。基本的に「鶏の卵」の殻を使っていますので、軽いのは良いのですが、壊れやすいという点がネック。

201904120004以前もご紹介しましたが、スーパーマーケットの卵売場でおなじみの「パック」に入れて持ち帰ります。

お値段は、随分、値上がりしたようで、全部をチェックした訳ではありませんが、1個が9Euro弱でしたね。

以前は6Euro前後だったので、やはり人件費も含む物価上昇分が上乗せされているのでしょう(いつの時代だ‥という突っ込みはなしで‥)。 

201904120008そして、街中のスーパーマーケットには、イースター用のお菓子が大量に並んでいます。

通常の商品をイースター用にしたものもありますが、この時期、ならではのものが「ウサギの形をしたチョコレート」。

確か、以前、類似品が出て騒ぎになったことがありましたが、今は一段落しているようです。

その他、ベッカライなどでは、イースターに合わせて特別なお菓子を製造・販売しているところも多くなりました。

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April 12, 2019

空中タクシー ウィーンで試験飛行

201904110001今日は「次世代の乗り物 空中タクシー(Flugtaxi)の話題」をお届けしましょう。

現在、世界各国で,ベンチャー企業が中心となって「人が乗れるドローン」の開発が進められていますが、先日、ウィーンで自律型航空機の試作機が試験飛行を行いました。

今回はサッカースタジアム内で試験飛行が披露されたのは、「EHang 216」というモデルで、乗客2人と荷物を収容し、最高速度約160km/hで飛行することができます。

駆動方式はバッテリーを利用したモーターで複数の回転翼を回すもので、航続距離は70から80kmを想定しているそうです。また、15分で約80%まで充電が可能であると発表しています。

騒音に関しても電気モーターを使用しているため、非常に静かな点が特徴だとか‥

「EHang 216」は、いわゆるパイロットが搭乗しない「自律型航空機」というのが最大のウリです。

201904110002この機体ですが、オーストリアのFACCという会社が、中国のドローンメーカーEHangと協同で開発を進めているものです。

この試験飛行にはオーストリアのHofer運輸大臣も視察に訪れ、空中タクシーの実用化に向けて、規制緩和などを推進する意向であることを発表しています。

実用化に向けては、実際の市街地などでの試験飛行が不可欠な訳で、現在の規制では、それは不可能。そこで、欧州航空局と共同で、法的整備を行う意向のようです。

 

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April 11, 2019

インパクトのあるポスター

201904100003今日は「ポスターの話題」をお届けしましょう。

ÖBBも民営化されてから、色々なキャンペーンを展開しています。特に運賃のディスカウントによる需要喚起には熱心で、ほぼ通年で何かのキャンペーンを展開しています。

やはり道路や航空機との競争に加えて、最近ではRess者運行専門の会社も進出するようになったため、危機感を持っているのでしょう。

 先日、S Bahnの駅構内で写真のようなポスターを見かけました。コピーは「AUFFÄLLIG WIE EIN SUMORINGER IM BALLETT」。

インパクトのあるポスターですが、通常の乗客向けに作成されたものではなさそうです。

そこで、ÖBBのサイトを検索したところ「ÖBB Werbung GmbH」という子会社(広告代理業)が展開しているプロモーションであることがわかりました。

ÖBBを利用する乗客は130万人ですが、その内、40%は通勤・通学で、毎日、列車やバスを利用しており、駅などは極めて広告効果が高い場所であることをアピールしているようです。

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April 10, 2019

オペレッタ国家らしい大イベント「ウィーン・シティ・マラソン」

2019040900014月7日、ウィーン・シティ・マラソンが盛大に行われましたが、今日はFeriの感想をお伝えしましょう。

このマラソン大会ですが、いわゆるトップアスリートが勝負と記録に挑戦する「まじめな大会」と同時に、「肩の凝らない気楽な大会」が併設されているという点がポイントです。</P><P>ちなみに右の写真は新聞記事のコピーですが、「まじめな部」の記録が紹介されています。

日本でも市民ランナーが多数参加する東京マラソンは、主催者が決めた時間内にコースを走破できる実力がないと参加できないようです。

201904090002そのため、いわゆる日頃から鍛錬をしている皆さまが参加されるとか‥そう言えば、Feriのお得意先の社長さんも参加していました。それでも人気があって、参加するのが大変だそうです。

