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September 02, 2019

「あおり運転」に思う

2019090001まず、8月のご報告から。8月は22日だけページビュー1300越えを記録しました。ちなみに当日のエントリーは「日本人もビックリ 肉屋さんの自動販売機」でした。

ただ、個別のエントリーのページビューランキングでは、「オーストリア航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記」がトップでした。この記事、何故か根強い人気があるのですよね。ありがたいことです。

さて、今日は昨今、日本で色々と問題になっている「あおり運転の話題」です。日本では、あおり運転が暴行事件に発展するなど、大きな社会問題に発展しているようですね。

あおり運転ですが、煽っているドライバーの中には、「煽っている」という実感が乏しいという問題があるかもしれません。また、受けとめ方なので、「煽られた」と感じるドライバーも多いのかもしれません。このあたりが問題を複雑化させている要因かもしれません。

201908090006では、オーストリアでは、どうでしょうか。今夏、WienからLungauまでドライブを楽しんだ経験を踏まえて、ご紹介したいと思います。

まず、複数のレーンを持っているアウトバーンのケースです。オーストリアのアウトバーンは原則として制限速度130km/hです(ただし、地区によって、それより低く設定されています)。こちらは右側通行ですから、2車線の場合、右側が走行車線、左側が追越車線です。

まず、追越車線を走り続ける車は、ほとんど見かけません。走行車線を走り、前の車との車間距離が短くなると、追越車線を使って追い越し、その後は速やかに走行車線に戻ります。

2019090005また、走行車線に大型車などが連なっている場合は、ある程度、追い抜き車線を走行する場合もありますが、後ろから速度の速い車が接近してきた場合は、速やかに走行車線に車線を変更します。

最高速度を超える速度で追越車線を走っている場合でも、後ろから更に早い車が来た場合は、直ちに走行車線に車線変更します。

最高速度で走っているのだから‥という理由で追越車線を走る続ける車は、見かけません。そのため、いわゆる「あおり運転」は発生しません。

201909010007

なお、大型車同士でも、追越車線を使って追い越しをかける場合があります。このほか、インターチェンジやレストステーションで合流する車を見かけた場合、速やかに追越車線に車線を変更し、合流する車がスムーズに走行車線に入れるようにするのが一般的です。右の写真はFeriがレストステーションから本線に合流する場面のキャプチャーですが、後続の車が車線を変更してくれたのがわかります。

Feriは長大トンネルの中では速度を抑え気味にしていますが、ご覧のように追越車線を使って抜いていく車が多数。

Wien近郊のアウトバーンでは、3車線、4車線というケースもあります。その場合も右側が速度の低い車が走るのが基本です。

201909010006次に一般道ですが、こちらは片側1車線が一般的です。一般国道の制限速度は原則100km/hです。道路によっては、それより低い80km/h制限のところもあります。

地方の道路で80km/hで走っていると、地元の車が制限速度を超えるスピードで接近してくることがあります。

彼らはスピード違反の取り締まりエリアを知っているようで、そのポイント以外では、100km/hを越える速度で走っています。

2019090004日本だと、あおり運転が発生しそうなケースですが、後ろから来た車は、タイミングを見計らって対向車線を使って前の車を追い越していきます。

Feriもオーストリアで車を運転し始めた頃は、一般道で後ろから高速で車が接近してきた時は「煽られた」と感じましたが、すぐに追い越されたので、「あおり運転を受けた」という感覚はなくなりました。

2019090002ただ、最初は驚きましたが‥ 日本では、追い越し可という道路が少ないですからね。

もちろん、対向車も高速で走っているので、相対速度は200km/h以上。当然、追い越しはタイミングがポイントになります。ちなみにFeriは、一般道では、普通の自動車を追い越したことはありません。

また、Lungauのような地方では、速度の遅いトラクターが一般道を走っているケースがあります。特に夏は、農作業を終えたトラクターが自宅に戻るため、結構、走っています。

当然、渋滞が発生しますが、この時も、タイミングを見計らって、皆さん、バンバン追い越していきます。

2019090003大型トラクターは車幅が広いため、追い越しが発生しそうになると、トラクターは右側ギリギリを走ってくれます。Feriも、トラクターだけは、写真のように何回か追い抜いたことがあります。ちなみに左の静止画はドライブレコーダーで録画したトラクター追い越しのシーンです。

そう言えば、日本では高速道路で終始、追越車線を走っている車を見かけますね。後続車が迫ってきても、お構いなしというドライバーがいるという話を耳にしたこともあります。

201909010008このように考えると、「あおり運転」は、前を走る車の側にも要因があるような気がします。もちろん、後続車のドライバーが前を低速で走っている車に怒りを感じて、走行を妨害したり、強制的に停車させ抗議するなどはもってのほかですが‥

なお、ドイツで運転した時も、オーストリアと同じような経験をしていますので、ヨーロッパでは、このパターンが運転マナーとして確立されているのかもしれません。

最後の写真は、友人が高速バスの車内から撮影した日本の様子です。確かに追越車線を走り続けている様子がわかりますね。

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