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April 25, 2019

速報 VOLKSOPER2019/20プログラム発表

2019042400011昨年よりも発表が遅れていましたが、4月24日、やっと来シーズンのVOLKSOPERの公演プログラムが発表されました。

プレミアは9演目、再演は6演目、レパートリーは20演目となっています。

オープニングは9月1日の「VOLKSOPER FEST」と「HOMMAGE AN DAGMAR KOLLER」。そして、11月20日には「JAQUES OFFENBACH - SOIREE ZUM 200. GEBURTSTAG」が上演されます。。そして、11月20日には「JAQUES OFFENBACH - SOIREE ZUM 200. GEBURTSTAG」が上演されます。

○オペレッタ
プレミア
オペレッタの新作は2演目です。

König Karotte(Le Roi Carotte/にんじんの王、2019年11月23日プレミア)
オッフェンバックの作品ですが、あまり上演されることがない珍品。1872年1月に初演されました。1878年にはウィーンでも上演されたそうです。近年ではドイツのStaatsoper Hannoverで上演されているようです。今回、オッフェンバック生誕200年を記念して上演されることになりました。

今回、VOLKSOPERのイメージ映像が、Staatsoper Hannoverの舞台写真とイメージが似ているため、もしかすると「白馬亭にて」のように、他劇場で上演されたプログラムを移植する可能性もあります。

日本では、ほとんど資料がない作品ですが、「西洋比較演劇研究」という資料に「オッフェンバックの《にんじん王》初演における「風刺」--第二帝政と第三共和政の狭間で」(執筆:森 佳子氏)という記事が掲載されていたことがわかりました。Feriは、Premiereまでに、この資料を是非、見たいと思っています。

-Der Zigeunerbaron(ジプシー男爵、2020年2月29日プレミア)
ヨハン・シュトラウスの名作オペレッタの1つ。前演出(2005/06シーズン)では、フィナーレで全員が戦死して英霊としてウィーンに戻ってくるという演出が物議を醸し出しました。今回の演出はPeter Lundさんが担当します。

指揮にはAlfred Eschwéさんの名前が挙がっています。Homonay伯爵はMarco Di Sapiaさん、バイリンカイはEric Laporte さん、ザッフィにはKatrin Adel さんが起用されます。主役のカップルは、客演のようです。

再演
GRÄFIN MARIZA(伯爵令嬢マリッツア):2020年1月~2月に8公演
こちらも比較的暗い舞台ですが、それでも後半は明るくなる上に、ハッピーエンドなので、Feriは、そこそこ気に入っています。問題はマリッツアとタシロに誰が起用されるかだと思います。

DIE LUSTIGE WITWE(メリーウィドウ)」:2020年4月~5月に8公演
前シーズン、あまりにも集客が悪く、正直、Feriもびっくりしました。きれいな舞台で、演奏も良いのですが、なぜ、かつてのような人気が出ないのか、疑問です。
一つは、退廃的な貴族を演じるダニロにあるのかもしれません。こちらもハンナと共に、誰が起用されるかがポイントでしょう。

レパートリー 3作品の上演が決まりました。比較的お客さまを呼べる演目がラインナップされた点が評価できます。
DIE FLEDERMAUS(こうもり)

Orpheus in der Unterwelt(地獄のオルフェ):2019年9月~10月に5公演

DIE CSARDASFÜRSTIN(チャールダーシュの女王)」:2019年11月~2020年1月と2020年5月~6月に15公演

MEINE SCHWESTER UND ICH(姉さんと私):2020年3月~4月に7公演

反面、2018/19シーズンで上演されていた「Gasparone(ガスパローネ)」、「Der Opernball(オペラ舞踏会)」、「Eine Nacht in Venedig」(ヴェネチアの一夜)」、「Axel an der Himmelstür(アクセル、天国の扉の前で)」は外れました。

「ヴェネチアの一夜」はが外れたのは、ちょっと残念ですが、Jörg Schneiderさんが出演されなくなったので、魅力半減。という訳で、外れた演目は予想どおりでした。

ただ、シーズンを通して上演されるのは「DIE FLEDERMAUS(こうもり)」だけで、それ以外の演目は、期間限定方式になっています。これも出演者の確保が難しいことが要因だと思われます。

○オペラ
オペラに関しては、1ヵ月に1ないし2演目程度に減っています。
プレミア 2作品が新演出で上演されます。
Das Gespenst von Canterville(カンタヴィルの亡霊、2019年10月18日プレミア)
Marius Felix Langeが作曲したもので、オスカー・ワイルドの小説をベースにしたオペラだそうです。今回、Philipp M. Krennさんが演出を担当します。VOLKSOPERでは、「家族向けオペラ」と位置づけているようです。
出演者にはMorten Frank Larsenさん、Martin Winkler さん、Anita Götzさん、Rebecca Nelsenさんなどの名前が挙がってします。

Boris Godunow(ボリス・ゴドゥノフ、2020年5月2日プレミア)
Mussorgskiが作曲したオペラの中で、最も有名な作品。Feriは2007年と2012年に国立歌劇場で観ました。なかなか印象的な作品です。VOLKSOPERでは、Peter Konwitschnyさんが演出を担当します。

Schoenberg in Hollywood(ハリウッドのシェーンベルク、2020年4月4日)
本劇場ではなく、Kasino am Schwarzenbergplatzでの上演です。