それに対して、ウィーン・シティ・マラソンについては、日本の地方で記録よりも楽しみながら走ることに主眼を置いた大会に近いものもあります。

Feriは、当日、人混みが苦手なので、コースまで観戦に出かけませんでしたが、ORFの中継や8日の朝に放送されたニュースバラエティを見ると、色々な楽しみ方があることがわかりました。

まず、沿道にはオフィシャルスポンサーが開設した舞台があり、そこで、大規模な応援が行われています。実際、ステージショーの赴き。

201904090003ところが、それ以外にも沿道には、非公式の応援団体が出没して、大会を盛り上げていました。

ORFのレポーターが今回は参加していたのですが、市民ランナーにインタビューしながら走っているのにびっくり。途中で、観戦していた一般の人と一部を一緒に走っている場面も‥

参加者も派手なコスプレで、記録よりも、記憶に残る大会にしている方も‥

<P.さらにコスプレで参加しているランナーが警備の警官と抱擁するシーンも‥この「ゆるさ」は、ある意味、オーストリア風かもしれません。

このゆるさ故、今年は4万人が参加登録していたというニュースもありました。

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April 09, 2019

踏切で列車とトラックが衝突

2019040800027日に行われたウィーン・シティ・マラソンは、天候にも恵まれ、大いに盛り上がりました。ORFでも生中継をしていましたね。

このマラソンですが、トップアスリートが出場すると同時に、一般のランナーが楽しみながら(コスプレもあり)、街中を走り回るという一面もあります。ある意味、お祭りですね。

そのため、数日前から交通規制が行われ、沿道に応援ステージを仮設するなど、色々な準備が行われていました。

しかし、トップアスリートの方は、アフリカ勢が強いこと‥来年は東京オリンピックで、真夏のマラソンになりますが‥

201904060001さて、今日は「鉄道事故の話題」です。

日本でも踏切で自動車と列車が衝突する事故が時々発生しますが、4月4日、ウィーン・ドナウシュタットのAspen Nord近くの踏切で、大型トラックと2両編成のディーゼルカーが衝突。

ディーゼルカーがトラックに乗り上げるという大事故が発生しました。

トラックの重量が重かったため、跳ね飛ばすことができず、30メートルほど引きずった後、先頭車両がトラックに乗り上げてしまったようです。

201904060005幸い死者は出ませんでしたが、負傷者は16名に及びドクターヘリも出動しました。

事故発生後、ÖBBでは復旧作業を行っていますが、被害は予想以上にひどく、約80メートルのレールを交換する必要があるようです。

テレビのニュースでも事故の模様が報道されていましたが、脱線した1両目のディーゼルカーは、大型クレーンでつり上げられて、撤去されていました。

恐らく被害の多かった1両目については、廃車でしょうね。ところで、今回の事故による被害総額ですが、ÖBBでは200万Euroと発表しています。

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April 08, 2019

「Meine Schwester und ich」プレミアレポート(下)

Schwester_000この記事を書いているのは7日の日曜日。市内はウィーンシティマラソンで大混雑だと思います。昨日から若干、気温が下がったので、マラソンには最適かもしれません。
なお、在オーストリア日本大使館からも、注意喚起のメールが来ています。

Feriはウィーンの外れの「某所」で、静かな日曜日を過ごすことにしましょう。

今日は昨日に引き続き「Meine Schwester und ich」の後半をお届けしましょう。

2幕 ナンシーの靴店

Schwester_012休憩を挟んで2幕へ。場面はナンシーの靴屋。ここで働いているのはDollyの妹ではなく、赤の他人Irma。

Irmaはレビューでスターになることを夢見る女性です。出勤直後に劇場から“カバー(代役)で踊って欲しい”という依頼が入ります(左の写真が、その場面)。有頂天のIrmaは、さっそく店内で仲間を集めて踊りの練習を始めます。

