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July 21, 2019

路面電車ULFの猛暑対策は‥

201907190003天候が良いと気温がぐんぐん上がる最近のウィーン。今週も猛暑がぶり返すとの予報です。さて、そんな中、Wiener Linienが「ULFの猛暑対策」を紹介しています。

ウィーンの主力路面電車ULFは、後期型(A1は52号車以降、B1は702号車以降)からエアコンが設置されましたが、初期型についてはエアコンが設置されていません。

ご存じのようにULFは窓が大きいため、直射日光が入りやすく、在来車よりも車内温度が高くなる傾向にあります。

201907190004そのため、後期型からはエアコン装備に踏み切ったわけです。日本でしたら、前期型も、エアコンを取り付ける改造工事を行いそうですが、Wiener Linienでは否定的。

対策として、窓への遮光フィルム貼り付けと換気グリル設置(増設)を行っています。

201907190005遮光フィルム貼り付けは、U6で先行して行われましたが、効果があったということで、ULFへの導入が決まったものです。また、大型窓上部に取り付けられた換気グリルは、運行中、外気を積極的に取り入れる役割を果たしています。これを増設するという訳です。

この2つの装備により、Wiener Linienでは「車内温度が4度下がる」と説明しています。なお、今回の改良工事にかかる費用は80万Euroで、150編成が対象です。

201907190001Wiener Linienが、ULF前期型を冷房改造することに消極的な理由ですが、エアコンの重量(400kg)に耐えるように車体を改造のは、難易度が高く、かつ車体重量が2.5t増えることが理由だとか‥ 確かに以前、車両工場で見たULFの構体は骨組みが細く、かなり補強しないとエアコンの搭載が難しいことがわかります。

今後、FLEXITYが増備されることを考慮すると、耐用年数の近いULF前期型を改造するのは、費用対効果が問題があると判断しているようです。

今のところ、ウィーンの場合、気温が高くなっても湿度が比較的低いので、エアコンがなくても何とかなります。しかし、現在ではエアコン装備が標準になっていることを考えると、ちょっと残念な気もします。

201907190002余談になりますが、Feriが子供の頃は、日本でも通勤電車にはエアコンなどは取り付けられていませんでした。それどころが、旧国鉄の急行型も普通車はエアコンなしが当たり前。

気温が高くなってきている背景はありますが、日本では鉄道車両にエアコン装備が当たり前になっている今日、隔絶の感があります。

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