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May 21, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その1)

201905200011Feriが北米遠征中、オーストリアでは自由党党首シュトラッヘ副首相の辞任にともない、クツル首相が解散総選挙に踏み切る意向を示しました。
選挙結果によっては、連立相手が変わる可能性もあり、今秋、オーストリアの政治は「オペレッタ国家」の様相を呈するかもしれません。

さて、今日から番外編として「北米遠征記」をお届けします。

 今回、Feriが訪れたワイオミング州(State of Wyoming)は、アメリカ合衆国西部の山岳地域にある州です。

面積は、全米50州の中で第10位と、さほど広くないのですが、人口は全米50州の中で最も少ないそうです。実際に訪問して、何もない大平原が続いている光景を目の当たりにして、これを実感しました。

話に聞いていた地平線まで続く貨物列車(通称1マイルトレイン)も、初めて目にすることができました。大草原には牧場も多く、オーストリアと同じく肉牛が放し飼いになっていました。

201905200017Feriの世代は、ワイオミング州という名前を聞いて思い出すのは、1960年代に日本でも放送された西部劇「ララミー牧場」。子供の頃に放映された作品なので、物語の内容は、良く覚えていませんが、テーマソングだけは、何故か耳に残っています。

ちょっと調べたところ、邦題は「ララミー牧場」となっていますが、原題は「LARAMIE」。そして牧場の名前はシャーマン牧場だったようです。

日本ではCowboyと言えばテキサスというイメージが強いですが、ワイオミング州もCowboyの本場。今回、そのLaramieやCheyenneなど、ドラマに登場した土地を訪問することになりました。

観光客の皆さまが、ワイオミング州で訪れるのはイエローストーン国立公園ですが、Feri一行は、一切見向きもせず同州南部のRock Springs、Rawlins、Laramie、Cheyenneなどを回ってきました。なぜ、こんなところへ行ったのか‥

実は、アメリカ最大の鉄道会社ユニオンパシフィック鉄道(Union Pacific Railroad)が、1869年5月10日に北米最初の大陸横断鉄道を完成させてから、今年で150周年になります。それを記念した行事がOgden(ユタ州) で開催されることになりました。

201905200014失礼ながら、行事そのものには、さほど関心はなかったのですが、この行事に世界最大の蒸気機関車4000型(通称BigBoy)が動態で参加するらしいという話が流れてきました。

BigBoyは静態では多数保存されていますが、その内、カリフォルニア州のRailGiants Museum in Pomonaで保存されていた4014号機をユニオンパシフィック鉄道が2013年に譲り受け、Cheyenneにある工場で動態に向けた復元工事を行っていたのです。

偶然ですが、2006年、Feriが渡米した際、当時、アメリカに住んでいた友人にRailGiants Museum in Pomonaへ案内してもらい、4014号機を見ることができました。自分が見た機関車が復活する‥これはちょっと見逃せません。

しかし、巨大で複雑な機構を持つ蒸気機関車故に動態復帰に向けた工事は困難を極めたようで、この間、詳細な情報は同社からも公開されていませんでした。

はたして大陸横断鉄道150周年記念行事に間に合うのか‥ファンの多くがヤキモキするなか、2019年の春、やっと同機が150周年記念行事に参加するため、CheyenneからOgdenまで運転されることと、その運行予定が発表されました。その特別運転の名称が「The Great Race to Ogden」。いかにもアメリカらしいネーミングです。

201905200012ちなみにBigBoyが、いかに巨大な機関車かは、ユニオンパシフィック鉄道が提供しているイラストをご覧ください。ちなみに総重量は600トン弱です。鉄道ファンにとってBigBoyが実際に走っている姿を見ることができるというのは、夢のような出来事。

仲間が急きょ、北米遠征を決めた報を受けて、Feriも迷ったのですが、12年ぶりの北米遠征を決意しました。

ところが肝心のBigBoyの動態復元が完了したという情報はなかなか出てきません。しかし、航空券やホテルの予約をとる必要があるため、不確定要素が多い中での渡米となったのです。

ただ、Feriは仕事の調整がつかず、BigBoyがOgdenでの行事を終えて、基地のあるCheyenneへ戻る帰路を撮影することになりました。

今回、心強かったのは、今は現役を引退していますが、北米生活25年の経験を持つ友人が事実上のコーディネーターを務めてくれたことです。

201905200013出発日が近づき、色々な情報が錯綜し、不安が募る中、5月上旬、Cheyenneから特別列車がOgdenに向けて出発しました。

その直後からYouTubeには素晴らしい映像が多数アップされ、とりあえず走るようになったことは確認できました。Cheyenne-Ogden間は、直線距離でも600キロ。線路は迂回しているため、実際にはもっと長い距離を走ることになります。

十分な試運転もせず、いきなり東京から岡山くらまで走るわけですから、途中でトラブルが発生するリスクもあります。そんな不安を抱えながらメンバーが合流するコロラド州Denverへ向かいました。

今回、特別列車が走る区間は貨物列車だけしか運転されていません。そのため、駅はあっても旅客用の施設はなく、その点も現地に行かないと駅構内への立ち入りが可能かどうかもわかりませんでした(立ち入り禁止の駅には、No Public Accessと案内されていましたが‥)。

20190520001912年ぶりのアメリカは入国審査も様変わりして、戸惑うことばかりでした。到着日は特別列車は途中駅で休憩中。そのため、まずはDenverの鉄道博物館を訪問しました。

201905200016ここでビックリしたのは、鉄道博物館の中に野ウサギが歩き回っていること(冒頭の写真)。

そして、宿泊した郊外のホテルには、何故か各部屋に電子レンジが備え付けられていました。今回、宿泊したホテルで部屋に電子レンジがなかったのは1箇所だけ。立派なベッドと電子レンジの組み合わせは、何とも不思議な光景でした。

今回、宿泊したのはコーディネーター役の友人が手配してくれたHilton系のMotelでしたので、ある程度、仕様が統一されているのかもしれません。

201905200015また、アメリカ人にとって、氷は必需品。ホテルにアイスディスペンサーがあるのは当たり前で、ガソリンスタンドでもドライブ中に飲料を冷やすために必要な氷を販売しています。お店で、最初に氷の入ったお水がでてくるのもアメリカらしいですね。

Rock Springs駅に隣接した公園には、犬の糞を処理するためのビニール袋を配布する設備が‥これはオーストリアでも、最近、よく見かける施設。「犬の糞」の後始末はいずこも同じ悩みのようです。

自由な国というイメージが強いアメリカですが、飲酒と喫煙は非常に厳しくなっており、今回、宿泊したホテルは、いずれも全館禁煙でした。

201905200018お酒の販売に関しては、州ごとに異なるそうですが、普通のスーパーマーケットでは販売しておらず、酒販専門店に行くように案内されたこともありました。

さらにレストランでも年齢確認が徹底しており、ビールをオーダーした際、従業員から身分証明書の提示を求められました。このあたり、法令はあるものの、事実上、ザルになっているオーストリアとは全く異なります。

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