ハチャメチャな従業員なので、オーナーのMonsieur Filoselはクビにしたいのですが、彼女に借金をしているため、それもできず、頭を悩ましています。

Schwester_011そこへ、Dollyがやって来て、偽名を使って、オーナーに働かせてくれと頼みますが、あっさり「お断り」。

Dollyが大金を出したところ、オーナーの態度が一変。さっそく採用。

Dollyは前から働いていることにして欲しいと依頼します。

Irmaにも大金を渡して、仕事と衣装を譲り受けるのでした。Dollyと服を交換して、Irmaは、さっそうと街へ繰り出していきます。

Schwester_013とにかく大富豪令嬢なので、“何でも金で解決する”というスタンスです。

Dollyがバックルームに入っている時、Fleuriotが妹への届け物をもってやってきます。驚くオーナー。とりあえず口裏を合わせますが、Fleuriotは、すぐに帰ってしまいます。

入れ替わりに常連のお客さまが来店。Irmaの代わりにDollyが接客をすることに。しかし、彼女は大富豪のお嬢様なので、働いた経験がなく、靴屋での仕事ではトラブルが連発。

Schwester_016オーナーも大金を手にしている都合、腫れ物に触るような感じで、彼女に接します(右の写真は、その場面)。

自分がFleuriotに依頼した届け物を見つけて、オーナーに詰め寄ります。

そして、オーナーにFleuriotを探して、連れ戻すように命令。オーナーは慌ててFleuriotを探しに店を飛び出していきます。

Schwester_018常連さんの接客に四苦八苦している時、Fleuriotがひょっこりやってきます。接客途中で、常連さんを追い出すDolly。

そして、Fleuriotは「清楚な妹」に一目惚れ。良い雰囲気になります。ここでは二人が踊りながら歌う場面が見どころ。

2幕は1幕よりもテンポが良い感じで、踊りながら歌う場面も多く、見ていて楽しい展開です。

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April 07, 2019

「Meine Schwester und ich」プレミアレポート(上)

Schwester_004今日はウィーンシティマラソンですが、Feriにとってはオペレッタの方が大事。フォルクスオーパーのオペレッタに不満を持ちつつも、新演出の上演には「今度はきっと楽しい作品に違いない」という期待を込めて、駆けつけるFeri。オペレッタ・ファンの悲しい性です(笑)。

さて、2018/19シーズン、フォルクスオーパー最後のオペレッタ新演出が「Meine Schwester und ich」。

Ralph Benatzkyが作曲した作品で、1930年 3月29日、ベルリンで初演されました。

Volksoperでは、現在、同じくRalph Benatzkyの作品「Axel an der Himmelstür」と同時に上演されるという点も注目されます。

Schwester_007ただ、本作品は小劇場向けと言われており、出演者も比較的少ないのが特徴。そのため、フォルクスオーパーの舞台でもちょっと大きいかな‥という印象です。

オーケストラの編成も通常とは異なり、指揮者の横にYAMAHAのドラムセットが鎮座していました。これは「Axel an der Himmelstür」と同じパターンです。この他、バンジョーなども加わっており、オーケストラの編成からもアメリカ風の楽曲であることがうかがわれます。

Schwester_002今回、脚本と演出はRobert Meyerさんです。また、舞台装置・衣装はChristof Cremerさん、振付はAndrea Heilさんが務めました。指揮は、Guido Mancusiさんです。

主な出演者は、以下のとおりです。

-Dolly, Prinzessin Saint-Labiche:Lisa Habermannさん

-Dr. Roger Fleuriot, Bibliothekar:Lukas Permanさん

-Graf Lacy de Nagyfaludi:Carsten Süssさん

-Henriette, Gesellschafterin der Prinzessin:Julia Kociさん

-Charly, Kammerdiener der Prinzessin / Gerichtspräsident:Nicolaus Haggさん

Schwester_010-Irma, Verkäuferin:Johanna Arrouasさん

-Filosel, Schuhhändler:Herbert Steinböckさん

-Monsieur Camembert, Kunde bei Filosel:Georg Wacksさん

なお、靴屋のオーナーはセカンドクルーでRobert Meyerさんが出演します。公式写真には、靴屋のオーナーとして出演中のRobert Meyerさんのお姿も‥

通常、フォルクスオーパーの場合、主役級は二組準備することが多いのですが、本作品は、基本的に一組で対応しています(もちろん、万が一のためのカバーは準備しているでしょうが‥)。

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April 06, 2019

商売熱心? プライベートクリニック

2019040500034月7日は恒例のウィーンマラソンが挙行されます。市内は大規模な交通規制が行われますので、路面系の交通機関をご利用の方は、移動にご注意ください。

