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September 24, 2019

新しいWienMobil-Stationenがオープン

201909230006最初に倒産のニュースから‥創業178年のイギリス旅行代理店トーマス・クック・グループは23日、ロンドンの裁判所に破産を申請しました。英民間航空局は、同社が「直ちに営業を停止した」と発表。

イギリス民間航空局は、同社の同社のツアーでイギリスから国外を旅行している15万人以上を無事に帰国させるため、平時で最大規模の帰還作戦「マッターホルン作戦」が開始したそうです。

Feriは、同社のツアーを利用したことはありませんが、同社が発行していたヨーロッパの鉄道時刻表は、その昔、愛用していただけに、ショックですね。

201909230002さて、今日は「ウィーン市内の公共交通にまつわる話題」をお届けしましょう。

このブログでもご紹介したWienMobil-Stationen。2019年2月11日にSimmeringの施設をご紹介しました(詳しくはこちらから)。

WienMobil-Stationenは、今まで、別々の場所に設置されていたパーソナルな公共交通機関関連施設を一箇所にまとめて、利用者の利便性を向上させようというものです。つまり、「パーソナルな公共交通機関の利用を促進するための新しい取り組み」です。

Simmeringでの実用試験結果を踏まえて、Wiener LinienはOttakring(16区)のRichard-Wagner-Platzと、Landstraße(3区)のRochusmarktにWienMobil-Stationenを開設しました。写真はRichard-Wagner-Platzでのオープニングセレモニーの様子。

201909230005ちなみに、Richard-Wagner-Platzは地下鉄駅ではなく、16区の区役所がある場所です。一方、Rochusmarktは地下鉄U3のRochusgasse駅が近くにあります。

Feriは、まだ現場を見ていませんが、Simmeringのテスト運用後、急速に広まったレンタル方式の電動キックスクーター(CircとTierが運営)や電動スクーター(ÖAMTCが運営)もラインナップに加わりました。反面、未確認ですが自転車保管庫などはなくなっているようです。

ウィーン市とWiener Linienの狙いは、大量交通期間である地下鉄駅や路面電車の停留所から、自宅や勤務先までの「ラストマイル」でもパーソナル仕様の公共交通期間を使ってもらい、CO2の排出量を削減しようというもの。

201909230001Wiener Linienによると、平均して年間6000Euro以上の自動車運行にかかるコストが削減できるとしています。
2019年2月の記事でもお伝えしましたが、WienMobil-Stationenで提供されるサービスは、全て同一企業が提供している訳ではなく、複数の会社が提供しています。

それを1箇所のまとめて、一元的にサービスを提供するのがポイントです。会社が異なりますので、各社の利害関係が対立するケースが多く、コーティネイトが大変だと思います。

201909230004Wiener Linienでは、WienMobil-Stationenの利用促進だけではなく、各種情報提供を通じて、公共交通期間の利用促進を図るプロジェクトを展開中です。

これは、スマートフォンのアプリを使って、拠点間移動のルートや、付近のレンタル車両空き状況を案内するものです。

日本では、主に民間会社がルート検索サービスを提供していますが、Wiener Linienが無慮で提供している点がポイントです(通信料は利用者負担ですが‥)。

また、このアプリから、各種パーソナル公共交通期間の空き状況を確認した上で、予約もできるようになっています。

201909230003また、公共交通機関の利用促進に向けて、「Duftaktion 2.0」というキャンペーンが行われました。

Europäischen Mobilitätswocheに合わせて、市内で車を運転するドライバーに対して、写真のようなグッズ35000枚を配布。

これは単なるグッズではなく、9月22日の「ノーカーデー」(Autofreien Tag)には、市内交通の1日乗車券として利用できるもの。Feriも、このデザインのタリフが欲しかった‥

こういった活動を通じて、公共交通機関への移行を促しているところは、ウィーンらしいですね。

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