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May 2019

May 31, 2019

Feriの趣味雑感 価値観が変わった気がします‥

201905310001Feriも北米から戻り、10日以上が過ぎ、慌ただしい日常の生活に戻りましたが、雄大なワイオミング州の風景が今でも瞼に焼き付いています。

同行した親友ともメールでやり取りしていますが、ふと、自分の趣味に対する価値観が変化してきているような気がしました。今日は、その話題を取り上げることにしました。

Feriは、子供の頃から鉄道が好きで、写真撮影や模型づくりなどをやっていました。いずれも、出来映えが気になるもので、良くも悪くも「自分なりのこだわり」をもって取り組んでいました。

出版社に勤務してからは、諸事情から社内カメラマンとして活動していた時期もあるので、写真の出来映えには、非常にこだわってきました。何しろ、お客さまのお金を払っていただく訳ですから、それにふさわしいクオリティが求められます。

撮影角度や光線状態や場所の選択、障害物の有無など、色々と気を遣っていたものです。

その後、全く別の業界に転身し、写真撮影が完全な趣味の世界に戻っても、「こだわり」は持ち続けていたような気がします。まぁ、「染みついた習慣」ですから、そう簡単には消えませんね。

201905310004その後、ご存じのように趣味の範疇にオペレッタやオペラ鑑賞が加わりました。音楽ファンの方ならご存じのように、これらの舞台芸術は、形としては残りません。

ある意味、その場、その時に消費してしまう性格のものです。もちろん、最近では映像作品などが提供されるケースもありますが、あれは「全くの別物」。

 というのは、住まいから劇場に行くまでの街中、劇場での開演までの時間、そして上演が始まってからのお客さまの反応、お開きになってから住まいまでの帰路‥これらが渾然一体となって、記憶に深く留まるということを、この20年間で強く感じるようになりました。

そのため、来日公演では、今ひとつ現地の感動が蘇りません。

201905310003もちろん、映像作品や録音、写真を見れば、その舞台の思い出は蘇りますが、やはり「独特の雰囲気」は、再現できません。

記録も大切にしているFeriですが、それ以上に「その場に立ち会うことができた。その公演を体感することができた」ということに強い価値観を持つようになった気がします。

そのためなのか、「もの」に対する執着心が、急速に薄れているような気がします(自分用の土産物は買わなくなりました‥ブログネタは別ですが‥)。

今回、久しぶりに鉄道仲間の親友と一緒に撮影旅行を楽しみましたが、良い、悪いではなく、以前のFeriのように写真撮影に、ある種の「こだわり」をもって取り組んでいました。

もちろん、最高の条件で撮影できれば、お互いに大満足なのは言うまでもありません。

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May 30, 2019

オーストリア初の完全電気ごみ収集車が登場

201905290010日本では大きく報道されていないかも知れませんが、27日、オーストリア国民議会でクルツ暫定政権に対する不信任案が、賛成多数で可決されました。内閣不信任案が可決されたのはオーストリア国議会では戦後初めてのことだそうです。

これを受けて、バン・デア・ベレン大統領は、9月の選挙までの新たな暫定首相を任命し、暫定政権を発足させることになります。「オペレッタ国家」の本領発揮というところでしょうか。

さて、今日は「電気自動車の話題」をお届けしましょう。

ディーゼルエンジンのデーター偽装事件以降、電気自動車に前のめりになっているヨーロッパ。

電気自動車は、確かに自動車自体からは排気ガスやCO2は出ませんが、肝心の電気を「何で作るか」によって環境負荷は大きく変わってきます。

201905290001お隣のドイツでは、原子力発電所廃止の方針を受けて、火力発電所が主流になっていますので、トータルで見ると環境負荷は、軽減するどころか、増えているという説もあります。

その点、オーストリアは、豊富な水資源を使った水力発電が主流なので、ドイツより発電による環境負荷は少ないようです。

そのため、このブログでもご紹介しているように、オーストリアは国を挙げて電気自動車の普及に力を入れています。その代表が充電スタンドの設置でしょうか。

201905290003ただ、今までは、電気自動車はどうしても乗用車などの分野に限られていました。これは電力を供給する電池の問題があるためです。バスなどの大型車の場合、水素を使った燃料電池のテストも始まっています。

今回、ウィーン市はオーストリアで初となる完全電気ごみ収集車を開発し、アーノルド・シュワルツェネッガー氏が主催する「R20 AUSTRIAN WORLD SUMMIT」のカンファレンスで、現車を公開しました。

ウィーン市でゴミの収集を担当するMA48では、従来、ハイブリッド仕様のゴミ収集車を一部で運用していましたが、完全電気自動車は、これが初。

今回、開発されたのはMAN社のシャシを活用し、電気駆動に改造したもので、走行のみならず、ゴミ圧縮、コンテナの移動なども全て電動で行われます。

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May 29, 2019

Mozarthaus Vienna でLeopold Mozartsのオリジナル・バイオリンを展示

201905280001日本では、国賓としてトランプ大統領が来日して、色々な話題を提供しているようですね。

また、5月だというのに「真夏日」が連続して続くという、ある種の「異常気象」。そんな5月も、そろそろおしまい‥

今日は「音楽家にまつわる展示の話題」をお届けしましょう。

モーツァルト・ハウス・ウィーン(Mozarthaus Vienna)では、ヨハン・ゲオルク・レオポルト・モーツァルト(Johann Georg Leopold Mozart)の生誕300年を記念して、オリジナル・バイオリンを展示しています。展示期間は5月27日から6月23日までです。

皆さまもご存じのように、レオポルト・モーツァルト(1719年11月14日~1787年5月28日)は、18世紀の作曲家であり、ヴァイオリニスト。

<>ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの父で、ドイツのアウグスブルクで1719年11月14日に生まれ、1787年5月28日にザルツブルクで没しまPした。

2人の子供が誕生してからは、その音楽教育に心血を注いだと言われています。

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May 28, 2019

Lainzer Tiergartenで市が開かれました

201905270010今日は「ウィーン市内で開催された市(Monatsmarkt)の話題」をお伝えしましょう。

ご存じのようにウィーンでは、現在でも市内各所に市が立ちます。常設の市もありますが、曜日を限定して開催される市も多数。

Feriのアパートに近い広場でも、毎週、小さな市が立っていました。

さて、5月26日、ウィーン市内のLainzer Tiergartenで月例の市が始まりました。これから10月までの期間限定ですが、オーストリアお得意の有機栽培野菜や果物をはじめ、多彩な商品が販売されたようです。

販売されたのは、季節の果物と野菜、植物(ハーブ、花を含む)、乳製品、魚料理、ジャム、手作りのBier(handwerklich gebrautes Bier)、手作り石鹸とオーガニック品質など。

Img_2004_05_7328この市のコンセプトですが、ウィーン子が大好きな散歩を楽しみながら、その途中で、美味しい食材を手に入れようというものです。ウィーンらしい市と言えるかもしれません。

Lainzer Tiergartenはご存じの方も多いと思いますが、ヘルメスヴィラがあることで有名。Hietzingにある広い自然公園です。

.名前が示すように動物保護公園で、野生動物が保護されています(いわゆる禁猟区)。かつては王室の狩り場だった場所が、後に動物保護公園に衣替えしたものです。

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May 26, 2019

変わったお店シリーズ155 小さな軽食店

201905270003今日は変わったお店シリーズとして、ちょっと変わった飲食店をご紹介しましょう。

ウィーンでは、街中に軽食スタンドが多数、出展しているのは、皆さまもご存じのとおりです。
以前はブルストを販売するスタンドが圧倒的に多かったのですが、最近ではケバブや焼きそばなど、色々な軽食を取り扱うようになりました。

これも利用するお客さまが多様化している証なのかもしれません。

この手のブルストスタンドでは、お客さまは基本的にスタンディングで食べるのがお約束。そのためテーブルと椅子は置かれていません。

もちろん、例外もあり、小さなテーブルと椅子が置かれているスタンドもあります。

201905270002ただ、いずれもスタンドなので「お店の外」で食事をすることになります。今日、ご紹介するのは、通常のお店とスタンドのハイブリッド型というちょっと珍しい業態です。

屋号はNiki’sと言うようで、スタンドよりも大きい店舗で、店内でも食事ができるようになっているようです。

しかし、さほど、大きなお店ではありません。そのため、“To Go”(テイクアウト)を基本にしているような気がします。

もちらのスタンドも、最近は取扱品目が増える傾向がありますが、このお店は店舗(いわゆる厨房)が広い分、取扱品目も多岐にわたっています。

Schnizel、Guros、Würstel、Piza、Wrapsなど多彩なメニューが並んでいます。もちろん、Bierをはじめとするドリンクメニューも豊富です。

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Senioren Reisen AUSTRIA

201905250010日本では、5月だというのに、最高気温が30度を越え、☀「真夏日」☀になったようですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。最近は、この時期に運動会を行う小学校が多いようですから、熱中症対策で大変だろうと思います。

