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May 25, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その5)-アメリカ遠征雑感―

201905240015昨日で一旦、おしまいにしようと考えていましたが、オーストリアと比較すると、色々と興味深い体験が多かったため、最終回は「まとめ」を兼ねて、色々な話題をお届けすることにしました。

入国は大変、出国は?
実は、今回、最も驚いたのはイミグレーションです。もちろん写真は撮影できませんでしたが、国際線の航空機を降機すると、まず大量に設置された機械を使って入国書類を作成します。ここでは顔写真の撮影に加えて、指紋の登録、入国目的なども端末からインプットします。

Feriはダラス・フォートワース空港で米国に入国しましたが、大きな空港なので、その設備も巨大。設置されている機械の数に圧倒されました。

201905240023この機械で顔写真も入った書類をプリントしてから、係員のいるブースへ向かいます。

書類に不備がなければ、係員の審査は非常に簡単です。なお、イミグレーションの係員はスマートフォン持っており、入国者が英語を十分理解できない場合、スマートフォンの自動翻訳アプリで対応していました。

ダラス・フォートワース空港では、ここでも追加で指紋の登録が行われました。ただ、Feriの場合、なかなか指紋が認証されず、時間を要しましたが‥

201905240010やはり、海外からのテロリスト入国には非常に神経を使っていることがよくわかります。

そして、アメリカから出国する時に、これまたビックリ。

ヨーロッパでは、空港によって、先にセキュリティチェックを行うケース(例:ウィーン・シュヴェヒャート空港)と、先にイミグレーションを行うケース(例:フランクフルト・アム・マイン空港)がありますが、アメリカでは先に厳重なセキュリティチェックを受けました。

久しぶりに靴を脱ぐように指示されました。空港によってセキュリティの設備は異なるようですが、Feriはボディスキャナーでチェックを受けました。

201905240021この段階でパスポートと搭乗券を係員に提示しています。その後、制限エリアに入り、出発予定ゲートへ向かったのですが、何と途中にイミグレーションがありません。

つまり、国際線も国内線と同じフロアなのです。結局、そのまま米国を出発する航空機に搭乗することに‥

ヨーロッパの場合、「テロリストの輸出」にも神経質になっているような気がしますが、アメリカの場合、「自分の国が最優先」なのかもしれません。

そのため、Feriのパスポートには、今回、アメリカ出国のスタンプはありません。

降機マナー雑感
201905240020Feriも日本国内や海外で航空機を頻繁に利用しますが、気になるのは降機マナー。機内でもアナウンスがあるように、本来はボーディングブリッジなどが接続されている出口に近いお客さまから順番に降機するのが基本です。

しかし、日本の場合、搭乗機が停止し、ベルト着用のサインが消えると一斉にお客さまが立ち上がり、通路を塞いでしまう光景が日常茶飯事。

ヨーロッパでは国によって若干異なりますが、それでも早めに立ち上がる人が多いような気がします(これはFeriの経験だけなので、断定はできませんが‥)。

今回、アメリカ国内の移動は席が中央部より後ろ側でした。そのため、前方の様子がよく観察できました。

201905240022すると、基本的に後ろのお客さまは、自分の席よりも前のお客さまが移動を開始するまで、自席で待機しているではありませんか。

また、機内に入れている手荷物を降ろすため、若干移動するお客さまもいますが、そのお客さまが、荷物を下ろして、移動を開始するまで待機。

降機に係員のアシストが必要なお客さま以外は、前から順番に降機していました。早く下りようと立ち上がりそうになったFeriは、正直、恥ずかしかったですね。

単通路の機材なので、結果として、この方が全員の降機はスムーズに運び、時間も短いようです。

これはアメリカ人にとって当たり前のことなのかどうかは、少ない搭乗経験では判断できませんが、貴重な体験でした。

LiqueurShop 201905240019ご存じの方も多いようにアメリカは州によって法令が異なるため、色々と戸惑うこともあります。その一つはお酒の販売。

ワイオミング州では、一般のスーパーマーケットでは、ビールなども含めて、お酒を取り扱っていない店が多く、LiqueurShopへ行くように案内されました。

ちなみにタバコについては、一般のスーパーマーケットでも販売していました。

201905240017興味深いのはガソリンスタンドに併設されている店舗またはコンビニエンスストア。こちらでは、ビールなどのアルコール飲料を普通に販売しています。

左の写真はDenverのガソリンスタンド併設のコンビニエンスストアですが、氷を詰めた平台でビールを販売中でした。もちろん、通常リーチインの冷蔵庫でも販売しています。

