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July 15, 2019

Badner Bahnが新車投入を発表

201907140001日本では、今日、7月15日は「海の日」でお休みかと思います。皆さまは、どのようにお過ごしでしょうか。 さて、今日はWienとBadenを結ぶ「Badner Bahn(Wiener Lokalbahnen)の新車投入の話題」をお届けしましょう。

現在、同鉄道には、かつて地下鉄U6で使われていたType E6に似た床が高いType 100(26編成)と、地下鉄U6用Type Tの姉妹型である低床式のType 400(14編成、2000年から2010年にかけて製造)が使用されています。

このうち、Type 100は1979年から1993年にかけて製造されたもので、初期の車両は製造から40年が経過しています。そして、最大の難点は床が高くバリアフリー化が難しい点。そこでWiener Lokalbahnenでは、7月12日、新型車両の導入を発表しました。

201907140002車両の外観は、同社が提供したイラストをご覧になるとわかるように、塗装は大きく異なりますが、現在、Wiener Linienが導入中のFLEXITYとよく似ています。

という訳で、製造はType 400と同じBombardier。形式はType 500です。ただし、FLEXITYは片運転台ですが、同線の特徴からType 500は両運転台方式です。

201907140003FLEXITYと同じ5車体構造ですが、全長は28メートル(FLEXITYは33810mm)。低床式で片側2箇所の出入り口が設置されます。

Wiener LinienのFLEXITYは、市街地での乗降を容易にするため片側6箇所の出入り口を設けているため、車体長が長くなっていると思われます。また、パンタグラフが前後に搭載されるようです。

設備面では、現在は、こちらでも一般的になったエアコンに加えて、新たにWi-Fi設備とスマートフォン・パソコン用コンセントが設置されることになりました。

FLEXITYと同じく、LED照明、監視カメラ、バックミラーに代わる監視モニターカメラなどが装備されます。

201907140004今回、車内デザインは発表されませんでしたが、多様なニーズに応えるため、車いす用スペースと折りたたみ座席が設置される見込みです。
また、技術的な情報が発表されなかったため、性能面をご紹介することは叶いませんでした。

第一編成は2021年第1四半期に納入予定ですが、これは量産先行車との位置づけで、各種テストに供されます。その後、2021年夏から営業運転に投入される予定です。

今回、Bombardierに発注されたのは18編成で、2023年までに引き渡されることになっています。

201907140006Type 500の投入に合わせて、Type 100が順次廃車になります。また、新型車両の導入に合わせて、ダイヤ改正も予定されており、運転間隔の短縮が計画されています。

従来、Type100、Type 400が、原則として2ユニットで運転されていたのに対し、Type 500は連結器が描かれていないため、単独運転になると思われます。これも大きな変化ですね。

201907140005今回、発注されたのは18編成ですが、これだけではType 100全車を置き換えるのは困難。もっとも車両性能が向上すること、単独運転で対応するとなると、車両数の削減を図ることも可能です。

しかし、今回は、16編成のオプション契約が結ばれていることも発表されました。場合によっては将来的には仕様の異なるType 400を置き換え、全てType 500に統一することも考えられます。

いずれにしても2020年代の中盤以降、ウィーンの市内交通は一斉に新型車両投入による世代交代が行われることになります。

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