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June 13, 2019

Feriの独断と偏見による「夏のオペレッタ2019」

2019061200006月は通常の劇場は2018/19シーズンの最終月。そして、7月からは、各地で音楽フェスティバルが始まります。という訳で、「夏のオペレッタ情報2019」をお届けしましょう。

-Seefestspiele Mörbisch
やはり「夏のオペレッタ」と言えば「Seefestspiele Mörbisch」です。60年の伝統を誇る舞台ですが、Serafinさんが引退してから、正直、魅力が半減。内部もゴタゴタ続きのようで、ちょっと心配でしたが、2018年からは「王道」に戻りつつある感じもします。

2019年はご存じのようにレハールの「DAS LAND DES LÄCHELNS」(微笑みの国)。Premiere は7月11日で、8月24日が千秋楽です。

タイトルロールのPrinz Sou CongはRobin Yujoong KimさんとWon Whi Choiさんという東洋系の方が起用されます。LisaはElissa HubeさんとSophia Brommerさんのダブルキャスト。

MiはDa-Yung ChoさんとKaterina von Bennigse ́nさん。Graf Gustav von PottensteinはMartin F. LechleitnerさんとMaximilian Mayerさん。Graf Ferdinand LichtenfelsはBenno Schollumさん、ObereunuchにはHarold Serafinさんが起用されます。

今回は東洋系の歌手を比較的多く起用しているのが特徴でしょうか。ダブルキャストは、どちらが出演するかは、当日にならないと決まらないことも多いので、後は運任せ。

とにかくHarold Serafinさんを引っ張り出してきたので、注目を集めることは間違いありません。

201906120001Bühne Baden
最近は夏冬を一括してプロモーションするようになったBühne Baden。2018/19シーズンのラストを飾るSommerarena公演はCarl Zellerの代表作「Der Vogelhändler」(小鳥売り、6月22日Premiere)とFranz Lehárの「ZIGEUNERLIEBE」(ジプシーの恋、7月13日Premiere)の2作品が上演されます。

Sommerarena公演の場合、1作品は珍しいものがかかるケースが多いのですが、今回は「ZIGEUNERLIEBE」が珍しい作品ですね。

「Der Vogelhändler」では、AdamにClemens Kerschbaumerさん、ChristelにPostbotin Ilia Stapleさん、Kurfürstin MarieにRegina Rielさん、Baronin Adelaide, Hofdame der KurfürstinにVerena Scheitzさん、Graf Stanislausに Matjaž Stopinšek さん、Baron Wepsに Sébastien Soulèさん、Schneck, Dorfschulze にranz Födingerさん、Professor Würmchen にArtur Ortensさんが起用されます。

201906120002一方、「ZIGEUNERLIEBE」ではJószi, der Spielmann, ein ZigeunerにVincent Schirrmacherさん、Moschu, Kammerdiener DragotinsにNiklas-Sven Kerckさん、Zorika, Dragotins TochterにCornelia Horakさん、Jolán, Dragotins NichteにElisabeth Schwarzさん、Ilona von Köröshaza, Gutsbesitzerin にMiriam Portmannさんが起用されます。

Sommerarenaは舞台が狭い上に、構造上、場面転換が限られているので、両作品とも思い切った演出にしてくるような気がします。

Schlossfestspele LANGENLOIS
ワインの産地として有名なLANGENLOISも「夏のオペレッタ」の定番スポットです。比較的小規模な会場ですが、会場規模に合わせた演出が光ります。

2019年の演目はEmmerich Kálmánsの代表作「DIE CSÁRDÁSFÜRSTIN」(チャールダーシュの女王)。

201906120003 以前はVolksoperのメンバーが出ていることも多かったのですが、最近は異なるようです。

今回は、Leopold MariaにJohannes Terneさん、AnhilteにElke Hartmannさん、EdwinにFranz Gürtelschmiedさん、AnastasiaにEthel Merhautさん、EugenにStefan WunderさんBoniにErwin Belakowitschさん、Ferenc Ritter KerekesにSteven Schescharegさん、SylvaにNetta Orさんが起用されます。講演回数が少ないため、シングルキャストでの対応です。