一方、ウィーンでは、5月26日は「150 Jahre Wiener Staatsoper - Jubiläumskonzert vor der Oper」が開催されます。歌劇場周辺の屋外でも行われるため、無料で観賞することができます。天気も良さそうなので、多くの人々で賑わうことでしょう。

201905250002さて、今日は「旅行会社の話題」をお届けしましょう。ご存じのようにオーストリアにも大小多数の旅行会社が営業しています。

 また、最近では規制緩和の一環として、業種の垣根が外されたこともあり、BILLAなどの大手スーパーマーケットが旅行会社を運営しているケースもあります。

この他、地方に行くと、家族経営の小さい旅行会社を見かけることがあります。こういう会社では時々、メルビッシュのオペレッタ観賞ツアーなどの募集を見かけることもあります。

小さな街の場合、顔なじみの皆さんで、和気藹々とメルビッシュまで出かけるのでしょうね。何か、楽しそうです‥

201905250001最近、日本の旅行会社が企画するツアーに参加する方は、ほとんどがシニア世代になっているという話を耳にしたことがあります。

ところで、超高齢化社会を突き進んでいる日本にも、同じような会社は存在するのでしょうかね。

さて、今日、ご紹介するのは「Senioren Reisen AUSTRIA」という旅行会社。社名からおわかりのように、シニアを対象としてツアーを企画・運営している会社です。

さて、「Senioren Reisen AUSTRIA」に話を戻すと、実は、この会社、Pensionistenverbandes Österreichs (PVÖ、オーストリア年金協会)の旅行代理店なのです。は、それぞれのニーズに最適な旅行を企画しています。

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May 25, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その5)-アメリカ遠征雑感―

201905240015昨日で一旦、おしまいにしようと考えていましたが、オーストリアと比較すると、色々と興味深い体験が多かったため、最終回は「まとめ」を兼ねて、色々な話題をお届けすることにしました。

入国は大変、出国は?
実は、今回、最も驚いたのはイミグレーションです。もちろん写真は撮影できませんでしたが、国際線の航空機を降機すると、まず大量に設置された機械を使って入国書類を作成します。ここでは顔写真の撮影に加えて、指紋の登録、入国目的なども端末からインプットします。

Feriはダラス・フォートワース空港で米国に入国しましたが、大きな空港なので、その設備も巨大。設置されている機械の数に圧倒されました。

201905240023この機械で顔写真も入った書類をプリントしてから、係員のいるブースへ向かいます。

書類に不備がなければ、係員の審査は非常に簡単です。なお、イミグレーションの係員はスマートフォン持っており、入国者が英語を十分理解できない場合、スマートフォンの自動翻訳アプリで対応していました。

ダラス・フォートワース空港では、ここでも追加で指紋の登録が行われました。ただ、Feriの場合、なかなか指紋が認証されず、時間を要しましたが‥

201905240010やはり、海外からのテロリスト入国には非常に神経を使っていることがよくわかります。

そして、アメリカから出国する時に、これまたビックリ。

ヨーロッパでは、空港によって、先にセキュリティチェックを行うケース(例:ウィーン・シュヴェヒャート空港)と、先にイミグレーションを行うケース(例:フランクフルト・アム・マイン空港)がありますが、アメリカでは先に厳重なセキュリティチェックを受けました。

久しぶりに靴を脱ぐように指示されました。空港によってセキュリティの設備は異なるようですが、Feriはボディスキャナーでチェックを受けました。

201905240021この段階でパスポートと搭乗券を係員に提示しています。その後、制限エリアに入り、出発予定ゲートへ向かったのですが、何と途中にイミグレーションがありません。

つまり、国際線も国内線と同じフロアなのです。結局、そのまま米国を出発する航空機に搭乗することに‥

ヨーロッパの場合、「テロリストの輸出」にも神経質になっているような気がしますが、アメリカの場合、「自分の国が最優先」なのかもしれません。

そのため、Feriのパスポートには、今回、アメリカ出国のスタンプはありません。

降機マナー雑感
201905240020Feriも日本国内や海外で航空機を頻繁に利用しますが、気になるのは降機マナー。機内でもアナウンスがあるように、本来はボーディングブリッジなどが接続されている出口に近いお客さまから順番に降機するのが基本です。

しかし、日本の場合、搭乗機が停止し、ベルト着用のサインが消えると一斉にお客さまが立ち上がり、通路を塞いでしまう光景が日常茶飯事。

ヨーロッパでは国によって若干異なりますが、それでも早めに立ち上がる人が多いような気がします(これはFeriの経験だけなので、断定はできませんが‥)。

今回、アメリカ国内の移動は席が中央部より後ろ側でした。そのため、前方の様子がよく観察できました。

201905240022すると、基本的に後ろのお客さまは、自分の席よりも前のお客さまが移動を開始するまで、自席で待機しているではありませんか。

また、機内に入れている手荷物を降ろすため、若干移動するお客さまもいますが、そのお客さまが、荷物を下ろして、移動を開始するまで待機。

降機に係員のアシストが必要なお客さま以外は、前から順番に降機していました。早く下りようと立ち上がりそうになったFeriは、正直、恥ずかしかったですね。

単通路の機材なので、結果として、この方が全員の降機はスムーズに運び、時間も短いようです。

これはアメリカ人にとって当たり前のことなのかどうかは、少ない搭乗経験では判断できませんが、貴重な体験でした。

LiqueurShop 201905240019ご存じの方も多いようにアメリカは州によって法令が異なるため、色々と戸惑うこともあります。その一つはお酒の販売。

ワイオミング州では、一般のスーパーマーケットでは、ビールなども含めて、お酒を取り扱っていない店が多く、LiqueurShopへ行くように案内されました。

ちなみにタバコについては、一般のスーパーマーケットでも販売していました。

201905240017興味深いのはガソリンスタンドに併設されている店舗またはコンビニエンスストア。こちらでは、ビールなどのアルコール飲料を普通に販売しています。

左の写真はDenverのガソリンスタンド併設のコンビニエンスストアですが、氷を詰めた平台でビールを販売中でした。もちろん、通常リーチインの冷蔵庫でも販売しています。

ただ、ハードリカーはおいていないところもありましたね。もちろん、飲酒運転は厳しく取り締まっており、運転中でなくても、車内で飲酒をしているだけでも取り締まりの対象となるという話を耳にしました。

201905240018ガソリンスタンドでのアルコール類販売は、オーストリアでも行われているので、この点は共通と言えるかも知れません。

逆にLiqueurShopは専門店だけあって、地方の街でも、その品揃えは見事です。ヨーロッパで見かけるシュナップスなども大量においてある店もありました。写真のように日本のビールも販売していました。

大都市圏のLiqueurShopならば海外の酒類を取り扱っていても不思議ではありませんが、人口が少ない地方の街だけに、ちょっと驚きました。どの程度、需要があるのか、興味があるところです。

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May 24, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その4)-お食事も色々―

201905230020「Feriの北米遠征記(その1)」をご覧頂いたオーストリアの先輩から、興味深いメールをもらいました。
先輩の奥さまはオーストリア人なのですが、オーストリアでも「ララミー牧場」が放映されており、当時、大変、人気が高かったそうです。

奥さまも幼少の頃、ご覧になっていたようで、流れ者のガンマンで、甘いマスクで日本でも人気が高かった俳優ロバート・フラー(Robert Fuller)の名前が出てきたとか‥

オーストリアでは、アメリカのテレビドラマがドイツ語吹き替えで、数多く放映されていますが、その昔、同じ番組をオーストリア、日本で見ていたというのも、何かのご縁を感じます。ちなみにドイツ語のタイトルは「Am Fuß der blauen Berge」というようです。

201905230013それにしても、子供の頃に何となく見ていた西部劇ドラマの舞台であるワイオミング州に行くことになるとは‥今でも信じられません。

さて、このブログの読者の皆さまは、必ずしも特定のジャンルに集まっている訳ではないので、幅広い話題の方がお楽しみ頂けると思っています。

そこで、今日は食事についてご紹介しましょう。平素、ウィーンではアパート生活が基本なので、外食は例外。しかし、今回は移動の多い旅で、かつホテル滞在、友人とのグループなので、食事は基本的に外食です。

アメリカには、色々な国の食事を提供するレストランがありますが、日本のようにチェーン店が多いのも特徴です(というか、日本がアメリカの真似をした‥というのが正しい表現でしょうが‥)。

201905230019まず、各店で共通しているのは、ドリンクをオーダーしなくても、速攻で「氷の入った水」が提供されることです。これは「アメリカの食文化」ですね。

.最初にご紹介するのは、Denverでの夕食です。この時はアトランタに本社があるチェーンレストランであるHOOTERSを利用しました。

店の造りは、いわゆるスポーツバー。店内には大型モニターが複数設置されており、ボクシング、バスケットボールなどの試合を流していました。なお、普通のテレビ放送なので、他のレストランのコマーシャルが流れるという不思議な光景も‥あまり気にしないようです。

201905230014HOOTERSはカジュアルレストランなので、軽食に近い料理を中心としたお店ですが、有名なのは店で働くHooters Girl。タンクトップとオレンジ色のホットパンツという男性が喜びそうなコスチュームに身にまとってサービスに当たっています。

