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July 06, 2019

遮音壁が完成しました

201907060001今日は「Hernals駅に隣接するアパート建設 続編」です。またまたデベロッパーの回し者のような記事ですが‥

2枚目、3枚目の写真をご覧になるとわかるように、アパートの躯体がかなり完成してきました。そして、全体像もわかるようになってきました。

この高級アパートはS45のHernals駅に隣接しているという抜群の立地が特徴ですが、反面、S Bahnの騒音が気になる点。

そこで、デベロッパー側が躯体の開口部に遮音壁を設置することにしたものです。ポイントは、騒音の発生源であるÖBBが設置しているのではなく、被害を受ける可能性が高いアパート側(デベロッパー)が自主的に設置している点です。

201907060003Feriの知る限り、日本では、このような騒音問題が発生すると、騒音発生源に対して対策を求めるのが一般的だと思います。これは航空機騒音なども同じで、騒音発生源の近くに後から住んだ住民が裁判などを起こすケースもあると耳にしたこともあります。

また、日本の場合、最も多い遮音対策は、「二重窓への取り替え」と「エアコンの設置」で、このような大規模遮音壁を設置するという例は聞いたことがありません。

201907060004Feriは、法律に詳しくありませんので、オーストリアでは、こういったケースで、後から済んで住民が裁判を起こした場合、どのような司法判断が下るのかはわかりません。

しかし、デベロッパー側が最初から遮音壁を設置しているところをみると、騒音源に近い場所に住居を建てる場合、「その環境を承諾している」という判断が働いているのかもしれません。

201907060005ところで、こちらは寒冷地なので、窓の気密性が高いのが特徴。しかも、ガラスも厚いものが使われています。ただ、エアコンを設置している住まいは少ないので、窓を斜めに開けて通風します。窓を開ければ、音が入ってくるのは常識。

そういった背景もあって、遮音壁の設置が決まったのかもしれません。もちろん、高級アパートですから、エアコンが設置される可能性は高いですが‥

もう一つ日本人のFeriが気になるのは「遮音壁がガラス製である」という点です。

2019070600022015年3月24日にご紹介したMargaretengürtel沿いに立つアパート「Theodor-Körner-Hof」の遮音壁(Lärmschutzwand)は、もっと大規模ですが、やはり強化ガラス製でした。ちなみに右の写真は「Theodor-Körner-Hofの遮音壁」です。

Hernals駅に隣接したアパートの場合、左右の躯体の間にある開口部に遮音壁を設置していますが、これは開口部に音が入り、内部で反射し、音が拡散するリスクを考えているものと思われます。

201907060006金属製の遮音壁と異なり、強化ガラス製のものは光を取り入れることもできますから、体裁が良いのは明白。が、災害や事故があった場合の被害を考えると、考えてしまいます。

日本の場合、何と言っても地震が多発しますから、この手のガラスを多用した構造物は、地震に対して脆弱な面があるので、採用に踏み切れないのかもしれません。

そういう意味では、巨大地震を考慮する必要がないオーストリアでは、日本とは異なった構造物が設置できるのかもしれません。Hernals駅のプラットホームで、ほぼ完成した強化ガラス製遮音壁を眺めながら、色々なことが頭をよぎったFeriでした。

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