7月25日がPremiereで、8月10日まで、9公演、上演されます。ワインの産地なので、なかなか良い場所なのですが、公演期間が短いのが「玉に瑕」でしょうか。

201906120005Lehár Festivals Bad Ischl
「夏のオペレッタ」では、珍しい屋内劇場での公演です。その分、天候には左右されないのが最大の強み。また、Badenと同じく複数の作品が上演されるのが特徴です。

2019年はオペレッタは、Ralph Benatzkyの傑作「Im Weißen Rössl」(白馬亭にて、7月13日Premiere)とJacques Offenbachの作品「Pariser Leben」(パリの生活、7月21日Premiere)が上演されます。「Im Weißen Rössl」は、2011年にも上演されています。

「Im Weißen Rössl」ではJosephaにSusanna Hirschlerさん、LeopoldにはRoman Maritinさん、SigsmundにはRamesh Nairさん、KathiにはHelga Papouschekさん、Der KaisrはKurt Schreibmayerさん、Dr.Otto SiedlerにRicardo Frenzel Baudischさん、PiccoloにはKaj Luckeさん、Ottilie にはFranziska Krötenheedtさん、Dr.HinzelmannにはGerd Vogelさんが起用されます。

なお、7月28日には「Im Weißen Rössl für Kinder」というプログラムが組まれています。

201906120004「Pariser Leben」では、Baronin Chritine von GondemarkにAlexandra Reinprechtさん、 Baron von GondremarkにはGerd Vogelさん、Raoul de GardefeuにDaiel JenzさんJean FrickにMatthiau Stömer-Wölbitschさん,GabrielleにVerna Brth-Jurcaさん、MetellaにChristiane Marie Riedelさんが起用される予定です。

Volksoper版では、近代的なパリを舞台にした作品になり、Feriはガッカリモードでしたが、こちらでは、どのような時代設定、演出になるか興味のあるところです。

この他、2019年は8月11日から17日かけて「Operetten-Meisterklasse」が開催されます。こちらは一般的な公演ではなく、オペレッタ歌手の養成を目指したプログラムです。

Musikfestival Steyr
多才なプログラムが組まれる「Musikfestival Steyr」ですが、今年もオペレッタはなし‥ミュージカル「CABARET」が上演されます。という訳で、詳細は省略。

201906120006-OperettenSommer Kufstein

その昔、Feriが入れ込んでいたチロルの小さな街、Kufsteinでも最近はオペレッタが上演されるようになりました。2019年の演目はJohann Straußの作品「Die Fledermaus」です。8月2日がPremiereで、8月17日まで、9公演が上演されます。

今回は、EisensteinにSebastian Reinthallerさん、RosalindeにViktorija Kaminskaiteさん、FrankにJosef Forstnerさん、Prinz OrlovskyにMartin Rassauさん、AlfredにMehrzad Montazeriさん、Dr. FalkeにMichael Havlicekさん、Dr. BlindにErnst Dieter Suttheimerさん、AdeleにRinnat Moriahさん、FroschにVolker Heißmannさんが起用されることになっています。Volksoperでおなじみの方のお名前も‥なお、コーラスはVolksopernchor、バレエもVolksoperが、それぞれ担当します。

Kufsteinの名物である要塞(Festung Kufstein)に隣接した特設劇場で上演されるようなので、一度は、訪問してみたいのですが、やはり上演期間が短いのが痛いところです。

なお、オーストリア国内ではありませんが、7月30日から8月3日にかけてVolksoperがフィンランドSavonlinna(ヘルシンキの北東330km)で開催されるSavonlinna Festivalでオペレッタ公演を実施します。作品は「Fledermaus」だそうです。出張公演なので、結構、良いキャスチングという噂も耳に入っています。

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