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July 2019

July 31, 2019

ウィーン国際空港駅にて 空港-市内の移動雑感

201907310012今夏は、ANAの羽田-ウィーン線が就航したこともあり、夏休みにウィーンを訪れる方も多いと思います。7月最後の話題は「ウィーン国際空港と市内間の移動」にまつわる話題です。

先日、比較的ゆとりを持ってチェックインができるCAT-Terminal Wien MitteでのCity Check-Inの利用をお勧めするコメントを頂きました。この話題に関して、ちょっと思い出したことがあったので、それも含めて記事にまとめてみました。

なお、CAT(City Airport Train)は2018年12月に運行開始15年を迎えましたが、その時、CATの変遷と現状を当ブログでもご紹介しました。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

201907310009ウィーン国際空港(Flughafen Wien)から市内(または、その逆)の移動ですが、Feriは、今でこそÖBB(S BahnまたはRailJet)利用が中心になりましたが、以前は定宿の近くにバス停があったため、Vienna Airport Lines(PostBus)を利用していました。

停留所から乗ってしまえば目的地から一直線。所要時間も20分ほどで、乗り換えの手間もありませんから便利です。

現在の運賃は片道8Euroだったと思います。今でもVienna Airport Linesを愛用している方も多いと思います。

201907310010以前、ウィーンに親を連れて行った時は、到着が深夜になった関係で、負担を軽減するためタクシーを使ったこともありました。

当時も定額制タクシーもあったようですが、RedCabが本格的にサービスをはじめるまでは、一般のタクシーを使っていました。

正直、タクシーは割高ですが、二人になると実質的には料金は半額ですし、何よりホテルの玄関前まで運んでくれますから、荷物移動の手間もかかりません。

201907310011ヨーロッパ内乗り継ぎで、疲れている時などは、正直、タクシーを使いたくなったものです。

リーズナブルなお値段のRedCabがサービスを開始してからは、日本からウィーンに戻った時だけは、RedCabを使ったこともよくあります。

201907310004RedCabの面白いところは、利用するまで車種が不明な点。実際、人数が少ないためセダンタイプでオーダーを出しておいても、相手の都合でミニバンが来ることも‥もちろん、相手の都合なので、お値段は一緒です。

ただ、その後、運賃が上がってしまい、お得感が薄れてしまったのが、残念です。

201907310007さて、2003年にCity Airport Train(CAT)が開業。鉄道ファンのFeriも、何回かCATを利用しました。当時からウィーン国際空港にはS Bahn(S7)も乗り入れていましたが、利便性が悪く、地元の方以外が鉄道を利用する場合、CAT一択でした。

ただ、都心側のターミナルがWien Mitteなので、徒歩で行けるエリアにホテルを確保している場合は別ですが、どうしても乗り換えが伴います。

201907310001今ではMitteのターミナル改築に合わせて、CATのチェックインカウンターも良い場所に移動しましたが、開設当初は、ちょっと不便な場所でしたね。

最近は空港内の制限エリア内にチケット販売機を設置するなど、猛攻勢をかけているのは、皆さまもご存じのとおり。それは、ÖBBの列車が充実したためです。

Feriが17区のアパートに住んでいた頃は、S45とS7を乗り継ぐパターンが多くなりました。その後、5区に引っ越してからは、路線バス13Aの停留所が近くにあった関係で、Hauptbahnhof経由になりました。

Flughafen Wien-Hauptbahnhof間は、利用当初はドイツ直通のICEでした。ただ、長距離列車の乗り入れ当初は、運転間隔が非常に長く、利用しづらく、市内への移動には最適とは言えませんでした。

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July 30, 2019

変わったお店シリーズ158「El Hac」

201907300001今日は「変わったお店シリーズ」をお届けしましょう。暑い時期になると、洋の東西を問わず人気を集めるのが冷たいドリンクを提供するお店。

日本ではジューススタンドは、以前よりも見かけることがすくなくなったような気がしますが、逆に専門特化したお店は健在だと思います。

今日、ご紹介するのはSchottentorの地下にある「El Hac Juices & Bowls」というお店です。通年営業していますが、暑い時期に訪問したので、店頭には「The coolest way to eat FRUIT」というPOPが掲げられていました。

基本的には絞りたてのジュースを提供するジュースバーですが、サンドイッチやサラダなどの軽食やフローズンヨールグルとなども販売しています。

201907300005このお店ですが、2017年頃にオープンしたようですが、これだけだったら、ごく普通の「オシャレな飲食店」です。

なぜ、「変わったお店シリーズ」に入れたかというと、実は、このお店を立ち上げたのがタトゥーアーティストEl Hac。

日本では、色々と物議を醸し出すことがあるタトゥーですが、「文化の違い」もあり、こちらでは市民権を得ています。別に怪しい人物特定のものではありません。ただ、日本人のFeriには、どうも馴染めませんが‥

201907300004さて、話を元に戻すと、タトゥーアーティストEl Hacは、環境変化で絶滅の危機に瀕している蜂に非常に強い関心があるようで、蜂をテーマとした作品を多数、発表しています。

また、蜂蜜やウォッカが入ったドリンクなども創作し、提供しています。蜂のデザインはタトゥー以外にも及んでおり、蜂をモチーフにした独特のデザインのTシャツやスマートフォンケースなどが販売されています。

Feriは利用したことはありませんが、同店で提供されているカップにも、同じコンセプトのデザインが採用されているようです。

商品のお値段ですが、この時期に飲みたくなるSäfteは4.2Euro(0.4リットル)、Smoothiesは5.2Euro(0.4リットル)、Froyoは3.2Euroとなっています。全般的にお値段は高めに設定されているような気がしますが、自然素材をふんだんに使っているので、妥当な金額でしょう。

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July 29, 2019

地下鉄駅の化粧室も有料化

201907290001今日は「ウィーン地下鉄駅の化粧室の話題」をお届けしましょう。

現在、ÖBBの主要駅では化粧室(トイレ)の有料化を進めています。有料化は、清潔できれいな状態を維持し、利用者の利便性を高めるためです。そんな流れの中、Wiener Linienも化粧室の有料化に乗り出しました。

6月中旬、Stephansplatz駅の化粧室が有料仕様に向けて改修工事が始まっのに続き、7月29日からPraterstern駅もリニューアル工事が始まりました。Wiener Linienでは、工事期間中は、近隣の公衆トイレ利用を推奨しています。

201907290003今回の有料化に当たっては、外部委託方式が採用され、ドイツに本社を置く有料化粧室運営会社SANIFAIR GmbHが受託しました。このブログでも以前、ご紹介したことがありますが、ÖBBのHauptbahnhof Wienの有料化粧室も同社が運営しています。

そのため、仕様ははHauptbahnhofのものに近いようで、入り口には自動改札が備えられます。有料と言っても、実際にはデポジットで、料金支払時に機械から出てくるレシートで買い物や飲食ができます。

Wiener Linienが公表している完成予想イラストを見ると、多目的トイレについては、自動改札の外側に設けられるようです。これは車いすなどの利用を考慮してのことでしょう。

実際、FeriもHauptbahnhofで利用したことがありますが、やはり常にきれいな状態に保たれている上に、必要な備品類が切れているということもありませんでした。

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July 28, 2019

ウィーンで猛暑を楽しもう

201907280011パリでは気温が40度を超えたというニュースが入ってきましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。パリほどではありませんが、暑い日が続くウィーン。「まじめな暑さ対策」だけでなく、「夏を楽しむイベント」も開催されます。

さすがに遊ぶことにかけても気合いの入っているオーストリア人です。今日は、その話題をご紹介しましょう。

8月2日と3日、Wiener Linienが、夏のキャンペーン「Hetz in da Hitz」の一環としてKarlsplatzで「水をテーマとしたアトラクション」を開設します。

201907280010猛暑対策と同時に、ウィーン市内でバカンス気分を味わおうという企画。もちろん入場無料です。

会場にはWasserbomben-Mikado(どんなアトラクションかはわかりませんが、前年のビデオがありました‥それが左の写真です)、 Surf-Rodeo、Chillout Areaなどが開設されます。

Chillout Areaはサンラウンジですが、ビーチパラソルに加えて、スプレーアーチから水が放出されるようです。

201907280013太っ腹なWiener Linienは、会場で日焼け止めクリームやビーチサンダル、粘着式タトゥーなどを無料で提供します。

ビーチサンダルはWiener Linienのロゴ入り。このイベントは両日とも14時から22時まで行われます。夜はお酒も入って、大いに盛り上がることでしょう。

一方、Wiener Wasserでは従来の猛暑対策に加えて、先週末、KarlsplatzにMega-Wasservorhangを設置しました(スミマセン、現地に行って取材で来ませんでした‥)。