HOOTERSは海外展開もしており、何とオーストリアにも出店しています。不思議なのはウィーンではなく、Liebenau、Graz Nord、Oberwart、St. Lorenzenに展開していることです。

ここでは定番のWINGS(手羽先ですね)などを食べましたが、Feriは初めて食べたのがFRAIDE PICKLES(揚げピクルス)。ビールのつまみにはピッタリですが、正直、沢山食べると飽きます。

基本的に味付けは「大味」といったところでしょうか。まぁ、ワイワイ盛り上がりながら食べる分には、問題ありませんが‥

201905230011次にご紹介するのはRock Springsでの夕食です。普通はホテル内ではなく、表のレストランを利用するのですが、当日は、途中のロケハンに手間取り、ホテルの到着が21時を過ぎてしまいました。

そこで、ホテル内にあるメキシコ料理の店を利用することに‥Feriは、メキシコ料理は門外漢。そこで、ツアーコーディネーター役の北米滞在歴25年を誇る友人に一任しました。

ちなみに、彼はアメリカ駐在中、メキシコに自社工場ができた関係で、メキシコにも良く行っていたそうです。

メインの料理が出てくるまで、日本の居酒屋の「お通し」よろしく、トルティーヤ・チップスとディップが出てきました。ビールはコロラド州のCoorsをオーダーしましたが、瓶で出てきて、そのまま飲むというスタイル。少なくともヨーロッパでは考えられません。

201905230012その後、トルティーヤと具材がやって来ました。トルティーヤに色々な具材を挟んで食べる訳です。本来、二つに折ったものはタコス、具を巻いたものはブリートというそうですが、自分たちで作っているので、何とも珍妙なお食事に。

ちなみにFeriは、本場で食べたのは初めてでした。余談になりますが、このホテルにはメキシコからやって来た出稼ぎ労働者が多数宿泊しており、翌朝、朝食時にはメキシコ人で一杯でした。

最後にご紹介するのは、再びDenverへ戻って打ち上げを行ったレストランBUCKHORH EXCHANGEでの夕食。

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May 23, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その3)-ファン気質様々―

201905220017「Feriの北米遠征記-その2-」は、沿線や駅で撮影するファンや見学者に対する安全対策にまつわる話題をお届けしました。今日は「ファン気質」についての考察です。 その前に、今回の特別列車の概要を簡単にご紹介しましょう。

機関車はBigBoy(4014号機)とLiving Legendの愛称を持つ 844号機の2両。更に蒸気機関車の後ろには予備としてディーゼル機関車(ET44AH形、2650号機)が1両加わっています。

通常、行きと帰りでは先頭に立つ機関車を変えることが多いのですが、今回の主役は見事な復活を果たしたBigBoy。そのため、往復ともBigBoyが先頭に立ちました。

844号機は旅客用機関車なので均整のとれた見事なスタイルで、高い人気を誇っています。

欲を言えば、こちらも特別列車の先頭に立っている姿を見たかったというファンも多かったかも知れません。

201905220018当初の計画では、行きに関しては、844号機とBigBoyが別々にOgdenへ行くことになっていました。

しかし、出発直前になって往復とも重連運転に変更。仮に計画通りに運行されていれば844号機と1014号機が、それぞれ単独で列車の先頭に立つ姿が見られたことになります。

客車については、帰りは12両編成となり、かつてアメリカで人気を集めたドームカーも3両加わっていました。そして、最後部にはオブザベーションカー(展望車)も連結されており、古き良きユニオンパシフィック鉄道の旅客列車が再現されていました。

この2台の蒸気機関車は現役時代、石炭焚きでしたが、動態復帰に当たっては、保守性や運行時の利便性を考慮して、重油専燃方式に改造されています。

そのため、いわゆる「石炭が燃える匂い」はしません。なお、ヨーロッパでも蒸気機関車が末期の時代には、重油専燃方式に改造された機関車が存在します。

201905220014この他、今回は運転区間が長く、かつ途中での給水が容易ではないため、水を搭載したタンク車が機関車の次位に各1両連結されました。

Feriは見ていませんが、帰路Ogden-Evanston間で、旅客を乗せて運転したそうです。ただ、非常に高額なツアーで、単純に「列車に乗る」というより、「寄付の見返りとして特別列車の乗車ができる」という感じだったようです。

さて、その昔、日本でも沿線で撮影するために集まったファン同士が、現地で交流するということが、よくありました。

情報の絶対量が少なかった時代は、こういった交流を通じて自分が知らない新しい情報を入手することも‥ しかし、最近では、そういった光景は減っているような気がします。

201905220021今回、特別のイベントに参加して、結構、アメリカのファンから沿線や駅構内で声をかけられました。また、会話はしなくても、フレンドリーな挨拶は当たり前という感じでしたね。

このあたり、同じ目的を持った同志という雰囲気を感じましたが、これはヨーロッパの場合も同様です。

夏にオーストリアの狭軌鉄道を訪問すると、ファン同士で情報交換を行ったりすることが多いので、同じような雰囲気でした。ある意味「大人の趣味」としてのスタンスが確立しているのでしょう。

ただ、国民性なのか、アメリカ人の方がフレンドリーで、沿線ですれ違ってもハンドシグナルを返してくれる方が大多数。

201905220011宿泊したホテルで、同じ目的のファンと一緒になったこともあります。その際、“君たちもBigBoyを撮りに来たのか。良い1日を!”といった挨拶を受けたこともあります。

しばらくたって、ふと気づいたことは“我々が誇る世界最大の蒸気機関車を見に来てくれた君たちを歓迎する”というアメリカ人の自信と誇りのようなものがベースにあったようか気もします。

島国で育ち、了見の狭いFeriから見ると、ある意味、うらやましいスタンスでもあります。

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May 22, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その2)-安全対策雑感―

201905210020最初にFeriが北米遠征中に流れてきたニュースが「ニキ・ラウダ氏急死」。

オーストリアを代表するレーシングドライバーであり、引退後は1978年自身の名前を冠したニキ航空を創立したことでも知られています。

70歳という若すぎる死。謹んでご冥福をお祈りします。

201905210014前回、Feriが北米を訪問した際は、今回、コーディネーター役を務めてくれた友人が北米に住んでいました。

そして、Feriのリクエストに応えて、色々な場所へ案内してくれました。しかし、今回のようなビッグイベントはなく、通常の保存鉄道訪問という形でした。

今回は、世界的にも有名な蒸気機関車BigBoyの動態復活運転ということで、世界的にも注目を集めており、アメリカ国内はもちろん、ヨーロッパ、日本からも多数のファンが来訪していました。

昨今、日本では列車を撮影するファンの無軌道ぶりが問題になっていますが、Feriが気になったのは、その点です。

実は特別列車の運行スケジュールが明確になったタイミングで、ユニオンパシフィック鉄道がホームページで「Union Pacific's photo policy」を掲載し、写真撮影をする際の注意事項を明示しました。今回の運転区間は、昨日、写真をお目にかけたように定期貨物列車が多数運転されている区間です。

201905210013しかも、日本と異なり、複線区間でも左右どちらの線路に列車がやってくるか直前までわかりません。これは単線並列というシステムで、左右の線路を自由に使うことできます。

そのため、線路内の立ち入りは非常に危険です。特に1マイルトレインなどは、列車の総重量が長いため、非常ブレーキをかけても停車するまでに、1マイル以上の距離が必要です。

従って、線路への立ち入りは事故防止の観点から、かなり厳しく取り締まっていました。

また、一見、使っていないような線路に突然、列車がやってくることもあります。そのため、同社では線路から25フィート以上、離れて見学(撮影)することを要請していました。

しかし、実際には線路に沿って保守用自動車が走る専用道路があり、このあたりが、立ち入りの限界になっていました。

もちろん、線路内を含む同社の敷地内への立ち入りは原則、禁止です。駅周辺のように観客が多く集まるところには、RailLoadPolice(鉄道警察隊)が配置されており、安全確保に努めていました。

2019052100112014年9月、ドイツで行われた蒸気機関車の大規模イベントは、民間団体主催であったため、地元警察も支援していましたが、沿線警備は基本的に多数のボランティアが行っていました。

今回は鉄道会社主催であるため、ボランティアではなく、本来の警備スタッフが動員されたのかも知れません。

走行エリアも、ドイツの時とは比べものにならない位広いことを考えると、プロフェッショナルの投入は妥当な判断と言えるかも知れません。

ちなみに、こちらのRailLoadPoliceは、普通はフレンドリーですが、拳銃を所持していますから、抵抗すると大変なことに‥

Feriが訪問したRock Springs-Laramie間は無人の原野が広がるエリア。従って、複数回撮影するためには、すぐに移動が可能な道路に近い場所からの撮影がベスト。そのため、踏切や立体交差区間が撮影ポイントになります。

