« 花火大会雑感 | Main | 22区に新しい学校ができます »

August 04, 2019

Badner Bahnのお客さまの評価は?

201908040001ドイツでは気温が40度を超えて、何とドイツ鉄道(DB)で列車の運休が相次いでいるそうです。その理由が「エアコンの故障した列車内での業務は乗務員の負担が大きい」というもの‥

最も気温が高かった7月25日には、88本の列車が完全運休、111本が部分運休になりました。

労働者の権利意識が強いドイツでは、暑いところで働くことを強いると、労働基準法に抵触する可能性があるため、こういった措置をとっているという話も‥

ちなみに、ドイツでは一般のオフィスでは室温が26度を超えないよう、雇用者は何らかの対策を講じなければならないそうです。

さて、今日は「鉄道の評価についての話題」をお届けしましょう。

2019080400027月末、ウィーン市内とバーデンを結ぶBadner Bahn(Wiener Lokalbahnen)の顧客満足度調査結果が発表されました。こちらは秋から新学期がスタートしますから、学校では夏休み前が期末評価の季節。これに合わせた訳ではないでしょうが、公表のタイミングがピッタリですね。

今回の顧客満足度調査には、767名の利用者が参加しました。まず、総合評価は1.8でした。ちなみに、この評価基準は学校の成績評価に似ており、数字が低いほど「良い評価」となります。2018年の総合評価は1.9だったので、0.1ポイント、評価が良くなった訳です。

カテゴリーごとの調査結果ですが、「列車運行の安全性」は1.5、スタッフの能力は1.5、チケットの入手は1.8、定時性が1.8、列車の座席数2.0、車内の清潔状態は2.1(前年は2.3) という評価でした。

201908040003今回は、同鉄道の利用目的も調査されましたが、毎日の通勤・通学に利用している人が半分以上に達しました。沿線には住宅や学校も多いため、生活手段として同鉄道が利用されている訳です。

また、SCSという大規模ショッピングモールがあるため、ここの利用客に加えて、働く皆さまもBadener Bahnを利用していることでしょう。
もちろん、終点のBadenは有名な保養地なので、観光などで利用するお客さまも多いのが同鉄道の特徴です。

201908040004利用者からの要望で多かったのは、運転間隔の短縮です。この結果を踏まえて、同鉄道では運転間隔7分半の時間帯を拡大することを検討しています。

この他、新しく導入したサービスは全般的に好評でした。オンラインチケットは、回答者の2/3が利用していました。この他、スマートフォンやタブレットで閲覧可能な運行状況サービスについても、2人に1人が利用しているという結果が出ました。

先日、このブログでもお伝えしたようにBadener Bahnにも新車導入が決定しました。今後もウィーン近郊の通勤路線として、重要な役割を果たしていくことでしょう。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります 😃

Br_decobanner_201105_b_3

|

« 花火大会雑感 | Main | 22区に新しい学校ができます »

Comments

Deutsche Bahn自慢のICEの故障は珍しいことではないのですが困るのはトンネルの中でよく不具合が起こり立ち往生することでした。この記事にある空調機器の故障ですがOeBBのECで
一度経験しています。欧州では空気が乾燥しているのと今日の様な極限の暑熱に見舞われることがマなかったと言ってもいいわけで空調機器の設計で経験が少ないことが原因として考えられます。日本では電車に乗ると空調が利いてるなを実感しますが欧州の客車ではうん何だか暑くはないな程度です。そこで最近のように37度にもなると空調機器に負荷がかかりすぎ破断するのが原因で機械技術がよくないではないでしょう。中国の高速鉄道は日独の高速技術が基礎になっているのですがICEの設計をそのまま流用した編成では同様空調の不具合が起こっていたのです。華南の高温多湿気候は
ドイツの技師には想像もつかなかったのでしょうドイツ規格で製造搭載したのですから故障百出でした。これは旧国鉄で
実際に新幹線建設に責任ある立場にあった非常に高い地位の技術者から聞いたことですが新幹線も開業前の試運転で空調に問題が多出していたそうです。中には全然効かなくなったので調べたら配管の中でゴキブリが繁殖していたこともあったそうです。

Posted by: Shinji Fujiki | August 05, 2019 22:19

Shinji Fujiki様

余談になりますが、日本で走っているメルセデス製の連節バスは、日本製のバスより冷房の利きが良くないという話を耳にしたことがあります。やはり高温多湿な日本向けの仕様ではないのかもしれませんね。

また、Wiener Linienが運用している路面電車ULFも、「積極的に冷やす」という発想ではなく、「室温の上昇を抑制する」という発想でエアコンの仕様が決定されているようです。そのため、容量が日本よりも小さいようです。

Posted by: Feri | August 06, 2019 14:15

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 花火大会雑感 | Main | 22区に新しい学校ができます »