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July 27, 2019

公共交通機関の利用者が増加中

201907270015今日は「ウィーン市内の交通にまつわる話題」をお届けしましょう。

先日、ウィーン市から市内交通の利用状況に関するデーターが公表されました。ウィーンでは、環境保護の一環として公共交通機関の利用を推進しています。

グラフをご覧になるとわかるように、自家用車の使用が横ばいであるのに対し、公共交通機関の利用は「うなぎ登り」。2015年には利用者数が逆転しました。

まぁ、日本の大都市では、移動人数が圧倒的に多いため、鉄道を中心とする公共交通機関利用者が多数を占めると思うのですが、自動車利用が多いヨーロッパでは、これは珍しいケースと言えるかもしれません。

201907270014この要因は、路面電車の軌道敷き内自動車通行禁止をはじめ、あえて自動車での市内移動を不便にすることで、公共交通機関への移行を促進する施策が功を奏したのかもしれません。日本では、自動車産業が基幹産業ですから、自動車利用を積極的に規制する施策は打ち出しにくいと思います。

もちろん、自動車利用を不便にするだけでは、住民の不満が募ってしまいます。そこで、ウィーン市がWiener Linienと協同で打ち出したのがリーズナブルな年間パスの発行です。

ご存じのように、ウィーンの公共交通機関運賃はゾーン制になっている関係で、短距離は割高です。現在、事前購入の1回券は2.4Euro(現在のレートで300円弱)です。1日券は5.8Euro、ウィークリーパス(Wochenkarte)は17.1Euro、マンスリーパス(Monatskarte)は51.0Euroと、ちょっと高めです。

201907270013しかし、これが年間パス(Jahreskarte)になると365Euro。つまり1日当たり1Euroと大幅に安くなります(記名式ですが全線乗り放題)。

ウィーン市とWiener Linienでは、年間パスの利用者を増やすため、あえて利用期間の短いチケットの値段を上げているフシがあります。実際、マンスリーパス7ヵ月分で、年間パスが買えるのですから、年間パス利用者が増えるのもわかる気がします。

実際、365Euroの年間パスが発売されてから、グラフのように利用者が急増しており、2018年には80万枚を突破、822000枚が発行されました。人口が200万人を下回っているウィーンとしては、画期的な発行枚数だと思います。

201907270010ウィーン市の当局者は、「再びウィーンは、都市と環境にやさしい交通政策が、どのように機能するかを示しました。 価格が妥当であれば、自動車からの切替は不可能(モーダルシフト)ではないことを証明しています。」と述べています。

近年の旅客数の増加は、公共交通システムの積極的な発展を示しています。具体的には過去1年間で9億6590万人、そして毎日260万人がウィーンの公共交通システムを利用しています。

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July 26, 2019

番外編 Tokyo2020に思う

201907260012今日は、オーストリアやウィーンの話題ではなく、「Tokyo2020に関するFeriのつぶやき」をお届けしましょう。

日本では来年7月24日からオリンピックが始まるため、1年前ということで、色々なイベントが花盛りだと想います。マスコミもオリンピック/パラリンピック賛礼報道一本。

一方で、開幕まで1年になって、やっと様々な対策の実証実験がスタートするなど、正直、計画性の高い日本とは思えない対応も気になります。

誘致活動中は「コンパクトな大会、従来の施設を活用して費用がかからない大会、選手や観客の移動が少なくて楽な大会」といったようなふれ込みでしたが、いざ、フタを空けてみると巨大な新国立競技場建設から始まって、隣接県で各種競技が行われるなど、当初のコンセプトとは、随分違ってきているような気がします。

そして、一番問題は日本人でも辟易する「酷暑時のオリンピック」。1964年当時は、あえて酷暑を避けて10月に開催したのに、それ以上に気温が上がっている今日、選手がハイパフォーマンスを出すことは難しいような気がします。そして、屋外競技に関しては、観客やボランティアの熱中症も危惧されます。

この時期になった理由は、北米で人気のスポーツが実施されていないため、高い放送権料が獲得できるからという話を耳にしました。選手は二の次、商売最優先という訳です。

2019072600111964年当時とは異なり、今はドーピング検査をはじめとする専門的なスキルをもったスタッフが大量に必要だそうですが、何と、それをボランティアで賄おうというのですから、正直、唖然。実際、全国の薬剤師会経由で動員がかかっているようですが、なかなか集まらないというウワサも‥

それ以外の一般ボランティアについても、その待遇に疑問が出ているそうです。そう言えば、オリンピックで巨額が利益を得るであろうスポンサー企業は、社員をボランティアとして派遣するのでしょうかね。その話は耳に入ってきません。

ところで、Feriは、前回、1964年に東京オリンピックが開催されたときは、都内渋谷区に住んでいました。そのため開会式のブルーインパルスのデモンストレーション飛行が自宅庭から見えたほか、学校行事でマラソンの応援にも行った記憶があります。今回、掲載した3枚目の写真の中に自分の実家がありました(今は、再開発で影も形もありませんが‥)。

201907260013代々木選手村が建設された在日米軍施設ワシントンハイツも、小学校のすぐ近くでした。

Feriは、小学生低学年だったので、世の中の動きはまったく覚えていませんが、東京オリンピックの開催期間中、千駄ヶ谷や代々木などのメイン会場の周辺はもちろん、その他の広範囲にわたって大規模な交通規制が行われたようです。

ただ、当時は、今のようなオリンピックの商業化が進む前だったため、競技場の収容人数も少なく、かつ外国から観戦にくるお客さまも少なかったでしょうから、混乱は少なかったのかも知れません。

今から考えるとシンプルな大会だったので、大量のボランティアも必要なかったのでしょう。

そう言えば、当ブログで取り上げているピクトグラムですが、案内や誘導、競技種目表示でピクトグラムが採用されたのは、東京オリンピックが最初。外国語によるコミュニケーションをとることができる人が少ない日本人と外国人の間を取り持つために開発されたそうです。これは大きな功績と言えるでしょう。

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July 25, 2019

ウィーンの猛暑対策

201907250002今日は「ウィーンの猛暑対策」をご紹介しましょう。

日本では7月は、梅雨の影響で日照時間が少なく野菜の生育などに大きな影響が出ているという話ですが、こちらは再び猛暑が戻ってきました。そう言えば、あと1年ほどで、オリンピックですが、さて、来年、東京はどんな天気になるのでしょうか。

さて、ウィーン市内を歩いていると、昔に比べてエアコンを設置しているところが増えてきていますが、高温多湿の日本ほどは普及していないようです。鍵は気温と同時に「湿度」だと思います。

ウィーン市の発表によると2018年の夏、気温が20度以下に下がらなかった夜が41日ありました。30度ではありません。こちらでは20度以上で熱帯夜‥ ウィーン市では、この結果をヒートアイランド現象の影響が大きいと分析しています。

そこで、ウィーン市では、長期的なヒートアイランド現象を低減させる政策を推進しています。同時に、現実の猛暑に対応するための対症療法も推進中。

前回お伝えしたように猛暑対策(熱中症対策)の一環として、街中に臨時の給水スポット(Mobilen Trink-Brunnen)を設置していますが、今回、新しいシステムの導入が発表されました。

201907250007それが「消火栓を使ったミストスポット(Hydranten-Sprühnebeldusche)」の設置です。仮設の給水スポットにも、散水装置も内蔵されていましたが、今回のミストの散布が名メインです。装置の高さは高さは3メートルで、34箇所のノズルからミストが放出されます。

この装置はWiener Wasser(MA 31)の専門家が開発したもので、ミストの放出だけでなく、水も飲めるようになっています。先日ご紹介した給水スポットの簡易版といった赴きです。現在、運用テスト中で、8月から本格的に市内各所に設置される予定。

ウィーン市では本格的な運用開始を前に、このHydranten-Sprühnebelduscheのニックネームを募集中。

 候補は、以下の4種類ですが、現在、最も人気があるのが「Sommerspritzer」です。
-Sommerspritzer(54%)
-Regenbogenmaschine(29%)
-Wienbrise(13%)
-Wienchill (4%)
ウィーンの皆さんは、情緒的な愛称より、実用的な名前がお好みのようです。