201905210010踏切に関しては、いわゆる公道の踏切の他に、プライベートな踏切が多数、存在します。これは線路を越えた反対側が私有地になるため、基本的に立ち入り禁止です(踏切に、先は私有地である旨の看板が掲げられています)。ここはアメリカ。不審者が立ち入っていると、銃弾が飛んでくる可能性もありますので‥

高速道路に関しては、日本と同じく路上は駐停車禁止です。そのため、当日は、高速道路上に臨時の警告表示が出ていました(右側の写真が「警告表示」です)。

実際、HighwayPatrolが頻繁に巡回し、速度違反も含めて、取り締まりに当たっていました。一般道に関しては、一応、道路にはみ出さなければ駐車は見逃してくれますが、ちょっとでもはみ出していると地元のPoliceが速攻で、注意をしていました。

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May 21, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その1)

201905200011Feriが北米遠征中、オーストリアでは自由党党首シュトラッヘ副首相の辞任にともない、クツル首相が解散総選挙に踏み切る意向を示しました。
選挙結果によっては、連立相手が変わる可能性もあり、今秋、オーストリアの政治は「オペレッタ国家」の様相を呈するかもしれません。

さて、今日から番外編として「北米遠征記」をお届けします。

 今回、Feriが訪れたワイオミング州(State of Wyoming)は、アメリカ合衆国西部の山岳地域にある州です。

面積は、全米50州の中で第10位と、さほど広くないのですが、人口は全米50州の中で最も少ないそうです。実際に訪問して、何もない大平原が続いている光景を目の当たりにして、これを実感しました。

話に聞いていた地平線まで続く貨物列車(通称1マイルトレイン)も、初めて目にすることができました。大草原には牧場も多く、オーストリアと同じく肉牛が放し飼いになっていました。

201905200017Feriの世代は、ワイオミング州という名前を聞いて思い出すのは、1960年代に日本でも放送された西部劇「ララミー牧場」。子供の頃に放映された作品なので、物語の内容は、良く覚えていませんが、テーマソングだけは、何故か耳に残っています。

ちょっと調べたところ、邦題は「ララミー牧場」となっていますが、原題は「LARAMIE」。そして牧場の名前はシャーマン牧場だったようです。

日本ではCowboyと言えばテキサスというイメージが強いですが、ワイオミング州もCowboyの本場。今回、そのLaramieやCheyenneなど、ドラマに登場した土地を訪問することになりました。

観光客の皆さまが、ワイオミング州で訪れるのはイエローストーン国立公園ですが、Feri一行は、一切見向きもせず同州南部のRock Springs、Rawlins、Laramie、Cheyenneなどを回ってきました。なぜ、こんなところへ行ったのか‥

実は、アメリカ最大の鉄道会社ユニオンパシフィック鉄道(Union Pacific Railroad)が、1869年5月10日に北米最初の大陸横断鉄道を完成させてから、今年で150周年になります。それを記念した行事がOgden(ユタ州) で開催されることになりました。

201905200014失礼ながら、行事そのものには、さほど関心はなかったのですが、この行事に世界最大の蒸気機関車4000型(通称BigBoy)が動態で参加するらしいという話が流れてきました。

BigBoyは静態では多数保存されていますが、その内、カリフォルニア州のRailGiants Museum in Pomonaで保存されていた4014号機をユニオンパシフィック鉄道が2013年に譲り受け、Cheyenneにある工場で動態に向けた復元工事を行っていたのです。

偶然ですが、2006年、Feriが渡米した際、当時、アメリカに住んでいた友人にRailGiants Museum in Pomonaへ案内してもらい、4014号機を見ることができました。自分が見た機関車が復活する‥これはちょっと見逃せません。

しかし、巨大で複雑な機構を持つ蒸気機関車故に動態復帰に向けた工事は困難を極めたようで、この間、詳細な情報は同社からも公開されていませんでした。

はたして大陸横断鉄道150周年記念行事に間に合うのか‥ファンの多くがヤキモキするなか、2019年の春、やっと同機が150周年記念行事に参加するため、CheyenneからOgdenまで運転されることと、その運行予定が発表されました。その特別運転の名称が「The Great Race to Ogden」。いかにもアメリカらしいネーミングです。

201905200012ちなみにBigBoyが、いかに巨大な機関車かは、ユニオンパシフィック鉄道が提供しているイラストをご覧ください。ちなみに総重量は600トン弱です。鉄道ファンにとってBigBoyが実際に走っている姿を見ることができるというのは、夢のような出来事。

仲間が急きょ、北米遠征を決めた報を受けて、Feriも迷ったのですが、12年ぶりの北米遠征を決意しました。

ところが肝心のBigBoyの動態復元が完了したという情報はなかなか出てきません。しかし、航空券やホテルの予約をとる必要があるため、不確定要素が多い中での渡米となったのです。

ただ、Feriは仕事の調整がつかず、BigBoyがOgdenでの行事を終えて、基地のあるCheyenneへ戻る帰路を撮影することになりました。

今回、心強かったのは、今は現役を引退していますが、北米生活25年の経験を持つ友人が事実上のコーディネーターを務めてくれたことです。

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May 20, 2019

水道工事現場拝見

201905200004今日は「公共工事の話題」をお届けしましょう。

日本では、「大人の事情」から「年度末になると公共工事が増える」と言われています。実際、そうなのかどかはよくわかりませんが‥

さて、こちらでも各種の公共事業は定期的に行われています。ただ、寒冷地なので、冬の時期は工事の難易度が高いので、緊急の工事以外は、季節の良い時期に行われる傾向があります。

もちろん、冬の時期にも地面を掘り返して工事をしていることもありますから、例外がない訳ではありませんが‥

201905200002先日、馴染みのホイリゲへ行く途中、水道管を取り替える工事現場に出くわしました。こういう工事現場というのは、やはりお国柄が反映されるので、興味津々。

という訳で、工事現場で写真を撮っている変な外国人Feri。

今回の水道管取替工事は、かなり大規模なようで、写真のように、かなり太い水道管も準備されていました。ただ、いずれの現場も道路を掘削した上で、左右に板で仮の擁壁を設置しています。

201905200005そして、擁壁の間には鋼鉄製の支え棒が取り付けられており、掘り下げた部分が崩れるのを防いでいます。

もちろん、歩行者の安全を確保するため、両側にはフェンスが取り付けられています。夜は照明が十分ではありませんから‥

掘削現場をのぞくと、意外と深いのにビックリ。

なお、暖房用の配管などは共同溝に埋設されるケースが多いのですが、水道管に関しては、この現場では、単独で道路下に埋められているようです。

もちろん、全てが太い水道管を使っている訳ではなく、比較的細い管が埋設されている箇所もありました。たまたま、埋設前の水道管が道路に置いてあったのですが、恐らく4インチ位だと思います。

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May 19, 2019

営業再開 森の中の小さなレストラン

201905190004今日は「営業を再開したレストランの話題」をお届けしましょう。

ウィーンは、郊外でも小さなレストランが営業しているのですが、最近はご多分に漏れず、廃業しているケースが見られるようになりました。

雰囲気の良いレストランが廃業するのは残念ですが、利用者の減少や後継者の問題などがあるのかもしれません。

以前、Feriがお世話になっていた17区。路面電車43系統の終点Neuwaldeggは折り返しようのループ線の中にKaiser Franz JosefⅠ世ゆかりの小さな礼拝堂(Votiv-Pestkapelle Sankt Anna)が建っていることで有名です。

201905190006また、「ウィーンの森」の入り口にもあたるため、休日にはハイキングのお客さまが結構利用します。

もちろん、停留所のNeuwaldegg周辺には住宅も沢山ありますが、ハイキング客の利用も見込めることから、レストランが3軒、営業していました。

そのうちの1軒は、建物は残っているものの、すでに廃業しています。残る2軒については、頑張っていたのですが、以前、Feriが訪問した際、店が長期間、閉まっていました。

ところが、先日、訪問したところ、いずれのお店も営業を再開したようです。

201905190002とくに停留所に近い路地に面したお店は広いシャニガルテンもあり、以前、Feriも何回か利用したことがあります。

屋号は「Wilhelm Busch」。2010年頃に撮影した写真(右の写真)をチェックしたところ、同じ屋号で看板のロゴも同じなので、改装した上で、新規開店といったところでしょう。

あいにく、この日はアパートで昼食をとった後、散歩に出たので、利用するタイミングを逃してしまいました。

2010年当時は、建物の壁がはがれているなど、ちょっと寂しい佇まいでしたが、今はきれいになっており、入り口の上には各国の国旗がならんでいました。

嬉しいことに左から3番目には「日の丸」も。ただ、右から3番目は中国国旗というのが、時代を反映していますねぇ。

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May 18, 2019

アヒルちゃん登場 「謎の看板」

201905170001今日は「看板の話題」をお届けしましょう。

お店や企業の看板というのは、結構、お国柄を反映していて面白いものがあります。先日、ご紹介した「下水道工事会社の看板」もイラストが入ったユニークなものでしたね。

さて、今日、ご紹介するのは、Ottakringの某建物で写真のような「謎の物体」です。

こちらではポピュラーな「お風呂グッズの代表であるアヒルちゃん」です。

しかし、通常、店頭に並んでいるアヒルちゃんは手の平サイズですが、これは建物に取り付けられていますから、実際にはかなり巨大なものだと思います。

201905170004ただ、ちょっと汚れているのが気がかりですが‥

親の後ろに続いて、子供が5羽。ごていねいに親のすぐ後ろは「黒いアヒル」になっているではありませんか。

単なるオブジェではなく、会社もしくはお店のアピールを目的としたものだと思います。で、後日、例によってググってみると、その正体がわかりました。

この建物には「RIEDEL(Peter Riedel Ges.m.b.H.)」という会社が入っているのです。さて、何の会社でしょうか。そのヒントは同社のホームページアドレスにあります。

