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May 17, 2019

航空運賃雑感

201905160001今日は「日欧間の航空運賃雑感」です。

先日、ちょっと別件で原稿を書くため「Feriがオーストリアをはじめとするヨーロッパを訪問したときの記録」を探しました。

Feriが初めてヨーロッパを訪問したのは1979(昭和54)年。当時は、個人向けの割引航空運賃は存在しませんでしたので、観光では添乗員が引率する団体旅行が中心でした。いわゆる旅行会社が主催するパッケージツアーです。

また、これとは別に会社や組織が主催する団体旅行(視察旅行など)もありました。ただ、いずれも団体行動が要求されるため、個人的にやりたいことがある場合は不向き。

そんなニーズに対応するため、航空券と宿泊をセットにしたフリータイムのツアーが、航空会社系旅行会社から販売されるようになったのも、その頃です。

201905160002ちなみにFeriが1979年にヨーロッパへ行ったときは、「某教職員団体視察旅行」に往復だけ便乗させてもらうという「裏技」。もちろん大手旅行代理店が正式に発売していたチケットですが、一般には広く宣伝はされていません。

「海外旅行通」の中で、知られていたエアーオンリー(略称はエアオン)という種別です。

余談ですが、この時の利用航空会社はルフトハンザのアンカレッジ経由でした。ところが、他社のDC-10の事故で、同機が世界的に運行停止になってしまいました。そのため、出発直前に南回りに変更となりました。

その後、色々な旅行会社が、往復航空券だけを販売するようになりました。形の上ではパッケージツアーですが、実際には添乗員などは不在で、空港の指定集合場所でチケットを受け取り、後はご自由に‥というパターンです。

201905140003ただ、当時は、電子チケットなどが存在しなかった時代なので、全てIATA仕様のチケットを受け取っていました。今回も調べものをしていたら、懐かしのIATA航空券控えが出てきました。

さて、問題はお値段です。1979年の場合、6月下旬から7月上旬までの旅行で、航空運賃は265000円でした。この時は、フランクフルトで件の教員団体と別れて自由行動。そして、集合場所はパリの指定ホテルでした。

その後、1980年は301000円、1981年は285000円、1982年が323000円と推移していることがわかりました。

ちなみに、1981年当時、某大手旅行会社から提示されたプランは、エールフランス(パリ往復)が45日以内で285000円、日本航空(パリまたはロンドン往復)が11日~15日で295000円、KLM(パリ、ローマ、ミラノ、アムステルダム往復)が45日以内で275000円、SAS(パリ、ロンドン、フランクフルト往復)が3週間以内で285000円となっていました。

201905160005検討対象外でしたが、パキスタン航空利用のフランクフルト往復(もちろん、南回り)というのもありました。

出発日に関しても、実はデイリーではなく、曜日限定でした。これは通常の団体を優先させていたためかと思われます。

それが、規制緩和により航空会社が自社で格安航空券を販売する時代になり、状況が一変したのは、皆さまもご存じのとおりです。

当たり前ですが、ホールセラーと呼ばれる卸業者を経由して航空券を販売する場合、航空会社は手数料を支払う訳です。直接販売すれば、その手数料は不要。

201905140006しかも、今ではEチケットが一般化し、航空券を販売する窓口すら不要になったのですから、コストは劇的に下がります。

また、見逃せないのは、フルサービスの航空会社でも、きめ細かな運賃設定をするようになったことです。

つまり、予約状況に応じて、値段を巧みに調整することで、新しい需要を喚起しようという戦略。実際、出発日によって2万円以上の差が出ることは、ごく当たり前になりました。

反面、最近ではフルサービスの航空会社でも、安いチケットの場合、座席指定を有料化する動きも出ています。

201905160004昔だったら、初夏のヨーロッパなどは、値段が冬の倍位になるケースもあったのですが、今ではタイミングが合えば、税金や燃油サーチャージを入れても10万円強で往復できることも‥

ただし、マイレージは、ほとんど貯まりませんね。たまたま仕事で日本の国内線を利用する時は、変更が可能な運賃にしていますが、ヨーロッパ行きと同じくらいのマイルになることもあります。これには笑ってしまいました。

ある意味、頻繁に往復するには「良い時代」になったのかもしれません。今日は「懐かしい飛行機の写真」とともに、航空運賃についての雑感をお届けしました。

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Comments

紙券のエアチケ・・・ 懐かしいですね。
あの真っ赤なカーボン複写式!
経由地が多いと、とんでもないページ数になりましたよね?
(でも、それが『旅をしている』という実感を味あわせてくれましたが)
スタアラの世界一周チケで東回りで一周したときは15ページくらいあった記憶があります。

Posted by: 夕焼番長 | May 18, 2019 10:33

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