ウィーン市では、これ以外にも、様々な猛暑対策を実施しています。広場に設置したホースから広範囲に水を撒くシステムです。こちらもWiener Wasserが設置しており、タイマーもセットされており、30度以上の日に運用されます。

201907250001このシステムは、Praterstern、Schwarzenbergplatz、Karlsplatzなどに設置されていますが、ミストスポットと異なり、ホースから噴出される水の量が多いようなので、うっかり近づくと濡れそうです。ミストスポットと合わせて、市内50箇所に設置されています。

この他、日本では夏になると「水不足対策の一環」として噴水を停止するところが多いですが、ウィーンでは公園の噴水も重要なヒートアイランド対策と位置づけており、真夏も通常どおり運用しています。

201907250004ウィーンは海に面していませんが、ドナウ川などがあるため、水辺のレジャーも可能です。ウィーン市には6つ、水遊びができる場所(Wasserspielplätze)があります。

人気が高いのはWasserspielplatz Donauinsel、Wasserspielplatz Wasserturm(Wasserturm Favoriten)です。後者は、元浄水場を整備したもので、子供さんも安心して楽しめる場所になっています。ウィーン市では、「水のレジャー」を推奨するため、入場無料にしている場所もあります。太っ腹ですねぇ。

愛犬に優しい街ウィーンらしく愛犬の猛暑対策にも取り組んでいます。

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July 24, 2019

利用してみましたが‥

201907240004今日は、2019年5月、このブログでご紹介した「森の中の小さなレストラン 続編」です。

43系統の終点、Neuwaldeggにほど近い路地に面したレストラン「Wilhelm Busch」。今回の営業再開前、Feriは何回か利用したことがありますが、気持ちの良い時を過ごすことができました。

新装開店となり、どんな雰囲気になったのかが気になっていたので、先日、散歩の途中で利用しました。この日は週末で天気も良かったため、利用するお客さまも多く、残念ながらシャニガルテンで木陰の席は満席。誰でも考えることは一緒です。

まぁ、天気が良いのは結構なこと。多少日差しはきつかったですが、シャニガルテンを利用したのは、言うまでもありません。

201907240001週末の午後でしたので、散歩の途中に遅めの昼食をとるお客さまが多かったですね。そのため、女性従業員が一人でてんてこ舞い‥といった雰囲気でした。

という訳で、メニューをおいたら、さっさと他のお客さまのところへ言ってしまいました。この時点で、嫌な予感が‥ メニューには店名と関係のある「マックス&モーリッツ」のイラストが入っており、微笑ましい雰囲気。

ご存じの方も多いと思いますが、こちらのレストランでは、食事をせず、飲み物だけでも大丈夫。暑かったこともあり、FeriはTrumer Pils vom Fass(生ビール)をオーダーしました。

201907240003しばらくすると、Trumer Pils vom Fassが運ばれてきました。暑い中、ちょっと待ったので、最初の一口の美味しいこと。これはBierがお好きな方なら説明不要ですよね。 ちなみに以前はGösserだったので、新装開店に合わせて、提供するドリンク類も変わったようです。

Bierを飲みながら見ていると、食事を終えて変えるお客さまもいらっしゃれば、入れ替わりで入ってくるお客さまもいて、シャニガルテンに賑わいは途絶えることはありません。

しかし、件の女性従業員さん、忙しいことが不満なのか、何となく態度が冷たい感じ‥その後、料理を運んでくるときには、別の従業員さんも加わりましたが、こちらの方が丁寧な感じがしました。

また途中から男性従業員さんも参戦。3名体制で対応するようになりました。ただ、応援のお二人は店内を主に見ているような感じで、シャニガルテンは件の従業員さんが仕切っているようです。

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July 23, 2019

番外編 ドイツ鉄道の旅客機?

201907230005今日は番外編として、私が移動中、「ドイツの空港で見かけた旅客機の話題」をお届けしましょう。

その前にヨーロッパの航空業界に関するニュースから‥先日、2017年5月に2度目の経営破綻したイタリアのフラッグキャリア・アリタリア航空の再建計画案が提出され、再建スポンサーが明らかになりました。

主体となるのはフェッロヴィーエ・デッロ・スタート(イタリア鉄道、FS)。これに加えて空港や高速道路の運営を行うインフラ運営会社アトランティア、スカイチームのデルタ航空、イタリア財務省の4者だそうです。

現地の報道によると、出資比率はフェッロヴィーエ・デッロ・スタートとアトランティアが35%ずつ、デルタ航空とイタリア財務省が15%ずつ。

フェッロヴィーエ・デッロ・スタートは民営化されていますが、ÖBBと同じく全株式を政府が保有している特殊会社。株主構成上は、イタリア政府が主導権を握る形となるようです。

201907230001ただ、鉄道会社が航空会社の経営に関与することで、イタリア国内の長距離輸送で大きなシェアを握ることになります。その結果、独占禁止法に抵触する可能性があり、まだまだ一悶着ありそうです。

さて、以前、日本からオーストリアへ戻る途中、フランクフルト・アム・マイン空港で写真のようなB737-800型機を見かけました。

尾翼にはドイツ鉄道のロゴ「DB」が描かれています。そして、機体後部には「Im Zug Zum Flug」の文字が‥さらに通常、航空会社名が入る部分にはDB BAHNという文字も入っています。

機体の塗装パターンが、オーストリアの国旗を連想させるのがご愛敬。ちなみに登録番号(レジストレーション)はD-ATUCでした。

201907230003後日、登録番号を手がかりに、「謎の機体」の素性を調べたところ、ドイツの大手旅行代理店TUI(Touristik Union International)グループ傘下のTUI航空(TUI Airlines)の機材であることがわかりました。

TUIはドイツ国内のみならず、ヨーロッパ各地にランドオペレーター、ホテル、航空、クルーズ、小売店などの子会社を多数持つ、世界有数の旅行・観光関係企業グループ。

LCCであるTUI航空もその一つですが、単一の航空会社ではなく、ヨーロッパや北アフリカに本拠地を置く複数の航空会社の共同ブランド名です。

ドイツに籍を置く同機は、TUIフライ・ドイッチュラント(TUI fly Deutschland)に所属しています。同社の拠点はハノーファー空港で、定期便とチャーター便の運航をしていまる。同社のフライトナンバーですが、X3から始まります。

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July 22, 2019

変わったお店シリーズ157 花屋さんの戦い

201907220001今日は「花屋さんの話題」をお届けしましょう。日本以上に日常的に花を贈る習慣があるオーストリアでは、街角でよくお花屋さんを見かけます。最近では、仕入れなどで有利なチェーン店も増えています。

また、休日にも需要が多いため、花屋さんは例外的に日曜・祝日も営業しています。人が集まる駅や路面電車の停留所周辺には花屋さんを多く見かけます。複数の路面電車が発着するSchottentor地下にも花屋さんがあります。

写真をご覧になるとわかるように、向かって右側には比較的大きな花屋さん。屋号はvon Kangalで、ディスプレイが印象的です。

201907220003そして公共トイレを挟んで左側にはBuumen Schottentorという屋号の小さな花屋さんが展開中。何と、小さいエリアに2軒の花屋さんが熾烈な営業を展開しているのです。

特に写真で奥に見えるBuumen Schottentorは、間口が非常に狭く、商品の展示するスペースが非常に狭いのが特徴です。

201907220004しかし、意外なことに狭小店の方も結構、お客さまが利用しています。写真をご覧になるとわかるように、行列が‥

なぜ、お客さまが品数にも制限がある狭小店をご利用になるのか‥その理由は、わかりかねますが、働いている従業員さんの人柄によるものかもしれません。

なお、この店舗ですが、時々、店舗前の地下広場に仮設売場を展開する場合があります。この時は、店舗面積が一挙に増えます。そういった柔軟な営業活動によってお客さまを掴んでいるのかもしれません。

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July 21, 2019

路面電車ULFの猛暑対策は‥

201907190003天候が良いと気温がぐんぐん上がる最近のウィーン。今週も猛暑がぶり返すとの予報です。さて、そんな中、Wiener Linienが「ULFの猛暑対策」を紹介しています。

ウィーンの主力路面電車ULFは、後期型(A1は52号車以降、B1は702号車以降)からエアコンが設置されましたが、初期型についてはエアコンが設置されていません。

ご存じのようにULFは窓が大きいため、直射日光が入りやすく、在来車よりも車内温度が高くなる傾向にあります。

201907190004そのため、後期型からはエアコン装備に踏み切ったわけです。日本でしたら、前期型も、エアコンを取り付ける改造工事を行いそうですが、Wiener Linienでは否定的。