「www.klenbad.at」。ただ、お風呂屋さん(銭湯)ではありません。

家庭の風呂や洗面所、シャワールームなどを施行する設備会社でした。

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May 17, 2019

航空運賃雑感

201905160001今日は「日欧間の航空運賃雑感」です。

先日、ちょっと別件で原稿を書くため「Feriがオーストリアをはじめとするヨーロッパを訪問したときの記録」を探しました。

Feriが初めてヨーロッパを訪問したのは1979(昭和54)年。当時は、個人向けの割引航空運賃は存在しませんでしたので、観光では添乗員が引率する団体旅行が中心でした。いわゆる旅行会社が主催するパッケージツアーです。

また、これとは別に会社や組織が主催する団体旅行(視察旅行など)もありました。ただ、いずれも団体行動が要求されるため、個人的にやりたいことがある場合は不向き。

そんなニーズに対応するため、航空券と宿泊をセットにしたフリータイムのツアーが、航空会社系旅行会社から販売されるようになったのも、その頃です。

201905160002ちなみにFeriが1979年にヨーロッパへ行ったときは、「某教職員団体視察旅行」に往復だけ便乗させてもらうという「裏技」。もちろん大手旅行代理店が正式に発売していたチケットですが、一般には広く宣伝はされていません。

「海外旅行通」の中で、知られていたエアーオンリー(略称はエアオン)という種別です。

余談ですが、この時の利用航空会社はルフトハンザのアンカレッジ経由でした。ところが、他社のDC-10の事故で、同機が世界的に運行停止になってしまいました。そのため、出発直前に南回りに変更となりました。

その後、色々な旅行会社が、往復航空券だけを販売するようになりました。形の上ではパッケージツアーですが、実際には添乗員などは不在で、空港の指定集合場所でチケットを受け取り、後はご自由に‥というパターンです。

201905140003ただ、当時は、電子チケットなどが存在しなかった時代なので、全てIATA仕様のチケットを受け取っていました。今回も調べものをしていたら、懐かしのIATA航空券控えが出てきました。

さて、問題はお値段です。1979年の場合、6月下旬から7月上旬までの旅行で、航空運賃は265000円でした。この時は、フランクフルトで件の教員団体と別れて自由行動。そして、集合場所はパリの指定ホテルでした。

その後、1980年は301000円、1981年は285000円、1982年が323000円と推移していることがわかりました。

ちなみに、1981年当時、某大手旅行会社から提示されたプランは、エールフランス(パリ往復)が45日以内で285000円、日本航空(パリまたはロンドン往復)が11日~15日で295000円、KLM(パリ、ローマ、ミラノ、アムステルダム往復)が45日以内で275000円、SAS(パリ、ロンドン、フランクフルト往復)が3週間以内で285000円となっていました。

201905160005検討対象外でしたが、パキスタン航空利用のフランクフルト往復(もちろん、南回り)というのもありました。

出発日に関しても、実はデイリーではなく、曜日限定でした。これは通常の団体を優先させていたためかと思われます。

それが、規制緩和により航空会社が自社で格安航空券を販売する時代になり、状況が一変したのは、皆さまもご存じのとおりです。

当たり前ですが、ホールセラーと呼ばれる卸業者を経由して航空券を販売する場合、航空会社は手数料を支払う訳です。直接販売すれば、その手数料は不要。

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May 16, 2019

路面電車にもパートタイム運転士制度を導入

201905160011今日は「Wiener Linienの運転士募集にまつわる話題」をお届けしましょう。


最近は、いずこも人手不足で社員の確保が大変です。日本でも「働き方改革」の一環として、有給休暇取得が義務づけられたため、有給休暇をとる社員をカバーするための要員確保が大きな問題になっているという話を耳にしました。


特に日本の場合、年中無休という業態も多いため、人員の確保は頭の痛い問題だと思います。


さて、2019年1月に、このブログでWiener Linienが地下鉄の運転士にパートタイム制度を導入するという話題をお届けしました(詳しくはこちらから)。


その際、地下鉄でのプロジェクトがうまくいった場合、路面電車やバスにもパートタイム運転士制度を広げる可能性があることをご紹介しました。


201905160012このほど、Wiener Linienから路面電車の運転士に もパートタイム制度を導入することが発表されました。


パートタイム運転士の勤務は、朝夕のラッシュ時、大規模イベント時など、多くの運転士が必要な場合に投入されます。また、フルタイムの運転士が、急病で欠勤した場合などのカバーにもあたります(オペラみたいですね)。


パートタイム運転士の勤務は、週12時間以上。パートタイム運転士を希望する人は、申し込み後、フルタイムの運転士と同様のトレーニングを通じて、適性を判断されます。このトレーニングは17日間です。


そして、適性があると判断された候補者は、40日間にわたる本格的なトレーニング(実地訓練)に入ります。


トレーニング内容ですが、教習車を使っての実車運転(18日)、異常時対応(4日)、トレーナーが同乗した営業路面電車でのトレーニング(18日)、応急措置対応(1日)、お客さま対応(4日)などとなっています。

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May 15, 2019

「番外編」の予告です

2019_05_150002オーストリアと日本で二重生活をしているFeriは、近隣のドイツなどには時々、顔を出しますが、最近では、EU以外の「外国」は、ほとんど訪問することはありません。

ところが、ひょんなことから旧友と北米を訪問することになりました。親友も定年退職となり、「おじさまの卒業旅行」といった赴きです。

場所は西部劇の舞台としても知られているアメリカ合衆国ワイオミング州です(実際には航空便の利便性から、コロラド州デンバーから入ります)。

北米対応のSIMカードをはじめとする通信手段を複数用意していますが、アメリカに上陸するまで、実際にインターネットにアクセスできるかどうか、わかりません。

また、今回は複数の同行者と一緒のため、ブログの記事を作成する時間を確保するのが困難な場合もあります。仲間との夕食をサボって、一人ホテルで、黙々とブログの記事をまとめるのも寂しいですから‥

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May 14, 2019

またまた再開発が始まりそうですが‥

201905140001今日は「市内再開発のお話」です。

このブログでも度々お伝えしているようにウィーンでも「スクラップアンドビルド方式」の再開発が急速に増えてきました。

いわゆる伝統的な建物を解体し、整地した上で、新しい建物を建築するというものです。

遮音壁が取り付けられているHernals駅に隣接するアパートは、もともと丘だったところを崩して平地にした上で、建設工事を行っていますが、こういう例は珍しいような気がします。

19区の高級アパート「Pfarrwiesengasse 23」は、元は老人ホームだった場所。老人ホームが付近に移転して、新しくオープンしたため、この場所をデベロッパーが買い取って再開発したものです。

201905140002さて、先日、馴染みのホイリゲに行く途中、時間があったので19区周辺を散歩していたところ、写真のような光景を目の当たりにしました。

手前はすでに建物はなく、整地が進んでいますが、奥の方にあった伝統的な建物は、現在、解体工事中。何となく昔の農家風の造りですね。

解体の様子を見ると、手前にも同じような構造の建物が連なっていたと思われます。

残念ながら、工事が始まる前の写真があれば、比較ができたのですが、明確に写真を撮影した記憶がありません。

2019051400031Feriの人間データーベースを駆使して、記憶をたどったところ、どうも2枚目の写真周辺であるような気がしてきました。

右側の建物(道路側にテラスが出ている建物)の形状から判断したものです。これが正解だと、ホイリゲが解体されたことになります。

2枚目の写真は営業していませんが、ホイリゲです。最近は営業しているのを見たことがないという話でしたので、後継者難などで、廃業したのかも知れません。

そのホイリゲの跡地なのかどうかは、自信はありませんが、いずれにしても風情のある「伝統的な建物」が、また姿を消したことは間違いない事実。ショックです‥

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May 13, 2019

変わったお店シリーズ154 貸金庫専門店誕生

201905130004今日は「変わったお店シリーズ」をお届けしましょう。

以前、17区のアパートにお世話になっていた頃、Feriが利用しているERSTEの支店が近くに複数、ありました。

大きかったのはHernals駅前ですが、このブログでもお伝えしたように、残念ながら閉鎖されてしまいました。その後、保育園に業態転換した話題は、このブログでもお伝えしました。

そしてもう一つは、43系統の終点Neuwaldeggにある支店。こちらについては、当初、普通の支店だったのですが、合理化で銀行員は駐在しているものの、窓口では現金は取り扱わない支店のダウングレードしてしまいました。

