INTERRAIL、シニアの利用者が増加
9月7日、8日に千葉県幕張の特設会場で行われた「レッドブル・エアレース 最終戦」。台風15号の影響が心配されましたが、何とか予定どおり実施されたようです。その結果を聞いてFeriもビックリ。
日本の室屋義秀選手が、何と敗者復活から勝ち上がり、優勝!! 年間総合優勝はマット・ホール選手になりましたが、室屋選手とのポイント差は、わずか1ポイント。会場では、盛り上がったことでしょうね。
さて、今日は「鉄道の話題」をお届けしましょう。Feriは、最初にヨーロッパへ行った際、ユーレイルパスを日本で購入し、このチケットを十二分に活用して移動を行いました。
何しろ国が変わってもチケットを新たに購入する必要がない上に、乗り降り自由ですから、途中での予定変更も自由自裁。本当に便利でした。
当時、ユーレイルパスは、ヨーロッパ以外の居住者しか購入ができませんでした。日本だけではありませんが、「外国人の特権」だった訳です。
Feriは、若造だったにも関わらず1等のパスを購入し、空いている1等車で移動を楽しんでいました(今、考えると、ちょっと恥ずかしいですが‥)。
その後、時代は変わり、EU拡大、国鉄民営化などを経て、現在ではインターレイルパスというヨーロッパ居住者が利用できるパスも発売されるようになりました。
インターレイルグローバルパス(Global Pass)、インターレイルワンカントリーパス(One Country Pass)、インターレイルプレミアムパス(Premium Pass)など数種類が発売されています。
ワンカントリーパスは、1国限定(オーストリアの場合「Interrail Österreich Pass」)ですが、グローバルパスは31ヵ国で期間中、無制限で列車を利用することができます。
ただし、高速列車や夜行列車では、有料の座席予約が別途必要な場合があります。もちろんオーストリアでも利用できます。
実際、通常のチケットを購入した場合の比較が出ていましたが、ウィーン-ロンドン間寝台車利用の場合、通常のチケットは522Euro、インターレイルパスは358Euroと、かなりお安くなります。
シニアの場合、現役バリバリのビジネスパーソンと異なり、時間に余裕があるので、値段が安ければ、のんびりした鉄道利用という選択肢も考えられます。
また、日本でも問題になっている高齢ドライバー問題。正直、自分で運転するのが、面倒と考えるシニアが一定の数、いるのは事実でしょう。
そして、恐らくインターレイルパスの利用を後押ししているのは、日本でも紹介された「Flygskam」(日本では「飛び恥」という変なネーミングらしいですが‥)という運動。
ご存じの方も多いと思いますが、飛行機より環境負荷の少ない鉄道での移動を呼びかける運動で、スウェーデンが「発祥の地」。
とにかく温室効果ガス削減に異様な執念を燃やすヨーロッパなので、何となくわかる気もします。
まぁ、実際、インフラ整備も含め、トータルで考えた場合、鉄道利用と航空機利用で、どの程度、温室効果ガス削減に効果があるのかは、わかりませんが、一つのムーブメントになっているのは間違いないでしょう。
最近は航空機の方がLCCの登場で、運賃が下落しており、鉄道より安いケースもありますが、インターレイルパスを使えば、時間は別にしてLCCと良い勝負。
今後、長距離移動でもシニアを中心に鉄道利用者が増えるのか、興味が尽きません。
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