対策として、窓への遮光フィルム貼り付けと換気グリル設置(増設)を行っています。

201907190005遮光フィルム貼り付けは、U6で先行して行われましたが、効果があったということで、ULFへの導入が決まったものです。また、大型窓上部に取り付けられた換気グリルは、運行中、外気を積極的に取り入れる役割を果たしています。これを増設するという訳です。

この2つの装備により、Wiener Linienでは「車内温度が4度下がる」と説明しています。なお、今回の改良工事にかかる費用は80万Euroで、150編成が対象です。

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July 20, 2019

ついに「三角おにぎり」が登場

201907200001今日は「ファストフードの話題」をお届けしましょう。以前、仕事の関係でお付き合いがあった方から「店舗減少、接点爆発」という現象がマーケティングの世界で起きているという話を伺ったことがあります。

例えば、日本の場合、お米を専門に扱う米穀店(お米屋さん)は、最近ではほとんど見かけなくなりました。では、お米を食べる機会がものすごく減少ししているかと言えば、コンビニエンスストアなどでお弁当やおにぎりを買って、食べる人が多いため、それほど減少していないというような話です。

そう言えば、日本のコンビニエンスストアでは、定期的に「おにぎり100円セール」を打っていますが、この時は、結構、売れるという話を聞いたことがあります。

さて、前置きが長くなりましたが、ウィーンでは「なんちゃって日本料理店」が増えたことから、日常的に日本風の食事(厳密には和食とは言えないかも知れませんが‥)を食べる人が増えているようです。

今まで、スーパーマーケットやスナックスタンドで販売されている日本料理は「寿司系」でした。ある意味、「寿司」は完全に市民権を得ていると思います。

 先日、Schottentor地下にある路面電車の停留所で38系統を待っている時、待ち時間があったので、近くのスナックスタンドを観察。

すると、そこには驚愕の商品が‥「Neu Eröffnung」という文字の下に日本のコンビニエンスストアでおなじみの「三角おにぎり」のPOPが出ているではありませんか。そして、商品の写真には「シーチキンマヨネーズ」と書かれています。

そして「Hand Made!」(なぜ!が付いているのかは不明)。シーチキンマヨネーズ以外にも何種類か販売されていました。

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July 19, 2019

40 Jahre Wiener “UNO-City”

201907180001今日は「ウィーン国際センターの話題」をお届けしましょう。

皆さまもご存じのように、永世中立国オーストリアの首都ウィーンには国際連合の施設があります。これがウィーン国際センター(Vienna International Centre 、略称VIC)です。

ウィーン国際センターは、1979年8月23日、正式にオープンしたので、今年、2019年に40周年を迎えます。ここでウィーン国際センターの簡単な歴史をご紹介しましょう。

1966年、オーストリア連邦政府は、国連に対してウィーンに国連のための施設、ウィーン国際センターの設立を提案します。

201907180002この提案は了承され、1年後、連邦政府とウィーン市は、ドナウ川左岸(22区)に国際センターを建設することを決定します。

国際的な機関であることから、建設に当たっては国際的なコンペが行われましたが、最終的には288件の中から、オーストリアの建築家Johann Staber氏の案が採用されました。建設は1972年に開始され、7年後に完成。

地元では"UNO-City"とも呼ばれるウィーン国際センターは、6つのオフィスビルディング(最高120メートル)と2つの会議室棟から構成されています。

201907180004書館、銀行、郵便局、カフェテリア、レストランなども併設されています。現在、125以上の国と地域から来たスタッフ、約5000名が勤務しています。

最近では省エネにも力を入れており、2015年以来、カーボンニュートラルになっています。 また、2500台の駐車スペースに加えて、100%の再生可能エネルギーで提供される電気自動車用充電ステーションも設置されています。

現在、VICに拠点を置く代表的な国連機関は、以下のとおりです。

-国連薬物犯罪事務所 (UNODC)

-国際マネーロンダリング情報ネットワーク (IMOLIN)

-国際麻薬統制委員会 (INCB)

-国際連合宇宙局 (UNOOSA)

-国際連合郵便(UNPA)

201907180006-国際連合情報サービス (UNIS)

-国際連合プロジェクトサービス機関 (UNOPS)

-原子放射線の影響に関する国連科学委員会 (UNSCEAR)

-国際連合事務局の国際商取引法部門、及び国際連合国際商取引法委員会 (UNCITRAL)

- 国際連合事務局内部監査部 (OIOS)

-国際連合環境計画 (UNEP)

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July 18, 2019

地下鉄車内の食事禁止から半年

201907180013今日は「ウィーン地下鉄の車内食事禁止施策にまつわる話題」をお届けしましょう。

このブログでもお伝えしているように、2019年1月15日からウィーンの地下鉄車内での食事が禁止されました。U6での試行が好評だったことから、全路線に展開したものです。

半年が経過したことから、ウィーン市とWiener Linienでは、地下鉄に対する利用者の意見をまとめて、発表しています。

この半年間、違反で注意された利用者は372名でしたが、毎日120万人以上が利用している状況を考えると、違反者が非常に少ないことがわかります。

201907180012また、1月に行われた調査では、食事禁止に対する肯定的な意見が多かったようです。特に年配のお客さまからは、食べ物の匂いに対して否定的な意見が多く寄せられました。

全ての回答者が同意したのは、ゴミによる車内の汚染が防止できること。この他、興味深かったのは、非常ブレーキがかかった際、他人の食べ物が自分にぶつかることを懸念しているお客さまも多かったそうです。確かに、こちらの非常ブレーキは強烈ですからね。その気持ちはわかります。

この手の規制は、賛同者が多くないと軌道に乗りませんが、現時点ではウィーン地下鉄を利用するお客さまの大多数は、この規制を支持していることがわかります。

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July 17, 2019

変わったお店シリーズ156 “MATCHA KOMACHI”

201907160001このところ「乗り物関連の話題」が続きましたので、今日は気分を変えて「変わったお店シリーズ」をお届けしましょう。

日本では、色々なスィーツやソフトドリンクが人気を集めていますが、今、ブームなのはタピオカと抹茶でしょうか。タピオカに関しては、台湾発祥のタピオカミルクティーが人気を集めているという話ですね。

ただ、市販されているタピオカミルクティーの中には、「黒いタピオカを、イカスミ色素で着色されている」商品もあるようで、アレルギーを持つ方が気にしているという話も耳にしました。

さて、もう一つは抹茶。抹茶を使ったスィーツや各種ドリンクが、コンビニエンスストアの店頭を賑わしているようですね。

201907160004さて、前置きが長くなりましたが、先日、路面電車2系統に乗っていたところ、8区のJosefstädter Straßeで、写真のようなお店を見かけました。

この周辺は、以前、Feriの先輩がお住まいになっていたアパートがあるので、よく訪れたエリアですが、その頃は、ありませんでした。

ちょっと調べたところ、2018年8月にオープンした新しいお店なので、まもなく、1年を迎えることになります。

201907160002屋号からわかるように「日本食レストラン」です。可愛らしい忍者をモチーフにしたロゴマークが特徴。Feriは、利用したことがないので、体験記はご紹介できませんが、「MATCHA KOMACHI」となっていますが、カフェではなく、かなり本格的な日本料理を提供しているレストランです。

という訳でお料理に関しては、同店のホームページに掲載されているものをご紹介しましょう。お刺身なども提供しているようですが、写真を見る限り、かなり本格的な感じがしますね。

ただ、Feriは実際に利用していないので、抹茶を使ったお料理やスィーツなどが提供されているかは、確認できませんでした。

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July 16, 2019

写真特集 U4-Sommersperre 2019

2019071500066月30日から地下鉄U4のKarlsplatz-Längenfeldgasse間で列車を運休しての大規模工事が始まりました。

当ブログでも6月2日の記事で、工事概要と代替え交通機関についてご紹介しましたが、Wiener Linienが工事中の写真を公表しています。

一般の人が立ち入りできない現場の様子を、写真特集としてご紹介しましょう。題して「U4-Sommersperre 2019」。

201907150001まず、線路を支える路盤を改修するため、線路が完全に撤去されている区間が多いようです。

写真を見るとわかるとおり、重機を使って路盤を固めた上で、アスファルト舗装を施しているようです。

堀割区間の写真を見ると重機が残土などを運び出していますが、鉄道路線というより道路のような印象を受けます。

201907150003今回は駅のプラットホームの改修工事も行われているようで、木の足場を組んで、コンクリートの打ち直しをしています。余談ですが、駅の壁に掲げられている広告が、「そのまま」というのが何とも奇妙な印象を受けます。