今日は「医療機関の話題」をお届けしましょう。

Feriは、幸い、こちらでクリニックや病院のお世話になったことはありません。まぁ、健康なことが大切であることを実感する年齢になりました。

しかし、長年、ウィーンに住んでいる友人から話を聴くと、色々と興味深い事実が‥「興味深い」と言っては不謹慎な感じがしますが、お国柄が反映している‥という意味です。

201903210003まず、こちらでは、救急搬送は別ですが、通常はかかりつけのドクターに診察をしてもらい、必要があれば、病院に紹介状を書いてもらい、そこを受診するシステムです。最近は、日本でも、これに近いシステムになっていますね。

ただ、オーストリアは医療分野でも分業化が顕著で、開業医は、大きく分けて一般医と内科、外科等の各科専門医に別れています。

通常、一般医は、一般的な診療を行うとともに、各種健康相談も行い、病状により専門医の治療を必要とする場合には、専門医が紹介されます。当然、その後のアフターケアは一般医(かかりつけ医)の担当です。

なお、分業化が進んでいるため、血液検査が必要な場合は血液検査所へ、レントゲンや超音波、CT、MRI といった専門的な検査が必要な場合は、レントゲ専門医を訪れる必要があります。

201904010001患者さんは、検査データーが全部出揃ったところで、それをかかりつけ医のところへ持参し、病状についての説明を受け、今後の治療方針の指示を受け、または必要な場合は、さらに別の専門医を紹介されるシステムになっています。

このうち、個人の開業医は、社会健康保険局と契約しており公的保険が適用されるところと、公的契約のないところがあります。後者は、公的保険は適用されません。

こちらは社会保険料が非常に高い見返りとして、公的保険が適用される医療機関(開業医、病院とも)では、診察は無料。処方箋を発行してもらう際の手数料が必要ですが、調剤薬局で処方される薬も無料です。

一見、良いことずくめなのですが、その反面、待ち時間が異常に長く、かつ予約もできないところが多いそうです。そのため、診察してもらうまでに1ヶ月待ちといったケースもあるとか‥

まぁ、このあたりの事情は部外者である上に、実際、未経験なので、詳しくはありませんが‥

201903210004この他、公立病院は医療設が充実していないケースもあるという話を耳にしました。そのため、治療法が限定されているとか‥ さらに院内での対応も、結構、雑だとか‥

まぁ、このあたりの事情は部外者である上に、実際、未経験なので、詳しくはありませんが‥

ただし、公的保険を扱わないプライベートクリニックでも、患者さんが後日、自分で領収書を健康保険局へ提出すると、医療費の一部が払い戻される仕組みになっています。

ただ、どの程度、戻るかどうかは、実際に手続きをしてみないとわからない上に、一時的には治療費全額を患者さんが立て替えるわけですから、お金がないと利用できません。

また、プライベートクリニックの場合、処方箋をもらい薬局で薬を購入する際、処方料に加えて、薬代も自己負担となります。

ただし、健康保険局へ出向き、処方箋を提出して、病状説明して当局の許可が下りると薬代は無料になります。緊急時には、面倒な手続きですね。

なお、公的保険とは別に、民間会社が経営している医療保険に加入している場合、プライベートクリニックを利用した際、保険金が支払われます。ただし、保険料は高額ですが‥

当然、プライベートクリニックでは、診療までの待ち時間も短く、院内でのサービスもホテル並みに良いとか…まぁ、当たり前ですね。

201903210002Feriは利用したことがないので、又聞きですが、公立病院でも受付窓口で必ず「プライベート保険加入の有無」を訊ねられるそうです。その際、“ヤー”と答えると、その瞬間からスタッフの対応が一変するとか‥

そのため、お金がある富裕層は、公立病院ではなく、もっぱらプライベートクリニックを愛用していると言われています。

また、富裕層でなくても、順番待ちに嫌気をさしている患者さまの中には、自己負担覚悟でプライベートクリニックを利用する人も増えているとか‥何となく気持ちはわかります。

日本の旅行者が利用することが多い旅行保険は、プライベートクリニックに対応していますから、こちらの医療事情を考慮すると、無駄になったとしても加入しておいた方が「吉」でしょうね。

ところで、日本では、医療機関のコマーシャルは厚労省からの指導で色々と制約があるようですが、こちらでは、このような背景から、プライベートクリニックは結構、大々的にアピールしています。