最近は、中心部でも、このタイプの支店が増えており、銀行員の役割は各種手続きや案内だけに限定されています。

現金の引き出しや預け入れ、振り込みは店内にあるBankomat(ATM)で行うようになっています。ある意味、セキュリティを考えた対策なのだと思います。

201905130001先日、久しぶりにNeuwaldeggまで散歩に出かけました。しばらく行っていないと、色々と街の様子も変わっています。 その一つに、「ERSTE支店の変化」がありました。

ERSTEのBankomatは従来どおり設置されていましたが、支店は事実上なくなっていました。その跡には「MEINE SCHATZKAMMER」という見慣れぬ看板が掛かっていました。

その後、調べてみたところ、ちょっとびっくり。何と「貸金庫専門会社」(Meine Schatzkammer GesmbH,)だったのです。

201905130003こちらでも銀行には貸金庫がありますが、最近は銀行の支店統廃合が進み、近くに貸金庫を備えた銀行支店がないというケースが増えています。

しかも、自宅で金をはじめとする資産を保管するのは、治安の悪化と共にリスクが高くなっています。

同社のホームページによると、このような社会的背景を受けて、貸金庫専門の会社を立ち上げたそうです。元銀行支店の「居抜き」ですから、何と言っても大金庫を活用できます。

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May 12, 2019

臨時更新 Simmering大規模火災が発生

201905110020都市部の火災というと、先日、発生したパリ・ノートルダム大聖堂の火災を思い出しますが、5月11日、ウィーン市内11区のアパートで、大規模火災が発生しました。

住宅密集地帯である上に火災が屋根上に及んでいるため、ウィーン消防本部では延焼防止に全力を挙げています。

現場はSimmeringerHaupstraße6で、当局からは「Alarmstufe 5」(警報レベル5)が発令されました。

201905110021ノートルダム大聖堂の火災でもおわかりのように、こちらの家屋は壁は石や煉瓦でつくられていますが、屋根は木造のところが多く、屋根が燃えると、建物全体に火災が及ぶケースがあります。

また、都市部の集合住宅は、建物がつながっているため、隣の建物へ延焼する可能性が高くなります。

ウィーン市内の各消防署から消防車40台、消防隊員180名が投入され、消火活動にあたりました。

しかし、消火活動が長時間にわたるため、交代要員として非番の消防署員も召集されているようです。

また、ニーダーエスターライヒ州の消防署からも応援を得て、消火活動を継続しているという情報も入ってきました。

すでに火災は制圧されているようですが、残り火の危険性があるため、引き続き、消火活動が継続されています。

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旧市街のバリアフリー化に思う

201905120001今日は「母の日」ですね。日本では赤いカーネーションを「母の日」にプレゼントするのが一般的ですが、オーストリアでも「Muttertag」には、チェコレートや花をプレゼントする習慣があります。

さて、今日は「旧市街のインフラにまつわる話題」をお届けしましょう。

今に時期、季節が良いですから、ウィーンの中心地は観光客の皆さまであふれています。まさに、「インバウンド需要の見本」のような都市。

ただ、どこかの国のように案内標識に外国語があふれるようなことはありません。

この当たり、考え方の違いかもしれませんが、やたらに特定の国の来訪者だけにサービスを強化する「どこかの国」とは、一線を画していると思います。

反面、力を入れているのが、誰にでも優しい街づくりです。かつてはバリアフリー化と言われていましたが、最近では「誰でも便利に」という視点でユニバーサルデザインと言われているのは皆さまもご存じのとおり。

地下鉄やS Bahnの各駅に設置されているエレベーター(リフト)なども、その代表でしょう。

201905120004日本では輸送効率を考えて、エスカレーターの設置に力を入れていますが、エスカレーターでは特殊な装備を付けないと車いすやベビーカーは利用できません。そこで、こちらではエレベーターの設置を優先しているようです。

さて、そんなウィーンですが、最近、旧市街を歩いていてふと、気づいたことがあります。それは、歩道と車道の段差がほとんど無くなっている道路が多くなっていることです。

写真はSchotten教会前ですが、ご覧にように車道と歩道の段差がほとんど無いのがおわかり頂けると思います。

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May 11, 2019

E-Scooter in U-Bahn

201905110003今日は「Tramway-Tag 2019」の開催日。残念ながらFeriは、今回、参加できませんので、見学レポートはございません。

さて、「今日は地下鉄の話題」をお届けしましょう。

ウィーンでは、現在、電動式のシェアスクーターが人気を集めています。当ブログでも2018年12月に電動シェアスクーターの話題をご紹介しました(詳しくはこちら)。

無料のシェアバイクがマナー違反者による乗り捨てで、しないから駆逐されたのとは対照的に、こちらは夜間に運営会社が回収し、充電とメンテナンスを行うため、市当局からも「次世代の公共交通期間」として期待されています。

その後、複数の運営会社が参入し、現在、6社が営業しています。

201905110002やはり積極的に運営会社が関わらないと、うまくいかないという好例でしょうか。

ご存じのようにウィーンの地下鉄では、ラッシュ時を除き自転車(E Bikeを含む)を搭載することが可能です(平日は9時~15時、18時30分以降は搭載可能。別途、料金は不要)。

道路交通法では、Eスクーター(E-Scooter)は自転車と同じ扱いですが、Wiener Linienでは、従来、スクーターに関しては自転車と同じ扱いにはせず、手荷物扱いにしていました。

これは、大きさの関係から他の乗客に迷惑がかかるからという理由のようで、基本的に折りたたみ、座席の下に格納することが求められていました。

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May 10, 2019

普及するか「MyBlu」

201905090003日本では連休明けから本格的に「令和時代」がスタートしましたが、街中には「令和記念」の商品も出ているとか‥

写真は友人から送ってもらったものですが、色々と考えるものですね。さすが、日本です。

さて、今日は「タバコの話題」をお届けしましょう。

日本では、現在、電子タバコ(加熱式タバコ)が急速に普及しているという話を耳にしたことがあります。

何でもフィリップモリスが発売しているiQOSが世界で最も売れているのは日本だとか‥

それに続いて、JTのPloom TECH、ブリティッシュ・アメリカン・タバコのgloなどが、店頭を賑わしているとか‥

201905090002Feriは、今はタバコを吸いませんから、全く関心がありませんが、日本の友人によると最近は加熱式タバコに切り替える人も多くなっているようです。

加熱式タバコは、紙巻きタバコのようにタバコ葉に直接火をつけるのではなく、タバコ葉に熱を加えてニコチンを発生させる仕組みだそうですね。

当初は、紙巻きタバコよりも吸える場所が多かったようですが、最近は紙巻きタバコと同じように規制対象になっているという話も耳にしました。

こちらでは、現在も紙巻きタバコが主流で、iQOSは販売されていないようです。逆にタバコ専門店では、イスラム圏で大成した水タバコが販売されています。

ところで、そんなオーストリアで最近、見かけるようになったのがノンニコチン・ノンタールの電子タバコmybluです。

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May 09, 2019

変わったお店シリーズ153 創業100年KANALSERVICE

201905080004主要劇場の2019/20シーズンのプログラムが発表になりました。これで来シーズンの鑑賞計画を色々とご検討になっている方も多いと思います。さて、今日は久しぶりに変わったお店シリーズをお届けしましょう。

先日、散歩の途中で写真のような会社を見かけました。看板にはユーモアあふれるロゴが描かれています。いわゆる物販店ではなく、KANALSERVICEという名前からわかるように、下水道工事を行う会社です。正式な会社名は「Kanalservice Ing. Walter Gladt GmbH」と言うようです。

古くから上下水道が普及しているウィーンですが、自宅から市が設置している水道管や下水管までは、当然、設置からメンテナンスまで家主さんの負担です。

201905080003長い間使っていると、どうしても水道管や下水管はトラブルがつきもの。特に下水管については内部にゴミが付着しますから、本来は定期的なメンテナンスが不可欠です。

この会社ですが、創業から100年を迎えたという歴史的のある会社です。つまり、100年前から需要があったという訳で、社会インフラの整備状況がよくわかります。

この記事をまとめるために、同社のホームページを見たところ、真面目な会社にかかわらず、なかなかユニークなデザインで、思わずニコリ。

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May 08, 2019

グラーツ歌劇場2019/20シーズン プログラム発表

20190507000110連休をお楽しみの皆さまは、今日から「仕事始め」ですね。ほぼ通常どおりに仕事をしていたFeriは、今日も平常運転です。

さて、5月6日、グラーツ歌劇場が2019/20シーズンのプログラムを発表しました。さっそく、その概要を紹介しましょう。

グラーツの場合、レパートリー上演(継続上演)が少なく、毎シーズン、新しい演出で上演されます。

オペラ、オペレッタ、ミュージカル
-「Don Carlo」(ドン・カルロ、2019年9月28日Premiere)
Giuseppe Verdis作曲の重厚なオペラ。2019/20シーズンの幕開けに上演されます。