201907150002この区間は川と一体になった堀割なので、路盤があまり良くないのかもしれません。そこで、今回は思い切って本格的な補修工事を行っているのでしょう。

最後の写真は、Feriがよくお世話になっていたPilgramgasse駅。ここは、今回のU4改修工事に合わせてU2の駅建設も同時並行で行われるため、最も規模が大きいところです。

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July 15, 2019

Badner Bahnが新車投入を発表

201907140001日本では、今日、7月15日は「海の日」でお休みかと思います。皆さまは、どのようにお過ごしでしょうか。 さて、今日はWienとBadenを結ぶ「Badner Bahn(Wiener Lokalbahnen)の新車投入の話題」をお届けしましょう。

現在、同鉄道には、かつて地下鉄U6で使われていたType E6に似た床が高いType 100(26編成)と、地下鉄U6用Type Tの姉妹型である低床式のType 400(14編成、2000年から2010年にかけて製造)が使用されています。

このうち、Type 100は1979年から1993年にかけて製造されたもので、初期の車両は製造から40年が経過しています。そして、最大の難点は床が高くバリアフリー化が難しい点。そこでWiener Lokalbahnenでは、7月12日、新型車両の導入を発表しました。

201907140002車両の外観は、同社が提供したイラストをご覧になるとわかるように、塗装は大きく異なりますが、現在、Wiener Linienが導入中のFLEXITYとよく似ています。

という訳で、製造はType 400と同じBombardier。形式はType 500です。ただし、FLEXITYは片運転台ですが、同線の特徴からType 500は両運転台方式です。

201907140003FLEXITYと同じ5車体構造ですが、全長は28メートル(FLEXITYは33810mm)。低床式で片側2箇所の出入り口が設置されます。

Wiener LinienのFLEXITYは、市街地での乗降を容易にするため片側6箇所の出入り口を設けているため、車体長が長くなっていると思われます。また、パンタグラフが前後に搭載されるようです。

設備面では、現在は、こちらでも一般的になったエアコンに加えて、新たにWi-Fi設備とスマートフォン・パソコン用コンセントが設置されることになりました。

FLEXITYと同じく、LED照明、監視カメラ、バックミラーに代わる監視モニターカメラなどが装備されます。

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July 14, 2019

ウィーン国際空港の大規模改修工事スタート

201907130003日本では7月15日が「海の日」の祝日なので、3連休という方も多いと思います。恐らく12日の金曜日、繁華街は賑わったことでしょうね。
さて、今日は、オーストリアへお越しになる皆さまもご利用になる「ウィーン国際空港の話題」です。

7月11日、ウィーン国際空港大規模改修工事の起工式がMichael Ludwigウィーン市長、Johanna Mikl-Leitnerニーダーエスターライヒ州知事、ウィーン空港管理委員会メンバーが参加して行われました。

余談ですが、かつて新東京国際空港と呼ばれた成田空港が千葉県にあったように、ウィーン国際空港はウィーン市ではなくニーダーエスターライヒ州にあります。

201907130005現在、ウィーンを訪れるお客さまの内、半数以上が航空機を利用しています。そこで、空港利用者増加に対応するため、約5億Euroの資金を投下して大規模改修工事を行うことになったものです。

改修のポイントは、1.ターミナル2とピアイーストの改修2.T3 Southern Enlargement(7万平方メートル)の新設です。

201907130004独自の形をしたターミナル2は1960年台に建設された同空港の中で最も古い建物の1つ。今回は全体を改修し、壁、床、照明をアップグレード、屋根もリニューアルされます。

そして、ターミナル1とターミナル3の間に位置するターミナル2から、ショッピングや飲食施設、また新たな中央保安検査場を介して、出入国審査、搭乗口B、C、Dへアクセスできるようになります。

現在、ウィーン空港ではターミナル2とターミナル3に保安検査場がありますが、それを統合し、ターミナル3の保安検査場を廃止。ここを旅客スペースに転用します。また、バゲイジクレイム(手荷物受取所)も拡張される予定です。

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July 13, 2019

上空からインターネット 機内Wi-Fi使用レポート

201907100002今日は「航空機内のサービスについての話題」をお届けしましょう。

最近は多くの航空会社が機内インターネットサービスを導入しているのは、皆さまもご存じのとおりです。

実は、今のブームが来る前、2004年にボーイング社の一部門であったボーイング・コネクションが機内インターネットサービスをはじめたのですが、その時は、利用者が少なく、結果として、途中でサービス打ち切りとなりました。

利用者が少なかった理由ですが、「航空機で移動中まで拘束されなくない」というものだったとか‥

その後、インターネット接続とは別に、機内で様々なビデオサービスを提供する機内Wi-Fiが導入されるようになりました。

これに合わせて、新しい会社が航空機からのインターネットサービスを開始。多くの航空会社が、再び機内インターネット接続サービスをはじめました。

特にスマートフォンの普及が、機内Wi-Fiサービスとインターネット接続サービスの利用者急増につながっているようです。

201907100001機上からのインターネット接続サービスは、原則として地上の基地局を使うのではなく、通信衛星を使うため、それなりのコストがかかります(アメリカ国内の場合、地上基地局を使うサービスもあるそうです。また、両者を組み合わせる方法もあるとか‥)。

ちなみに衛星通信用のアンテナは機体上部に設置されており、常に衛星を追跡しているそうです。まぁ、実際にはフェアリング(カバー)がかかっていますから、アンテナが動く姿は見えませんが‥

日本国内の場合、日本航空と全日空が導入していますが、現在はいずれも無料で利用可能となっていますね。Feriも、日本国内の出張時、タブレット端末で使ってみますが、メールの受信や通常のホームページ閲覧程度でしたら、十分、実用になります。

また、回線状態が良ければ、動画の閲覧も可能でした。

201907100004機内インターネット接続サービスを提供している会社は、複数社ありますが、アメリカのGogo Inflight Internetや、日系のPanasonic Avionics Corporationが提供しています。

現在、オーストリア航空は、親会社のルフトハンザと同じFlyNetというシステムを導入しています。ただ、ヨーロッパ内も含めて、有料です。

日系航空会社でも、さすがに国際線になるとコストがかかるため、機内Wi-Fiは無料ですが、インターネット接続に関しては有料です。そのため、Feriは今まで利用したことはありませんでした。

しかし、マイレージ上級会員の場合、国際線インターネット接続サービスの無料クーポンが提供されるケースがあります。という訳で、今回、この無料クーポンを使い、タブレット端末で試してみました。

国内線よりも若干、手間取りましたが、無事、クーポンコードを入力して、無料でインターネットにつながりました。

まずは、自分のブログ「オーストリアこぼれ話」を表示。日本からフランクフルトへ戻る機内で、自分のブログを読むことができるというのは、不思議な感覚です。

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July 12, 2019

myCoffeeCupで廃棄物を削減しよう

201907120014今日は「飲食店の環境対策にまつわる話題」です。

皆さまもご存じのようにウィーンをはじめ、オーストリアは環境保護に非常に熱心です。

色々なアプローチがありますが、今回はウィーン市が音頭をとって、コーヒーショップで使い捨てカップの削減プロジェクトを立ち上げました。

ウィーンの伝統的なカフェハウスの場合は、店内でのんびりとCaféを楽しむため、廃棄物は余り問題になりません。

一方、最近、増えているテイクアウト(こちらでは「coffee to go」と言いますが)可能なコーヒーショップやベッカライでは、今まで使い捨てのカップを使っていました。

201907120013そこで、ウィーン市では使い捨てカップから再利用可能なカップへの切替プロジェクトをはじめました。これが「myCoffeeCup」です。

日本でもスターバックスなどでは、お客さまが自分の容器を持ってくるケースがありますが、ウィーンの場合、行政がイニシアチブをとって、チェーンの垣根を越えてエリア全体で実施するというのがポイント。

現在、市内中心部(1区および周辺エリア)で50社が参加しています(プロジェクトスタート時は30社)。ウィーン市の発表によるとプロジェクトがスタートして、最初の2ヵ月間で、50000個のmyCoffeeCupが利用されました。