今回、ご紹介するは、8区のSkodagasseに面した医療機関Privatklinik Confraternität

このクリニックの診療科は、整形外科(こちらは足の悪い方が多いので需要は大)、循環器科、眼科、外科などです。

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April 05, 2019

ウィーン国立歌劇場2019/20シーズンプログラム発表

201904040001諸般の事情で出遅れてしまいましたが4月3日、ウィーン国立歌劇場から2019/20シーズンのプログラムが発表されました。来シーズンは58演目のオペラが上演されます。

プレミア
新演出で上演されるオペラは以下の6作品です

-ベンジャミン・ブリテン作曲「A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)」(10月2日プレミア)

-Olga Neuwirths 作曲「Orlando」(12月8日プレミア)

-Albin Fries’ 作曲「Persinette」(子供向けオペラ、12月21日プレミア)

-ベートーヴェン作曲「Fidelio Urfassung (Leonore)フィデリオ・オリジナル版」(2020年2月1日プレミア)

-モーツァルト作曲「Così fan tutte(コジ・ファン・トゥッテ)(2020年5月22日プレミア)本作品はリッカルド・ムーティさんが指揮をする予定です。

-ヴェルディ作曲「Un ballo in maschera(仮面舞踏会)」(2020年6月15日プレミア)

バレエのプレミアは、以下の3作品です。
-「Jewels」(11月2日プレミア)

-「Lukács/Lidberg/Duato」(2020年3月4日プレミア)

-Nurejew Gala 2020(2020年6月25日プレミア)

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April 04, 2019

変わったお店シリーズ152 キックスクーター専門店

201904030003今日は「変わったお店シリーズ」をお届けします。

当ブログでもお伝えしているように、こちらではキックスクーターも立派な「パーソナル交通機関」と位置づけられています。特に最近ではレンタル方式の電動キックスクーターが搭乗してから、その傾向は顕著になりました。

そのため、学校などでもキックスクーター用の駐輪場が設けられています。

通常、キックスクーターは自転車屋さんで販売されていますが、今日、ご紹介するのは「キックスクーターの専門店」です。

201904030002屋号は「UCARVER」。実は、ここは「FMGH Fine Mobility GmbH」というキックスクーターメーカーのアンテナショップでした。

同社は23区に本社があり、各種のキックスクーターを製造・販売しています。通常の乗用キックスクーターの他に、荷物を運ぶことができるバージョンや二人乗りも開発しています。

同社の製品はウィーン国際空港で、業務用にも利用されていることが、同社のホームページで紹介されています。

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April 03, 2019

いずこも同じ 伝統芸能の危機

201904010002このところウィーンも春めいてきましたが、令によって「三寒四温」。服装の洗濯に迷う今日この頃です。</

さて、先日、当ブログでVolksoperのオペレッタが危機的に状況に突入しているという話題をお伝えしましたが、日本の伝統芸能である「歌舞伎」でも、大変な事態が起こっていることがわかりました。

先日、現代ビジネスオンラインというサイトに中川右介氏による「平成最後の歌舞伎座で、空席が目立ってきた必然的な理由~リピーター獲得に失敗したのは明らか~」という興味深い記事が掲載されました。オリジナルはこちらからご覧ください。

Feriは、歌舞伎座については、常に高い稼働率を誇っていると思っていたのですが、実は不入りが続いているというのです。このところ歌舞伎座の不入りが続いている理由として、中川氏は、以下のように分析しています。

1.最近の座組・演目は「通好み」で、一般のファンにアピールするものに欠ける

2.華のある歌舞伎役者が少なくなった

3.その結果、新しいファン獲得に失敗した(リピーターをつくれなかった)

201904010003Feriは全く知らなかったのですが、こういった状況を打開するため、「風の谷のナウシカ」、「NARUTO」、「ワンピース」といった若者に人気のある作品の「歌舞伎化」も行われているとか。このような新作については、新しいファン層の開拓につながっているそうです。

あえて伝統を重んじる歌舞伎の世界で、「歌舞伎らしくない歌舞伎」を上演するのは、「ふだん歌舞伎を見ないお客さまに来てもらい」、「歌舞伎に興味を持ってもらい」、「いずれは歌舞伎座に来てもらう」という戦略です。

