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August 15, 2019

こちらの電子マネー事情

201908140003今日は「電子マネーの話題」をお届けしましょう。

日本では、10月の消費税引き上げを前に、キャッシュレス化が加速しているという話を耳にしました。また、今年に入って一斉にバーコード決済が始まったようですが、案の定、トラブルも発生しているとか‥

スマートフォンのアプリを使う場合、インターネットに接続しているため、不正にアクセスされる可能性があるのが、気になるところです。

201908140004また、ICチップを使った電子マネーも、いわゆる「交通系」(Suica、PASMOなど)をはじめ、「流通系」(nanako、WAON)、Edy、Id、QUICPayなど乱立状態。当然、そのシステムを導入するための費用もばかにならないと思います。

正直、電子マネーは一本化してもらいたいところですが、日本の場合、「大人の事情」があるため、難しそうですね。

では、こちらの電子マネー事情は、どうなっているでしょうか。

201908140002現在、こちらで一般化している電子マネーは、Visa、Mastercardというクレジットカードが運営している電子マネーが標準になっています。

ICチップを使ったコンタクトレスなので、「iD」や「QUICPay」、「Suica」のように、カードリーダーにかざせば数秒で決済ができます。

ただ、日本で一般的な「Felica」ではなく、国際基準のNFC規格「Type A/B」を採用しています。

また、予めチャージしておく必要はなく、先日、ご紹介したデビッドカードに搭載されており、利用金額が即座に口座から引き落とされます。

オーストリアに限らず、日本以外の国では「Type A/B」を採用しているところが多いようです。

201908140001逆に日本で「Type A/B」で使えるところは非常に少なかったのですが、2018年秋からコンビニエンスストアのローソンで使用できるようになりました。

ウィーンでは、駅の構内に設置されている自動販売機には、比較的早くから「Type A/B」の端末が搭載されています。利用方法をイラストで掲示している販売機も見られるようになりました。

最近では、駅の券売機や自動券売機も、Visa、Mastercardのコンタクトレスに対応するタイプになっています。

201908140005写真はÖBBの券売機ですが、クレジットカード決済に加えて、コンタクトレスのリーダーが一番下に取り付けられています。

この他、こちらで一番普及している自動販売機は、タバコの販売機ですが、年齢認証にBankomatCardを使用しています。最近では、タバコの自動販売機にもコンタクトレスの端末(NFC端末)が取り付けられているものが出てきました。

先日、ご紹介したように、最近はキャッシュカード(BankomatCard)にカード会社系デビッドカード機能が搭載されるようになったので、利用者も増えているようです。

201908140006また、ご存じの方も多いと思いますが、iPhoneに搭載されているApple PayはNFCの技術を使ったものです。

余談になりますが、日本の「おサイフケータイ」やSuica、PASMOなどは国際標準規格のNFCチップではなく、SONYが開発した「FeliCa」という日本独自規格のチップを採用しています。そのため、互換性はありません。「FeliCa」は、交通系ICカード鉄道に使うことを前提に開発されたため、通信速度が国際標準規格のNFCチップより、格段に早いそうです(約2倍)。

現在、オーストリアで運用されているNFCシステムの良いところは、決済前にカード選択が必要ない点です。

日本のコンビニエンスストアでは、数多くの電子マネーに対応していますが、いずれも決済前に、従業員さんにカード種別を伝えた上で、カード選択をしてもらう必要があります。そのため、若干、時間がかかります。

そのように考えると、キャッシュレス化により決済時間の短縮を図るためには、カードの種類を絞り込み、カード選択を不要にする方が良いと思うのですが‥

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