201907120015現在、ウィーンだけでも、年間約8400万個の使い捨てカップが使用されています。そこで、プロジェクトは初年度、使い捨てカップ100万個削減を目標にしています。

仮に100万個の削減に成功すると、22990kgの木材、10t以上の紙が節約できるそうです。

当プロジェクトは、ウィーン市が中心となって、CUP SOLUTIONS Mehrweg GmbH、VKS Verpackungskoordinationsstelleなどの民間会社・団体が協力して実施しています。

「myCoffeeCup」は、いわゆる本格的なマグカップではなく、使い捨てカップをバージョンアップしたような仕様で、ポリプロピレン製。

サイズは200ミリリットル(レギュラー)と300ミリリットル(ラージ)の2タイプがあります。最大500回まで再利用可能で、最後におもちゃにリサイクルされます。

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July 11, 2019

旧市街に隣接した再開発 続編

201907120003 今日は「再開発の話題」をお届けしましょう。

このブログで、以前、旧市街側のJosefstädter Straße入り口付近で大規模な再開発が始まったという話題をお伝えしたことがあります。今日は、その続編です。

前回、御所介した時は整地が終わり、基礎工事が始まった段階でしたので、どのようなデザインの建物ができるかは、わかりませんでした。

一応、工事現場の壁にはイラストが描かれていましたが‥ただ、この周辺は旧市街に隣接していることもあり、回りは装飾を施した伝統的な建物が建ち並んでいます。それだけに「周囲と調和したデザインになるか」が気になるところでした(紹介記事はこちらから)。

ちなみに2枚目の写真は躯体工事が始まる前の2018年2月時点のものです。周囲の状況がよくわかると思います。

201907120002先日、付近を通りかかったところ、かなり躯体が完成していましたので、今日は、その様子をお伝えしましょう。

文章で色々説明するより、写真をご覧になった方がおわかり頂けると思いますが、最近流行のガラスを多用したデザインです。毎回のことで恐縮ですが、巨大地震の心配がないオーストリアらしく、柱がスマート(要するに細い)のが特徴です。

デベロッパーはBUWOG Groupで、物件名はKUNDEN-& ERWALTUNGS-ZENTAUMと言うようです。

前回、Feriはアパートとご紹介しましたが、今回、詳細を調べたところ、BUWOG本社が入居することがわかりました。つまりオフィスビルディングという訳です。地下には140台収容可能な駐車場が設けられる他、1階にはBILLAが入ることが決まっています。

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July 10, 2019

データーで見る「子育て環境が充実している街ウィーン」

201907110005昨日は助産師さんの話題をお届けしましたが、今日は、これまたFeriとは無縁の「子育て環境の話題」をお届けしましょう。昨日の続編のような感じです。

ウィーン市内を歩いているとKindergärtenの看板を多数見かけます。また、このブログでもお伝えしているように銀行支店の後にKindergärtenが入るなど、日々、子育て環境が充実しているような気がします。さて、先日、「Kindertagesheimstatistik 2018/2019」という統計が発表されました。

201907110001これによると、ウィーン市は統計的にも、子育て環境がオーストリアで最も充実していることがわかります。ウィーン市当局もプレスリリースでは「ウィーンは初等教育のリーダーです」と誇らしげに発表しています。

地域環境の違いもあるとは思いますが、ウィーンはオーストリアで最も就学率が高く、3歳未満の子供の約44%、3歳から5歳の子供の93%が保育園や幼稚園に通っています。

そのような就学率の高さを支えるのが、Kindergärtenをはじめとする初等教育機関の充実です。

201907110002ウィーンのKindergärtenはオーストリアで最も長く開園しています。何と、ウィーンの初等教育機関は96.5%が1日9時間以上、開園しています。

9時間以上、開園している初等教育施設の数ですが、次に多いのはブルゲンラント州。しかし、57.5%に留まっています。

次に開園日。年間47週間以上開園している初等教育機関は、ウィーンでは100%。次に高いのはフォアアールベルク州で、59.1%です。

続いて年間の休園日。ウィーンでは平均すると年間7日間です。次点はシュタイヤマルク州で、こちらは21.1日。

201907110004なお、グラフの凡例ですが、時計は「1日9時間以上開園している施設のパーセンテージ」、カレンダーは「年間47週間以上開園している施設のパーセンテージ」、は「平均休園日」です。

この結果、ウィーンで初等教育機関に通っている子供さんの数は10万人にのぼるそうです。ウィーン市の総人口は187万人弱ですから、ある意味、驚異的な数字です。

201907110007当局では、2009年にbeitragsfreien Kindergartenという制度が導入されてから、3歳児未満の保育が急速に増えたと分析しています。

余談ですが、ウィーンでは男性保育士の比率がオーストリア内でも最も高いそうです。

このように見ると、ウィーンの保育環境(初等教育環境)が突出しているのがわかりますが、へそ曲がりなFeriから見ると、1.長時間働いている共働き家庭が多い、2.一般的な休日も働いている親が多いといった「街の職種性」が背景にあると思います。

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July 09, 2019

自転車屋さんの跡に入ったのは‥

201907090004私的な理由で申し訳ございませんが、若干、体調が優れないため、軽めの話題でご容赦ください。今日は、またまた「お店の業態転換の話題」です。

最近は、色々な分野で変化が加速している感のあるウィーン。お店の業態転換についても、このブログでも頻繁に取り上げているように、かつてないほど増えているような気がします(あくまでもFeri個人の感想です)。

業態転換の理由ですが、最大のものは家族経営の業態では「後継者難による廃業」と言われています。特に歴史を誇る伝統的なお店ほど後継者が確保できず、自分の代で店を閉めるというケースがあるようです。

そして、もう一つは、いわゆる倒産(経営破綻)です。先日お伝えしたNIEDERMEYERなどは、その代表例でしょう。何しろオーストリア航空が経営破綻する、オーストリア銀行がイタリア資本の傘下に入るような時台ですから、何が起こっても不思議ではありません。

まぁ、Feriにとっては大企業の破綻よりも気になるのは、街角の変化です。先日、Feriが贔屓にしているホイリゲの近くにあるお店が、新しい業態に変わりました。

201907090001このお店ですが、業態転換前は自転車屋さんでした。この自転車屋さんですが、以前は38系統が走る道路沿いにあったのですが、その後、ちょっと奥に入った「この場所」に移転しています。

店舗面積は広くなったようで、工房も備えており、自転車専門店としての構えはしっかりしていました。また、キックスクーターなども販売していました(2016年7月に「変わったお店シリーズ112 奥に引っ越した自転車屋さん」でご紹介しましたが、定点撮影で自転車屋さん時代のファザードを2枚目と3枚目の写真でご紹介します)。

201907090002しかし、昨年、この店の前を通りかかったところ、看板もなくなり、店内も空っぽ。どうやら倒産か撤退したようです。

ただ、通常、転地開業の場合、新しい店舗の場所を紹介するポスターなどが出ているのが一般的ですが、それが出ていなかったところを見ると、残念ながら倒産(廃業)した可能性が高いと思います。

しばらくは空き家のままだったのですが、先日、前を通りかかったところ、新しいお店がオープンしていました。今度のお店は「happybirthway」という屋号。

201907090006ちょっと意味深な名前です。しかも建物の外側に看板の類いは設置されていません。ただ、入り口にホームページのアドレスが表示されていたので、記事を書く前にアクセスしてみました。

 すると「助産師さんのオフィス」であることがわかりました。自転車屋さんから助産師さんのオフィスとは、随分、様変わりしたものです。

ここでは、出産前から出産、その後のケアまでトータルでサポートしているようです。

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July 08, 2019

増えてきた観光電気自動車

201907080001今日は「観光客の皆さま用の乗り物にまつわる話題 続編」です。 ウィーン旧市街観光の乗り物と言えば、代表的なものは二頭立て馬車Fiaker(フィアカー)ですよね。色々と問題を抱えながらも、やはり伝統的な乗り物だけに、現在も主力として活躍しています。

そこへ、新たに参入したのがクラシックスタイルの電気自動車です。Fiakerと同じくドライバー(Fiakerの場合は、御者ですが‥)が観光案内をしながら、旧市街を回遊するものです。以前、この ブログでもサービス開始をご案内したことがあります。