レパートリー(再演を含む)
Die Zauberflöte(魔笛):2019年9月~11月

Der fliegende Holländer(さまよえるオランダ人):2019年9月~10月

Hänsel und Gretel(ヘンゼルとグレーテル):2019年12月~2020年1月

Don Giovanni(ドン・ジョヴァンニ):2019年12月~2020年1月

Carmen(カルメン):2020年1月~2月

La Traviata(椿姫):2020年1月~3月

Rigoletto(リゴレット)2020年3月~4月

Pinocchio(ピノキオ):2020年5月~6月

Zar und Zimmermann(ロシア皇帝と船大工):2020年4月~6月

○ミュージカル
全般的にミュージカルは充実していることがわかります。明らかにオペラからミュージカルにシフトしている感じです。これは、もちろん、興行上の都合だろうと思います。

プレミア
ミュージカルの新演出は2作品です。
CABARET(キャバレー、2019年9月14日プレミア)
John Kander 作曲、Fred Ebb作詞のブロードウェイ・ミュージカルです。VOLKSOPERが得意とするジャンルですね。

BRIGADOON (HALBSZENISCH)2019年12月01日プレミア
Frederick Loeweの作品です。Feriは詳しくは存じません。

レパートリー
THE SOUND OF MUSIC(サウンド・オブ・ミュージック)」:2019年9月~10月

Der Mann von La Mancha(ラ・マンチャの男):2019年10月~11月

Der Zauberer von Oz(オズの魔法使い):2019年12月~2020年1月

Gypsy(ジプシー):2020年1月~2月

My Fair Lady(マイ・フェア・レディ):2020年2月~4月

Vivaldi - Die fünfte Jahreszeit(ヴィヴァルディ):2020年4月~5月

KISS ME, KATE(キスミー、ケイト)」:2020年5月~6月

WONDERFUL TOWN(ワンダフルタウン)」、2020年6月

この中で、Feriが注目したのは「KISS ME, KATE」。かつてSándor Némethさんが脇役ながら良い演技をしていました。が、今回はキャストが発表されていますが、Sándor Némethさんのお名前はありません。前回、観ておいて良かった。

意外なのは、「WONDERFUL TOWN」が2020年6月まで上演されないことです。

○バレエ
恐らくバレエで注目されるのは「Carmina Burana」の再演。Feriも有人に感化されて、何回か観ましたが、なかなか魅力的なないようです。なお、来シーズンはバレエが全く上演されない月があります。

プレミア
-La Piaf:2020年3月28日プレミア
-Appassionato – Bach und Vivaldi:2020年6月5日プレミア

レパートリー
-Peter Panz(ピーターパン):2019年9月~10月

-Coppélia:2019年12月~2020年1月、5月、6月

-Carmina Burana:2020年1月~2月

この他にも、恒例の「Weihnachtskonzert(クリスマスコンサート、2019年12月22日、2回公演)」や「Heute im Foyer」(今日のロビー)も開催されます。

まぁ、オペレッタが大幅に削減されず、定番が復帰したのが「朗報」と言えるかもしれません。

ただ、定番に関しては出演者にかかっている部分も多いので、今後に注目したいと思います。

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Comments

Feri さん
やはり24日に発表でしたね。

Gräfin Mariza や Die lustige Witwe が復活したのは良かったですが、しかし、詰まらないスケジュールですね。
6月など、特別コンサートが2回ありますが、オペレッタは1回だけです。

プレミエでは、Offenbach 生誕200年記念がマイナーな曲なのは、今シーズン復活する Orpheus in der Unterwelt が引き続き上演されるからでしょうかね。
もう一つのプレミエ Der Zigeunerbaron は、公開されたビデオクリップで Kurt Rydl さんのバックにカフェテリア(?)が映っているのは気になりますが、Peter Lund さん演出なら、多分、英霊よりマシでしょう。Rydl さんの Zsupán は楽しみです。

今シーズン初演の Meine Schwester und ich と Offenbach の記念プレミエを除き、メジャーな曲ばかり並べましたね。やはり集客を考えて、ということでしょうかね。
Axel は、予想通り消えました。今シーズン、行っておいて良かったです。

常々お話ししているように、オペレッタを目的として Volksoper に行くのは、もう終わりのようですね。
ただ、来シーズンは、Musikalische Komödie Leipzig が、劇場の修復に入るせいであまり面白くないスケジュールなので、ちょっと困っています。

Posted by: Steppke | April 25, 2019 11:22

Steppke様

さっそくコメント、ありがとうございます。まず、気になるのは今シーズンに再演が決まっている「Orpheus in der Unterwelt 」。恐らく演出をいじってくると思います。記事に加筆しましたが、オペラを減らしてミュージカルにシフトした感じがします。オペレッタに関しては、定番を並べてきましたが、問題は出演者でしょうね。
「Meine Schwester und ich 」はメジャーではありませんが、こちらでの評価も上々で、恐らく来シーズンは大丈夫だと思います。正直、私もまた観たいです。

Posted by: Feri | April 25, 2019 13:01

同じく生誕200周年を迎えるスッペがないのが非常に残念です。
ウィーンで活躍した作曲家なのに。

Posted by: y.m | May 03, 2019 18:11

y.m様

コメント、ありがとうございます。Badenでは「FATINITZA」が上演されますので、Franz von Suppéに関しては、こちらに期待しましょう。

Posted by: Feri | May 04, 2019 07:23

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