しかし、逆に古典とのギャップが激しく、新ジャンルで歌舞伎に興味をもった若いファンが歌舞伎の古典を見ると、その落差に興味を失ってしまい、リピーターにならないようです。

一方、歌舞伎でも、ストーリーが分かりきっている名作の場合、「名優が、どう演じるか」という「役者の芸」に注目し、それを堪能するという楽しみ方もあるそうです。

FeriがVolksoperのオペレッタで「こうもり」を何度も懲りずに観る、新演出の場合、セカンドクルーの上演にこだわるのは、正に、このパターン。

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April 02, 2019

ひさしに佇む「フチ子さん」

201904010000昨日、注目の新元号が「令和」と決まり、発表されましたね。巷の予想とはかなり異なった元号だったようで、色々と話題になっていると思います。

昭和生まれのFeriとしては、まさか自分が3つの元号を経験するとは、想像もできませんでした。

さて、今日は改元とはまったく関係のない「ある建物の玄関で見つけたオブジェの話題」です。

201903310004_1先日、所用があって16区に出向いた際、ある建物の玄関で、ちょっと変わったオブジェを見つけました。

まぁ、この手のものは、言葉で説明するよりも、写真をご覧頂いた方が、早いですね(笑)。

重厚な作りの建物の玄関。その「ひさし部分」に腰掛けている女性らしい人物の像です。赤い色に塗られているので、モノトーンの建物では、目立ちます。

日本で人気を集めている「コップのフチ子さん」を思わせる形状ではありませんか。

201903310001_1サイズは等身大か、若干、大きいかも知れません。この「フチ子さん」が佇む建物ですが、「Höhere Bundeslehranstalt für Mode und künstlerische Gestaltung」という学校の校舎でした。

20190331005この学校の前身は1874年に設立されました。当時は女性を対象とした専門的な高等教育機関は少ない時代でした。そこで、女性を対象にレースやタペストリーといった工芸技術を教えることを目的に、この学校が設立されたそうです。

その後、教育の領域も広がり、ファッションや服飾技術を教えるコースが開設されました。

現在では、女性だけではなく、男性に対する教育も実施しており、木工(家具と彫刻)、彫金(宝飾品デザイン、彫金)、陶芸(デザインと彫刻)、刺繍などを教えるコースが開設されています。

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April 01, 2019

アパートの壁画も色々

201903310004 4月1日は「エイプリルフール」ということで、以前は、海外から「気がきいたウソ」がニュースとして流れてきたことがありましたが、最近は「フェイクニュース」が日常化しているため、そういった情報は影を潜めたような気がします。

また、日本では、本日、新元号が発表されるということで、色々な意味で「時代が変わる」ことを実感している方も多いと思います。

昭和生まれのFeriは、平成になった時にも感慨深かったですが、まさか、生きているうちに、新元号になるとは‥また、「平成」を惜しむブームも起こっているようですね。さすが、日本。

まぁ、海外で生活している日本人の方は、平素、「元号」を使うことはないので、ピンとこないようですが‥

こちらでは今年は復活祭が4月21日なので、今週末からが四旬節に入ります。「四旬節の話題」は、改めてお伝えできると思います。

今日は「建物の壁画にまつわる話題」をお届けしましょう。

ウィーンの市内を歩いていると、壁画が描かれているアパートなどをよく見かけますね。

201903310003Feriは、壁画が描かれた歴史や経緯を詳しく調べた訳ではありませんが、第2次世界大戦後の復興時に建設された建物に、比較的多く、壁画が描かれているような気がします。

201903310005そう言えば、旧共産圏だった東ドイツでも壁画を描いた建物を多く見かけました。

ちなみに右の写真は、ドレスデンの中心部で見かけた壁画です。

今日、お目にかけるのは16区の某アパートで見かけた壁画です。Feriがウィーン市内のアパートで見かけた壁画の中でもユニークなデザイン。

通常、この手の壁画は横方向に描かれるケースが多いように思うのですが、こちらはご覧のようにグランドフロアから5階(日本式)の上まで展開しています。縦に描いている例は、Feriは初めて見ました。

拡大して見ると、「多くの人が集合住宅を手で抱えているデザイン」です。老若男女、色々な人たちが登場しています。

後日、拡大してみると、服装も様々。ということは、色々な職業の方が描かれているのでしょうか。

ただ、制作された時代を反映しているのか、男性が圧倒的に多く、女性はごく少数。

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