-「Die Fledermaus」(こうもり、2019年10月19日Premiere)
毎年、同劇場では1演目が上演されるオペレッタですが、来シーズンはJohann Straußを代表する作品「Die Fledermaus」が取り上げられることになりました。演出は同劇場で「フィガロの結婚」を担当したMaximilian von Mayenburgさんが担当します。ロザリンデにはElissa Huberさんの名前が挙がっています。
オーストリアでも「ぶっ飛んだ演出」が多いグラーツ歌劇場。鉄板オペレッタの「Die Fledermaus」を、どう料理してくるでしょうか。

201905070004-「Königskinder」(王子と王女、2019年12月14日Premiere)
Engelbert Humperdinck作曲のオペラです。本来は「王の子供たち」という邦題がふさわしいのですが、「王子と王女」が一般的なようです。Humperdinckと言えば「ヘンゼルとグレーテル」が有名ですが、こちらは近年、あまり上演されない作品です。

-「Guys and Dolls」(ガイズ&ドールズ、2020年1月11日Premiere)
Frank Loesser作曲のブロードウェイ・ミュージカル。Volksoperでも上演されていたので、ご存じの方も多いと思います。

-「Don Giovanni」(ドン・ジョヴァンニ、2020年2月8日Premiere)
Wolfgang Amadeus Mozart作曲の名作オペラ。定番の一つですね。

201905070003-「Die Passagierin」(パサジェルカ、2020年3月14日Premiere)
Mieczysław Weinberg作曲のオペラ。2010年にブレゲンツ音楽祭で上演されたことがあります(世界初演)。
アウシュヴィッツで看守を勤めていたリーザが戦後、外交官夫人となり、ブラジルへと渡る客船デッキで、囚人マルタに似た女性と出会うところから始まります。忌わしい記憶が蘇り、自分がナチス党員であったことの不安に苛まれ、オペラは現在と過去を繰り返しながら展開していくそうです。

-「Friede auf Erden」(地には平和を、2020年3月26日Premiere)
Arnold SchönbergとIgor Stravinskyの作品。

-「Die Perlenfischer」(真珠採り、2020年4月18日Premiere)
Georges Bizet作曲のオペラ。有名なアリアがありますね。

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May 07, 2019

番外編 STTATSOPERETTE DRESDEN2019/20プログラム

201905060003今日は番外編として、新劇場に移転して観賞しやすくなった「STTATSOPERETTE DRESDEN」の2019/20シーズンプログラムをご紹介しましょう。

最近、多くの劇場がキャスティングの関係から、公演日をまとめる傾向が強くなっていますが、同劇場は複数の月での分散上演が継続されています。これはアンサンブル中心のキャスティングだから実現できるのでしょう。

ただ、ご多分に漏れず、ミュージカルやレビューの上演数が増えています。

オペレッタ・プレミア
2019/20シーズンの新作は2演目になりました。

DIE BANDITEN(盗賊)
Jacques Offenbach作曲のOpéra-bouffeです。1869年にパリで上演されました。イタリアのマントヴァを舞台とした作品です。
2020年2月28日(Premiere)/3月1日~8日(3公演)/5月24日~27日(3公演)/6月18日・19日

 -CASANOVA(カサノヴァ)
1928年に初演されたJohann Strauss作曲のオペレッタですが、「ウィーン気質」と同じく、彼の死語に発表されました。Ralph Benatzky(ラルフ・ベナツキー)がシュトラウスの音楽に基づき、まとめ上げたという作品です。Feriは観たことはありませんが、興味深い作品です。Premiereは2020年5月16日です。
2020年5月16日~19日(3公演)/6月4日~2日(4公演)/7月11日・12日

オペレッタ・レパートリー
DIE SCHÖNE GALATHÉE(美しきガラテア)/GIANNI SCHICCHI(ジャンニ・スキッキ)
Franz von Supp作曲のオペレッタ「DIE SCHÖNE GALATHÉE(美しきガラデア)」とGiacomo Puccini作曲のオペラ「GIANNI SCHICCHI(ジャンニ・スキッキ)」の組み合わせ上演です。一般的には「ジャンニ・スキッキ」は「道化師」との組み合わせが多いですが、オペレッタと同時上演というのは珍しいですね。
2019年9月20日~24日(4公演)/10月10日・11日/11月7日・8日/2020年1月29日・30日

201905060001DIE CSÁRDÁSFÜRSTIN(チャールダーシュの女王)
ご存じEmmerich Kálmán作曲の定番オペレッタ。現在のドレスデン版もかなり奇抜な演出のようです。最もVolksoperの演出も奇抜ですが‥
2019年10月5日~20日(5公演)/11月19日・20日/12月17日・18日

DIE DREIGROSCHENOPER(三文オペラ)
Kurt Weillが作曲を手がけた音楽劇。
2019年11月16日~24日(4公演)/12月12日・13日/2020年1月9日・10日

MARÍA DE BUENOS AIRES(ブエノスアイレスのマリア)
Horacio Ferrer作曲によるタンゴ・オペレッタです。
2020年4月3日~11日(5公演)/7月3日~5日(3公演)

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May 06, 2019

「Tramway-Tag 2019」は5月11日開催

201905040004日本では、改元を挟む歴史的なゴールデンウィークも、今日で終了ですが、皆さまは、どのようにお過ごしになったでしょうか。

さて、今日は「今週末に開催されるイベントのお知らせ」です。

毎年、Wiener Linienが実施している大規模イベント「Tramway-Tag(路面電車の日)」ですが、2019年は5月11日(土曜日)開催が発表されました。

通常は単独で行われますが,今年は「WIENER STADTWERKE 70周年行事」の一環として開催されることになりました。そのため、従来よりも規模が大きくなります。

メイン会場は久しぶりに、Simmeringer Hauptstraßeにある Hauptwerkstätte der Wiener Linien(中央整備工場)です。

中央整備工場は、地下鉄、路面電車、路線バスなどの車両を定期点検する大規模な施設です。

通常の車庫と異なり、整備完了後の車両を点検するための試運転線などもあるため、多彩やプログラムを展開しやすいのが特徴です。

メイン会場での開催時間は14時から22時までですが、この手のイベントで「夜の部」があるのがウィーンらしいところです。

20190504000117時45分からの「夜の部」では、仮設ステージでの音楽演奏が繰り広げられます。U-Bahn-Starsも参加することがアナウンスされています。

今回は、ガイドツアーも開催され、係員の案内で工場内を見学できることになりました。会場には、注目の無人運転バス、新型路面電車FLEXITYも展示されます。

地下鉄電車の運転体験(中央整備工場には試運転線があるので、ここを使います)や路面電車のシミュレーター体験も行われます。本物の地下鉄電車を運転できる滅多にないチャンスなので、これは人気を集めると思います(当日、予約制)。

こちらの現場公開では、会場内にビアホールが仮設されますので、大いに盛り上がることでしょう。 

201905040002

また、今回、興味深いのは路面電車を使ったボーリング(Tram-Bowling)です。路面電車を使って大型のボールを飛ばして、大型ピンを倒すというゲームです。

Tramway-Tagの催しで人気があるのは、Wiener Linienが行う蚤の市(部品即売会)です。以前、Feriが参加した時は、車内に掲出されている路線図、停留所の標識などが販売されていました。

実際、手に取ってみると停留所標識などは大きいので、旅行者の方はちょっと手が出ない品物もありますが、のぞいて見ると楽しいと思います。

メイン会場はHauptwerkstätte der Wiener Linienですが、今回はVerkehrsmuseum Remise(ウィーン交通博物館)がサブ会場となりました。こちらでは「地下鉄建設50周年特別展」が開催されます。そして、Volksteater駅構内にあるInfocenter U2×U5も特別公開されます。

同日は「WIENER STADTWERKE 70周年行事」が、Müllverbrennung Spttelau、Hauptbühne Spttelau、Canpus Winer Netze、Bestattungsmuseum Zentralfriedlof、Kraftwerk Simmeringでも開催されます。

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May 05, 2019

立派な建物の意外な付属施設

2019050400105月4日は皇居で一般参賀が行われ、多くの国民が集まったようですね。また、令和グッズも色々と発売されているとか‥

さて、今日は日本の「こどもの日」にちなんで「古い伝統的な建物にまつわる話題」をお届けしましょう。

最近はスクラップアンドビルド方式が増えてきたウィーンですが、まだまだ、伝統的な建物を再利用するというスタイルも健在です。

さて、皆さまは、冒頭の写真に写っている建物は、何だと思いますか? 場所は16区、Ottakringer墓地に隣接するところです。

201905040011煉瓦造りの円形タワーの上に、開閉式のドーム屋根。天文台の趣ですね。

実際、正面に回って見ると、タワーの上部には「M.v.KUFFNER SCHE STERNWARTE」という文字が描かれていました。

ここは1884年に完成した私設のKuffner-Sternwarte(クフナー天文台)です。Moritz Kuffnerという実業家(Ottakringer Brauereiを父親から引き継いで経営、右の写真の人物)が、私費を投じて天文台を建て、天文観測に乗り出しました。

個人で天文台を運営してしまうというのは、当時のオーストリアには経済的に豊かな人物がいたことの証かも知れません。

ちなみにFranz Ritter von Neumann juniorという人物が設計を行っています。

201905040014Kuffner-Sternwarte は、その後、1928年には科学アカデミーと施設利用に関する契約を交わすなど、公的な調査・研究にも貢献しています。

そして、第2次世界大戦中の1944年9月、建物と周辺エリアは帝国科学教育省に売却されました。戦後は社会人教育施設として、クフナー天文台は再開されます。

現在、施設は「Freunde der Kuffner-Sternwarte」という団体が運営にあたっています。

有料のガイドツアーも組まれており、観光客の皆さんも内部を見学することができます。

古い天体観測機器なども保存されているようで、天文観測に興味のある方には、必見の施設かもしれません。

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May 04, 2019

ウィーンで「春の大掃除キャンペーン」が始まりました!

