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June 16, 2019

街路樹、養生中

201906150001連日、ウィーンは「猛暑」が続いています。そのため、休日の市営プールは大賑わい。さて、今日は暑くてももの言わない「街路樹の話題」をお届けしましょう。

皆さまもご存じのようにウィーンは緑の多い街ですが、街路樹も計画的に植栽されています。街路樹が育ちやすいように比較的、スペースも確保されており、張った根によって歩道が変形しているところは少ないようです。

また、木の植え替えも定期的に行われているようです。当然、「若い木」が植えられている場所も見かけます。

201906150002先日、Ottakring駅付近を歩いている時、若い木を養生している場面を見ました。

写真のように根の部分に養生シートがかかっていました。シートだけがかかっていると、ゴミと間違えられる可能性があるためか、Treegatorと書かれたプレートが取り付けられていました。

気になったので、記事をまとめる前にちょっと調べて見たのですが、これは「自動散水システム」のようです。

恐らく若木の場合、根が十分に張っていないため、気温が上がると十分な水を自力で補給できないため、こういった装置を使って水を供給しているのでしょう。

201906150004この装置を製造・販売しているメーカーの説明では、午前中にTreegator(商品名。登録商標)のバッグを水で一杯にするだけで、一日の終わりまでに、効率的に木に水を補給することができるそうです(12時間以内に水やりが実現)。

若い樹木の場合、このバッグに週1回、水を補給することで、効果的な水やりができるそうです。

つまり「係員が長時間、現場で作業をしなくてもすむ」「効率的な水やりができる」というのがセールスポイントのようです。

確かに、この方式では、セットアップが完了すれば、別の現場へ移動できるので、効率的です。

201906150003興味深いのは、全てが若い木という訳ではなく、比較的しっかりしている太い木も植えられており、この木に対してTreegatorは取り付けられませんでした(冒頭の写真ですが、手前から3本目には取り付けられていません)。

ウィーンでは、専用の散水車を使って水をやるケースも多いですが、草花と異なり、木の場合、通常の散水では高い効果が期待できないため、時間をかけて水やりができるシステムが採用されているのでしょう。

なお、この装置ですが、プレートを拡大したら星条旗が描かれており、アメリカ・ノースカロライナ州にあるSpectrum Products Inc.という会社が、製造・販売しています。

日本では、街路樹の手入れというと、道路上に枝や葉が落下することを防ぐために必要な「枝の剪定作業」は比較的よく行われているようですが、こういった街路樹の生育を前提とした養生作業も行われているのでしょうかね。

ウィーンの場合、公演の草花も当局が丹念に整備しており、こういった活動が美しい街並みの維持につながっているのでしょう。

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