« 街路樹、養生中 | Main | 6月20日は「Sommernachtskonzert Schönbrunn 2019」ですが‥ »

June 17, 2019

Volksoper ballett「Peter Pan」

Peter-pan-00今日は久しぶりに「バレエの話題」です。

以前、師匠のはっぱさんに刺激されて、バレエを観るようになりましたが、1人ではバレエを観に行くことはほとんどありません。が、今回、ひょんなことから「Peter Pan」を観ることになりました。

実は5月上旬の発売日にはミュージカル「回転木馬」が予定されていたのですが、その後、「Peter Pan」が好評につき、追加になりました。追加と言っても、他の公演と差し替えです。

一応、鑑賞日の変更も承ります‥という話ですが、日本人の根占啓祐さんが主役を務めていることもあり、「Peter Pan」を観ることにしました。

当日の指揮はWolfram-Maria Märtigさん。振付はVesna Orlicさん。主な出演者は以下のとおりです。

Peter-pan-01-Peter Pan:Keisuke Nejimeさん

-Peter Pans Schatten:Robert Weithasさん

-Tinker Bell:Dominika:Kovacs-Galavicsさん

-Wendy:Marie-Sarah Drugowitschさん

-Captain Hook:László Benedekさん

-Mr. Smee:Patrik Hullmanさん

Peter-pan-02-Tigerlily:Olivia Poropatさん

-Tigerlilys Bruder: Dragos Musatさん

 また、バレエ作品ですが、ネバーランドのシーンでは、Kinderchor der Volksoper Wienの皆さんがご出演。子供さんを出演させると、お客さまが沢山集まる「禁断の裏技」。

なお、音楽はオリジナルではなく、Erich Wolfgang Korngold、Max Steiner、Franz Waxman、Miklós Rózsa、Bernard Herrmann、Leroy Anderson、Isaac Albéniz、Guido Mancusi、Sebastian Brugner-Luizといった方々の作品からチョイスされています。 

Peter-pan-03子供さん向けの作品なので、お子さまが多数、来場。まぁ、賑やかなこと。当然、ご同伴の親御さんなども来場されますから、観客動員は増えます。

しかし、考えてみれば、バレエは台詞がなく、身体表現だけでお話が進むわけですから、子供さんはもちろん、言葉がわからない外国人のお客さまでも楽しますね。

Peter-pan-04演出は映画風の仕上げになっており、冒頭、映画で見かけるタイトルロールで始まります。

もちろん、出演者の名前もしっかりとスクリーンに映し出されます。これは、エンドロールも同じでした。

ただ、複数の出演者がいる場合、その都度、映像を変えるのは大変なので、出演予定者が全員でていたのはご愛敬。まぁ、予算の関係もあるので致し方ないところでしょう。

この作品で面白いのは、Peter Panだけでなく、Peter Pans Schatten(影)が出てくること。両者の絡みもありますし、影が同時に活躍する場面もあります。

Peter-pan-05冒頭、DARLING夫妻が結婚、出産、子育てをする場面がスクリーンに投影されます。

物語はロンドンに住むDARLING夫妻の子供(3兄姉)のところへPeter PanとTinker Bellがやって来て、夫妻が、夜間、外出しているタイミングでネバーランドへ連れ出し、様々な冒険を経験するというもの。

Peter-pan-06テンポが良いので、観ていて飽きることはありません。

この手の子供向き作品では、ヒーロー・ヒロインの敵役が大人気を集めるのが常。毎年、クリスマスシーズンの上演されるオペラ「ヘンゼルとグレーテル」の魔女もヒール役として高い人気を誇りますね。

Peter-pan-07本作品では、Captain Hookと彼の部下Mr. Smeeがヒール役です。

とくにMr. Smeeは普通のバレエ作品では考えられない太った特殊メイクで見事な踊りを披露します。いわゆる道化役(オペレッタならブッフォ)なので、Captain Hook以上に人気がありました。

Peter-pan-08最近の作品ですから、ワイヤーモーションを入れたダイナミックな踊りも多く、作品の性格上、若いダンサーが沢山活躍するので、観ている子供さんも大満足といったところでしょう。

子供さん向けのバレエ作品としては悪ガキのイタズラを描いた「Max und Moritz」がありましたが、あの作品よりはファンタジーの色合いが強く、誰でも楽しめる作品に仕上がっていたと思います。

Peter-pan-10Feriは、ダンサーについては師匠のはっぱさんのように詳しくないので、個別の評価は差し控えますが、手の長いダンサーは踊っているときに見栄えがしますね。

また、根占啓祐さんが伸び伸びと踊っている場面は、同じ日本人として嬉しくなります。

Peter-pan-11余談ですが、バレエの場合、オペラと同じくオーケストラは演奏し続ける訳ですから、結構、負担がかかります。

ダンサーの方は、色々なメンバーが入れ替わりますから、何とかなりますが、オーケストラの皆さまは、さぞ、お疲れのことでしょう。

また、こういった作品を機会に子供さんが、バレエ公演をはじめとする観劇に興味を持ってくれれば、大成功と言えるでしょう。

来シーズンも継続上演されますので、皆さまも機会があったら、根占啓祐さんの見事な踊りをご覧になりませんか。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります 😃

Br_decobanner_201105_v_02

|

« 街路樹、養生中 | Main | 6月20日は「Sommernachtskonzert Schönbrunn 2019」ですが‥ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 街路樹、養生中 | Main | 6月20日は「Sommernachtskonzert Schönbrunn 2019」ですが‥ »