201907080003正直、オールドライマーとは言え、古い自動車ではなく、「古い自動車を模した新型の電気自動車」なので、お客さまの反応が気になるところ‥

201907080002ただ、運営業者は「環境の優しい乗り物」を前面に打ち出して、集客活動に勤しんでいるようです。それに生き物を使う訳ではないので、動物愛護の観点からもお勧めできるかもしれません。

先日、久しぶりに休日に旧市街に出かけたところ、件の観光電気自動車が多数、運行されていました。しかも、お客さまが結構、乗っているのです。

つまり、営業が、それなりに軌道に乗ってきたということでしょう。 現在、E-Cars GmbH という会社が運営しており、サービス名は「Royal E-Car Sightseeing Tours」。

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July 07, 2019

“Schönen abend”

201907070003今日、日本では「七夕」ですが、美しい星空を眺めることができるのでしょうか。
こちらは、こういった風情のある行事はありません。さて、今日は最近、Feriが体験した「挨拶の話題」です。

同じ、ドイツ語圏でもドイツとオーストリアでは、言葉の使い方が随分異なります。代表的なのは、“Grüss Gott!”でしょうか。今では宗教的な意味合いは少なくなっていると言われていますが、この挨拶を聴くと、Feriは“オーストリアに帰ってきたなぁ”という感慨に浸ります(南ドイツでも使っているところもありますが‥)。

また、オーストリアは、短縮形を使う人が多いと言われています。例えば“Guten Morgen”は、“ Morgen”という人が多いような気がします。

という訳で、「郷に入れば郷に従え」ではありませんが、Feriも、馴染みのホイリゲなどでは、短縮形を使っています。

201907070004さて、先日、馴染みのホイリゲに、Feriの大好きな黄昏時に訪れました。天気が良かったので、当然、シャニガルテンです。いつものように1/4リットルのHEURLGER(恐らく、このホイリゲはGemischter Satzだろうと思います)をオーダー。心地よい風を感じながら、黄昏時を楽しんでいました。

普通、Feriは、季節の良い時期、ホイリゲでは時間をかけて2杯飲み、黄昏時が過ぎた頃、店を後にするパターンが多いのですが、この日は、ホイリゲで1杯目を飲んでいる時に急用ができて、1時間ほどで撤収せざるを得なくなりました。

201907070002店のおばちゃんも私の行動パターンを熟知しているので、1杯目を飲み終わったタイミングで、“お代わりだよね”と言ってきましたが、Feriが“今日は、お会計”と言ったので、ビックリした表情をしていました。

そして、シャニガルテンで会計を済ませたタイミングで、出てきたご挨拶が“Schönen abend”。Feriは「美しい黄昏時を」と言ったニュアンスで受けとめましたが、今まで聴いたことのない挨拶で、ちょっと驚きました。

しかし、ウィーンの黄昏時が大好きなFeriには、ピッタリのご挨拶。何となく、心ウキウキした気分で店を後にしました。

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July 06, 2019

遮音壁が完成しました

201907060001今日は「Hernals駅に隣接するアパート建設 続編」です。またまたデベロッパーの回し者のような記事ですが‥

2枚目、3枚目の写真をご覧になるとわかるように、アパートの躯体がかなり完成してきました。そして、全体像もわかるようになってきました。

この高級アパートはS45のHernals駅に隣接しているという抜群の立地が特徴ですが、反面、S Bahnの騒音が気になる点。

そこで、デベロッパー側が躯体の開口部に遮音壁を設置することにしたものです。ポイントは、騒音の発生源であるÖBBが設置しているのではなく、被害を受ける可能性が高いアパート側(デベロッパー)が自主的に設置している点です。

201907060003Feriの知る限り、日本では、このような騒音問題が発生すると、騒音発生源に対して対策を求めるのが一般的だと思います。これは航空機騒音なども同じで、騒音発生源の近くに後から住んだ住民が裁判などを起こすケースもあると耳にしたこともあります。

また、日本の場合、最も多い遮音対策は、「二重窓への取り替え」と「エアコンの設置」で、このような大規模遮音壁を設置するという例は聞いたことがありません。

201907060004Feriは、法律に詳しくありませんので、オーストリアでは、こういったケースで、後から済んで住民が裁判を起こした場合、どのような司法判断が下るのかはわかりません。

しかし、デベロッパー側が最初から遮音壁を設置しているところをみると、騒音源に近い場所に住居を建てる場合、「その環境を承諾している」という判断が働いているのかもしれません。

201907060005ところで、こちらは寒冷地なので、窓の気密性が高いのが特徴。しかも、ガラスも厚いものが使われています。ただ、エアコンを設置している住まいは少ないので、窓を斜めに開けて通風します。窓を開ければ、音が入ってくるのは常識。

そういった背景もあって、遮音壁の設置が決まったのかもしれません。もちろん、高級アパートですから、エアコンが設置される可能性は高いですが‥

もう一つ日本人のFeriが気になるのは「遮音壁がガラス製である」という点です。

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July 05, 2019

Wiener LinienがBademode(水着)を発売


201907050003
連日、猛暑が続くウィーン。先日、友人からアパートで電気工事があるため、停電の予告が来たという連絡がありました。当然、冷蔵庫も使用不能。冷凍食品の溶けないか、心配です。

この暑さでウィーン市営プールは連日の大盛況です。休日などは、入り口に列ができています。ウィーン市でも街中の広場で写真のような臨時の散水施設をつくり、クールダウンに努めています。

201907050004そんな中、Wiener Linienがとんでもないグッズを発売したというニュース「Sommerstart: Wiener Linien präsentieren Bademode」が入ってきました。

今まで地下鉄や路面電車、バスなどをあしらった様々なグッズを開発、発売しているWiener Linienですが、今回、発売したのは「Swimwear im Stil der Capsule Collection」。そう、水着です。しかも子供用ではなく、大人用。

201907050002今回、開発されたのは、「濃い青」と、「白い男女兼用」の2パターン。Wiener Linienでは「ビーチで注目を集めるだけでなく、シティで普通の服とコーディネイトして楽しめる」と豪語しています。

本製品は、ボディウェアの専門メーカーであるウィーンのMIYAGIと共同開発されましたが、水着だけあってデザインはオーソドックスなもの。さすがに路線図などをモチーフにしたら、誰も手にしないですよね。

この商品は「限定品」(Limited Edition)で、今日、7月5日からVerkehrsmuseum Remise(交通博物館)のミュージアムショップをはじめ、Wiener Linienのオンラインショップで入手可能。

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July 04, 2019

家電量販店がBURGER KINGになったのですが‥

201907040001今日は「お店の業態転換の話題」です。

かなり前(確か2013年春)になりますが、オーストリア全国に展開していたカメラ家電量販店NIEDERMEYERが倒産しました。倒産によって従業員の解雇、賃金未払いなども発生し、当時は、こちらでも大きなニュースになったものです。

Feriが夏に訪れているLungauにも中心都市にはNIEDERMEYERがありましたが、あえなく閉店しています。多くの店が閉店となり、色々な業態に転換しています。同展のロゴは青地に黄色文字が特徴で、ニーダーエスターライヒ州のような感じでした。

ウィーンにも多くの店がありましたが、ほとんどはなくなっており、色々な業態に切り替わっています。

201907040002先日、所用があって17区のElterleinplatzを訪れたところ、かつてのNIEDERMEYERが何とビックリBURGER KINGになっていました。オーストリアでもBURGER KINGはMcDonald'sに比べると店舗数は圧倒的に少ないですが、それなりに頑張っているハンバーガーチェーンです。

この場所は区役所に隣接したエリアなので、結構、大きなお店でした。実は倒産後、一時期、店内の什器はすべて撤去され、アウトレットショップのような店になっていました。恐らく仮の店舗だったのでしょう。

その後、物件を買い取り、内部を一新してBURGER KINGになったという訳です。営業母体はHEK Restaurant GmbHという会社だそうです。

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July 03, 2019

Ottakring駅構内に佇む「謎の電気機関車」

201905180001今日はFeriの「得意ジャンル」の一つ「ÖBBの電気機関車にまつわる話題」です。

最近、Ottakring周辺に出没することが多いFeriですが、S Bahnの駅構内で以前から気になっていた施設があります。

それは駅構内のHütteldorf側にある車庫。この車庫には、いつも同じ電気機関車が留置されています。形式は、かつて本線で活躍した万能機1142型。機関車番号は679。

ちょっと調べたところ、2014年頃までは、本線で活躍していたようですが、現在は廃車になっているようです。

201905180002鉄道ファンの方はお気づきのように、ÖBBの旧ロゴが描かれています。
通常、廃車になると、こちらでも解体されるケースが多いのですが、この679号機は、なぜかOttakring駅構内の車庫に保管されています。