ただ、ハードリカーはおいていないところもありましたね。もちろん、飲酒運転は厳しく取り締まっており、運転中でなくても、車内で飲酒をしているだけでも取り締まりの対象となるという話を耳にしました。

201905240018ガソリンスタンドでのアルコール類販売は、オーストリアでも行われているので、この点は共通と言えるかも知れません。

逆にLiqueurShopは専門店だけあって、地方の街でも、その品揃えは見事です。ヨーロッパで見かけるシュナップスなども大量においてある店もありました。写真のように日本のビールも販売していました。

大都市圏のLiqueurShopならば海外の酒類を取り扱っていても不思議ではありませんが、人口が少ない地方の街だけに、ちょっと驚きました。どの程度、需要があるのか、興味があるところです。

Interstate Highway
201905240014こちらのアウトバーンに該当する高速道路で、利用料金は無料です。

最高速度は州によって異なり、今回、Feriが滞在していたワイオミング州では時速80マイル(約128km/h)でした。大都市圏では片側6車線といった例もありますが、今回のような地方では片側2車線のところ多かったですね。

ただ、上下線の間に広い中央分離帯が存在するのが、不思議な光景。時々、この中央分離他を横断する接続道路みたいなものも見かけました。

201905240013面白いのは出口番号(EXIT)。数字で表記されているので、いわゆる「順番」かと思ったのですが、そうではなく、州境もしくは起点からのマイル数が出口番号となっているのです。

なお、番号は南もしくは西から順に付けられているそうです。都市圏に入ると同一マイル数の出口が複数ありますが、この場合、数字の後ろにアルファベットが付きます。

走っているのはトレーラー方式の大型トラックと乗用車。地方へ行くと、大型バスはほとんど見かけませんでした。ちなみに地方で見かけるバスは、ほとんどスクールバスでした。

201905240016 いわゆるバスを使った長距離可能旅行というのは少ないようです。この点、ヨーロッパでは、バスを使って他国へ行く団体旅行も沢山ありますが、これとは対照的です。

なお、乗用車に関しては、本当に日本ブランドのものが多かったですね。もちろん、最近では北米やメキシコなどで製造している日本車が多いですが‥

また、高速道路沿いにレストステーション(日本のサービスエリア)は、ほとんど見かけませんでした。これは無料なので、必要に応じて、一般道へ出れば良いという考え方のようです。

ただ、レストランやガソリンスタンドの有無がわかりにくいため、出口表示にレストランやガソリンスタンドの表示が併設されていました(ちゃんと屋号まで入っていました)。

アメリカの底力
201905240012アメリカは高い技術を誇る先進国ですが、鉄道技術については、かなり衰退しているというのが、一般的な認識だと思います。特に旅客列車が事実上なくなってしまった今日、新たに旅客列車事業に参入する場合、海外の企業と提携することが当たり前になっています。

今回、世界最大の蒸気機関車BigBoyの復活にあたって、Feriが一番危惧したのは、本当に動態復帰できるのか‥という点です。ユニオンパシフィック鉄道では、844という大型旅客用蒸気機関車を動態保存していますから、技術はある程度、保持していると思ってはいました。

しかし、公園で野ざらしで保存されていた機関車を動態復帰させるには、多くの部品を新しく作る必要が生じます。その部品を製造する工場は存在するのか。また、製造技術は保持されているのか‥心配の種は尽きません。

しかも、Cheyenneのワークショップに入場後、動態復帰に向けた詳細な情報が、同鉄道からなかなか公開されず、正直、ヤキモキしたものです。

しかし、今回、実際に動態復帰したBigBoyを間近に見て、「アメリカの底力」を垣間見た思いがします。

201905240011細かい不具合が出て、実際、予定のダイヤでは運転できませんでしたし、他の機関車の援助を受けての本線走行でした。が、それでも、その走りぶりは見事なものでした。これだけの大型蒸気機関車を本線走行できるレベルに復元する技術力には感服しました。

蒸気機関車の復元では、基礎的な工業技術が確立されていないと不可能な作業が沢山あると言われています。そういう意味では、アメリカを侮ってはいけませんね。

そして、ファンの期待に見事に堪えてくれたユニオンパシフィック鉄道のスタッフにも敬意を表したいと思います。

長々と、番外編「Feriの北米遠征記」をお届けしましたが、今回をもちまして、ひとまず終了。明日からは再び、本来の「オーストリアこぼれ話」に戻ります。

ただ、オーストリアと比較して、色々と興味深い経験をしたので、小ネタについては、改めてご紹介することがあるかもしれません。

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