« 新刊紹介「古都のアラカルト ウィーンの街の物語(上)」 | Main | 街路樹、養生中 »

June 15, 2019

自律型E-Busの実用化試験が始まりました

201906140002Wiener Linienが中心となって開発と実用化を進めている自律型E-Bus(自動運転電気バス)の実用化試験が、6月6日からSeestadtで始まりました。

現車の完成後、2018年4月からWiener Linienが中心となり、オーストリア工科大学(AIT)、KuratoriumfürVerkehrssicherheit(KFV)、TÜVAustria、Siemens Mobility、Navyaなどの協力を得て、Leopoldauにあるバス車庫で様々なテストを行ってきましたが、いよいよ実際に乗客を乗せた実用化試験という第2段階に入ったものです。

実用化試験初日にはMichael Ludwigウィーン市長をはじめとする関係者が出席し、実用化試験のスタートを祝いました。

201906140001このブログでも以前お伝えしたように、今回、自律型E-Busの実用化試験が行われるのは、U2のSeestadt駅を起点とする路線で、10の停留所が設けられます。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、U2のSeestadt駅から住民が住む街まで約2キロ、離れています。この間のアクセスを担当する訳です。

自律型E-Busの定員は11名ですが、安全確保と法律的な要件をクリアするため、オペレーター(保安要員)が同乗します。そのため、実際に乗れる人数は10名です。

201906140005さらに安全上の理由から、立ち席乗車は認められません。また、ベビーカーを使用するお客さまが乗車する場合、席が減少することになります。

テスト中に障害が発生した場合、代替交通機関は提供されません。そのため、乗車料金は無料になっています。

興味深いのは、自律型E-Busは、いわゆる時刻表は存在しません。

201906140004指定のルートを午前と午後、定期的に巡回しています。ただし、専用のWebサイトや停留所にある案内装置で、現在、どの場所にいるかがわかるようになっています。

なお、あくまでも試験なので、実際に訪問しても、運転されていない日があるかもしれません。何しろ車両は2台しか存在しませんし、各種のシステム上の問題が出てくる可能性もありますので‥

最終的に無人運転を目指している自律型E-Busは、前方に歩行者や障害物を発券した場合、停車や回避といった動作を自動的に行います。

201906140003しかし、実用化試験の前に、特別な計測車両を使い運行予定コースの詳細なチェックが行われ、自律型E-Busのセンサーに感知できない障害物が存在しないかを確認しています。

Seestadtは新しい街で、道路も整備されている上、いわゆる住民以外の自動車が街中を走るケースが少ないのが特徴。そういった意味では実用化試験には最適のエリアかもしれません。

今回はWiener Linien提供の公式写真で実用化試験開始の模様をお伝えしました。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります 😃

Br_decobanner_201105_b_3

|

« 新刊紹介「古都のアラカルト ウィーンの街の物語(上)」 | Main | 街路樹、養生中 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 新刊紹介「古都のアラカルト ウィーンの街の物語(上)」 | Main | 街路樹、養生中 »