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August 12, 2019

雑感 形にこだわりすぎるのも‥

201908110001今秋は「お盆休み」という方も多いと思います。日本では連日、猛暑が続いているようですが、先日、JRで列車の運転士さんが、乗務中、熱中症の疑いで搬送されたというニュースを耳にしました。

冷房の効いている運転室ですが、最近の電車はULFではありませんが、前面窓が大きく、直射日光を浴びるケースも多く、体温が上昇することも多いのでしょう。

で、ここで気になったのが「お客さまの視線が気になって、水を飲むことができなかった」という運転士さんのコメントです。

しかし、なぜ、鉄道会社は「安全運行のため、運転士と車掌は乗務中も水を飲ませます」というアピールをしないのでしょうね。不思議な気がします。個人の問題にすり替えては、気の毒な気がしてなりません。

201908110012こちらは、日本ほど暑くはありませんが、窓の大きい車両も増えてきたため、運転台にペットボトルを置いている光景を時々目にします。

さすがに運転中は水を飲みませんが、停車中に飲んでいるケースは、見たことがありますが、それについてイチャモンを付ける乗客は皆無だと思います。

また、このブログをご覧の皆さまもご利用になる国立劇場連盟ブッキングオフィスのカウンターにも、大きなペットボトルを置いて仕事をしている係員もいます。

屋内のオフィスでエアコンは効いていますが、やはり給水が必要な場合は、持ち場を離れずに水を飲むことを優先しているのでしょう。

201908120002日本では、基本的に接客業の場合、仕事中の給水はお客さまから見えないところで行うように指導されているそうです。そのため、一時的に持ち場を離れて、バックルームなどへ戻り、給水するとか‥何か作業効率が悪そうな気がするのですが‥

また、スーパーマーケットのレジでも、チェッカーさんはペットボトルを脇に置いて仕事をしています。さすがに接客中は飲みませんが、随時、業務中も給水できる体制をとっている訳です。

それから、海外ではスーパーマーケットなどの場合、椅子に座ってレジ操作をするのが基本。日本では、お客さまが立っていて失礼になるから、チェッカーさんも立って作業をしています。

201908120004しかし、当たり前ですが、立ちっぱなしでは疲労が蓄積し、作業効率が下がります。それを考えれば、座って仕事をする方が効率が良いと思うのですが‥

ふと、思ったのは、これらに共通することは「日本人は形にこだわりすぎている」ということです。これは、制服着用などにも言えるかも知れません。

さすがに鉄道では接客に当たる車掌さんは、制服姿ですが、運転士さんは私服のケースも多く、夏場になると短パンで乗務しているÖBBの運転士さんもいます。

また、極端な軽装は問題かも知れませんが、要するに正確、安全にお客さまを目的地に運んでくれれば良いわけですから、形は二の次ということなのでしょう。

201908120006ただ、注意が必要なのは「結果だけ出せば、あとは何でも良い」という考え方は危険だと言うことです。というのは「結果」は、良くも悪くも偶然、出ることがあります。

そこで、正しいアプローチ(行動)で、結果を出すことが必要。例えば、安全確保に必要な服装や出発前の手順どおりの点検などは、必要だと思います。

過度に「形にこだわる」というのは、結果が得られない恐れがあるだけに、注意が必要な気がします。

201908120003日本の生産性が上がらないという話も、もしかしたら、その根っこには「形にこだわりすぎる」という文化が背景にあるのかもしれません。

この「形にこだわる文化」の形成には、マスコミも加担しているような気がします。例えば、高校野球で「炎天下での連投を賞賛し、美談にする」といった記事。読者が喜ぶと思っているのかも知れませんが、本当に、そうなのでしょうかね。

実は、皆さん、内心では違うと思っているような気もするのですが‥

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