また、写真を見ると、車庫に保管されているにもかかわらず、扉がないためか、屋根などは風雨でかなり痛んでいることがわかります。

ただし、フェンスで覆われているため、機関車自体にはいたずら書きなどはなく、それなりの状態で保管されているようです。

201907020023Feriは、最初、見たとき、この機関車はS Bahnで電車が故障した際の救援用か、もしくは貨物列車用とも思ったのですが、それにしては整備状態が良くなく、実際に自走できるかどうか、不明です。

なお、ÖBBでも動態保存の電気機関車は存在しますが、それらは車両基地に保管されています。

201907020021ところが、この話題には後日談が‥先日、Ottakring駅近くのMERKURへ買い物に行った際、件の電気機関車が停車している場所が変わっているような気がしました。

そこで、買い物帰りに電気機関車が保管されている車庫付近へ行ってみると、何と機関車の数が4台に増えているではありませんか。

201907020022その関係で、以前から保管されていた679号機は、完全に車庫から押し出されていました。

最近、加わったと思われる3台についても形式は1142型。機番は637号機662号機は確認できましたが、もう1台は完全に車庫の中に入っているため、未確認。

長い間、1台しか保管されていなかったのに、突然、仲間が増えた1142型。最近、加わったものは、ごく最近まで使われていたらしく、ロゴは現在のÖBBのもので、新塗装でした。

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July 02, 2019

AUSTRIANTASTING TOKYO「オーストリアワイン大試飲会2019」

2019070100046月も多くの方にご覧頂き、深く御礼申し上げます。6月、当ブログでは最もページビューが多かったのは10日でした。また、アクセスの多かった記事を確認すると、意外と以前に掲載した記事をご覧になっている方が多いようです。さて、今日は日本の話題です。

7月1日、東京で「オーストリアワイン大試飲会2019」がオーストリア大使館商務部、オーストリアワインマーケティング協会の主催で開催されました。

会場は東京駅に隣接するシャングリ・ラ ホテル 東京、27階のシャングリ・ラ ボールルーム。いぁー、お金がありますねぇ‥以下、自粛。

今年は、日墺友好150周年を記念して、50以上のワイナリーが一挙来日。合計約100のワイナリーから、400以上のアイテムが集まる大規模なイベントになりました。

日中は「業界の部」が開催されましたが、友人が参加して、その模様を送ってくれましたので、当ブログでも当日の模様をご紹介しましょう。

○ワインセミナー
「業界の部」で注目されるのは、ワインセミナーです。今回は、以下のようなセミナーが開催されました。

1.ター・オブ・ワインのアンドレアス・ヴィックホフ氏によるセミナー
新規のワインをお探しのインポーター向けのセミナー。オーストリアワインの魅力や、その使い方について、マスター・オブ・ワインのアンドレアス・ヴィックホフ氏が、ワインテイスターで活躍されている大越基裕氏と共に解説。本セミナーでは、まだ日本では知られてない未輸入ワイナリーの製品が試飲できました。

2019070100012.グリューナー・ヴェルトリーナー ワークショップ

3.和食の味わいを引き立てるオーストリアワインの魅力

4.オーストリアのナチュラルワイン

5.Greatest business opportunities in Austrian wine

201907010006Feriが気になったのは、何と言ってもオーストリアで愛飲しているGRÜNER VELTLINERに関するワークショップ。これは、是非、参加したかったですね。

友人の話によると、事前申し込み制でしたが、抽選で参加者が決まるシステムだったとか。くじ運の良くないFeriは、申し込んでもハズレでしょうねぇ‥

さて、「グリューナー・ヴェルトリーナー ワークショップ」ですが、友人は当日のキャンセル待ちで参加が実現しました。

201907010008当初はGRÜNER VELTLINERというワインに関するセミナーだと思っていたのですが、実は、内容はびっくり仰天。「GRÜNER VELTLINERにピッタリのワイングラスは何か」という内容でした。

セミナー講師は、Riedel JapanのWolfgang Angyal氏。改めてご紹介するまでもなく、Riedelはオーストリアを代表するグラスメーカー。

最近では、同社のグラスを採用するエアラインも増えています。特にワインの種類に合わせたグラスを開発していることでも知られています。

201907010009実は、「グリューナー・ヴェルトリーナー ワークショップ」は、GRÜNER VELTLINERに最もあったグラスを決めるため、オーストリアのワイナリーの人たちに集まってもらい、14種類のグラスでテイスティングを行ったものです。

今回は、それを再現したという訳です。ただ、時間の関係もあり、使ったグラスは4種類。注目されたのはPerformanceと呼ばれるシリーズ。何とワイングラスの内側に特殊加工が施されており、ワインとの接触面積が増えるようになっているのです(右の写真が、そのグラスです)。

最終的にオーストリアでGRÜNER VELTLINERに最も合うグラスはPerformance Rieslingというモデルでした(左の写真では左から3番目)。

201907010007友人に話によると、4種類のグラスでテイスティングをしたそうですが、グラスが違うだけで、香りや味が異なることが体験できたとのことです。ワイングラスの世界も奥が深いですね。右の写真は、オーストリアでのワークショップの様子です。

○オーストリアワイン大使によるミニガイドツアー
オーストリアワイン大使が各ブースを一緒に回りながら、ガイディングをするミニガイドツアー。

「オーストリアらしさを表現するワイン(白ワイン篇)」、「和食とオーストリアワインのマリアージュ」、「きらりと光る、オーストリアの隠れた地場品種」、「イタリアンでオーストリアワインをどう使うか」、「オーストリアの自然派ワインを知る」、「フレンチでオーストリアワインをどう使うか」、「オーストリアらしさを表現するワイン(赤ワイン篇)」といったテーマが設定されていました。

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July 01, 2019

Militärmusikfestival 2019が開催されました

2019063000057月最初の話題は先月、Linzで行われた「Militärmusikfestival(連邦軍音楽祭)の話題」をお届けしましょう。

日本では、毎年、自衛隊記念日行事の一環として、秋に東京の日本武道館で「自衛隊音楽まつり」が開催されます。

陸海空自衛隊の音楽隊に加えて、米軍やゲスト国のバンドも参加して、大変な盛り上がりを見せます。人気も高く、入場券はなかなか当たらないという話です。

さて、今回、会場となったのはLinzのTIPS-Arena。各地に展開する連邦軍の軍楽隊9隊が集まりました。隊員の総勢400名以上。

201906300004軍楽隊以外にSt.Florian合唱団(50名)、Zwölfaxingに所属するプロダンサー16名も参加しました。

日本の場合、女性隊員から選抜され、旗を使った演技を披露するガード隊が登場しますが、プロのダンサー(バレリーナ)を起用するところは、オーストリアらしいですね。

そう言えば、最近は自衛隊音楽隊に音楽大学出身の歌手が入隊し、話題になっていますが、こちらでも女性歌手は存在するようです。ちなみに屋内の会場なので、お客さまは4000名だったそうです。

自衛隊音楽まつりも同じですが、軍楽隊の演奏では、演奏に合わせてパフォーマンスを披露することが多く、音楽関係以外の隊員が参加するのが一般的。今回は、戦車部隊から40名、儀仗隊から70名の隊員が参加しています。

201906300002Feriは、残念ながら現地でMilitärmusikfestival 2019を見た訳ではないので、具体的な感想をご紹介することができません。

連邦軍のプレスリリースによると、Militärmusikfestival 2019は二部構成で、第一部は参加した9隊が、部隊ごとに演奏を行いました。

ここでは軍楽隊の演奏に合わせてダンスが披露された他、「Schild Hoch」という曲の演奏では、防護服を着た隊員のパフォーマンスが披露されています。

201906300003公開されている公式写真を見ると、演奏を行いながら、隊形を変化させるドリルも行われたようです。

余談になりますが、日本の自衛隊は米軍のドリルを範にして、独自の要素を取り入れているようです。一方、ヨーロッパの場合、アメリカ式のドリルはあまり見かけません。これも文化の違いなのだと思います。

第二部は、参加した軍楽隊が合同で演奏を披露。ヘンデルの「Feuerwerksmusik」も演奏されています。

フィナーレは、軍音楽監督Bernhard Heher大佐の指揮で、参加した全音楽隊により「Großen Österreichischen Zapfenstreichs」が演奏されました。

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