201905020002今日は「ウィーン市のユニークな取り組み」のご紹介です。

ウィーン市では、現在、「Mir sweep zamm!」をキャッチフレーズに、市内で大掃除キャンペーン(Größte Frühjahrsputzaktion der Stadt Wien)を、4月25日から展開中です。

ウィーン市には、日本の清掃局に相当するMA48という部門があり、ゴミの回収や処理、市内の清掃を行っているのは、皆さまもご存じのとおりです。

201905020003大掃除キャンペーンは、住民に「街の清潔さを高める」ことを啓蒙する目的で行われている住民参加の行事。

2006年から、毎年、この時期に行われていますが、今年は20500名のボランティアが参加しています。

ボランティアは、大人はもちろんのこと、子供さんも含まれています。子供さんに「街をきれいに保つことの重要性」を体感してもらうことで、意識を高めようという「教育的な意義」もあるようです。

清掃する場所は、公園、広場、道路(歩道)などの公共スペースです。

201905020004キャンペーンを主催するMA48では、大掃除キャンペーンを安全に実施できるよう、参加者に安全ベスト、作業用手袋、専用ゴミ袋などのツールを提供しています。

ゴミ袋は、街中にあるゴミ箱と同じく、分別収集対応になっています。そして、ボランティアが回収したゴミは、MA48が引き継ぎ、最終処分を行っています。

当局の発表によると2006年のキャンペーン開始以来、延べ約175000名のボランティアが、約320トンのゴミを収集しているそうです。

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May 03, 2019

プラットホームのBGM

201905030001日本では、ゴールデンウィークの後半に入りましたが、皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。明日は皇居で一般参賀が行われるようですね。

さて、今日は「ÖBBの話題」です。日本では公共施設や商業施設でBGMを流すことが多いように感じますが、こちらでは基本的にBGMを流すことは希なような気がします。

これは「音に対する感受性の違い」が大きいような気がします。聞きたくもない音(音楽を含む)を強制的に聞かされたくない‥という考え方があるような気がします。

目の不自由な方向けに交通信号に併設された「音による案内」に、当初、批判が出たのも、その一つかも知れません。 

201905030004さて、先日、友人と会うため、移動の際、S BahnのHandelskai駅を利用しました。

Hauptbahnhofへ向かうため1番線のプラットホームで列車を待っていると、音楽が聞こえてきました。

こちらでは、時々、街中で、無許可で演奏している個人やグループを見かけることがあるので、今日も、このパターンかな‥と思ったのですが、どうも雰囲気が違います。

というのは音が流れてきたのが、上からなのです‥ふと見上げると、そこにはスピーカーが見えました。どうやら、このスピーカーから音楽が流れているようです。

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May 02, 2019

ミツバチが活動する都市ウィーン

201905020001_15月1日に日本で行われた「即位後朝見の儀」をはじめとする「令和」関連行事については、こちらのマスコミも紹介しています。

ところで、4月の当ブログですが、珍しいことがありました。通常、当ブログのページビューは、日平均600から700なのですが、4月12日は、一挙に2700にアップ。また、10日と15日にも1500ほどになりました。

201905010001当日の記事にアクセスが集中したような感じではなく、何らかのキーワード検索でヒットしたようです。ちなみに閲覧が多かった記事は「オーストリア航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記」でした。

さて、今日は「ミツバチが活動する都市ウィーンの話題」をお届けしましょう。ウィーンは自然が豊かな都市ですが、ミツバチの保護にも積極的に取り組んでいます。

ウィーン市の発表によるとウィーンで活動するミツバチは2億匹。活動の拠点となる蜂の巣は5000以上あるそうです。

これらのミツバチは、蜂蜜をとるためだけでなく、果物や野菜の受粉という重要な役目を担っています。

201905010004農業が盛んなウィーンらしいですね。そのため、ウィーン市ではミツバチの生息地確保をはじめ、無農薬栽培など、ミツバチを保護する活動を多角的に展開しています。

また、ウィーン環境保護局(MA 22)が委託した研究では、2015年に456の野生ミツバチ種がウィーンで発見されています。

 201905010005これは、オーストリアで発見されたているミツバチの約66%がウィーン固有のものだとか‥

ウィーン市では、民間の養蜂家と連携しながらミツバチの育成にも力を入れており、Feriは観たことがありませんが、ウィーン環境保護局の緑の屋根上には、ミツバチのコロニーがあるそうです。

この他、市内の気温もミツバチにとって重要な要素。そこで、ウィーン市ではエアコンに頼るのではなく、緑を増やすことで、温暖化の抑止を推進しています。

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May 01, 2019

速報 Baden2019/20シーズンプログラム

20190430_x201_00002日本では、元号が「平成」から「令和」になりましたが、こちらでは、ご存じのように5月1日は「労働者の祭典」メーデーでお休みです。オーストリアでは数少ないキリスト教と関係のない祝日。

市庁舎前広場が中央会場で、参加グループはRingをデモ行進(といっても実質的にはパレードですが)して、市庁舎前広場に入ります。

ブルグ劇場に隣接する広場では、今年もSPÖ主催のビアガルテンがお目見えすることでしょう。その後、お天気が良ければ家族でプラーターなどへ出かけて、過ごす人も多いという話です。

さて、日本では新しい天皇陛下が即位する5月1日、宮中で「剣璽等承継の儀」と「即位後朝見の儀」が行われるようですね。この模様はYouTube首相官邸チャンネルで配信されるというアナウンスがありました。

Fatinitza0002「令和」最初の話題は、冬劇場、夏劇場ともにオペレッタを中心に上演しているBadenの2019/20シーズンのプログラムをご紹介しましょう。
以前は、冬公演と夏公演は分けて発表されていましたが、最近では同時に発表されています。

Stadttheater(冬劇場)で上演される作品はオペレッタが5作品、ミュージカルが1作品です。

DIE ENTFÜHRUNG AUS DEM SERAIL(後宮からの誘拐)
2019年10月19日Premiere、2019年11月22日まで11公演。ご存じWolfgang Amadeus Mozart作曲のオペラ(Singspiel)ですが、今回、Badenではオペレッタという位置づけで上演されるようです。さて、どのような演出になるのか、興味津々です。

FATINITZA(ファティニッツァ)
2019年12月14日Premiere、2020年1月19日までに11公演。Franz von Suppéが1876年に作曲したオペレッタです。古典的なウィンナ・オペレッタですが、最近はあまり上演されません。ロシア・トルコ戦争中のお話でそうです。

Die_blaue_mazur0004DIE ROSE VON STAMBUL(スタンブールのバラ)
2020年1月25日Premiere。2020年3月21日までに11公演。Badenお得意のLeo Fallが、1916年に作曲したオペレッタ。20世紀初頭のトルコを舞台にしたお話です。Achmed Bey役でSebastian Reinthallerさんの名前が挙がっています。

DER KÖNIG UND ICH(王様と私)
2020年2月15日Premiere。2020年3月28日までに14公演。日本でもおなじみのブロードウェイミュージカルですね。

DREI WALZER(三つのワルツ)
2020年4月3日Premiere。4月4日の2公演。
2019/20シーズン春公演のラストを飾る作品です。Oscar Straus作曲のオペレッタですが、わずか2回の公演です。

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Grüss Gott! ようこそ

「オペレッタにはまっている男」ことFeriのブログ「オーストリアこぼれ話」へようこそ

このブログは、2004年秋から、ウィーンを中心にオーストリアに関連する話題を扱っています。オペレッタやオペラといった音楽の話題から、街角で見かけた(現地の方もあまり知らない)話題まで、幅広い内容を 写真入りで、原則として毎日、お届けしています。

当ブログの記事は、お陰様で5000件近くになりました。「過去の記事」をお探し場合、左下にある「Categories」で、ご興味のあるジャンルを選択すると、カテゴリー毎に記事を絞り込むことができます。どうぞご利用ください。また、会場や公演情報といった継続的にご利用いただける情報については、Austria-fan.comさんにお願いして、情報を掲載してもらっています。合わせてそちらもご覧いただけると幸いです。

なお、最近、SPAMコメントが増えているため、画像認証方式を採用しています。コメントをお寄せになる皆さまにはお手数をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。

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