Reumannplatzのリニューアルプロジェクト
台風15号による停電が、まだ続いている地域があります。Feriの実家がある市でも、まだ復旧していない地域もあり、心が痛みます。末端の送電線が切れているため、人海戦術に頼らざるをえず、時間がかかっているようです。正直、1週間以上も停電が続くとは考えてもみませんでした。
さて、今日は10区(Favoriten)にある「Reumannplatzのリニューアルプロジェクトの話題」をお届けしましょう。地下鉄U1のOberlaa延長まで、Reumannplatzは同地下鉄の終点だったため、公共交通期間乗り換えのハブとして重要な役割を果たしていました。
もちろん、現在でも多くの公共交通期間が集まっているハブには変わりありませんが、Oberlaa方面への路面電車路線が廃止されたため、お客さまの導線も随分変わったような気がします。
今年9月のダイヤ改正で、路面電車系統の整理が行われたことを受けて、Reumannplatzのリニューアルプロジェクトが始まり、先日、関係者が集まり起工式が行われました。
訪問したことのある方はご存じかと思いますが、Reumannplatzは10区の繁華街Favoritenstraße(歩行者ゾーン)の南端にあります。両側には様々な商業施設が建ち並び、いつも賑やかです。
地下鉄駅の直上にあるReumannplatzは地下鉄と路面電車、バスの乗り換え停留所として重要な役割を果たしています。今回、路面電車の系統変更、バス停留所の再編により、新しいスペースが生まれました。
このスペースを緑地として再開発しようというのが、今回のプロジェクトです。具体的には100本以上の木を植樹するほか、花壇なども整備されます。また、昨今、夏期の気温上昇を踏まえて、日差しを避ける施設や散水設備なども設けられることになりました。
Feriが、先日、FLEXITYを見るために訪問した際、旧67系統の軌道撤去が完全に終わっていませんでしたが、どうやら、このプロジェクトが正式決定するまで、工事を控えていたようです。
旧67系統の停留所の両側に公園がありますが、恐らく間の軌道を撤去した上で、公園を拡張するものです。地下鉄の入り口は残りますが、かなり広い公園に変身することでしょう。今回は、樹木の整備だけでなく、スポーツ施設なども設置されると発表されています。
今後の計画では、2019年末までに軌道が撤去され、整地作業が行われます。公園の再設計は2020年春までに行われ、新しいReumannplatzは、2020年夏にオープンすることになっています。
路面電車の軌道敷き道路ではなく、公園に転用するところは、ウィーンらしい発想だと思います。
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